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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1302話 贅沢だから成り立つ商売が多い
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まずはエナリシアのいる店に訪れ…貴賓室を使わせてもらっている。一応プレイヤーとしてならいつでも使える。そこに茶菓子を持って来て…どう見てもティータイムである。
「…それですか、確かに最近各貴族で売っていました。最初の元祖の店にも行きたいですけど‥あそこは限定販売なのでやってないんですよね。」
「…ポテチ?」
「ほら、エナリシア。前に買って来たあれ、貨幣っぽいって言ってなんかできないか考えてたでしょ。」
「あれ…油がもったいない。」
「だから人気だって。」
実際エナリシアたちがいる食肉ダンジョンではまだ植物油まで進んでいないために油は基本…貴重で稀な素材だ。というのも…これはダンマスになって…食肉ダンジョンを経営して2年にならないと分からない事だった。それが油である。まずラードなどの動物油を野生のモンスターから取得するのが難しい。この原因は俊三さん曰く”環境内の油性植物の少なさによる”だそうで、その為に餌となる植物の変更も行い、ウサギの改良も行ったところだ。当然気候も調整…この温度帯も俊三さんが居なければ短縮が不可能だっただろう。あの人の植物などの生物学的知識の広さはありがたい。それでも微量。そして揚げ物には当然ラードが向かない。というのも…雑草メインの食事で育つ兎などからしか取れないので。ウルフにはない。バイラードなどは厚い脂肪もあるが体重と筋肉でゴム状になっている皮膚に脂肪が余る余裕はない。これは他の動物でも一緒で大型化すると食事量がよっぽどないと脂肪が付かないのだ。パークボアなどのイノシシモドキもその実赤身が多い。なので…油が取れる動物が少なすぎるのだ。こっちでは中世のイメージというかファンタジーなので油が貴重というデータがないらしい。そこで出てくる植物油が”揚げ物”という文化と共にポテチが大人気となった。油分が簡単に補充できるという…現代では考えられない欠乏と補充である。類似品としての商品の種類を聞きたいところである。
「そこで最近のポテチの流行でピックアップして…紹介しないといけない。プレゼント言う奴だ。」
「それが…微妙でして…。」
「どういう意味だ?」
「塩の売り上げにポテチが貢献していないんです。」
塩商会の柴崎さんが、ポテチ騒動に加担しないなんて…薄塩ポテチがないのか?
「それがですね。派生というのが思ったより…偏ったんですよ。それで紹介していいか悩みますね。しかも商会のバックには貴族が全員ついているので、そこで利権の争奪戦となっていまして…とりあえず時間いただけますか?作りますんで。」
「作る?」
「実はそこが最大の問題ですから…。」
一時間ほど、エナリシアと私が面談して…時間を潰していた。そうすると…お盆に大量のジャガイモ料理を載せた柴崎さんがやってきた。
「これが、派生商品ですね…はっきり言って、私もポテチが売れ始めたと聞いて商機を感じましたが…これでは。」
おかれた料理は確かにジャガイモを使われたものだが一つはどう見てもフライドポテト。そして、ポテチを10mmの熱さにして2枚重ねてバターを挟んだもの。どっちかというと
芋が揚げられているだけで、ポテトチップスではない
「これが?」
「まず、濃い味とかを認識できない薄足派が多くて、調味料を付けないで売るタイプが半数以上でして…私としては物足りない結果となります。これも…塩は振ってないです。」
「塩なしか…。」
「塩の精錬方法が悪いのか…塩を付けて食べると塩が口の中で、痛いという方が多くて。後こちらはバターを挟んであるのでじゃがバターですね。」
確かにこの厚揚げポテトには…バターが挟んである。
「後ポテトも窒素充填法が確立していないので保存時間が短く…三日もたないです。なのでポテチの提供方法が料理店での一品料理になってまして…そのために肩透かしを食らって
そのまま私は撤退しました。」
確かにポテチはお菓子で持ち帰れるからこそ人気がある商品なのに、酒のつまみの逸品扱いなら…もっと打ち上げ幅も小さいし売れる相手も少ない。私は…数百ゴールドの金貨の袋を二人の目の前に置く。
「すまないが、分かっている限りの料理を再現して…私に運ばせてほしい。大方君たちの苦悶を…プレゼン相手に味わってもら縄いといけないからな。」
「…分かりました。お金は…いらないです。こっちもお給金をこっちで貰っていますので。」
「分かった。」
「…それですか、確かに最近各貴族で売っていました。最初の元祖の店にも行きたいですけど‥あそこは限定販売なのでやってないんですよね。」
「…ポテチ?」
「ほら、エナリシア。前に買って来たあれ、貨幣っぽいって言ってなんかできないか考えてたでしょ。」
「あれ…油がもったいない。」
「だから人気だって。」
実際エナリシアたちがいる食肉ダンジョンではまだ植物油まで進んでいないために油は基本…貴重で稀な素材だ。というのも…これはダンマスになって…食肉ダンジョンを経営して2年にならないと分からない事だった。それが油である。まずラードなどの動物油を野生のモンスターから取得するのが難しい。この原因は俊三さん曰く”環境内の油性植物の少なさによる”だそうで、その為に餌となる植物の変更も行い、ウサギの改良も行ったところだ。当然気候も調整…この温度帯も俊三さんが居なければ短縮が不可能だっただろう。あの人の植物などの生物学的知識の広さはありがたい。それでも微量。そして揚げ物には当然ラードが向かない。というのも…雑草メインの食事で育つ兎などからしか取れないので。ウルフにはない。バイラードなどは厚い脂肪もあるが体重と筋肉でゴム状になっている皮膚に脂肪が余る余裕はない。これは他の動物でも一緒で大型化すると食事量がよっぽどないと脂肪が付かないのだ。パークボアなどのイノシシモドキもその実赤身が多い。なので…油が取れる動物が少なすぎるのだ。こっちでは中世のイメージというかファンタジーなので油が貴重というデータがないらしい。そこで出てくる植物油が”揚げ物”という文化と共にポテチが大人気となった。油分が簡単に補充できるという…現代では考えられない欠乏と補充である。類似品としての商品の種類を聞きたいところである。
「そこで最近のポテチの流行でピックアップして…紹介しないといけない。プレゼント言う奴だ。」
「それが…微妙でして…。」
「どういう意味だ?」
「塩の売り上げにポテチが貢献していないんです。」
塩商会の柴崎さんが、ポテチ騒動に加担しないなんて…薄塩ポテチがないのか?
「それがですね。派生というのが思ったより…偏ったんですよ。それで紹介していいか悩みますね。しかも商会のバックには貴族が全員ついているので、そこで利権の争奪戦となっていまして…とりあえず時間いただけますか?作りますんで。」
「作る?」
「実はそこが最大の問題ですから…。」
一時間ほど、エナリシアと私が面談して…時間を潰していた。そうすると…お盆に大量のジャガイモ料理を載せた柴崎さんがやってきた。
「これが、派生商品ですね…はっきり言って、私もポテチが売れ始めたと聞いて商機を感じましたが…これでは。」
おかれた料理は確かにジャガイモを使われたものだが一つはどう見てもフライドポテト。そして、ポテチを10mmの熱さにして2枚重ねてバターを挟んだもの。どっちかというと
芋が揚げられているだけで、ポテトチップスではない
「これが?」
「まず、濃い味とかを認識できない薄足派が多くて、調味料を付けないで売るタイプが半数以上でして…私としては物足りない結果となります。これも…塩は振ってないです。」
「塩なしか…。」
「塩の精錬方法が悪いのか…塩を付けて食べると塩が口の中で、痛いという方が多くて。後こちらはバターを挟んであるのでじゃがバターですね。」
確かにこの厚揚げポテトには…バターが挟んである。
「後ポテトも窒素充填法が確立していないので保存時間が短く…三日もたないです。なのでポテチの提供方法が料理店での一品料理になってまして…そのために肩透かしを食らって
そのまま私は撤退しました。」
確かにポテチはお菓子で持ち帰れるからこそ人気がある商品なのに、酒のつまみの逸品扱いなら…もっと打ち上げ幅も小さいし売れる相手も少ない。私は…数百ゴールドの金貨の袋を二人の目の前に置く。
「すまないが、分かっている限りの料理を再現して…私に運ばせてほしい。大方君たちの苦悶を…プレゼン相手に味わってもら縄いといけないからな。」
「…分かりました。お金は…いらないです。こっちもお給金をこっちで貰っていますので。」
「分かった。」
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