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第一章 流れ者の村
第51話 逃亡者
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「魔導士様!村に流れ者が!」
それから三日後の事だ。一応今回の顛末を村人に話し、許可をもらい、ついでになぜか私の呼び方の会議を行い、その関係で私はなぜか魔導士様となった。選択肢としては神様(私が却下)
建築士(一票)、マスター(村人が却下)凸凹さん(出たものの全員で否決)を経て魔導士となった。途中なんかおかしいのが混ざったが気のせいだ。
「誰だ…。」
「…誠にすいませんが…私たち…庇護下に入れて欲しいです。」
そう言ってきたのはメルトヴァの町の説得の際に恥にいた家族だった。
「…あれから町は二分されました。あなたについていく組と。あの町に残る組と・・・ただどちらも街を出る事はありませんでした。」
…。目の前にいるのは…。親子だった。正確には女性一人と少年一人、話してるのは少年の方だ。
「なぜなら、行くならみんな一緒と足を引っ張り合い、お互いを誹謗中傷して、誰も行動しなかったので。」
「最悪だな。」
「あれだけ大見栄切って追い出した以上。行くなら手土産が欲しい。だけど…そんなものあの町にはありません。塩の行商人も来るとき来ない時がまちまちですので…。」
「これの事か?」
さっと取り出したのはこっちのダンジョンで作った塩だ。メッチャングの町を領域で包囲して港町だったメッチャングは当然海があった。すなわち塩だ。乾燥の魔法もある私達は塩をダンジョンの隅で煮詰め、そして水分を適度に乾燥の魔法で取り除き、塩を完成させていた。煮詰めない場合、薄くてまずいので。ちょっと煮詰めた。
「は?」
流石の家族も驚いたようだ。それはモアレも一緒だ。
「それ、どうしたんです?」
「ああ、ちょっとした伝手だ。手に入れておいた。で、実は連中にもう頼みたいものもないんだ。本当に温情で…。」
その顔は恐怖だった。…こいつら…
「お前ら…。偵察か。」
スパイという言葉はなかったようだが、こいつらは…。
「な!」
「大方本当は町は割れていない。で、私達に塩の存在をにおわせ、抱え込むつもりだったのだろう。が、それを知らないわけではない。」
「が、君たちが本当にここに従い住むならば、私は歓迎しよう。どうする?」
「魔導士様。これ食べさせるといいよ。」
ポアンが持ってきたのは、パークボアの塩ステーキだ。焼いた肉に塩だけというシンプル料理だ。最近の村の流行りで、タイムとかの香草はもう少し成長するにかかるので。問題があるのと小麦の生育もいい感じで秋に収穫ができるだろう。
「正直だな。」
そう、最近は食べれるようになったパークボアのステーキだ。そこまでは実際村人が競うように食べるか、又は干し肉にしてしまうので、余ることが無く、また、ダンジョンにおいてDPで料理を安全に出すには同じ料理を数百は作らないといけない、その観点で今まで、まったく余らなかったのが、このパークボアのステーキだ。そして何よりこのステーキ。溶岩プレートで焼かれた。この世界に無いはずの肉汁たっぷり肉だ。これが最近のポアンのお気に入りで、何でも塩を付けてしまうほどお気に入りだった。
「なんだ!」
「うまい・・・。!」
ポアンが串を持ってくると、差し出す。実は食器はこの世界まだ存在していない。厚い肉を食べる方法はこの串に刺して頬張る。だった。いずれナイフとフォークは流行らせたいが、細かい作り方知らない。
「これが食べれるんだよ?私聞いた時、信じられないって思ったんだよ?ね、食べない?」
「お願いします!」
かぶりつくお母さんだと思う。むしゃむしゃと一生懸命食べていた。
「久々に飯を食ったぞ…。ステーキなんて…。」
その少年のつぶやきを俺は見逃さなかった。
それから三日後の事だ。一応今回の顛末を村人に話し、許可をもらい、ついでになぜか私の呼び方の会議を行い、その関係で私はなぜか魔導士様となった。選択肢としては神様(私が却下)
建築士(一票)、マスター(村人が却下)凸凹さん(出たものの全員で否決)を経て魔導士となった。途中なんかおかしいのが混ざったが気のせいだ。
「誰だ…。」
「…誠にすいませんが…私たち…庇護下に入れて欲しいです。」
そう言ってきたのはメルトヴァの町の説得の際に恥にいた家族だった。
「…あれから町は二分されました。あなたについていく組と。あの町に残る組と・・・ただどちらも街を出る事はありませんでした。」
…。目の前にいるのは…。親子だった。正確には女性一人と少年一人、話してるのは少年の方だ。
「なぜなら、行くならみんな一緒と足を引っ張り合い、お互いを誹謗中傷して、誰も行動しなかったので。」
「最悪だな。」
「あれだけ大見栄切って追い出した以上。行くなら手土産が欲しい。だけど…そんなものあの町にはありません。塩の行商人も来るとき来ない時がまちまちですので…。」
「これの事か?」
さっと取り出したのはこっちのダンジョンで作った塩だ。メッチャングの町を領域で包囲して港町だったメッチャングは当然海があった。すなわち塩だ。乾燥の魔法もある私達は塩をダンジョンの隅で煮詰め、そして水分を適度に乾燥の魔法で取り除き、塩を完成させていた。煮詰めない場合、薄くてまずいので。ちょっと煮詰めた。
「は?」
流石の家族も驚いたようだ。それはモアレも一緒だ。
「それ、どうしたんです?」
「ああ、ちょっとした伝手だ。手に入れておいた。で、実は連中にもう頼みたいものもないんだ。本当に温情で…。」
その顔は恐怖だった。…こいつら…
「お前ら…。偵察か。」
スパイという言葉はなかったようだが、こいつらは…。
「な!」
「大方本当は町は割れていない。で、私達に塩の存在をにおわせ、抱え込むつもりだったのだろう。が、それを知らないわけではない。」
「が、君たちが本当にここに従い住むならば、私は歓迎しよう。どうする?」
「魔導士様。これ食べさせるといいよ。」
ポアンが持ってきたのは、パークボアの塩ステーキだ。焼いた肉に塩だけというシンプル料理だ。最近の村の流行りで、タイムとかの香草はもう少し成長するにかかるので。問題があるのと小麦の生育もいい感じで秋に収穫ができるだろう。
「正直だな。」
そう、最近は食べれるようになったパークボアのステーキだ。そこまでは実際村人が競うように食べるか、又は干し肉にしてしまうので、余ることが無く、また、ダンジョンにおいてDPで料理を安全に出すには同じ料理を数百は作らないといけない、その観点で今まで、まったく余らなかったのが、このパークボアのステーキだ。そして何よりこのステーキ。溶岩プレートで焼かれた。この世界に無いはずの肉汁たっぷり肉だ。これが最近のポアンのお気に入りで、何でも塩を付けてしまうほどお気に入りだった。
「なんだ!」
「うまい・・・。!」
ポアンが串を持ってくると、差し出す。実は食器はこの世界まだ存在していない。厚い肉を食べる方法はこの串に刺して頬張る。だった。いずれナイフとフォークは流行らせたいが、細かい作り方知らない。
「これが食べれるんだよ?私聞いた時、信じられないって思ったんだよ?ね、食べない?」
「お願いします!」
かぶりつくお母さんだと思う。むしゃむしゃと一生懸命食べていた。
「久々に飯を食ったぞ…。ステーキなんて…。」
その少年のつぶやきを俺は見逃さなかった。
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