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第8章 勇者プロデューサーへの道
第308話 雑魚には雑魚の戦い方がある。
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「どうも…。」
「こうなるとは…恋愛マスター形無しね。」
奥原さんが苦笑いする。三日をかけ、すべての料理を食べてもらったのだが…音無さん的に引っかかる料理は存在しなかった。そして、これによりイーハ商会がリンシュメルトで通じそうな商品はなくなった。性格にはあるにはある。ゴーレム車の二大とかの売りだ。がこれは似た物が、もうリンシュメルト及び勇者大陸では売られていた。それがさらに・・・商売を難しくした。しかも、ギルド商会の”エルフの里”にはもっとチート…いや、もはや建築家として目を見張るものが売られていた。それが”オーツウッドアーマー”及びオーツウッドシリーズと呼ばれる”鋼鉄並みに硬い木”をベースにした武器防具陣だ。頭を金具で撃たれたような画期的な物で、重さが鋼鉄の鎧の半分ぐらいで硬さは大体一緒位、むしろ、滑らかさと通気性で優位まであるもので…。武器としては重さが足りない分をリーチによる”遠心力”でカバーする作りとなっていた。そして、ギルドはもっと恐ろしい事に、甘み、食事においても勇者のやらかしを受け止め…販売を行っていた。ケーキがあり…ミルクもある、卵がないが…。それを抜けばこっちが食事で勝てる見込みは0だった。
「恋愛は関係ないですよ?」
「確かに…食事は・・。」
「違うの!いうじゃん、男は胃でつかめ。メシマズ嫁はお笑いの対象よ。」
「う…。」
「だが…相手は大商会だぞ。」
「だよね…。」
一応、ギルド商会で買ってきたスィーツである。”エルフ米のざら目せんべい”を、一緒に売っていた麦茶と5人でつまんでいた。大方これもミーアさんとか、ネルさんが関わっているのだろう。はっきり言って強敵だ。陽華と奥原、音無さんと私が今回の事情を説明しているが…。一緒につまんでいるジャンも顔色が優れない。
「これ、ギルド強すぎない?」
「………(コクコク)…。」
「ですよね。出店なんて無理なんじゃ?」
「これ、勝機がないぞ、このままじゃ。」
「麦茶もうまけりゃ、せんべいもうまい。甘いし。」
「せんべいに目覚めそうですよ。これ。」
ただ、出店しないと様子見の拠点も設置できないが…売れない店放置してでも拠点を設置するのは逆に怪しまれる。かといってギルドと張り合うのは…いやリンシュメルトの商業レベルに勝てるだけの品質を維持できない。
「考えても結論が出ない。一応飯垣さんに頼んであるのに任せるしかないか…となると、音無さんを強化するにしても…。」
「そんなに強いんですか?」
「分からん。但しURとつくモンスターが弱いわけがない。」
「第一、URって?」
「こっち来てくれ、」
そう言うと、風鳴り亭奥の事務所を指さす。こんな開けた箇所で、モンスター解説なんぞできん。
「URには俺は一切あったことはない。但し、シングルモンスターの上であり、魔王クラスであることは間違いない。」
黒板を前に…一応田園地帯に来てもらい説明していた。
「そんな…ですか?」
「そんなのいたんだ。」
シングルモンスターのデータでさえ稀でたどり着いているマスターの数は少ない。その上と目されるURはもっとひどいはずだ。
『明言はないですけどね。』
「ただし、実はレシピさえ見たことが無い。開発できるかも不明。で…開示されたデータだと全く初動が不明だ。」
一応画面には…少し金額を払い買い取った”クラウドドラゴン”のデータをみんなに見てもらっている。
「こんなモンスターいるんだ。」
「ただ、召喚系がある事、相手が普通に城より巨大であること。それだけ見ても普通に強い。」
大方数キロ単位の大きさだ。大きさと能力が比例するなら…はっきり言って勝つ見込みはない。私でさえ数万はあるステータス、そして音無さんは数百といった所だ。たとえ束になろうが…いやデータが無さすぎる。
「じゃあ…。」
「普通にやれば負ける。但し…。」
「但し?」
「今回出兵するのが南だ。大方モンスターを出す。どれくらいか不明だが…亜人同盟を名乗った初戦の大バトルだ。舐められないために相当…勇者以外の戦力も出す。と見てる。」
画像は、今まで記録した、うちに来た魔王軍と楽園のお姉さんの画像になる。
「そんな強いんですか?」
「リーメ君…ゴブリン村は我々からしても異次元の強さだ。最低でも彼らを招へいするだろう。むしろ、我々はいても邪魔になる。」
「そんな…。」
音無さんが絶句しているが、奥原さん的には納得しているようだ。
「他のダンマスとかでもトップランカーでも勝てないんだよ、ゴブリン村。それが勝てないなら勝てないって。」
それに陽華も頷く。
「そんなにですか?」
「ゴブリン村の小さいゴブリン一体で、ダンマスの部隊が全滅したとか報告が来るレベル程度の差はある。それが苦戦するなら我々では太刀打ちできない。」
「それほどですか…。」
「だから、もし君が戦闘に参加するでも、慎重に期す…というより参加は適当に後方で待機して欲しい。」
「え?」
「はっきり言って、そのステータスだと、最悪流れ弾で君が死ぬぞ。支援する側でも戦闘に巻き込まれ、体当たりされて死亡…って奴がありうるんだ。今回は。」
シングルの平均が4ケタステータスだ。そうでないにしても。もっとひどいだろう。ステータス差による能力の倍率は知らんが…数百倍を超えるステータスなんて文字通り、巨人と蟻みたいな差になりかねない。自分にできるのは巻き込まれない事だ。
「弱いんですか…。」
「大方…勇者でも相当鍛えないといけない。それに味方の一部もあれに勝算があるのだろう。だから、生きる事を優先して欲しい。蛮勇でも…石につまずいて死ぬみたいないやな死に方はしたくないだろ?」
「…分かりました。」
「でもそれが本当なら…私たちは?」
「撮影班は前日に乗り込んで予定地で待機する。で、参加費だけ受け取って帰ってきて欲しい。」
「それでいいんですか?」
「勝ち戦になっても積極的に前には出ないでほしい。」
予想が正しいなら…大方リューネハウスの誰かも来る。そんなランカーの戦いに今の音無ちゃんは耐えれない。雑兵は雑兵の戦い方がある。
「…分かりました。」
「こうなるとは…恋愛マスター形無しね。」
奥原さんが苦笑いする。三日をかけ、すべての料理を食べてもらったのだが…音無さん的に引っかかる料理は存在しなかった。そして、これによりイーハ商会がリンシュメルトで通じそうな商品はなくなった。性格にはあるにはある。ゴーレム車の二大とかの売りだ。がこれは似た物が、もうリンシュメルト及び勇者大陸では売られていた。それがさらに・・・商売を難しくした。しかも、ギルド商会の”エルフの里”にはもっとチート…いや、もはや建築家として目を見張るものが売られていた。それが”オーツウッドアーマー”及びオーツウッドシリーズと呼ばれる”鋼鉄並みに硬い木”をベースにした武器防具陣だ。頭を金具で撃たれたような画期的な物で、重さが鋼鉄の鎧の半分ぐらいで硬さは大体一緒位、むしろ、滑らかさと通気性で優位まであるもので…。武器としては重さが足りない分をリーチによる”遠心力”でカバーする作りとなっていた。そして、ギルドはもっと恐ろしい事に、甘み、食事においても勇者のやらかしを受け止め…販売を行っていた。ケーキがあり…ミルクもある、卵がないが…。それを抜けばこっちが食事で勝てる見込みは0だった。
「恋愛は関係ないですよ?」
「確かに…食事は・・。」
「違うの!いうじゃん、男は胃でつかめ。メシマズ嫁はお笑いの対象よ。」
「う…。」
「だが…相手は大商会だぞ。」
「だよね…。」
一応、ギルド商会で買ってきたスィーツである。”エルフ米のざら目せんべい”を、一緒に売っていた麦茶と5人でつまんでいた。大方これもミーアさんとか、ネルさんが関わっているのだろう。はっきり言って強敵だ。陽華と奥原、音無さんと私が今回の事情を説明しているが…。一緒につまんでいるジャンも顔色が優れない。
「これ、ギルド強すぎない?」
「………(コクコク)…。」
「ですよね。出店なんて無理なんじゃ?」
「これ、勝機がないぞ、このままじゃ。」
「麦茶もうまけりゃ、せんべいもうまい。甘いし。」
「せんべいに目覚めそうですよ。これ。」
ただ、出店しないと様子見の拠点も設置できないが…売れない店放置してでも拠点を設置するのは逆に怪しまれる。かといってギルドと張り合うのは…いやリンシュメルトの商業レベルに勝てるだけの品質を維持できない。
「考えても結論が出ない。一応飯垣さんに頼んであるのに任せるしかないか…となると、音無さんを強化するにしても…。」
「そんなに強いんですか?」
「分からん。但しURとつくモンスターが弱いわけがない。」
「第一、URって?」
「こっち来てくれ、」
そう言うと、風鳴り亭奥の事務所を指さす。こんな開けた箇所で、モンスター解説なんぞできん。
「URには俺は一切あったことはない。但し、シングルモンスターの上であり、魔王クラスであることは間違いない。」
黒板を前に…一応田園地帯に来てもらい説明していた。
「そんな…ですか?」
「そんなのいたんだ。」
シングルモンスターのデータでさえ稀でたどり着いているマスターの数は少ない。その上と目されるURはもっとひどいはずだ。
『明言はないですけどね。』
「ただし、実はレシピさえ見たことが無い。開発できるかも不明。で…開示されたデータだと全く初動が不明だ。」
一応画面には…少し金額を払い買い取った”クラウドドラゴン”のデータをみんなに見てもらっている。
「こんなモンスターいるんだ。」
「ただ、召喚系がある事、相手が普通に城より巨大であること。それだけ見ても普通に強い。」
大方数キロ単位の大きさだ。大きさと能力が比例するなら…はっきり言って勝つ見込みはない。私でさえ数万はあるステータス、そして音無さんは数百といった所だ。たとえ束になろうが…いやデータが無さすぎる。
「じゃあ…。」
「普通にやれば負ける。但し…。」
「但し?」
「今回出兵するのが南だ。大方モンスターを出す。どれくらいか不明だが…亜人同盟を名乗った初戦の大バトルだ。舐められないために相当…勇者以外の戦力も出す。と見てる。」
画像は、今まで記録した、うちに来た魔王軍と楽園のお姉さんの画像になる。
「そんな強いんですか?」
「リーメ君…ゴブリン村は我々からしても異次元の強さだ。最低でも彼らを招へいするだろう。むしろ、我々はいても邪魔になる。」
「そんな…。」
音無さんが絶句しているが、奥原さん的には納得しているようだ。
「他のダンマスとかでもトップランカーでも勝てないんだよ、ゴブリン村。それが勝てないなら勝てないって。」
それに陽華も頷く。
「そんなにですか?」
「ゴブリン村の小さいゴブリン一体で、ダンマスの部隊が全滅したとか報告が来るレベル程度の差はある。それが苦戦するなら我々では太刀打ちできない。」
「それほどですか…。」
「だから、もし君が戦闘に参加するでも、慎重に期す…というより参加は適当に後方で待機して欲しい。」
「え?」
「はっきり言って、そのステータスだと、最悪流れ弾で君が死ぬぞ。支援する側でも戦闘に巻き込まれ、体当たりされて死亡…って奴がありうるんだ。今回は。」
シングルの平均が4ケタステータスだ。そうでないにしても。もっとひどいだろう。ステータス差による能力の倍率は知らんが…数百倍を超えるステータスなんて文字通り、巨人と蟻みたいな差になりかねない。自分にできるのは巻き込まれない事だ。
「弱いんですか…。」
「大方…勇者でも相当鍛えないといけない。それに味方の一部もあれに勝算があるのだろう。だから、生きる事を優先して欲しい。蛮勇でも…石につまずいて死ぬみたいないやな死に方はしたくないだろ?」
「…分かりました。」
「でもそれが本当なら…私たちは?」
「撮影班は前日に乗り込んで予定地で待機する。で、参加費だけ受け取って帰ってきて欲しい。」
「それでいいんですか?」
「勝ち戦になっても積極的に前には出ないでほしい。」
予想が正しいなら…大方リューネハウスの誰かも来る。そんなランカーの戦いに今の音無ちゃんは耐えれない。雑兵は雑兵の戦い方がある。
「…分かりました。」
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