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第二章 アストライア大陸
第六十五話 決戦ッ!
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それから俺たちは、数時間かけて念入りに模擬戦を行った。アーキダハラは水中での動きに順応し、強大な魔法攻撃に対しても充分対応できるようになっている。また、まさに瞬間移動としか思えないほどのスピードも体験した。ドゥフにも通用するだろう。
そして俺たちは、精霊の目を掻い潜るべく努めた。精霊の目は非常に厄介なもので、戦闘時にこれを持っているのとそうでないのとでは、優勢劣勢がひっくり返る。だからこそ、対策は必須事項なのだ。ドゥフもこれを持っているのだから。
その間スターダティルに少し走ってもらい、森に潜伏しているボンスタたちに文書を届けてもらった。プロツィリャントは本当に賢い生物で、俺の言葉の意味が理解できているのだ。しかも、ボンスタの顔と魔力を記憶し追跡できる。末恐ろしい準精霊だ。
水中模擬戦から二日が経ち、早速今日作戦決行の日だ。
人気のない場所とは言え港で戦闘を繰り広げていたのだから、時間が経てばドゥフに何らかの情報が渡る可能性がある。そうなる前に、こちらから手を打つべきだろう。
ボンスタらの情報により、ドゥフは今日城の中にいることが分かっている。
意外だったのだが、彼らは白兵戦よりもこういう仕事の方が得意らしい。あれほどの集団戦闘能力を持っていながら、あくまでも暗殺者としての立ち回りを望んでいる。
惜しい。確かにドゥフの居場所を特定し、内部の情報もリークしたのは素晴らしい功績だが、彼らは獣龍ズェストルの幼体を抑え込めるほどの戦闘力を有している。暗殺などよりもむしろ、集団を築いて戦争をする方が向いているのだ。
「まあ、言っても仕方ないか。本人たちが望んでいるなら、それでいい。それに、戦争よりも暗殺の方が死者は少なくて済むしな。今回も、殺すのはドゥフとその側近、軍幹部だけだ。民衆には被害がないようにしよう」
俺たちが戦うのはドゥフ一人だ。奴相手に、三人全員で掛からなければ危険である。
そして他の幹部たちは、スターダティルとボンスタら暗殺部隊に任せる。人類の中ではかなり上等な力を持つ彼等ならば、万が一のことは起こらないはずだ。
「準備はできているか? ニーズベステニー、ウチョニー。作戦通りに行くぞ。失敗はイコール、死を意味すると思ってくれ」
アーキダハラの空間転移で城の内部に潜入した俺たちは、今一度地図を確認する。
以前までこの城で勤めていたボンスタの製作したものだ。一部改築されているが、重要な部分は何も変更されていない。ドゥフの居室もそのままだ。
俺たちが今いるのは、そのドゥフの居室の真下。地下室だ。
音系魔法で彼が執務仕事をしているのも確認済みである。というか、あれだけ強大な魔力を隠そうともしていない。これでは、殺してくれと言っているようなものだ。
ここから海まではそこそこの距離がある。アーキダハラの空間転移では足りない。
そのため、俺が開発した新魔法『ゲート』を繋いでいく。まあ新魔法と言っても、ドゥフのウォーターフォールを防いだ時と原理は同じだ。ただ、有効距離が飛躍的に改善しただけである。
「俺は準備万端だ、いつでも大丈夫さ。ウチョニーはどうだ?」
「アタシも行けるよ。……約束通り、まずはアタシから仕掛けていいんだよね?」
彼女の語調からは、わずかながら怒りを感じる。昨日、アーキダハラに見せられたものが関係しているのだろうな。ドゥフを筆頭とした遊牧民族の悪事について、アーキダハラから話をされた。それが、あまりにも目に余る内容だったのだ。
歴史的に見れば、きっと数行程度しか記されないような内容。しかし、現地を生きる俺たちや彼らにとって、それは許されざるものだったのだ。この世の誰も、あのような行為を働いてはいけない。
「……じゃあ、行くよ。無属性・魔力爆発ッ!!」
真上に向かって放たれる魔法の濁流。それは、石造の城を破壊し、地下から一階、二階、そして三階にあるドゥフの居室までを一切の淀みなく貫いた。
ウチョニーには魔法の才能がない。使える属性も、水系統と生態系統の二つだけだ。
しかしその身体の大きさゆえに、体内に保有する魔力量だけなら、アストライア族最強の魔術師ムドラストにも匹敵する。ならば、これを使わない手はない。
無属性魔法・魔力爆発。魔力を純粋なエネルギーとして圧力を掛け、単純に爆発を起こす魔法だ。本来ならば、魔法細胞に固有の属性を持つタイタンロブスターが使うはずのない魔法である。これは、何らからの疾患で属性を持たない障害を抱えた者が編み出した魔法なのだ。
実際、魔力消費に対して生み出すエネルギーは小さい。これなら、通常通り属性魔法を使う方が遥かにマシだ。ゆえに、タイタンロブスターの魔術師は誰も使わない。
しかし、ただ一つ大きな利点がある。簡単なのだ。どの魔法よりも、遥かに簡単だ。
応用性はない。発展性はない。しかし、体内にある魔力を全て放出するのが目的なら、これ以上効率の良い魔法は存在しないのだ。
ウチョニーの魔法を追いかけ、俺は飛び出す。水中でなければ、立体軌道は人間の身体の方が幾分軽くなる。壁を蹴り宙を舞い、身体能力と柔軟性の限りを尽くし最速で超常まで至った。そこには当然、ドゥフが鎮座している。
先程の攻撃を何でも無いかのように受け、身体の半分が流体に変化しながらも、王が座るべき椅子に座り続けているのだ。水の精霊ヴァダパーダ=ドゥフは、ただ気まぐれに王の真似事をしているわけではない。
「やあ、来ると思っていたぞニーズベステニー。アーキダハラに何を吹き込まれたのかは知らないが、殺し合いをするというのなら受けてたつ。俺は戦って全てを手に入れた指導者、ヴァダパーダ=ドゥフだ。戦の中にこそ、花がある」
「悪いが、お前が受け取れるのは仏花だけだ。それも、犬の小便にまみれた仏花さ。お前の墓は作ってやるが、偉大な指導者としてではなく世を狂わせた犯罪者としてだ。このニーズベステニーが、タイタンロブスターの名をもって貴様を極刑に処す!」
落下と同時に、俺はゲートを生み出した。ドゥフは特に抵抗することなくこれを受け入れる。
ゲートの有効距離は500m程度。一昨日の港までは12回程度繋ぐ必要がある。その間、俺はドゥフの攻撃に対応できない。時間にしてみればほぼ一瞬であるが、その一瞬の間に攻撃を放てるのがヴァダパーダ=ドゥフという男なのだ。
「ドゥフ、決着をつけに来たぞ! 今までの貴様の行い、このアーキダハラは全て見ていた! それは、精霊の掟に反するものだ。貴様にはこの世から退場してもらう!」
ゲートをくぐるわずかな隙間。その瞬間に放たれたのドゥフの攻撃を、アーキダハラが目の前で消滅させる。単純な遠距離攻撃など、精霊の目による絶対的な動体視力と、どのような物体でも切断・消滅しうる空間魔法ならば対処可能なのだ。
一秒と経たないうちに、俺たちは水深100m地点まで来ていた。
その間、ドゥフは20を超える水系魔法を放ち、アーキダハラはこの全てを防ぎ切っている。
やはり、精霊同士の戦いはレベルが高い。人間や魔獣などとは比べ物にならないほどだ。
しかし、アーキダハラは反撃できていない様子。ドゥフの攻撃速度に対して、アーキダハラの魔力制御が追いついていないのだ。
だからこそ、アーキダハラが防御に徹するのならば、俺たち二人でドゥフを弱らせる。
最終的には、アーキダハラの持つ吸魔の魔法でチェックメイトだ。何、難しいことは何もない。判断を謝れば死ぬだけだ。簡単だろう。
それに、今回も当然罠を仕掛けている。作戦も入念に練った。ぶっつけ本番ラッキーパンチではなく、確実に奴を殺すべく準備してきたのだ。俺は大発明家ニーズベステニー様なのだから。
そして俺たちは、精霊の目を掻い潜るべく努めた。精霊の目は非常に厄介なもので、戦闘時にこれを持っているのとそうでないのとでは、優勢劣勢がひっくり返る。だからこそ、対策は必須事項なのだ。ドゥフもこれを持っているのだから。
その間スターダティルに少し走ってもらい、森に潜伏しているボンスタたちに文書を届けてもらった。プロツィリャントは本当に賢い生物で、俺の言葉の意味が理解できているのだ。しかも、ボンスタの顔と魔力を記憶し追跡できる。末恐ろしい準精霊だ。
水中模擬戦から二日が経ち、早速今日作戦決行の日だ。
人気のない場所とは言え港で戦闘を繰り広げていたのだから、時間が経てばドゥフに何らかの情報が渡る可能性がある。そうなる前に、こちらから手を打つべきだろう。
ボンスタらの情報により、ドゥフは今日城の中にいることが分かっている。
意外だったのだが、彼らは白兵戦よりもこういう仕事の方が得意らしい。あれほどの集団戦闘能力を持っていながら、あくまでも暗殺者としての立ち回りを望んでいる。
惜しい。確かにドゥフの居場所を特定し、内部の情報もリークしたのは素晴らしい功績だが、彼らは獣龍ズェストルの幼体を抑え込めるほどの戦闘力を有している。暗殺などよりもむしろ、集団を築いて戦争をする方が向いているのだ。
「まあ、言っても仕方ないか。本人たちが望んでいるなら、それでいい。それに、戦争よりも暗殺の方が死者は少なくて済むしな。今回も、殺すのはドゥフとその側近、軍幹部だけだ。民衆には被害がないようにしよう」
俺たちが戦うのはドゥフ一人だ。奴相手に、三人全員で掛からなければ危険である。
そして他の幹部たちは、スターダティルとボンスタら暗殺部隊に任せる。人類の中ではかなり上等な力を持つ彼等ならば、万が一のことは起こらないはずだ。
「準備はできているか? ニーズベステニー、ウチョニー。作戦通りに行くぞ。失敗はイコール、死を意味すると思ってくれ」
アーキダハラの空間転移で城の内部に潜入した俺たちは、今一度地図を確認する。
以前までこの城で勤めていたボンスタの製作したものだ。一部改築されているが、重要な部分は何も変更されていない。ドゥフの居室もそのままだ。
俺たちが今いるのは、そのドゥフの居室の真下。地下室だ。
音系魔法で彼が執務仕事をしているのも確認済みである。というか、あれだけ強大な魔力を隠そうともしていない。これでは、殺してくれと言っているようなものだ。
ここから海まではそこそこの距離がある。アーキダハラの空間転移では足りない。
そのため、俺が開発した新魔法『ゲート』を繋いでいく。まあ新魔法と言っても、ドゥフのウォーターフォールを防いだ時と原理は同じだ。ただ、有効距離が飛躍的に改善しただけである。
「俺は準備万端だ、いつでも大丈夫さ。ウチョニーはどうだ?」
「アタシも行けるよ。……約束通り、まずはアタシから仕掛けていいんだよね?」
彼女の語調からは、わずかながら怒りを感じる。昨日、アーキダハラに見せられたものが関係しているのだろうな。ドゥフを筆頭とした遊牧民族の悪事について、アーキダハラから話をされた。それが、あまりにも目に余る内容だったのだ。
歴史的に見れば、きっと数行程度しか記されないような内容。しかし、現地を生きる俺たちや彼らにとって、それは許されざるものだったのだ。この世の誰も、あのような行為を働いてはいけない。
「……じゃあ、行くよ。無属性・魔力爆発ッ!!」
真上に向かって放たれる魔法の濁流。それは、石造の城を破壊し、地下から一階、二階、そして三階にあるドゥフの居室までを一切の淀みなく貫いた。
ウチョニーには魔法の才能がない。使える属性も、水系統と生態系統の二つだけだ。
しかしその身体の大きさゆえに、体内に保有する魔力量だけなら、アストライア族最強の魔術師ムドラストにも匹敵する。ならば、これを使わない手はない。
無属性魔法・魔力爆発。魔力を純粋なエネルギーとして圧力を掛け、単純に爆発を起こす魔法だ。本来ならば、魔法細胞に固有の属性を持つタイタンロブスターが使うはずのない魔法である。これは、何らからの疾患で属性を持たない障害を抱えた者が編み出した魔法なのだ。
実際、魔力消費に対して生み出すエネルギーは小さい。これなら、通常通り属性魔法を使う方が遥かにマシだ。ゆえに、タイタンロブスターの魔術師は誰も使わない。
しかし、ただ一つ大きな利点がある。簡単なのだ。どの魔法よりも、遥かに簡単だ。
応用性はない。発展性はない。しかし、体内にある魔力を全て放出するのが目的なら、これ以上効率の良い魔法は存在しないのだ。
ウチョニーの魔法を追いかけ、俺は飛び出す。水中でなければ、立体軌道は人間の身体の方が幾分軽くなる。壁を蹴り宙を舞い、身体能力と柔軟性の限りを尽くし最速で超常まで至った。そこには当然、ドゥフが鎮座している。
先程の攻撃を何でも無いかのように受け、身体の半分が流体に変化しながらも、王が座るべき椅子に座り続けているのだ。水の精霊ヴァダパーダ=ドゥフは、ただ気まぐれに王の真似事をしているわけではない。
「やあ、来ると思っていたぞニーズベステニー。アーキダハラに何を吹き込まれたのかは知らないが、殺し合いをするというのなら受けてたつ。俺は戦って全てを手に入れた指導者、ヴァダパーダ=ドゥフだ。戦の中にこそ、花がある」
「悪いが、お前が受け取れるのは仏花だけだ。それも、犬の小便にまみれた仏花さ。お前の墓は作ってやるが、偉大な指導者としてではなく世を狂わせた犯罪者としてだ。このニーズベステニーが、タイタンロブスターの名をもって貴様を極刑に処す!」
落下と同時に、俺はゲートを生み出した。ドゥフは特に抵抗することなくこれを受け入れる。
ゲートの有効距離は500m程度。一昨日の港までは12回程度繋ぐ必要がある。その間、俺はドゥフの攻撃に対応できない。時間にしてみればほぼ一瞬であるが、その一瞬の間に攻撃を放てるのがヴァダパーダ=ドゥフという男なのだ。
「ドゥフ、決着をつけに来たぞ! 今までの貴様の行い、このアーキダハラは全て見ていた! それは、精霊の掟に反するものだ。貴様にはこの世から退場してもらう!」
ゲートをくぐるわずかな隙間。その瞬間に放たれたのドゥフの攻撃を、アーキダハラが目の前で消滅させる。単純な遠距離攻撃など、精霊の目による絶対的な動体視力と、どのような物体でも切断・消滅しうる空間魔法ならば対処可能なのだ。
一秒と経たないうちに、俺たちは水深100m地点まで来ていた。
その間、ドゥフは20を超える水系魔法を放ち、アーキダハラはこの全てを防ぎ切っている。
やはり、精霊同士の戦いはレベルが高い。人間や魔獣などとは比べ物にならないほどだ。
しかし、アーキダハラは反撃できていない様子。ドゥフの攻撃速度に対して、アーキダハラの魔力制御が追いついていないのだ。
だからこそ、アーキダハラが防御に徹するのならば、俺たち二人でドゥフを弱らせる。
最終的には、アーキダハラの持つ吸魔の魔法でチェックメイトだ。何、難しいことは何もない。判断を謝れば死ぬだけだ。簡単だろう。
それに、今回も当然罠を仕掛けている。作戦も入念に練った。ぶっつけ本番ラッキーパンチではなく、確実に奴を殺すべく準備してきたのだ。俺は大発明家ニーズベステニー様なのだから。
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