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第二章 アストライア大陸
第六十六話 戦場俯瞰者
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~SIDE ボンスタ~
盛大に城を破壊して、ニーズベステニー殿が去って行く。
俺にはまったく理解できない、『ゲート』という魔法を使っているそうだ。あれで遠くの海まで一瞬で辿り着く。いったいどういう理屈なのか。
まあ、魔法のことを俺が考えても仕方がない。そっちの勉強はしてこなかったから。
俺にできることは、ただ人を殺すことだけだ。情報収集だの隠密能力だのは、全て殺人のために磨いた技術。最終的な着地点はそこに収まる。
俺は周囲を見回し、十数名いる部下全員とアイコンタクトを取る。
全員、準備は万端な様子だ。作戦はすべて伝えた。動き方の指導も済んでいる。あとは、極力不測の事態が起きないよう各自勤めるだけである。
次に、足元にいる魔獣の背へ手を乗せる。ニーズベステニー殿から借りているプロツィリャント、スターダティルである。彼の能力は凄まじく、流石は準精霊と呼ぶべきだ。身体能力もさることながら、その魔法はほんのわずかであっても人間を殺せる。
「……そう言えば、お前は群れを裏切ってニーズベステニー殿に付いているんだったな。ハハ、同じ裏切者同士、仲良くしようじゃないか、スターダティル」
まるで俺の言葉が分かっているかのように、スターダティルは頷き鳴き声を上げる。
いや、本当に俺の言葉が分かっているのだろう。今までただの準精霊と思っていたが、発声器官を持たないだけで人間並みの知能を有しているのだ。プロツィリャントとは人知には収まらない生物だと、最近になってようやく知った。
そうこうしていると、城の方から一際大きな音が鳴り響く。
どうやら、順調に作戦は進行しているようだ。身体強化で視力を高めると、巨大なタイタンロブスターが暴れまわっているのが良く見えた。
アレはウチョニーさんだ。普段は美少女の姿なのに、戦闘になると恐ろしいタイタンロブスターに変貌する。その巨体と体重から放たれる一撃は、たとえ身体強化をしていなくとも精霊種を圧倒できる。数百年を生きるタイタンロブスターとはそういう生き物だ。
対して、ニーズベステニー殿の異常な魔法は見受けられない。作戦通り、アーキダハラという精霊と共に、一足先に海まで向かったのだろう。強力な水の精霊ドゥフ相手に、しばらくの間二人で戦うのだ。
ウチョニーさんの動きを確認したのち、何の合図もなく俺たちは駆け出す。
木々を伝い一瞬で、立体的な機動でもって城まで辿り着いた。その時には、既に城は崩壊しかけている。ウチョニーさんは、相変わらずの化け物ぶりだ。
城の内部に潜入すると、途端に空気感が変わる。湿気にも近い、肌にまとわりつくような重さがあるのだ。魔法に長けている部下ほど、これを顕著に感じている。
かく言う俺も、この中では一際気だるさを感じていた。
しかしこれは何も悪いものではない。ウチョニーさんから溢れだした、無属性の魔力だ。
ウチョニーさんはタイタンロブスターでありながら、魔法はあまり得意でないらしい。だが、体内に保有する魔力は絶大だ。それを利用するための作戦が、これである。
共に駆け出したスターダティルが、天へと向かって高らかに吠える。
周囲を漂う不吉な魔力は彼へと集合していき、その一部が吸収された。
いわゆる、群体魔法という奴らしい。俺には良くわからないが、海の魔獣は良く使うそうだ。それを、ウチョニーさんの手術とニーズベステニー殿の魔力で合成し、スターダティルにも扱えるようにした。このためだけに、ニーズベステニー殿は深海まで行ってひと狩りしてきたそうだから、大変なことだ。というか、準備期間はほとんどそれに費やしている。
群体魔法、遺魂の導きを改良したこの魔法は、周囲に無属性の魔力が漂う限り半永久的に魔法を使うことが可能になり、また身体強化の練度が凄まじく上昇する。事実、スターダティルは今までと段違いの身体能力を見せつけている。
わざと目立ってくれたウチョニーさんに迫る敵を、目にもとまらぬ速度で捕らえ食い殺したのだ。追撃の数名も、全身から放つ風魔法で切断し瞬殺している。
正直、恐ろしくてたまらない。こんなにも凶暴で獰猛な生物と行動を共にしていたのだと思うと、頼もしさよりもずっと、恐怖が勝ってしまうのだ。
しかし逆に、そんな恐怖を緩和させる行動も、スターダティルは見せる。
なんと、暗殺の対象となっていない人間に対しては、過剰に攻撃しないのだ。
風魔法の塊をぶつけ気絶させるだけで、それ以上のことはしない。本当なら、その魔法ひとつで絶命せしめるはずなのに。
スターダティルは、誰を殺し誰を生かすのか完全に理解しているのだ。
であれば、俺たちに牙を向けることはない。ニーズベステニー殿が釘を刺してくれているはずだから。
「そんじゃ、後は頼むよ~! アタシはあのゴミぶっ殺してくるから!」
恐らく、スターダティルにだろう。ウチョニーさんが声を掛けて去って行った。
彼女とスターダティルは目立つ役で、俺たちは陰から幹部クラスを暗殺する役だ。今回の襲撃は、あくまでも準精霊と魔獣の暴走ということに仕向ける。
本当に、素晴らしい活躍だ。周囲の兵士は全員、ウチョニーさんとスターダティルに引き付けられている。潜伏している俺たちの存在など、誰も気に掛けてはいないのだ。ここまでお膳立てをされて、俺たちが任務を遂行できないはずはない。
俊足で走るウチョニー殿の後を追う三人の男。全員暗殺対象者だ。この都市で相当高い地位におり、ウダボルスティを仕入れている連中でもある。元凶、とも言うべきだろうな。
俺は気配を決して彼らに近づき、魔法を放つ。石杭は抜かない。この魔法は、今までの武器よりも遥かに殺傷性が高く、しかも隠密という点において満点なのだ。
龍断刃。タイタンロブスターには必須の魔法で、水系魔法の中でも屈指の攻撃力を持っている。達人ならばまさに龍の首を落とすことも可能で、俺のような人間でも相当な威力を出せるのだ。むしろ何故今まで石杭など使っていたのか、疑問にすら思う。
龍断刃を纏った右手はひと撫でで三人の首を切断し、血をまき散らす。
過去共に働いた仲だが、別に好きだったわけではない。むしろ、嫌いな部類の連中だ。ためらいはなかった。
三人を殺した直後、わかりやすくスターダティルが大魔法を放ち城を破壊する。
表に出てしまった俺を再び潜伏させるため、わざと目立ってくれているのだ。有力な戦士は皆スターダティルを警戒し、その周囲に集まっている。
この隙に、俺は周囲の暗殺対象者を殺して回った。もちろんスターダティルを戦闘している中にも対象者はいるが、アレは最後でいい。全員殺して目撃者がいなくなったところで、スターダティルと共闘し殺してやろう。
暗殺というのは何も、陰に隠れてやらなければいけないわけではない。極端な話、街中で堂々と殺そうとも、それを感づかれなければ良いのだ。あるいは一般市民に知られたとしても、重要人物に伝わらなければいい。簡単なことだ。
それにしても、スターダティルは凄いな。この都市にいる兵士は相当な実力者ばかりだが、数十名の兵士を相手にまだまだ余裕気な表情を見せている。
無尽蔵の魔力を持つ準精霊というのは、本当に強いのだ。俺が百の兵を率いて討伐に向かおうとも、勝てるビジョンが浮かばないほどに。
「俺も、負けてられないな。取り敢えず、スターダティルと戦ってない暗殺対象はこれで最後だ。後は……兵士団長と副団長。俺の兄貴、ジョルトニーか。不死身の男が相手ならば、俺も本気が出せるってもんだ。悪いなスターダティル。ここは俺の独壇場だぜ」
思わず笑みがこぼれだす。副団長は正直言ってカスだ。軍を動かせるだけで、実力があるわけじゃない。だが、兵士団長ジョルトニーは強い。尋常じゃなく。この都市において、ドゥフの次に強い男だ。
盛大に城を破壊して、ニーズベステニー殿が去って行く。
俺にはまったく理解できない、『ゲート』という魔法を使っているそうだ。あれで遠くの海まで一瞬で辿り着く。いったいどういう理屈なのか。
まあ、魔法のことを俺が考えても仕方がない。そっちの勉強はしてこなかったから。
俺にできることは、ただ人を殺すことだけだ。情報収集だの隠密能力だのは、全て殺人のために磨いた技術。最終的な着地点はそこに収まる。
俺は周囲を見回し、十数名いる部下全員とアイコンタクトを取る。
全員、準備は万端な様子だ。作戦はすべて伝えた。動き方の指導も済んでいる。あとは、極力不測の事態が起きないよう各自勤めるだけである。
次に、足元にいる魔獣の背へ手を乗せる。ニーズベステニー殿から借りているプロツィリャント、スターダティルである。彼の能力は凄まじく、流石は準精霊と呼ぶべきだ。身体能力もさることながら、その魔法はほんのわずかであっても人間を殺せる。
「……そう言えば、お前は群れを裏切ってニーズベステニー殿に付いているんだったな。ハハ、同じ裏切者同士、仲良くしようじゃないか、スターダティル」
まるで俺の言葉が分かっているかのように、スターダティルは頷き鳴き声を上げる。
いや、本当に俺の言葉が分かっているのだろう。今までただの準精霊と思っていたが、発声器官を持たないだけで人間並みの知能を有しているのだ。プロツィリャントとは人知には収まらない生物だと、最近になってようやく知った。
そうこうしていると、城の方から一際大きな音が鳴り響く。
どうやら、順調に作戦は進行しているようだ。身体強化で視力を高めると、巨大なタイタンロブスターが暴れまわっているのが良く見えた。
アレはウチョニーさんだ。普段は美少女の姿なのに、戦闘になると恐ろしいタイタンロブスターに変貌する。その巨体と体重から放たれる一撃は、たとえ身体強化をしていなくとも精霊種を圧倒できる。数百年を生きるタイタンロブスターとはそういう生き物だ。
対して、ニーズベステニー殿の異常な魔法は見受けられない。作戦通り、アーキダハラという精霊と共に、一足先に海まで向かったのだろう。強力な水の精霊ドゥフ相手に、しばらくの間二人で戦うのだ。
ウチョニーさんの動きを確認したのち、何の合図もなく俺たちは駆け出す。
木々を伝い一瞬で、立体的な機動でもって城まで辿り着いた。その時には、既に城は崩壊しかけている。ウチョニーさんは、相変わらずの化け物ぶりだ。
城の内部に潜入すると、途端に空気感が変わる。湿気にも近い、肌にまとわりつくような重さがあるのだ。魔法に長けている部下ほど、これを顕著に感じている。
かく言う俺も、この中では一際気だるさを感じていた。
しかしこれは何も悪いものではない。ウチョニーさんから溢れだした、無属性の魔力だ。
ウチョニーさんはタイタンロブスターでありながら、魔法はあまり得意でないらしい。だが、体内に保有する魔力は絶大だ。それを利用するための作戦が、これである。
共に駆け出したスターダティルが、天へと向かって高らかに吠える。
周囲を漂う不吉な魔力は彼へと集合していき、その一部が吸収された。
いわゆる、群体魔法という奴らしい。俺には良くわからないが、海の魔獣は良く使うそうだ。それを、ウチョニーさんの手術とニーズベステニー殿の魔力で合成し、スターダティルにも扱えるようにした。このためだけに、ニーズベステニー殿は深海まで行ってひと狩りしてきたそうだから、大変なことだ。というか、準備期間はほとんどそれに費やしている。
群体魔法、遺魂の導きを改良したこの魔法は、周囲に無属性の魔力が漂う限り半永久的に魔法を使うことが可能になり、また身体強化の練度が凄まじく上昇する。事実、スターダティルは今までと段違いの身体能力を見せつけている。
わざと目立ってくれたウチョニーさんに迫る敵を、目にもとまらぬ速度で捕らえ食い殺したのだ。追撃の数名も、全身から放つ風魔法で切断し瞬殺している。
正直、恐ろしくてたまらない。こんなにも凶暴で獰猛な生物と行動を共にしていたのだと思うと、頼もしさよりもずっと、恐怖が勝ってしまうのだ。
しかし逆に、そんな恐怖を緩和させる行動も、スターダティルは見せる。
なんと、暗殺の対象となっていない人間に対しては、過剰に攻撃しないのだ。
風魔法の塊をぶつけ気絶させるだけで、それ以上のことはしない。本当なら、その魔法ひとつで絶命せしめるはずなのに。
スターダティルは、誰を殺し誰を生かすのか完全に理解しているのだ。
であれば、俺たちに牙を向けることはない。ニーズベステニー殿が釘を刺してくれているはずだから。
「そんじゃ、後は頼むよ~! アタシはあのゴミぶっ殺してくるから!」
恐らく、スターダティルにだろう。ウチョニーさんが声を掛けて去って行った。
彼女とスターダティルは目立つ役で、俺たちは陰から幹部クラスを暗殺する役だ。今回の襲撃は、あくまでも準精霊と魔獣の暴走ということに仕向ける。
本当に、素晴らしい活躍だ。周囲の兵士は全員、ウチョニーさんとスターダティルに引き付けられている。潜伏している俺たちの存在など、誰も気に掛けてはいないのだ。ここまでお膳立てをされて、俺たちが任務を遂行できないはずはない。
俊足で走るウチョニー殿の後を追う三人の男。全員暗殺対象者だ。この都市で相当高い地位におり、ウダボルスティを仕入れている連中でもある。元凶、とも言うべきだろうな。
俺は気配を決して彼らに近づき、魔法を放つ。石杭は抜かない。この魔法は、今までの武器よりも遥かに殺傷性が高く、しかも隠密という点において満点なのだ。
龍断刃。タイタンロブスターには必須の魔法で、水系魔法の中でも屈指の攻撃力を持っている。達人ならばまさに龍の首を落とすことも可能で、俺のような人間でも相当な威力を出せるのだ。むしろ何故今まで石杭など使っていたのか、疑問にすら思う。
龍断刃を纏った右手はひと撫でで三人の首を切断し、血をまき散らす。
過去共に働いた仲だが、別に好きだったわけではない。むしろ、嫌いな部類の連中だ。ためらいはなかった。
三人を殺した直後、わかりやすくスターダティルが大魔法を放ち城を破壊する。
表に出てしまった俺を再び潜伏させるため、わざと目立ってくれているのだ。有力な戦士は皆スターダティルを警戒し、その周囲に集まっている。
この隙に、俺は周囲の暗殺対象者を殺して回った。もちろんスターダティルを戦闘している中にも対象者はいるが、アレは最後でいい。全員殺して目撃者がいなくなったところで、スターダティルと共闘し殺してやろう。
暗殺というのは何も、陰に隠れてやらなければいけないわけではない。極端な話、街中で堂々と殺そうとも、それを感づかれなければ良いのだ。あるいは一般市民に知られたとしても、重要人物に伝わらなければいい。簡単なことだ。
それにしても、スターダティルは凄いな。この都市にいる兵士は相当な実力者ばかりだが、数十名の兵士を相手にまだまだ余裕気な表情を見せている。
無尽蔵の魔力を持つ準精霊というのは、本当に強いのだ。俺が百の兵を率いて討伐に向かおうとも、勝てるビジョンが浮かばないほどに。
「俺も、負けてられないな。取り敢えず、スターダティルと戦ってない暗殺対象はこれで最後だ。後は……兵士団長と副団長。俺の兄貴、ジョルトニーか。不死身の男が相手ならば、俺も本気が出せるってもんだ。悪いなスターダティル。ここは俺の独壇場だぜ」
思わず笑みがこぼれだす。副団長は正直言ってカスだ。軍を動かせるだけで、実力があるわけじゃない。だが、兵士団長ジョルトニーは強い。尋常じゃなく。この都市において、ドゥフの次に強い男だ。
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