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第二章 アストライア大陸
第四十四話 言葉と仕草
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深い夜、俺は相棒のスターダティルと共に星空を見上げていた。
海で暮らしていたころも空を見ることは良くあったが、やはり地上で見るのは雰囲気が違う。それに、わざわざ海面まで来なくても、ただ顔を上げれば星が見えるというのは、俺にとって馴染み深くもあり、同時に新鮮でもあった。
この世界の環境は地球とそう変わらない。夜空に浮かぶあの月を見ても、それが良くわかる。きっとあれがなければ、この星は地球とはまったく異なる環境になってしまうのだろう。月がもたらす影響は、思いのほか大きい。
本当に、パラレルという男の偉大さが良くわかった。こんな星を見つけ、そして地球という遥か彼方から俺を連れてこれる。そんな芸当は、人類では無限の時を重ねても不可能だろう。根本からして、人類と彼とでは差がありすぎる。
そしてそれは、タイタンロブスターとなった俺でも到達できない領域だ。たとえ俺が無限の命を持っていようとも、パラレルさんに追いつくのは絶対に不可能だと確信している。
何故か。それは、俺たちの用いる力の全てが、パラレルさんただ一人から漏れ出たエネルギーの一端でしかないからだ。魔法の根源であり中心。それがパラレルという男だ。
その気になれば、この星空ですら砕けるのだろう。それも、きっと何でもないかのように振る舞うはずだ。
夜の空は、どうしてか俺にパラレルさんを思い出させる。きっとそれは、初めて会った時、彼が黒よりも暗い深淵の色をしていたからだろう。どこまでも続く『穴』としか表現できない彼の姿は、ちょうどこの『夜』と重なっていた。
「ニー、こんな遅くまで起きていて大丈夫? 今日はかなりの距離歩いたし、疲れが溜まってるんじゃない? 夜番ならアタシがやるから、みんなと休んできた方が良いよ」
俺が星空を眺めていると、不意にウチョニーが声を掛けてきた。
月の光に照らされ、彼女の分厚い外骨格が妖しく輝いている。その光景は、タイタンロブスターとして成長した俺の感性をこれでもかというほど刺激していた。
「大丈夫だよ。人間のペースに合わせていたんだから、疲れなんて大した事ないさ。それに、夜番ならスターダティルに任せておけばいい。コイツは夜行性だからね。賢いし、強い。奇襲を心配することはないよ」
俺はどうにか興奮する頭を抑え、言葉を紡いだ。それはなんてことはない、特に意味も持たない言葉だ。しかし俺が冷静になるのに充分な時間を稼いだ。もう大丈夫。
まったく、本当に心臓に悪い。ウチョニーは、自分がとても魅力的な女性だということを分かっていないんじゃないか。鈍感というかピュアというか、自分が他人にどう見られているのか察する力に欠けている。
「それより珍しいね、ウチョニーがこんな時間に起きているなんて。どうしたんだい?」
「う~ん、ニーの声が聞きたくなっちゃった……なんて!」
グッ! 俺のハートに1000のダメージッ!
なんだそれ、ずる過ぎるだろ。こんな夜遅い時間に起きて、寂しかったから俺の声が聴きたくなっちゃった? こんなに可愛い女性がこの世に存在したとは!
そして極めつけは、最後の照れ隠し。どこまでも俺の心を揺さぶる!
……いや、冷静になれニーズベステニー。俺は賢い男だ。この程度で流されてはいかん!
こんな時間にウチョニーが起きているのは、本当に珍しいんだ。ただ目が覚めただけではないはず。きっと何か用があって来たんだ。
そもそもタイタンロブスターは、大きくなるにつれて睡眠時間が短くなる。この理屈は正直良く分かっていないが、地球のゾウやキリンの睡眠時間が短いことと同じだろうと、勝手に結論付けている。
俺の場合は、魔法で睡眠時間を調節出来たり、起きている間にも内臓の活動を休ませたり出来る。これも、生態魔法の応用だ。開発したのは俺じゃなくて師匠だが。
これのおかげで、俺は自分の身体をコントロールできる。
それと、若干の遺伝子異常もあるんじゃないかと思う。ショートスリーパーと同じだ。睡眠に関する遺伝子に異常が発生して、休息に必要な時間が短くなる。特に体調が悪くなったりはしないから、今のところは放置していた。
しかしウチョニーは何故か特殊で、俺よりも遥かに大きな身体を持ちながら、睡眠時間が比較的長い。これも遺伝子異常の一種なのかと思ったが、他にも彼女の身体は通常のタイタンロブスターと異なる点がいくつも見られた。
例えば、ムドラストの妹であるにもかかわらず、知能を獲得するのが異様に遅いこととか、年齢的にはかなり若いのに、既に父アグロムニーにも匹敵するほどの大きさを持っていることとか。
とにかく彼女は、何か特別な性質を持っている。それが何かは、まだ分からないんだが。
その彼女が、こんな夜中に起きている。
そう、本来必要ないはずなのに、無駄に昼寝をむさぼったり、俺が朝食を作り終わるまでかたくなに起きなかったりと、とにかく寝ることが大好きな彼女が、それを押し切ってこの時間に話しかけてきたのだ。何もないはずがない。
「アタシさ、ニーに迷惑かけちゃってないかって心配になって。アタシの方がお姉さんだし身体も大きいのに、ずっとニーに守られてばっかりだし、正直自信失くしちゃう。みんなもアタシのこと怖がってるよね」
……なるほど、彼女も悩んでいたのか。
彼女は賢い。それに器用だ。村でも大いに活躍してくれた。しかし彼女の本当の強味は、実戦での戦闘能力にある。それを、村では発揮することが出来なかった。
あの時は、村人が自分たちで村を守れることを優先していた。だから、俺たちが手を出すことはなかったんだ。その結果、ウチョニーはこれと言って活躍することが出来なかった。俺が一人で張り切り過ぎて、彼女を置いてけぼりにしてしまったのだ。
だがここで俺がすべきは、俺がどれだけ彼女に助けられているのか理路整然と語ることではない。俺の言葉ではなく、彼女自身の実感としてそれを受け入れられなければ、ただの言葉など苦痛でしかない。だから……。
「そう、だったか。ウチョニー、気付いてあげられなくてごめんな。それと、話してくれてありがとう。気付かせてくれてありがとう」
俺は自分でも不思議なくらい自然に、彼女の鋏を抱いていた。
鋏が最大の攻撃武器であるタイタンロブスターにとって、それに身を預けることは、相手への最大の信頼を示す。彼女が俺を攻撃することなど、絶対にありえないと確信できた。
「ちょ、ちょっとニー!? いきなり何してるの!?」
「これが俺の答えだよ。君が寂しい想いをしたのなら、君が悩んでいたのなら、全部俺に話してくれ。俺はそれを全部、受け止めて見せるから。余計な言葉を言ったら、君はもっと自分で抱え込んでしまうだろ? だから、これが答えだよ」
変に言葉で説明すれば、彼女は心のどこかでそれを嫌がる。きっと、言葉というものを不快に感じるのだろう。時に言葉は、煩わしいだけの雑音になり下がる。
それが嫌で、結局俺に相談してくれなくなる。以前にも、彼女が一時期口を聞いてくれなくなったことがあった。俺はその時の至らなさを、絶対に忘れはしない。
「……ありがとう、ニー。ずっとアタシを支えてくれて。ホントはアタシがニーを守るつもりだったのに」
「そんなことはないさ。俺だって、ウチョニーにずっと助けられている。こうして信頼しているのが、何よりの証拠だよ」
どうして信頼しているのか、何がきっかけで信用するに至ったか。説明するのは簡単だ。しかしそれは、必ずしも彼女に受け入れてもらえるとは限らない。むしろ、それこそ彼女を不快にさせかねないのだ。そんなことは、俺も当然望んでいない。
だから言葉なんかいらないんだ。俺たちは、こうして互いの身体を預け合えば、相手が何を思っているのか理解できる。今はそれに頼ればいい。
「アタシ、頑張るよ。頑張って、もっともっとニーのこと支える。迷惑なんて絶対にかけない。だから……もう少しだけこうしていて」
満点の星空の中、人間も動物も寝静まった時間、月の光だけが射すこの場所で、今日の彼女はいつにも増して魅力的だった。
海で暮らしていたころも空を見ることは良くあったが、やはり地上で見るのは雰囲気が違う。それに、わざわざ海面まで来なくても、ただ顔を上げれば星が見えるというのは、俺にとって馴染み深くもあり、同時に新鮮でもあった。
この世界の環境は地球とそう変わらない。夜空に浮かぶあの月を見ても、それが良くわかる。きっとあれがなければ、この星は地球とはまったく異なる環境になってしまうのだろう。月がもたらす影響は、思いのほか大きい。
本当に、パラレルという男の偉大さが良くわかった。こんな星を見つけ、そして地球という遥か彼方から俺を連れてこれる。そんな芸当は、人類では無限の時を重ねても不可能だろう。根本からして、人類と彼とでは差がありすぎる。
そしてそれは、タイタンロブスターとなった俺でも到達できない領域だ。たとえ俺が無限の命を持っていようとも、パラレルさんに追いつくのは絶対に不可能だと確信している。
何故か。それは、俺たちの用いる力の全てが、パラレルさんただ一人から漏れ出たエネルギーの一端でしかないからだ。魔法の根源であり中心。それがパラレルという男だ。
その気になれば、この星空ですら砕けるのだろう。それも、きっと何でもないかのように振る舞うはずだ。
夜の空は、どうしてか俺にパラレルさんを思い出させる。きっとそれは、初めて会った時、彼が黒よりも暗い深淵の色をしていたからだろう。どこまでも続く『穴』としか表現できない彼の姿は、ちょうどこの『夜』と重なっていた。
「ニー、こんな遅くまで起きていて大丈夫? 今日はかなりの距離歩いたし、疲れが溜まってるんじゃない? 夜番ならアタシがやるから、みんなと休んできた方が良いよ」
俺が星空を眺めていると、不意にウチョニーが声を掛けてきた。
月の光に照らされ、彼女の分厚い外骨格が妖しく輝いている。その光景は、タイタンロブスターとして成長した俺の感性をこれでもかというほど刺激していた。
「大丈夫だよ。人間のペースに合わせていたんだから、疲れなんて大した事ないさ。それに、夜番ならスターダティルに任せておけばいい。コイツは夜行性だからね。賢いし、強い。奇襲を心配することはないよ」
俺はどうにか興奮する頭を抑え、言葉を紡いだ。それはなんてことはない、特に意味も持たない言葉だ。しかし俺が冷静になるのに充分な時間を稼いだ。もう大丈夫。
まったく、本当に心臓に悪い。ウチョニーは、自分がとても魅力的な女性だということを分かっていないんじゃないか。鈍感というかピュアというか、自分が他人にどう見られているのか察する力に欠けている。
「それより珍しいね、ウチョニーがこんな時間に起きているなんて。どうしたんだい?」
「う~ん、ニーの声が聞きたくなっちゃった……なんて!」
グッ! 俺のハートに1000のダメージッ!
なんだそれ、ずる過ぎるだろ。こんな夜遅い時間に起きて、寂しかったから俺の声が聴きたくなっちゃった? こんなに可愛い女性がこの世に存在したとは!
そして極めつけは、最後の照れ隠し。どこまでも俺の心を揺さぶる!
……いや、冷静になれニーズベステニー。俺は賢い男だ。この程度で流されてはいかん!
こんな時間にウチョニーが起きているのは、本当に珍しいんだ。ただ目が覚めただけではないはず。きっと何か用があって来たんだ。
そもそもタイタンロブスターは、大きくなるにつれて睡眠時間が短くなる。この理屈は正直良く分かっていないが、地球のゾウやキリンの睡眠時間が短いことと同じだろうと、勝手に結論付けている。
俺の場合は、魔法で睡眠時間を調節出来たり、起きている間にも内臓の活動を休ませたり出来る。これも、生態魔法の応用だ。開発したのは俺じゃなくて師匠だが。
これのおかげで、俺は自分の身体をコントロールできる。
それと、若干の遺伝子異常もあるんじゃないかと思う。ショートスリーパーと同じだ。睡眠に関する遺伝子に異常が発生して、休息に必要な時間が短くなる。特に体調が悪くなったりはしないから、今のところは放置していた。
しかしウチョニーは何故か特殊で、俺よりも遥かに大きな身体を持ちながら、睡眠時間が比較的長い。これも遺伝子異常の一種なのかと思ったが、他にも彼女の身体は通常のタイタンロブスターと異なる点がいくつも見られた。
例えば、ムドラストの妹であるにもかかわらず、知能を獲得するのが異様に遅いこととか、年齢的にはかなり若いのに、既に父アグロムニーにも匹敵するほどの大きさを持っていることとか。
とにかく彼女は、何か特別な性質を持っている。それが何かは、まだ分からないんだが。
その彼女が、こんな夜中に起きている。
そう、本来必要ないはずなのに、無駄に昼寝をむさぼったり、俺が朝食を作り終わるまでかたくなに起きなかったりと、とにかく寝ることが大好きな彼女が、それを押し切ってこの時間に話しかけてきたのだ。何もないはずがない。
「アタシさ、ニーに迷惑かけちゃってないかって心配になって。アタシの方がお姉さんだし身体も大きいのに、ずっとニーに守られてばっかりだし、正直自信失くしちゃう。みんなもアタシのこと怖がってるよね」
……なるほど、彼女も悩んでいたのか。
彼女は賢い。それに器用だ。村でも大いに活躍してくれた。しかし彼女の本当の強味は、実戦での戦闘能力にある。それを、村では発揮することが出来なかった。
あの時は、村人が自分たちで村を守れることを優先していた。だから、俺たちが手を出すことはなかったんだ。その結果、ウチョニーはこれと言って活躍することが出来なかった。俺が一人で張り切り過ぎて、彼女を置いてけぼりにしてしまったのだ。
だがここで俺がすべきは、俺がどれだけ彼女に助けられているのか理路整然と語ることではない。俺の言葉ではなく、彼女自身の実感としてそれを受け入れられなければ、ただの言葉など苦痛でしかない。だから……。
「そう、だったか。ウチョニー、気付いてあげられなくてごめんな。それと、話してくれてありがとう。気付かせてくれてありがとう」
俺は自分でも不思議なくらい自然に、彼女の鋏を抱いていた。
鋏が最大の攻撃武器であるタイタンロブスターにとって、それに身を預けることは、相手への最大の信頼を示す。彼女が俺を攻撃することなど、絶対にありえないと確信できた。
「ちょ、ちょっとニー!? いきなり何してるの!?」
「これが俺の答えだよ。君が寂しい想いをしたのなら、君が悩んでいたのなら、全部俺に話してくれ。俺はそれを全部、受け止めて見せるから。余計な言葉を言ったら、君はもっと自分で抱え込んでしまうだろ? だから、これが答えだよ」
変に言葉で説明すれば、彼女は心のどこかでそれを嫌がる。きっと、言葉というものを不快に感じるのだろう。時に言葉は、煩わしいだけの雑音になり下がる。
それが嫌で、結局俺に相談してくれなくなる。以前にも、彼女が一時期口を聞いてくれなくなったことがあった。俺はその時の至らなさを、絶対に忘れはしない。
「……ありがとう、ニー。ずっとアタシを支えてくれて。ホントはアタシがニーを守るつもりだったのに」
「そんなことはないさ。俺だって、ウチョニーにずっと助けられている。こうして信頼しているのが、何よりの証拠だよ」
どうして信頼しているのか、何がきっかけで信用するに至ったか。説明するのは簡単だ。しかしそれは、必ずしも彼女に受け入れてもらえるとは限らない。むしろ、それこそ彼女を不快にさせかねないのだ。そんなことは、俺も当然望んでいない。
だから言葉なんかいらないんだ。俺たちは、こうして互いの身体を預け合えば、相手が何を思っているのか理解できる。今はそれに頼ればいい。
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