魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1304話 再現も高すぎれば不利益もある

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 よく分からんうちにお食事会が終わり…私も家に帰った。もう少しかかるなら…何かやりたいところだ。が思いつかん。限りある…無限に近い時間である。自分が言った事だが頭で反芻して…心に残る。そう、泣いても笑っても2年ある。そして、思い出す早巻きの歴史…第一回シナリオのクリアによる弊害…エンディングの到来により終わった世界。あんなもの…誰の利益にもならない。そう思うならクリアすべきではない。だが、大方ニャオはゆっくりながら進めていた。そう…その先を見据えた行動だ…神様によるテコ入れ。その可能性だ。そう考えると今のペースがちょうどいいかもしれない。ただ、それとともに…少し時間がかかるシステムになっている。エルフのオーブもかなり時間がかかる。見つけるには本来あの村との友好とか…規定回数の依頼到達なのだろう。そうなると依頼を大量に受けて…歩くしかない。裏技みたいな展開が見つかったから早巻き可能だが…そうでないなら、半年以上かかる見込みがある。そう、神様側も…例の早巻き対策をしているのだ。そう考えると、このゆっくり加減に…
「ここか…まだ完成してないのか?」
 普通の建築はというよりこれは…。大方本来の建築をしているが、それでも完成しないのか?
「…そうですね、見てもらって分かりますが…完成していません。井原。」
 横を見るといつの間にかハーリスさんが立っていた。
「パターンを組んだのでは?」
「それが…建物が一度完成しないとシステム登録できず…できれば魔界建築家のあなたに依頼として…二つ出したいのですが?」
「あれの完成か?」
「いえ。あれは…2年たっても完成しないでしょう。そこで…ルーム登録で上で…二つ。公衆浴場の対人向けと。ダンマス向けの二つを作っていただきたい。依頼はもうできるでしょうから。」
「…いいが、報酬は確約してもらえるだろうな?」
「それは出し惜しみしません。ただしこの依頼は上層部からです。上層部が出す事だと思ってください。」
「分かった。依頼分は出しておく。面倒な。」
「それを基にこちらがブラッシュアップします。」
「…一応言っておくぞ。もともと”昭和建築”とかには入っているからな。」
「え?}
 私は昭和建築などの現代建築を再現する際に魔法を使った温水器システムを作っていた。と言っても水を入れてパイプを通す間発火の魔法付きの付与付きの魔石の周りを薄い石の
パイプが通って暖かいお湯が入るシステムだ。逆に…すぐには35度以上のお湯は出なかったのだ。パイプの長さなどが問題で…20分萠出し続ければ40度行くかもしれない…位の温湯でもあるが…。元々の温水器システムを応用した作りになっている。ただし”平成ホーム”には入れてない。それっぽい家は最近完成したが…燃費の問題とパイプの長さなどが合ってそこだけ未完成だ。そしてフェルミィがそのかさまし版”愛のマイホーム”としてファクター付与をしてあるバージョンの登録を行った。改良版の”愛の海川家ホーム”はある御長寿アニメの家庭の間取りを再現したものだが…こっちの販売は…制作中だ。
「当然建築の再現時に作ってある。」
「…それは申し訳ない事をしました。でも…。」
「銭湯は利権侵害だと判断して作ってない。」
 風呂が再現してある以上…実は銭湯の要望は一切来なかった。なので作ってない。ついでに柳田レポート(生活改善編)にはドラム缶風呂の作り方や泥パックの作り方などが乗っていて。クリーン代用法も残っている。またダンジョンに入るだけでも風呂以上に清潔になれるので…風呂の需要が上の世界的には存在していないのだ。そして、ツルテカの体で風呂に入ると水質次第では逆に風呂の水が痛くて拷問みたなるのだ。と言ってもダンジョン内で不純物を収益化するシステムを停止すれば風呂も売れるだろうが…最低でもわがダンジョン出はしていない。スポナーモンスターもこれにより、ばらまくほどに収益化できるのだ。但しこれを使って発酵や分解処理を行い。ダンジョンが循環システムの一部を代用しないと行けないが…ただ一部のダンジョンではこれに反対する人も現れてきた。というのも柳田レポートでこの不純物問題により腸の弱体化を訴えると。処理中にモンスターが襲撃できるとかのチャンスを奪うのではないか?とか。弱くなった腸を復活させてダンジョンに再度挑むまでの期間が必須となり…ダンジョンの突入ペースを減少させてしまうのではと言った概念だ。その為に汚れを落とすクリーンとかの兼ね合いとかはと言った疑念と共にダンマス的な娯楽としての風呂はありで。銭湯には…需要が無かった。ので作らなかった。
「では…。」
「そこからが問題でな…男女が裸になるのは問題があるのではという奴だ。」
 ヨーロッパでは温泉ができたギリシャでさえ…薄布をまとう。日本ではある二つの問題があって風呂場に衣類持ち込み厳禁となっていた。一つは”汚れた数日変えていない衣類”だ
当時的にいうとものすごく臭い。これを付けたまま蒸れた風呂場に入られると、匂い被害が耐えられなくなる。もう一つが当時の風呂の主流がサウナ(蒸し風呂)だったために衣類的に褌か裸でないと…衣類が張り付き…やけどの元になったから…その頃からの因習と濡らした長めの衣類がそのまま呼吸器に張り付けば死にかねない。そこで裸が原則となった。実際
滝行などの古典的身を清める儀式にはそれ用の衣類が存在し、裸はない事になっている。それは古代においては男女が裸なのは契りの時だけだという意識があったのだという証左になる。
「ふむ…。でも切望なされる方も多いです。」
「だから…ふむ…売れなくても知らんが…要望通り作ろう。それでいいな?」
「お願いします。」
 簡単だから。ワタに指令を出しておくだけでいいか。
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