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第二章 アストライア大陸
第二十六話 壁、直します!
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村長に頼まれ外壁の外に出てきたは良いが、外側から見ると意外と傷が多いな。この壁、作られたのは結構昔なのだろうか。カタツムリに食われた跡みたいなのが沢山ある。高さはだいたい4mくらいだが、少し強い衝撃を加えればすぐに倒れてしまいそうだ。
まずはこちらをどうにかしないと、村人の安全にも関わる。幸い補修自体はそんなに難しくないし、先にこちらから手を付けてしまおう。
しかしこの穴ぼこ、もしかしたら、魔法を儚焔に分解できる酵素を持った生物の仕業かもしれない。
魔法の岩壁はカタツムリなどが本物の岩と勘違いして食いついてしまうこともあるが、基本的には特殊な酵素を持つ生物が寄り付く。少し事情を聞く必要があるな。
「お~いそこの人! ちょっと聞いてもいいか!?」
壁の外にある、恐らくは根菜類を育てていると思われる農家に話しかける。
朝から雑草取りとは精が出るな。しかし腰をやらないか心配だ。もう中年と言った様子で、そろそろ腰が曲がっているだろう。
「何ですかい、客人!」
向こうも大きな声で返事を返してくれた。そしてこちらに歩み寄ってくる。
俺とウチョニーは一応、村長の客人という体でこの村に居座っていた。だから村人も、ある程度は親身に対応してくれるのだ。
「この外壁がどのくらい前に作られたのか知っているか? 恐らくは俺の師匠が作ったものだと思うが、そろそろ風化が進んでいるようだ。場合によっては、補修が必要かもしれない」
「それなら、一、二年くらい前だったかな。アンタの連れによく似たタイタンロブスターが作っていったよ。これのおかげで群れの中に魔獣が入り込むこともなくなって、村は大助かりさ。あのタイタンロブスターには皆感謝してる。アンタあの人と知り合いなら、今度伝えといてくれよ。ポベヤジェ村の連中が礼を言ってたってな」
そう言って男は去って行く。やはりムドラストの功績はとてつもなく大きいんだな。種族が全く異なる人間に、こうも尊敬されているなんて。そのおかげで、俺たちもこの村で良い待遇を受けられている。
しかしおかしい。師匠の開発したこの新しい魔法は、一年や二年でここまで穴だらけになるものではない。海中で活発化した微生物の消化酵素にすら、10年間耐えられるはずなのだ。
何より、地上は海中よりも太陽の勢力が強い。であれば、太陽の面的な分解能力によって、表面から剥がれていくはずなのだ。しかしこの壁はそうはなっていない。
ならば、確実に他の要因がある。地上の分解者ではなく、意図的にこの壁を破壊したがっている奴がいるはずだ。
第一候補は、最近山から降りてきているという魔獣か。
だが彼らは、別に壁の中でなくとも、壁の外の作物を手に入れられればそれで良いはず。意図して壁を壊そうとする可能性は低いか。
となると第二候補、人間が有力になってくる。
ここで疑うべきは、やはり最近増えているという賊だな。彼らは一度この村を攻め、しかしこの壁とひっつき爆弾によって返り討ちにあっている。彼らがこの村を逆恨みして、再び襲おうとしている可能性は高いだろう。
ちなみに俺が開発したと思っていたひっつき爆弾だが、ムドラストによって手が加えられ、ほぼ地雷のような状態に進化していた。
とある魔法の込められた石を持っていないものは、軒並みこの魔法で爆発させられてしまうのだという。
村の者なら門番が顔を把握しているし、仮に石を失くしたとしても投げ渡せばいい。しかし賊は確実にこの罠を踏み抜き、片足、もしくは両足が吹き飛ぶ。最悪の場合は死ぬ可能性もある凶悪な魔法だ。
師匠……、相変わらずの知恵だ。俺が開発した魔法を基に、さらなる魔法を開発する。俺が師匠の研究を学習し、理解してこれが使えるようになるころには、師匠はもう新しい魔法を作ってしまっているんだ。
本当に、分不相応ながらも嫉妬してしまう。俺程度が絶対に敵うわけがないのに、何故か師匠には魔法の技術で対抗心を燃やしてしまうのだ。
「っと、そんなことはどうでも良くて、一旦はこの外壁の荒れようを賊の仕業と置いて考えてみるか」
この外壁は、見た目こそただの岩だが、その実ひっつき爆弾の火力にも耐えられる強度。たった一晩石の杭でこれを叩いたところで、こうはならない。
だから、数十日かけて作業をしているはずだ。
これまで村人の誰にも気づかれず、作業し続けられる。
時間帯は間違いなく夜中だろうが、どうやって音もたてずにこれだけの穴を作ったんだ? これほど硬い壁、叩けば必ず大きな音が鳴る。夜中であっても、村人がそれに気付かないはずがない。
土系魔法か、もしくは穴を簡単に開けられる人間の魔法とかか。
とにかく何らかの魔法を使っていることは確かだ。でなければ不可能と言える。
「はて、どうしたもんか。相手が使ってる魔法が分からない以上、対抗魔法を用意できない。一か八か、土系魔法の対抗魔法を全部盛り合わせてみるか? いや、それじゃあ俺の作業量が多すぎる。んなことしてる余裕はない」
「ニー大変そうだね。アタシは魔法のこと全然分からないからさっぱりだ。でもさ、とにかくこの壁壊れちゃいそうだし、直すだけ直しちゃったら? 対策はその後でも良いんじゃない? 取り敢えず時間稼ぎにはなるし」
そうだなぁ、ウチョニーの言うとおり、ひとまずはこの壁を直してしまうか。俺も師匠の研究を完全に理解しているわけじゃないから、分解抑制作用は半分くらいになっちゃうけど、それでもないよりは……。
待てよ、奴らはこの壁壊すのに相当な時間使ったんだよな。毎日誰にも気づかれないよう慎重に気を使って、そしていつかこの村を襲撃するのを夢見て。
なら……。
「ウチョニーナイス! この問題解決だわ!」
「え? やったぁ! 良かったね!」
マジでナイスすぎる。そうだよな、連中必死こいてこのクソ硬い壁壊そうとしてたんだ。それを俺が一日で直したら? もう壁壊すのなんか諦めるだろ。
ついでにさらに凶悪に改修してやる。グヘへ、大発明家ニーズベステニー様再臨!
「うわぁ、何やってんのか良くわかんないけど、悪いことしてるのは分かるよ。うん、あれはすっごく悪い顔だ」
「な~に言ってやがる、これは村人のためだぞ~。決して、哀れな賊に嫌がらせがしたいわけじゃない。それに、連中がこれに懲りてくれたら、もうこの村は安全になるんだ」
その日から、俺の外壁改造計画がスタートした。
まずは予定通り、外壁の補修から。
本来なら10年分解に耐えられるが、今の俺では6年持たせるのが限度だ。しかしまあ、今はそれでもいいだろう。
村の外壁を一周しつつ、綺麗に補修していく。穴だらけの壁が平面になっていくのは見ていて気持ちがいいな。
もちろん、作業をしつつ農家の村人に挨拶するもの忘れない。明るく振る舞って、彼らの信頼を勝ち取るのだ。
その間、ウチョニーは海に潜って魚を取ったり、山に入って山菜を採ったりしていた。
彼女はまだタイタンロブスターの姿だというのに、アグレッシブが過ぎるな。
対して俺は、次の日から別の工程に入っていた。
このままでは、壁を壊せないと悟った賊が逆上し、壁を登ってくるかもしれない。こんな平面で硬い壁を登るのは難しいと思うが、彼等ならやりかねんだろう。
そこで取り出しますは、改良型ひっつき爆弾。
師匠が改良したひっつき爆弾を村長に貸してもらい、一から調べて模倣に成功した。ま、元は俺が発明した魔法だしな。
正直特定の石を感知する部分はコスパが悪いから排除して、一定以上の体重を持つ誰が踏んでも問答無用で爆発するよう改造した。
体重制限を設けたのは、海鳥の類が止まった時に爆発したら面倒だから。
これを壁の上にまんべんなく設置する。3年に一度くらいのペースでメンテナンスが必要だが、賊を追い返すだけなら必要ない。連中にそんな事情分かるはずもないからな。
あとは村人に壁の上へ登らないよう注意喚起し、万が一にも子どもが登れないよう返しを付けたら完成だ。
ヘヘ、間抜けな賊が壁を登ってきたら、この上で爆発四散よ。ま、威力自体はそんなでもないけど。全身に火傷を負うくらいかな。それでも、事態に気付いた村人が集まって来れば、捕まえるのは簡単な大けがだ。
「いや~本当にありがとうございます。私も少々壁が古くなってきたと思っていたんですよ。それをこんなに綺麗に直していただいて、しかも新しい魔法まで。なんと感謝すればいいのか」
「いやいや、これも俺たちを村に泊めておいてくれるお礼さ。お礼にお礼を返されては、いつまで経っても終わらないだろ?」
よしよし、順調に村人の信用を得られているようだ。やっぱり何事も、良き信頼関係からことは進んでいくからな。この程度の作業、俺には造作もない。
まずはこちらをどうにかしないと、村人の安全にも関わる。幸い補修自体はそんなに難しくないし、先にこちらから手を付けてしまおう。
しかしこの穴ぼこ、もしかしたら、魔法を儚焔に分解できる酵素を持った生物の仕業かもしれない。
魔法の岩壁はカタツムリなどが本物の岩と勘違いして食いついてしまうこともあるが、基本的には特殊な酵素を持つ生物が寄り付く。少し事情を聞く必要があるな。
「お~いそこの人! ちょっと聞いてもいいか!?」
壁の外にある、恐らくは根菜類を育てていると思われる農家に話しかける。
朝から雑草取りとは精が出るな。しかし腰をやらないか心配だ。もう中年と言った様子で、そろそろ腰が曲がっているだろう。
「何ですかい、客人!」
向こうも大きな声で返事を返してくれた。そしてこちらに歩み寄ってくる。
俺とウチョニーは一応、村長の客人という体でこの村に居座っていた。だから村人も、ある程度は親身に対応してくれるのだ。
「この外壁がどのくらい前に作られたのか知っているか? 恐らくは俺の師匠が作ったものだと思うが、そろそろ風化が進んでいるようだ。場合によっては、補修が必要かもしれない」
「それなら、一、二年くらい前だったかな。アンタの連れによく似たタイタンロブスターが作っていったよ。これのおかげで群れの中に魔獣が入り込むこともなくなって、村は大助かりさ。あのタイタンロブスターには皆感謝してる。アンタあの人と知り合いなら、今度伝えといてくれよ。ポベヤジェ村の連中が礼を言ってたってな」
そう言って男は去って行く。やはりムドラストの功績はとてつもなく大きいんだな。種族が全く異なる人間に、こうも尊敬されているなんて。そのおかげで、俺たちもこの村で良い待遇を受けられている。
しかしおかしい。師匠の開発したこの新しい魔法は、一年や二年でここまで穴だらけになるものではない。海中で活発化した微生物の消化酵素にすら、10年間耐えられるはずなのだ。
何より、地上は海中よりも太陽の勢力が強い。であれば、太陽の面的な分解能力によって、表面から剥がれていくはずなのだ。しかしこの壁はそうはなっていない。
ならば、確実に他の要因がある。地上の分解者ではなく、意図的にこの壁を破壊したがっている奴がいるはずだ。
第一候補は、最近山から降りてきているという魔獣か。
だが彼らは、別に壁の中でなくとも、壁の外の作物を手に入れられればそれで良いはず。意図して壁を壊そうとする可能性は低いか。
となると第二候補、人間が有力になってくる。
ここで疑うべきは、やはり最近増えているという賊だな。彼らは一度この村を攻め、しかしこの壁とひっつき爆弾によって返り討ちにあっている。彼らがこの村を逆恨みして、再び襲おうとしている可能性は高いだろう。
ちなみに俺が開発したと思っていたひっつき爆弾だが、ムドラストによって手が加えられ、ほぼ地雷のような状態に進化していた。
とある魔法の込められた石を持っていないものは、軒並みこの魔法で爆発させられてしまうのだという。
村の者なら門番が顔を把握しているし、仮に石を失くしたとしても投げ渡せばいい。しかし賊は確実にこの罠を踏み抜き、片足、もしくは両足が吹き飛ぶ。最悪の場合は死ぬ可能性もある凶悪な魔法だ。
師匠……、相変わらずの知恵だ。俺が開発した魔法を基に、さらなる魔法を開発する。俺が師匠の研究を学習し、理解してこれが使えるようになるころには、師匠はもう新しい魔法を作ってしまっているんだ。
本当に、分不相応ながらも嫉妬してしまう。俺程度が絶対に敵うわけがないのに、何故か師匠には魔法の技術で対抗心を燃やしてしまうのだ。
「っと、そんなことはどうでも良くて、一旦はこの外壁の荒れようを賊の仕業と置いて考えてみるか」
この外壁は、見た目こそただの岩だが、その実ひっつき爆弾の火力にも耐えられる強度。たった一晩石の杭でこれを叩いたところで、こうはならない。
だから、数十日かけて作業をしているはずだ。
これまで村人の誰にも気づかれず、作業し続けられる。
時間帯は間違いなく夜中だろうが、どうやって音もたてずにこれだけの穴を作ったんだ? これほど硬い壁、叩けば必ず大きな音が鳴る。夜中であっても、村人がそれに気付かないはずがない。
土系魔法か、もしくは穴を簡単に開けられる人間の魔法とかか。
とにかく何らかの魔法を使っていることは確かだ。でなければ不可能と言える。
「はて、どうしたもんか。相手が使ってる魔法が分からない以上、対抗魔法を用意できない。一か八か、土系魔法の対抗魔法を全部盛り合わせてみるか? いや、それじゃあ俺の作業量が多すぎる。んなことしてる余裕はない」
「ニー大変そうだね。アタシは魔法のこと全然分からないからさっぱりだ。でもさ、とにかくこの壁壊れちゃいそうだし、直すだけ直しちゃったら? 対策はその後でも良いんじゃない? 取り敢えず時間稼ぎにはなるし」
そうだなぁ、ウチョニーの言うとおり、ひとまずはこの壁を直してしまうか。俺も師匠の研究を完全に理解しているわけじゃないから、分解抑制作用は半分くらいになっちゃうけど、それでもないよりは……。
待てよ、奴らはこの壁壊すのに相当な時間使ったんだよな。毎日誰にも気づかれないよう慎重に気を使って、そしていつかこの村を襲撃するのを夢見て。
なら……。
「ウチョニーナイス! この問題解決だわ!」
「え? やったぁ! 良かったね!」
マジでナイスすぎる。そうだよな、連中必死こいてこのクソ硬い壁壊そうとしてたんだ。それを俺が一日で直したら? もう壁壊すのなんか諦めるだろ。
ついでにさらに凶悪に改修してやる。グヘへ、大発明家ニーズベステニー様再臨!
「うわぁ、何やってんのか良くわかんないけど、悪いことしてるのは分かるよ。うん、あれはすっごく悪い顔だ」
「な~に言ってやがる、これは村人のためだぞ~。決して、哀れな賊に嫌がらせがしたいわけじゃない。それに、連中がこれに懲りてくれたら、もうこの村は安全になるんだ」
その日から、俺の外壁改造計画がスタートした。
まずは予定通り、外壁の補修から。
本来なら10年分解に耐えられるが、今の俺では6年持たせるのが限度だ。しかしまあ、今はそれでもいいだろう。
村の外壁を一周しつつ、綺麗に補修していく。穴だらけの壁が平面になっていくのは見ていて気持ちがいいな。
もちろん、作業をしつつ農家の村人に挨拶するもの忘れない。明るく振る舞って、彼らの信頼を勝ち取るのだ。
その間、ウチョニーは海に潜って魚を取ったり、山に入って山菜を採ったりしていた。
彼女はまだタイタンロブスターの姿だというのに、アグレッシブが過ぎるな。
対して俺は、次の日から別の工程に入っていた。
このままでは、壁を壊せないと悟った賊が逆上し、壁を登ってくるかもしれない。こんな平面で硬い壁を登るのは難しいと思うが、彼等ならやりかねんだろう。
そこで取り出しますは、改良型ひっつき爆弾。
師匠が改良したひっつき爆弾を村長に貸してもらい、一から調べて模倣に成功した。ま、元は俺が発明した魔法だしな。
正直特定の石を感知する部分はコスパが悪いから排除して、一定以上の体重を持つ誰が踏んでも問答無用で爆発するよう改造した。
体重制限を設けたのは、海鳥の類が止まった時に爆発したら面倒だから。
これを壁の上にまんべんなく設置する。3年に一度くらいのペースでメンテナンスが必要だが、賊を追い返すだけなら必要ない。連中にそんな事情分かるはずもないからな。
あとは村人に壁の上へ登らないよう注意喚起し、万が一にも子どもが登れないよう返しを付けたら完成だ。
ヘヘ、間抜けな賊が壁を登ってきたら、この上で爆発四散よ。ま、威力自体はそんなでもないけど。全身に火傷を負うくらいかな。それでも、事態に気付いた村人が集まって来れば、捕まえるのは簡単な大けがだ。
「いや~本当にありがとうございます。私も少々壁が古くなってきたと思っていたんですよ。それをこんなに綺麗に直していただいて、しかも新しい魔法まで。なんと感謝すればいいのか」
「いやいや、これも俺たちを村に泊めておいてくれるお礼さ。お礼にお礼を返されては、いつまで経っても終わらないだろ?」
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