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第二幕
カオスと僕
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場所は移って僕の自室。
「というわけで敦と朱音にも金髪少女の更生に手伝ってもらう事にしました‼ はい。皆さん拍手‼」
僕の思いついた名案……それは二人を今回の件に巻き込むことだ。この二人従妹同士の癖に普段一緒にいることが極端に少ない。それこそ僕と咲夜が一緒にいないときに二人が一緒にいる時は、一度も見たことがない。それならばと僕は二人でいる時間を増やすためにこうして二人を巻き込んだわけだ。
「ちょっと雅也。これはどういう事?」
「ん? 何かな朱音君」
「あんた。そのふざけた言い方今すぐやめないとぶん殴るわよ」
「え、ちょ、止めて!? 今時暴力系ヒロインなんて流行らないから!?」
朱音はその言葉を聞くとスッと拳を下げた。どうやら僕の言った暴力系ヒロインという言葉を自分でも気にしている節があるのだろう。それにこの場には敦がいる。彼の前で暴力を振るうということは、マイナスに他ならない。そう言った最低限の所はわきまえてくれているようで、こちらとしては安心した。
「雅也ぁ……俺は納得し……」
「お前に反論する余地があると思うとでも?」
その瞬間咲夜、先輩それに朱音がすっと立ち上がる。
「い、いえ。ないです……」
「よろしい。それにこの中で君はとても重要な役割があるのだよ」
「役割……?」
「ああ、お前。早乙女さんの連絡先持ってるだろう……?」
「な、なにをいているのかな? そ、そそそそんなのもっているわけないじゃないか」
「朱音~こいつの事ミンチにしていいぞ~」
「わかったわ。ふふふふふふ……」
「ま、待て‼ 落ち着くんだ‼ そんな事しちゃいけない‼ うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
その後敦は朱音の手によってめでたくミンチにされたとさ。めでたし、めでたし。
「雅也。はい。これ。あのバカのスマホ」
「うん。ありがとう」
そこには僕の予想通り早乙女さんの連絡先が入っていた。
「ま、まさや……そ、それを……か……」
「ダメ。それに君には大事な仕事があるんだから」
「し、仕事……?」
「うん。君には早乙女さんを口説いて欲しいんだよ」
「「「「……は?」」」」」
咲夜、先輩、敦に朱音。その全員が今の脳に疑問譜を浮かべているだろう。というか朱音に関しては顔がとても怖い。
「まーくん。それはどういう事なの?」
「ああ、それは単純でほし……」
「まーくん?」
「ごほん。ごほん。あの金髪少女の歪みの原因を早乙女さんが握っているからだよ」
「雅也君。それは……本当なのかしら?」
「あ、ちょ‼ 私のセリフのじゃ……」
「咲夜ちゃん。はい。いいこ、いいこ」
「あうううぅ……」
はい。咲夜の無力化完了。
「ええ。あくまで僕の予想ですが」
「雅也君の予想ならほぼ正解みたいなものじゃない」
「ちょっと待って。それはいくらなんでも僕の事を買いかぶりすぎじゃ……」
「いいえ。そうでもないわ。だって雅也君の人間観察能力の制度ってすさまじいもの。それは他の人も思っているんじゃない?」
「まあ……そうね。ただ一つ付け加えるなら……」
「「「恋愛事に関してはポンコツ」」」
女性陣全員にそう言われてしまい、僕のメンタルは一気に赤ゲージまで削られてしまう。というか恋愛に関してポンコツなのは僕よりも敦の方だと声高らかに言いたい。言いたいけれど言ったら朱音は間違いなく怒る。
「くぅぅぅ……皆酷い……」
「はい。よしよし。まーくん。いい子ね~」
「咲夜ぁ……」
「ちょっと木葉さん‼ 何雅也君に触れているの‼」
「ん~? 別にいいじゃないですか。貴方と違って私達幼馴染なんですから」
「くぅ……‼ 減らず口を……‼」
「二人とも止めなさい。今、大事なのは敦がナンパするということでしょう‼」
「「江口君の事なんかどうでもいい‼」」
「うわぁぁぁぁぁぁ……ん‼ 二人して虐めるよ‼ 慰めてあか……」
「キモイ。こっちこないで」
「うわぁぁぁぁぁぁん‼ 雅也ぁぁぁ‼」
カオスと呼ばれる状況が僕の部屋には出来上がっていた。薄々そうなるのではないかと勘づいていたがまさか本当に出来上がるとは正直思っておらず、一刻も早く収拾をつけなくてはいけない。
「お前らうるさい‼ ここは僕の家‼ 下には母さんもいるんだ‼ 少し静かにしろ‼ じゃないとブッコロすぞ‼」
「「「「……………………」」」」
「黙ったか……」
「「「「……………………」」」」
「何か言えよ」
「「「「……………………」」」」
「お前ら僕の事馬鹿にしてるの? お? 何? 僕と戦争したいの?」
「ご、ごめん‼ 流石にからかいすぎた‼ 許して? ね? おっぱい揉んでいいいから?」
「揉まないよ‼ なんで揉まないといけないんだよ‼」
「それじゃあ私の揉む‼」
「黙れ変態痴女‼ 貴様は今の間だけは永遠に黙ってろ‼」
「はぁ……ん‼ いいわぁ……もっと激しく罵って‼ もっと……もっと雑に扱って‼」
「なぁ朱音。なんなんだろうなこの状況……」
「いきなり連れてこられてこれって……本当わけが分からない……」
「というわけで敦と朱音にも金髪少女の更生に手伝ってもらう事にしました‼ はい。皆さん拍手‼」
僕の思いついた名案……それは二人を今回の件に巻き込むことだ。この二人従妹同士の癖に普段一緒にいることが極端に少ない。それこそ僕と咲夜が一緒にいないときに二人が一緒にいる時は、一度も見たことがない。それならばと僕は二人でいる時間を増やすためにこうして二人を巻き込んだわけだ。
「ちょっと雅也。これはどういう事?」
「ん? 何かな朱音君」
「あんた。そのふざけた言い方今すぐやめないとぶん殴るわよ」
「え、ちょ、止めて!? 今時暴力系ヒロインなんて流行らないから!?」
朱音はその言葉を聞くとスッと拳を下げた。どうやら僕の言った暴力系ヒロインという言葉を自分でも気にしている節があるのだろう。それにこの場には敦がいる。彼の前で暴力を振るうということは、マイナスに他ならない。そう言った最低限の所はわきまえてくれているようで、こちらとしては安心した。
「雅也ぁ……俺は納得し……」
「お前に反論する余地があると思うとでも?」
その瞬間咲夜、先輩それに朱音がすっと立ち上がる。
「い、いえ。ないです……」
「よろしい。それにこの中で君はとても重要な役割があるのだよ」
「役割……?」
「ああ、お前。早乙女さんの連絡先持ってるだろう……?」
「な、なにをいているのかな? そ、そそそそんなのもっているわけないじゃないか」
「朱音~こいつの事ミンチにしていいぞ~」
「わかったわ。ふふふふふふ……」
「ま、待て‼ 落ち着くんだ‼ そんな事しちゃいけない‼ うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
その後敦は朱音の手によってめでたくミンチにされたとさ。めでたし、めでたし。
「雅也。はい。これ。あのバカのスマホ」
「うん。ありがとう」
そこには僕の予想通り早乙女さんの連絡先が入っていた。
「ま、まさや……そ、それを……か……」
「ダメ。それに君には大事な仕事があるんだから」
「し、仕事……?」
「うん。君には早乙女さんを口説いて欲しいんだよ」
「「「「……は?」」」」」
咲夜、先輩、敦に朱音。その全員が今の脳に疑問譜を浮かべているだろう。というか朱音に関しては顔がとても怖い。
「まーくん。それはどういう事なの?」
「ああ、それは単純でほし……」
「まーくん?」
「ごほん。ごほん。あの金髪少女の歪みの原因を早乙女さんが握っているからだよ」
「雅也君。それは……本当なのかしら?」
「あ、ちょ‼ 私のセリフのじゃ……」
「咲夜ちゃん。はい。いいこ、いいこ」
「あうううぅ……」
はい。咲夜の無力化完了。
「ええ。あくまで僕の予想ですが」
「雅也君の予想ならほぼ正解みたいなものじゃない」
「ちょっと待って。それはいくらなんでも僕の事を買いかぶりすぎじゃ……」
「いいえ。そうでもないわ。だって雅也君の人間観察能力の制度ってすさまじいもの。それは他の人も思っているんじゃない?」
「まあ……そうね。ただ一つ付け加えるなら……」
「「「恋愛事に関してはポンコツ」」」
女性陣全員にそう言われてしまい、僕のメンタルは一気に赤ゲージまで削られてしまう。というか恋愛に関してポンコツなのは僕よりも敦の方だと声高らかに言いたい。言いたいけれど言ったら朱音は間違いなく怒る。
「くぅぅぅ……皆酷い……」
「はい。よしよし。まーくん。いい子ね~」
「咲夜ぁ……」
「ちょっと木葉さん‼ 何雅也君に触れているの‼」
「ん~? 別にいいじゃないですか。貴方と違って私達幼馴染なんですから」
「くぅ……‼ 減らず口を……‼」
「二人とも止めなさい。今、大事なのは敦がナンパするということでしょう‼」
「「江口君の事なんかどうでもいい‼」」
「うわぁぁぁぁぁぁ……ん‼ 二人して虐めるよ‼ 慰めてあか……」
「キモイ。こっちこないで」
「うわぁぁぁぁぁぁん‼ 雅也ぁぁぁ‼」
カオスと呼ばれる状況が僕の部屋には出来上がっていた。薄々そうなるのではないかと勘づいていたがまさか本当に出来上がるとは正直思っておらず、一刻も早く収拾をつけなくてはいけない。
「お前らうるさい‼ ここは僕の家‼ 下には母さんもいるんだ‼ 少し静かにしろ‼ じゃないとブッコロすぞ‼」
「「「「……………………」」」」
「黙ったか……」
「「「「……………………」」」」
「何か言えよ」
「「「「……………………」」」」
「お前ら僕の事馬鹿にしてるの? お? 何? 僕と戦争したいの?」
「ご、ごめん‼ 流石にからかいすぎた‼ 許して? ね? おっぱい揉んでいいいから?」
「揉まないよ‼ なんで揉まないといけないんだよ‼」
「それじゃあ私の揉む‼」
「黙れ変態痴女‼ 貴様は今の間だけは永遠に黙ってろ‼」
「はぁ……ん‼ いいわぁ……もっと激しく罵って‼ もっと……もっと雑に扱って‼」
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