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第二章 アストライア大陸
第四十八話 ボンスタ
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「……未だに信じられねーです。この美少女があのばけも……ウチョニーさんだなんて。いったいどんな魔法を使ったら、こんな風になっちまうんですか?」
彼らには一通りの説明をした。俺の魂臓を解析し、その一部から生態魔法の情報を抽出することで、ウチョニーも生態魔法が使えるようになり、人間と同じように振る舞うことが可能になったと。
ただし、俺がタイタンロブスターであるということはまだ隠している。これがバレるといろいろ面倒だから。いつかは真実を伝えようと思っているが、それはまだ先のこと。もう少し関係性が強固になって、ちょっとやそっとじゃ俺を裏切れないようになってからだ。
当のウチョニーはと言うと、元賊連中からその容姿をいたく気に入られたようで、大人数に囲まれ楽しげな様子だ。賊連中の中には当然女性も何人かいて、彼女らとは既に打ち解けているような雰囲気も見られる。ウチョニーがこいつ等に受け入れられるのも、そう遠くないだろうと思う。
……このボンスタという男を除いて。コイツ、普段飄々としているというか、不真面目な感じがビンビン出ているのに、その実かなり警戒心が高い。自分に都合の悪い相手には徹底して近づこうとしないのだ。
確かに、必要に迫られればウチョニーとも会話する。しかしそれも、かなり薄っぺらいもので、明らかに取り繕っているのだ。恐らく、ウチョニーと本気で話したことはない。
対して、俺にはかなり打ち解けてくれている様子だ。彼の仕草はとても人間味に溢れていて、人類種というものを忘れてしまった俺でも、その振る舞いを見れば、彼が俺をどのように思っているのか良くわかった。
それに、情報提供もしてくれている。彼が率いるグループのメンバー構成や、各々の得意なこと苦手なこと。そして賊を取りまとめているボスのことも、知っている限り全て教えてくれた。今のところ、彼の話にウソはないだろうと思っている。だからこそ、俺もその点は評価しているのだ。
ただここで忘れていけないのは、初めて俺と戦闘したとき、彼は自分の命を守るため、持ちうる全ての情報と仲間の命すら差し出した外道だということ。
本質的に外道なボンスタは、自分が助かるのならば何でもする。それこそ、苦手なウチョニーとだって、表面的に仲良く出来てしまうのだ。
こういう男は嫌いではない。彼はある意味、潔い考え方を持っている。そしてそれを途中で曲げず、ここまで貫いている。確かに外道ではあるが、自分の身を守りたいというのは当然の欲求であり、生物として自然的なものだ。士道などあったものではないが、それを周りが分かっていて、かつ本人も自覚しているというのなら、特段気にすることもない。
それに、利用しやすさもあるし、俺が彼を害さない限り、彼も俺を裏切らない。そしてウチョニーの実力を知る彼は、少なくとも彼女だけには相応の接し方をしてくれる。
これほど駒として度し易い人材も、そうそう見つからないだろう。
「ボンスタ、悪いが今日の進行は中止だ。手術に時間を使ってしまったし、俺も結構な魔力を消費している。ここから先は危険な魔獣も増えるようだから、出来れば万全の状態で進みたい。すまないが、周辺の安全確認を頼む。それと、ウチョニーとも仲良くしておけ」
ウソである。魔力を使ったと言っても、あくまで生態属性のみ。俺の体内に最も多く存在する、水属性の魔力は毛ほども消費してはいない。当然ながら、俺の得意とする魔法は水属性だ。戦闘に全く支障はない。
だが、人間にはこれでいいのだ。彼らは、体内に存在する魔力の全てが、全属性に共通していると思っている。だからこそ、人間は修練次第でどの属性の魔法も使えるものと勘違いしているのだ。
「……分かりました。昨日もある程度周辺調べましたけど、もう少し遠くまで安全確認しておきます。うちの部下じゃこの先足手まといになるかもしれないし。判断を下すのは上司の役目ですからね。それと、すいません。ウチョニーさんとはまだ……」
「分かっているさ、ゆっくりでいい。俺が仕向けたこととはいえ、お前たちにとってウチョニーはまだ怖い存在だろう。あんな風に楽し気にしていても、彼女がいざその気になれば、人間なんて一捻りだ。だけど俺からしたら、彼女のと良い関係を結ばないことの方が、ずっと恐ろしく感じるけどな。これからも旅路をともにするんだし」
実は、ボンスタにだけは、良い警官悪い警官作戦のことを話していた。というか、彼自身感づいていたのだ。そして、さりげなく俺に尋ねてきた。
外道を貫く彼には、俺も相応の誠意を見せねばならぬと思い、重要な部分だけはぐらかして、概要はまるまる教えてやったのだ。
「すいませんね。確かにニーズベステニー殿の言うことも分かります。この先も旅をするのなら、味方に付けておいた方がずっと良いのは、自分も良く分かっています。ですが、焼き付いた恐怖というのはそう簡単に消えないもので。こればっかりは」
いったいウチョニーは彼らにどんな拷問をしたのか。
アストライア族で解剖学をやっていた彼女は、若干ながら拷問に関しての知識もある。この国では、医術と拷問は紙一重なのだ。特に彼女のような外科医は。
「そう何度も謝るな。今後改善してくれれば良い。今日は気にせず、いつも通りにしていれば大丈夫さ」
「本当にすいません。じゃあ俺は指示通り、ちょっくら周辺の安全確認と行きます。……と、どうやらこの場所の安全確認すら充分じゃなかったみたいですね」
「……そのようだ。まさかこのエリアにも現れるとは。ロンジェグイダさんの話と違うぞ」
GGGYYYYYYYAAAAAAAAA!!!!!!!!!!
ボンスタがこの場を離れようとした瞬間、耳をつんざく異様な鳴き声が聞こえた。
それは、およそ生物のものとは思えず、しかし生物以外というにもありえないような怪音であった。
この森の最強種。支配する側の存在。プロツィリャントと同じく精霊の近縁種で、本来ならもっと山の奥地に生息しているはずの者だ。こんな浅い場所には現れないはずだった。
「獣龍、ズェストル。どうやらまだ幼体みたいですね。ただ、絶対に母親が近くにいるはずです。向こうに見つからないうちに、トンズラこいちまいましょう」
幼体ながら雄々しく羽ばたくその獣を見上げ、ボンスタがそう提案してくる。
体長はスターダティルよりも大きく、その分魔力総量も多い。どんな魔法を使ってくるのかも分からないし、何より母親が大変危険だ。しかし……。
「お前、ちょっとアレ撃ち落としてこい。このままだと村まで移動しちまうかもしれん。そうなったら、流石のあいつらも無事じゃすまない。それに、ズェストルは珍しい魔獣だ。プロツィリャントほど個体数も多くないし、研究用に標本が欲しいと思っていた」
「な、な~に言っちゃってんですか!? アレの強さが分からないわけじゃあないでしょう! 確かに幼体一体くらいなら自分らでも狩れます。けど、後から出てくる母親はどうするんですか! この装備じゃ、全員で掛かったって返り討ちに遭うだけだ!」
「安心しろ、母親は俺がどうにかして殺る。俺の実力は知ってるだろ? それに、いざとなったらウチョニーがいる。だからお前たちは、安心して標本を採取してこい。これは俺たちの旅の安全と、村の安全を守る正義の戦いだ」
「ウ、ウソだ。絶対ウソですよね! 二つは後付けでしょう! 貴方は標本が欲しいだけ、そうでしょう!」
「ええいうるさい! お前たちが少しでも戦えるというところを証明して見せろ! このまま俺とウチョニーにおんぶにだっこで、本当に賊の長を撃退できると思っているのか! 甘っちょろい考えはいい加減捨てろ!」
思わず、感情的になってしまった。煮え切らない彼の態度に、どこか苛立ちを感じてしまっていたのだろう。
身の安全を確保するのは良い。生物として自然な考えだ。しかしもう一歩先を目指すのならば、そんな考えは捨てるべきなのだ。そして、意図的にそれができることこそ、知的生命体が他の生物に勝る部分なのである。
「お、俺たちが相手するのは幼体だけですよ。母親だの父親だの、親戚一同現れたとしても、俺たちはその時点で逃げさせてもらいますから」
「それで構わない。さあ行け!」
彼らには一通りの説明をした。俺の魂臓を解析し、その一部から生態魔法の情報を抽出することで、ウチョニーも生態魔法が使えるようになり、人間と同じように振る舞うことが可能になったと。
ただし、俺がタイタンロブスターであるということはまだ隠している。これがバレるといろいろ面倒だから。いつかは真実を伝えようと思っているが、それはまだ先のこと。もう少し関係性が強固になって、ちょっとやそっとじゃ俺を裏切れないようになってからだ。
当のウチョニーはと言うと、元賊連中からその容姿をいたく気に入られたようで、大人数に囲まれ楽しげな様子だ。賊連中の中には当然女性も何人かいて、彼女らとは既に打ち解けているような雰囲気も見られる。ウチョニーがこいつ等に受け入れられるのも、そう遠くないだろうと思う。
……このボンスタという男を除いて。コイツ、普段飄々としているというか、不真面目な感じがビンビン出ているのに、その実かなり警戒心が高い。自分に都合の悪い相手には徹底して近づこうとしないのだ。
確かに、必要に迫られればウチョニーとも会話する。しかしそれも、かなり薄っぺらいもので、明らかに取り繕っているのだ。恐らく、ウチョニーと本気で話したことはない。
対して、俺にはかなり打ち解けてくれている様子だ。彼の仕草はとても人間味に溢れていて、人類種というものを忘れてしまった俺でも、その振る舞いを見れば、彼が俺をどのように思っているのか良くわかった。
それに、情報提供もしてくれている。彼が率いるグループのメンバー構成や、各々の得意なこと苦手なこと。そして賊を取りまとめているボスのことも、知っている限り全て教えてくれた。今のところ、彼の話にウソはないだろうと思っている。だからこそ、俺もその点は評価しているのだ。
ただここで忘れていけないのは、初めて俺と戦闘したとき、彼は自分の命を守るため、持ちうる全ての情報と仲間の命すら差し出した外道だということ。
本質的に外道なボンスタは、自分が助かるのならば何でもする。それこそ、苦手なウチョニーとだって、表面的に仲良く出来てしまうのだ。
こういう男は嫌いではない。彼はある意味、潔い考え方を持っている。そしてそれを途中で曲げず、ここまで貫いている。確かに外道ではあるが、自分の身を守りたいというのは当然の欲求であり、生物として自然的なものだ。士道などあったものではないが、それを周りが分かっていて、かつ本人も自覚しているというのなら、特段気にすることもない。
それに、利用しやすさもあるし、俺が彼を害さない限り、彼も俺を裏切らない。そしてウチョニーの実力を知る彼は、少なくとも彼女だけには相応の接し方をしてくれる。
これほど駒として度し易い人材も、そうそう見つからないだろう。
「ボンスタ、悪いが今日の進行は中止だ。手術に時間を使ってしまったし、俺も結構な魔力を消費している。ここから先は危険な魔獣も増えるようだから、出来れば万全の状態で進みたい。すまないが、周辺の安全確認を頼む。それと、ウチョニーとも仲良くしておけ」
ウソである。魔力を使ったと言っても、あくまで生態属性のみ。俺の体内に最も多く存在する、水属性の魔力は毛ほども消費してはいない。当然ながら、俺の得意とする魔法は水属性だ。戦闘に全く支障はない。
だが、人間にはこれでいいのだ。彼らは、体内に存在する魔力の全てが、全属性に共通していると思っている。だからこそ、人間は修練次第でどの属性の魔法も使えるものと勘違いしているのだ。
「……分かりました。昨日もある程度周辺調べましたけど、もう少し遠くまで安全確認しておきます。うちの部下じゃこの先足手まといになるかもしれないし。判断を下すのは上司の役目ですからね。それと、すいません。ウチョニーさんとはまだ……」
「分かっているさ、ゆっくりでいい。俺が仕向けたこととはいえ、お前たちにとってウチョニーはまだ怖い存在だろう。あんな風に楽し気にしていても、彼女がいざその気になれば、人間なんて一捻りだ。だけど俺からしたら、彼女のと良い関係を結ばないことの方が、ずっと恐ろしく感じるけどな。これからも旅路をともにするんだし」
実は、ボンスタにだけは、良い警官悪い警官作戦のことを話していた。というか、彼自身感づいていたのだ。そして、さりげなく俺に尋ねてきた。
外道を貫く彼には、俺も相応の誠意を見せねばならぬと思い、重要な部分だけはぐらかして、概要はまるまる教えてやったのだ。
「すいませんね。確かにニーズベステニー殿の言うことも分かります。この先も旅をするのなら、味方に付けておいた方がずっと良いのは、自分も良く分かっています。ですが、焼き付いた恐怖というのはそう簡単に消えないもので。こればっかりは」
いったいウチョニーは彼らにどんな拷問をしたのか。
アストライア族で解剖学をやっていた彼女は、若干ながら拷問に関しての知識もある。この国では、医術と拷問は紙一重なのだ。特に彼女のような外科医は。
「そう何度も謝るな。今後改善してくれれば良い。今日は気にせず、いつも通りにしていれば大丈夫さ」
「本当にすいません。じゃあ俺は指示通り、ちょっくら周辺の安全確認と行きます。……と、どうやらこの場所の安全確認すら充分じゃなかったみたいですね」
「……そのようだ。まさかこのエリアにも現れるとは。ロンジェグイダさんの話と違うぞ」
GGGYYYYYYYAAAAAAAAA!!!!!!!!!!
ボンスタがこの場を離れようとした瞬間、耳をつんざく異様な鳴き声が聞こえた。
それは、およそ生物のものとは思えず、しかし生物以外というにもありえないような怪音であった。
この森の最強種。支配する側の存在。プロツィリャントと同じく精霊の近縁種で、本来ならもっと山の奥地に生息しているはずの者だ。こんな浅い場所には現れないはずだった。
「獣龍、ズェストル。どうやらまだ幼体みたいですね。ただ、絶対に母親が近くにいるはずです。向こうに見つからないうちに、トンズラこいちまいましょう」
幼体ながら雄々しく羽ばたくその獣を見上げ、ボンスタがそう提案してくる。
体長はスターダティルよりも大きく、その分魔力総量も多い。どんな魔法を使ってくるのかも分からないし、何より母親が大変危険だ。しかし……。
「お前、ちょっとアレ撃ち落としてこい。このままだと村まで移動しちまうかもしれん。そうなったら、流石のあいつらも無事じゃすまない。それに、ズェストルは珍しい魔獣だ。プロツィリャントほど個体数も多くないし、研究用に標本が欲しいと思っていた」
「な、な~に言っちゃってんですか!? アレの強さが分からないわけじゃあないでしょう! 確かに幼体一体くらいなら自分らでも狩れます。けど、後から出てくる母親はどうするんですか! この装備じゃ、全員で掛かったって返り討ちに遭うだけだ!」
「安心しろ、母親は俺がどうにかして殺る。俺の実力は知ってるだろ? それに、いざとなったらウチョニーがいる。だからお前たちは、安心して標本を採取してこい。これは俺たちの旅の安全と、村の安全を守る正義の戦いだ」
「ウ、ウソだ。絶対ウソですよね! 二つは後付けでしょう! 貴方は標本が欲しいだけ、そうでしょう!」
「ええいうるさい! お前たちが少しでも戦えるというところを証明して見せろ! このまま俺とウチョニーにおんぶにだっこで、本当に賊の長を撃退できると思っているのか! 甘っちょろい考えはいい加減捨てろ!」
思わず、感情的になってしまった。煮え切らない彼の態度に、どこか苛立ちを感じてしまっていたのだろう。
身の安全を確保するのは良い。生物として自然な考えだ。しかしもう一歩先を目指すのならば、そんな考えは捨てるべきなのだ。そして、意図的にそれができることこそ、知的生命体が他の生物に勝る部分なのである。
「お、俺たちが相手するのは幼体だけですよ。母親だの父親だの、親戚一同現れたとしても、俺たちはその時点で逃げさせてもらいますから」
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