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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第942話 薔薇と白い月(2) こうして計算は狂っていく
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その頃…聖女(アンジェ)とクリメア達の間にある動揺が走っていた。それが3の主人公”リリア”の不在だ。いくら探してもいない。いるはずなのに。一応王子も攻略しているが、リリアと相談できない今そしてパットがNPCであり、動きがゲオルグ攻略に動いていた。がこれもが問題だった。リリアが誰を狙うのか、はっきりさせないとフラグバッティングだけは避けたいが見つからない。そして何より…戦力が足りないのだ。アンジェ一人で、準備期間40日で出来る範囲はたかが知れており、クリメアも含め攻略対象はダンジョンに預けたお金が使えない。なので地道なレベリングが欲しいのだが…あまりに弱いステータスと、王子以外の…なぜか好感度が稼げずリリア関連の攻略対象である”漁師”、”力士”、”農家”がいるという話があるのだ。当然王子も狙える、だからリリアだけでも回復薬として抱え込みたかった。そこに追い打ちをかけたのが”シナリオ崩壊緊急ロールバック”とかいう謎の処理によって生まれた裏ボスのリーフ君と月の君であるゲオルグの中味に教授が入るという異常事態である、そして教授はアンジェと、クリメアの補助を断ったのだ。ダンジョンマスター業に専念したいという発言だ。なので、ダンジョンを知っている者が接待業みたいな行為はできんと、言う事になったのだ。
「でもこれ…まずくない?」
「…あんた本気で分かってる?ピンチなのよ。」
そう、何も対策をたてぬままゲームに入ってしまった徳永は…ゲームのフラグ関連の知識はなかったし、王子とのロマンスがやりたいだけの一般プレイヤーだった。それはクリメア(リューネ)も一緒だった。そう、転生者にして…ゲームの世界だと分かってもゲームの知識はないのだ。なので対策の施しようもない。クリメアはまだ実家から資金援助を貰えるものの、大きくはシナリオ逸脱した行為はできない。アンジェには頼れる相手がもう、攻略を知っているかもしれない落札者がいたリリアしかいないのだ。が、そのリリアの姿がない。だから問題なのだ。これは前回のハーレムトライも異常だが今回の事態も異常だ。
「でも王子は何とかなるのよね。」
「…鳥海あたりにイージーモードって笑われるけどね。」
鳥海が言うには…王子との恋愛は簡単で見栄えがいい一般向けイージーモードだ。適当な発言さえしていれば勝手に好感度が上がるのだ。だからこそ俺様王子とか馬鹿王子と言われるのだ。むしろ王子と会いに行って振られる選択肢の方が少ないくらいだ。せっかく25億で主人公の地位を買ってこの様では借金した意味はない。
「それが悔しいのよ!でもどうするのよ。」
「今回魔王軍でいるのは少数よ、ほとんどが参加してないからね。だから頼る相手はいないわ。お遊びに見られるからね。」
実際ナオはシナリオモードの監視のために来ていただけで、他のメンバーも魔王などのエネミー側の配役にいるが、味方にはいない。なので…頼れる相手もいないのだ。ついでにクリメアにリューネが付いた理由も”敵ボスで出現する可能性がある”からだ。それ以外ではない。なので手助けは表立ってできない。
「ってなると…私一人で何とかしないといけないの!?」
「そうなるわ。そろそろ危ないから帰るわ。王子とバカンスしなさい。それが一番いいわ。」
「確かにそうだけどー。もっと楽したいのよ!」
「…だからと言ってどうも草原同盟が動いているらしいわ。だから襲撃って事も考えられるから、自衛手段・・・考えなさいね。」
「…だからなのよー!」
徳永は当たり散らすが…リューネは呆れたように部屋を出ていった。
「私も危なくなる限界まで支援してるんだから…あまり…ね。」
リューネの目が細く…冷たくなるのを見て、徳永は騒ぐのをやめた。リューネは本来逆立ちしても勝てないドラゴンなのだから。
「わ、分かった。私一人で探してみる、」
「頑張りなさいよ。」
「でもこれ…まずくない?」
「…あんた本気で分かってる?ピンチなのよ。」
そう、何も対策をたてぬままゲームに入ってしまった徳永は…ゲームのフラグ関連の知識はなかったし、王子とのロマンスがやりたいだけの一般プレイヤーだった。それはクリメア(リューネ)も一緒だった。そう、転生者にして…ゲームの世界だと分かってもゲームの知識はないのだ。なので対策の施しようもない。クリメアはまだ実家から資金援助を貰えるものの、大きくはシナリオ逸脱した行為はできない。アンジェには頼れる相手がもう、攻略を知っているかもしれない落札者がいたリリアしかいないのだ。が、そのリリアの姿がない。だから問題なのだ。これは前回のハーレムトライも異常だが今回の事態も異常だ。
「でも王子は何とかなるのよね。」
「…鳥海あたりにイージーモードって笑われるけどね。」
鳥海が言うには…王子との恋愛は簡単で見栄えがいい一般向けイージーモードだ。適当な発言さえしていれば勝手に好感度が上がるのだ。だからこそ俺様王子とか馬鹿王子と言われるのだ。むしろ王子と会いに行って振られる選択肢の方が少ないくらいだ。せっかく25億で主人公の地位を買ってこの様では借金した意味はない。
「それが悔しいのよ!でもどうするのよ。」
「今回魔王軍でいるのは少数よ、ほとんどが参加してないからね。だから頼る相手はいないわ。お遊びに見られるからね。」
実際ナオはシナリオモードの監視のために来ていただけで、他のメンバーも魔王などのエネミー側の配役にいるが、味方にはいない。なので…頼れる相手もいないのだ。ついでにクリメアにリューネが付いた理由も”敵ボスで出現する可能性がある”からだ。それ以外ではない。なので手助けは表立ってできない。
「ってなると…私一人で何とかしないといけないの!?」
「そうなるわ。そろそろ危ないから帰るわ。王子とバカンスしなさい。それが一番いいわ。」
「確かにそうだけどー。もっと楽したいのよ!」
「…だからと言ってどうも草原同盟が動いているらしいわ。だから襲撃って事も考えられるから、自衛手段・・・考えなさいね。」
「…だからなのよー!」
徳永は当たり散らすが…リューネは呆れたように部屋を出ていった。
「私も危なくなる限界まで支援してるんだから…あまり…ね。」
リューネの目が細く…冷たくなるのを見て、徳永は騒ぐのをやめた。リューネは本来逆立ちしても勝てないドラゴンなのだから。
「わ、分かった。私一人で探してみる、」
「頑張りなさいよ。」
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