魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1178話 馬車が出るには馬が少なすぎた

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 馬車に載せられ移動する。そう言えば馬車自体が初めてだ。ファンタジーなのにと思われるかもしれないが、馬の産地はごく少数でまだ騎馬兵暖を作れるほどではない。その上乗馬器具の開発がまだで鐙も手綱もない。だからこそ、今の段階では馬車は実用化されていないのだ。
「馬車…。」
「これはこれですわ。ゴーレム車の方がいいですけど。」
「それを開発したいけど難しいでござる。」
「要件を言って欲しい。移動中でも大丈夫だろ?」
「そうでござる。早速行くでござる。」

 勇者大下は…休養中にこのTRPGイベントで魔界に入れると知って、設定が書いただけ生かされると聞いて一度ヒロインをやってみたいとついでになって一週間は自分の体を堪能したけど…そこから分かった…まずは自分が貴族令嬢…ではなく貴族夫人だったこと。そして旦那が…メイロードだった、こっちは一度貴族の当主
をやって今後の経営の足しにしたいと、練習のつもりで設定を書いたらこうなったらしい。只実家とこの貴族の状況は全然違った。
「ファッションショー?」
「後待ち開発シュミレーションでござる、これに大量のプレイヤーがいるでござる。」
 そう、あの時がプレイヤーが殆ど到達していない…ではなく冒険者ギルドでダンジョン攻略か、貴族になっていて、門前にはいなかっただけらしい。そして貴族は
つのチームに分かれた派閥間の衣装を使った権威バトルでその為に平均1000万Gとか言う大金が欲しい…そう言う環境にいるらしい。そして
「私達はセルシア家の派閥にいる少ない派閥で、結果を出さないとお取り潰しになるでござる。」
 只本来はこのモード10年とか20年の単位でやるんだが今回は2年で
終わりという超短期決戦である上に一年は余裕がある。
「…で偵察か…。」
「そうでござる。ステータスだけではわからない部分を頼みたいでござる。」
 この村開発モードはカードを引いてイベントを起こし闘志をして特産品を発展させるタイプだけど…冒険者を派遣して探索でダンジョンを発見したりすることが
可能らしい。がそのためには冒険者を派遣しないといけないのだが。
「プレイヤー以外の冒険者を雇うのは無理でござる、又拙者たちだとステータスは見れても拙者は王都がら出られない仕様なので、どんな感じなのか画像さえないでござる。そして…原作のゲーム全然知らんでござる。なので、情報は現地に行ったプレイヤーの冒険者に聞く以外無いでござる。」
「私もに聞きますが…ブックス様に。だけど意味不明で、こんな状態だとは思わなかったですわ。」
 ついでに名前は発現時に自動変換されている…キャラクター名になっている。が、確かに向こうの貴族は村を守って後は税金出して…ついでに市場行って村に役に経つ物を買って農作業を楽にしたいいする…終わり。という物だ、農地開拓や販路拡大、特産品開拓など…そう言う物は…あるとは思えない。
「で、商業ギルドが縄張りである拙者の派閥でどうにかあなたの話を聞けたでござる。ですから…。」
「予算も法外にかかりますので…できれば受けてくださいませ。」
 予算もあるが、派閥間抗争とパーティと学園。なんという組み合わせだ。
「という事は勇者関連は…。」
「勇者を書いた馬鹿は脱出ゲームと…聞いたでござる。拙者勇者は危ないと言われてて、書かなくてよかったでござる。」
 どうも勇者と書くと召喚呪文で召喚されて王城スタートで勇者気分が味わえる。ただしその城から脱出しないと30日後にテロップが流れて即死する。という内容らしい。そして脱出失敗の証明としておお披露目会があるらしい。それが終わると、即…死亡らしい。それまでに城を脱出するのが…ゲームコンセプトらしい。
大下たちは勇者の噂を聞いて…それとなく聞き込みをして分かったとの事だ。
「というか、こっちだと冒険者スタートでゲーム道理の王城に呼ばれ、軍資金貰って冒険の旅だからな。」
「お金貰って旅でござるか。」
「それはそれで…。」
「と思うぞ。そっちの方がいい身分だとな。でもそれでやれることもある。趣味に没頭もできる。」
「でもこっちはこっちで…一年で殺される可能性があるでござる。お家鳥潰し…即ゲームオーバーと言われてるでござる。」
「それは分かった。調査しよう。ダンジョンに潜れれば何かあるかもしれん。」
 まさか今度は…ダンジョン探索とはな。
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