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第二章 アストライア大陸
第四十七話 小悪魔の発明
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「どう? どう!? どうよ! アタシかわいい? ちゃんと人間っぽくなれてる? ねえニー、聞いてるの? あ、もしかして、お腹切り過ぎちゃった? 体液出し過ぎて思考まとまらない感じする? アタシの分けようか?」
な、なんだこのかわいい生物。俺の目の前を、とんでもなく愛らしい生き物がウロチョロしている。正直まっすぐ見ていられない。かわいすぎるだろ。
いや、分かってる。俺の頭もおかしくなってるんだ。多分さっきの手術のせいだろう。何でもない風を装っていたが、かなり精神的に厳しいものがあった。だから俺の頭がイカレてしまったのは認める。ボンスタの言った通りになった。
しかし、これは反則だろう。俺の心をこれでもかというほど揺さぶる。
俺と同じ青い長髪に、くりっとした大きな目。身長は人間の姿の俺と同じくらいだが、腕や足はとても細い。手なんて、普段の彼女からは想像も出来ないほどかわいらしい。
そして何より、俺の思考を奪っているのは、その見事なスタイルだ。
胸は大きく、腰はシュッと細くて、それでいて尻はわずかに膨らんでいる。まさに、人間の女性としては理想的なスタイルと言える。
だが正直な話、俺は人間の女性を性的魅力があるとはとても思えない。それは、俺が人間ではなくタイタンロブスターになってしまったからだろう。
俺が性的興奮を覚えるのは、人間の胸や尻ではなく、大きな鋏やしなやかな尾だ。
しかして不思議になことに、今の俺は、その性的興奮に近い感情を、この人間の姿のウチョニーに対して抱いている。これはいったい、どういうことなのだろうか。
俺は彼女の硬い外骨格に興奮していた訳ではなく、彼女という存在に興奮しているというのか。人間だったころには、ついぞ味わったことのない感覚だ。
「と、取り敢えずその、何だ。服を着てくれないか。ウチョニーには裸でいることの恥じらいなんかないと思うが、人間はそうもいかない。君の抜群のスタイルを見て、欲情する連中だっているだろう。それに人間の身体は脆いんだ。枝葉に擦っただけでも怪我を……」
早口になっていた。俺もまったく気付かないうちに、まくし立てるように喋ってしまっていたのだ。
しかしそれを、ウチョニーは止める。俺の目をまっすぐ見て、口に手を抑えて。
いや、近いよウチョニー。とんでもなく近い。今でタイタンロブスターの姿だったから、人間の距離間というものが分からないのか? 正直めっちゃドキドキする。今までウチョニーとともに生活していて、これほど心臓がうるさいのは初めてだ。
「ニー、もしかして……」
な、なんだ!? もしかして、俺がウチョニーに欲情していたのがバレたのか!? 俺が不誠実にも、彼女に性的興奮を覚えてしまったのを、感づかれてしまったのか!?
最悪だ、穴があるなら入ってさらに深くまで掘り進めたい。
「あっはは! ニー、アタシのことかわいいって思ってくれてるんだ! アタシ知ってるもんね~。村の人から聞いたの! 男の人は、かわいい女の子の前にいると目をそらしちゃうんでしょ! ニー、さっきから全然目合わせてくれないの、そういうことだよね!」
ず、ずる過ぎる。何だこの生き物。俺にどんな言葉をかけたら照れるのか、全部知っていやがる。知ったうえで、それをやってくるんだ。面白がっているのか、純粋に褒めて欲しいのかは定かでないが。
「い、良いから服を着てくれ! これ以上は俺の心臓が持たないぞ!」
俺は思いっきり目をそらしつつ、空間収納から取り出した服を彼女に渡す。かわいい子がいると目を反らす、彼女の言った通りになってしまった。
ウチョニーは渋々ながらも服を受け取り、これを身に着ける。
正直目のやり場がなくて困っていたんだ。ウチョニーの身体をマジマジと見つめるわけにはいかないし、かと言って目を合わせるなんて論外だ。タイタンロブスターの姿ですら、俺は彼女と目を合わせられないのだから。でもこれで、やっと落ち着くなぁ。
……そう思っていた時期が、私にもありました。
これは良くない、非常に良くないぞ!
元の身体がとても大きいから、彼女はきっと大柄な女性になるだろうと思って、かなり大きめのサイズの服しか持っていなかった。それが非常に良くなかった!
ダボダボの長袖は彼女の手元を隠し、意図せず萌え袖になってしまっている。この状態で、彼女のかわいらしい瞳に見つめられたら、それこそ俺の心が持たない。
ダルダルの袖を一生懸命まくる姿などもうたまらん!
サイズのまったく合っていない上半身が、腰部分まで完全に覆い隠している。まるでワンピースでも着ているかのようだ。少々古い感じもするが、俺はこういう、若干昭和感のあるファッションが大好物なのである。
マズいな、俺の心を落ち着かせるつもりが、かえって悪化してしまった。
いや、彼女が悪いわけではないのだ。俺に渡された服を着ただけなのだから。強いて言うのなら、彼女に絶対似合うだろう服を選んでしまった俺が悪い!
っていうか完璧すぎだろ俺! どうしてこんなにもオシャレセンスが高いんだ俺は!
自分で自分を苦しめるという感覚を、久し振りに味わってしまった。
「ニー、実験は成功みたいだね。アタシでも生態魔法を習得できたよ。おかげでニーも喜んでくれてるみたいだし、これで堂々と町にも入れる。良いことづくしだね!」
「そ、そうだな。……っていうか、本来ならアストライア族に帰って、族長に報告すべき研究成果だぞ。脱皮しなくても魂臓に新しい属性を覚えさせるなんて、今までの技術じゃ考えられなかった。今までのタイタンロブスターの魔法科学を大きく揺るがすぞ!」
茶化されてしまったが、彼女の発明は本当に偉大なものだ。俺のひっつき爆弾とか設置型魔法とか、そんなレベルのもんじゃない。ムドラストを中心としてアストライア族の学問となっている、魔法科学の根底が覆ってしまう。
今までのタイタンロブスターは、とにかく脱皮を待ち、魂臓に新しい魔法適正を追加していた。そしてそれを自力で鍛えるのが、魔法科学の実践だ。他に、気になる分野を研究したり、俺のように新しい魔法を作ったりするのも、魔法科学である。
しかし今回のウチョニーの発見は、タイタンロブスターが魔法を扱う前提条件をひっくり返す。脱皮を待たずとも、元から適性のある者の魂臓から、儚焔を魔力へと変換する部分を一部摘出。これを自分の魔力と馴染ませ、魂臓と融合させる。
たったこれだけ、たったこれだけで、あらゆる者が多くの属性魔法を操ることが出来るようになる。
半年に一度、死ぬかもしれない危険を冒して魔法を手に入れていたのが、これからはたった数時間で手に入る。これはあまりにも非常識だ。
当然ながら、魂臓を提供する側も、それを受け入れる側も相応のリスクを伴う。
俺などは生態魔法も回復魔法もあるが、ウチョニーは完全に自分の体力だけでこの手術を乗り切った。しかしそんなこと、常人では到底不可能である。
己の身体から漏れ出す体液を意図的に制御し、常に回復魔法をかけ続け、かつ自分の内臓が摘出される精神的ダメージに耐えなければいけないのだ。
もし俺に痛覚切断がなくて、生態魔法もなければ、こんな手術は受けられない。逆に言えば、その両方ともなくしてこれを耐え切ったウチョニーは、真に肝の据わった戦士だと言える。
「う~ん、まあもう少しこの大陸を楽しんでから考えるよ。こっちに来て一ヶ月、まだまだ旅は始まったばかりだよ。それに、人間の身体でもっとニーと一緒にいたい。姉さんに報告するのは、それからでもいいでしょ?」
本当に、この娘はずるい。こんな言い方をして、俺がダメだと言えるわけがないじゃないか。それも、きっと分かってやっているのだろうな。
「ああ、そうだな。何より、タイタンロブスターは長生きだ。一ヶ月やそこらなんて、誤差の範疇だろう。でも、一年以内には一回帰るぞ。旅は自由だが、家族を心配させるもんじゃない」
そうだ、タイタンロブスターは時間にルーズな生き物だ。俺を含めて。だから、もう少しくらい彼女といても、誰にも文句は言われないだろう。
な、なんだこのかわいい生物。俺の目の前を、とんでもなく愛らしい生き物がウロチョロしている。正直まっすぐ見ていられない。かわいすぎるだろ。
いや、分かってる。俺の頭もおかしくなってるんだ。多分さっきの手術のせいだろう。何でもない風を装っていたが、かなり精神的に厳しいものがあった。だから俺の頭がイカレてしまったのは認める。ボンスタの言った通りになった。
しかし、これは反則だろう。俺の心をこれでもかというほど揺さぶる。
俺と同じ青い長髪に、くりっとした大きな目。身長は人間の姿の俺と同じくらいだが、腕や足はとても細い。手なんて、普段の彼女からは想像も出来ないほどかわいらしい。
そして何より、俺の思考を奪っているのは、その見事なスタイルだ。
胸は大きく、腰はシュッと細くて、それでいて尻はわずかに膨らんでいる。まさに、人間の女性としては理想的なスタイルと言える。
だが正直な話、俺は人間の女性を性的魅力があるとはとても思えない。それは、俺が人間ではなくタイタンロブスターになってしまったからだろう。
俺が性的興奮を覚えるのは、人間の胸や尻ではなく、大きな鋏やしなやかな尾だ。
しかして不思議になことに、今の俺は、その性的興奮に近い感情を、この人間の姿のウチョニーに対して抱いている。これはいったい、どういうことなのだろうか。
俺は彼女の硬い外骨格に興奮していた訳ではなく、彼女という存在に興奮しているというのか。人間だったころには、ついぞ味わったことのない感覚だ。
「と、取り敢えずその、何だ。服を着てくれないか。ウチョニーには裸でいることの恥じらいなんかないと思うが、人間はそうもいかない。君の抜群のスタイルを見て、欲情する連中だっているだろう。それに人間の身体は脆いんだ。枝葉に擦っただけでも怪我を……」
早口になっていた。俺もまったく気付かないうちに、まくし立てるように喋ってしまっていたのだ。
しかしそれを、ウチョニーは止める。俺の目をまっすぐ見て、口に手を抑えて。
いや、近いよウチョニー。とんでもなく近い。今でタイタンロブスターの姿だったから、人間の距離間というものが分からないのか? 正直めっちゃドキドキする。今までウチョニーとともに生活していて、これほど心臓がうるさいのは初めてだ。
「ニー、もしかして……」
な、なんだ!? もしかして、俺がウチョニーに欲情していたのがバレたのか!? 俺が不誠実にも、彼女に性的興奮を覚えてしまったのを、感づかれてしまったのか!?
最悪だ、穴があるなら入ってさらに深くまで掘り進めたい。
「あっはは! ニー、アタシのことかわいいって思ってくれてるんだ! アタシ知ってるもんね~。村の人から聞いたの! 男の人は、かわいい女の子の前にいると目をそらしちゃうんでしょ! ニー、さっきから全然目合わせてくれないの、そういうことだよね!」
ず、ずる過ぎる。何だこの生き物。俺にどんな言葉をかけたら照れるのか、全部知っていやがる。知ったうえで、それをやってくるんだ。面白がっているのか、純粋に褒めて欲しいのかは定かでないが。
「い、良いから服を着てくれ! これ以上は俺の心臓が持たないぞ!」
俺は思いっきり目をそらしつつ、空間収納から取り出した服を彼女に渡す。かわいい子がいると目を反らす、彼女の言った通りになってしまった。
ウチョニーは渋々ながらも服を受け取り、これを身に着ける。
正直目のやり場がなくて困っていたんだ。ウチョニーの身体をマジマジと見つめるわけにはいかないし、かと言って目を合わせるなんて論外だ。タイタンロブスターの姿ですら、俺は彼女と目を合わせられないのだから。でもこれで、やっと落ち着くなぁ。
……そう思っていた時期が、私にもありました。
これは良くない、非常に良くないぞ!
元の身体がとても大きいから、彼女はきっと大柄な女性になるだろうと思って、かなり大きめのサイズの服しか持っていなかった。それが非常に良くなかった!
ダボダボの長袖は彼女の手元を隠し、意図せず萌え袖になってしまっている。この状態で、彼女のかわいらしい瞳に見つめられたら、それこそ俺の心が持たない。
ダルダルの袖を一生懸命まくる姿などもうたまらん!
サイズのまったく合っていない上半身が、腰部分まで完全に覆い隠している。まるでワンピースでも着ているかのようだ。少々古い感じもするが、俺はこういう、若干昭和感のあるファッションが大好物なのである。
マズいな、俺の心を落ち着かせるつもりが、かえって悪化してしまった。
いや、彼女が悪いわけではないのだ。俺に渡された服を着ただけなのだから。強いて言うのなら、彼女に絶対似合うだろう服を選んでしまった俺が悪い!
っていうか完璧すぎだろ俺! どうしてこんなにもオシャレセンスが高いんだ俺は!
自分で自分を苦しめるという感覚を、久し振りに味わってしまった。
「ニー、実験は成功みたいだね。アタシでも生態魔法を習得できたよ。おかげでニーも喜んでくれてるみたいだし、これで堂々と町にも入れる。良いことづくしだね!」
「そ、そうだな。……っていうか、本来ならアストライア族に帰って、族長に報告すべき研究成果だぞ。脱皮しなくても魂臓に新しい属性を覚えさせるなんて、今までの技術じゃ考えられなかった。今までのタイタンロブスターの魔法科学を大きく揺るがすぞ!」
茶化されてしまったが、彼女の発明は本当に偉大なものだ。俺のひっつき爆弾とか設置型魔法とか、そんなレベルのもんじゃない。ムドラストを中心としてアストライア族の学問となっている、魔法科学の根底が覆ってしまう。
今までのタイタンロブスターは、とにかく脱皮を待ち、魂臓に新しい魔法適正を追加していた。そしてそれを自力で鍛えるのが、魔法科学の実践だ。他に、気になる分野を研究したり、俺のように新しい魔法を作ったりするのも、魔法科学である。
しかし今回のウチョニーの発見は、タイタンロブスターが魔法を扱う前提条件をひっくり返す。脱皮を待たずとも、元から適性のある者の魂臓から、儚焔を魔力へと変換する部分を一部摘出。これを自分の魔力と馴染ませ、魂臓と融合させる。
たったこれだけ、たったこれだけで、あらゆる者が多くの属性魔法を操ることが出来るようになる。
半年に一度、死ぬかもしれない危険を冒して魔法を手に入れていたのが、これからはたった数時間で手に入る。これはあまりにも非常識だ。
当然ながら、魂臓を提供する側も、それを受け入れる側も相応のリスクを伴う。
俺などは生態魔法も回復魔法もあるが、ウチョニーは完全に自分の体力だけでこの手術を乗り切った。しかしそんなこと、常人では到底不可能である。
己の身体から漏れ出す体液を意図的に制御し、常に回復魔法をかけ続け、かつ自分の内臓が摘出される精神的ダメージに耐えなければいけないのだ。
もし俺に痛覚切断がなくて、生態魔法もなければ、こんな手術は受けられない。逆に言えば、その両方ともなくしてこれを耐え切ったウチョニーは、真に肝の据わった戦士だと言える。
「う~ん、まあもう少しこの大陸を楽しんでから考えるよ。こっちに来て一ヶ月、まだまだ旅は始まったばかりだよ。それに、人間の身体でもっとニーと一緒にいたい。姉さんに報告するのは、それからでもいいでしょ?」
本当に、この娘はずるい。こんな言い方をして、俺がダメだと言えるわけがないじゃないか。それも、きっと分かってやっているのだろうな。
「ああ、そうだな。何より、タイタンロブスターは長生きだ。一ヶ月やそこらなんて、誤差の範疇だろう。でも、一年以内には一回帰るぞ。旅は自由だが、家族を心配させるもんじゃない」
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