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ギャフンと言わせてやる
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あの野郎、好き勝手やりやがって、言いやがって。
目についたポリバケツを思いきり蹴る。乾いた音がして、バケツがひっくり返り、中身のゴミが床に散る。軽い袋や紙くずが転がっていくのを、ただ見ている。
ふざけんな。
自分が正しいとでも思ってんのかよ。
クソ。
ノルマ、ノルマ、ノルマ。
ノルマがなんだってんだよ。俺は精いっぱいやってるだろう。営業かけて、面談つけて、商談して。ちゃんと回してる。逃げてもない。
けどさ、話を聞けば聞くほど、無理だろうって相手もいるんだよ。
生活を先にしたほうがいい、とか。
子供がいるから、とか。
売れねえよ、そいつらには。
もっと余裕ができてからだよ。
たけーえんだよ、うちの商品は。
しばらくして、ポリバケツを見る。
あ、これ、怒られるやつだ。
そう思ったのに、ムカつきが引かない。
胸の奥に、まだ残ってる。
クソッ。
足を地面に叩きつける。音だけが返ってくる。
何も変わらないのに、止められない。
あいつを。
あの野郎を。
――ギャフンと言わせてやる。
目についたポリバケツを思いきり蹴る。乾いた音がして、バケツがひっくり返り、中身のゴミが床に散る。軽い袋や紙くずが転がっていくのを、ただ見ている。
ふざけんな。
自分が正しいとでも思ってんのかよ。
クソ。
ノルマ、ノルマ、ノルマ。
ノルマがなんだってんだよ。俺は精いっぱいやってるだろう。営業かけて、面談つけて、商談して。ちゃんと回してる。逃げてもない。
けどさ、話を聞けば聞くほど、無理だろうって相手もいるんだよ。
生活を先にしたほうがいい、とか。
子供がいるから、とか。
売れねえよ、そいつらには。
もっと余裕ができてからだよ。
たけーえんだよ、うちの商品は。
しばらくして、ポリバケツを見る。
あ、これ、怒られるやつだ。
そう思ったのに、ムカつきが引かない。
胸の奥に、まだ残ってる。
クソッ。
足を地面に叩きつける。音だけが返ってくる。
何も変わらないのに、止められない。
あいつを。
あの野郎を。
――ギャフンと言わせてやる。
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