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番外編:異名の弊害も尋常に 8※
しおりを挟む「…喧嘩中ですか?」
「「いやー?」」
「…左様ですか」
美味しく出来た海鮮炒めとお酒を飲みながら楽しく夕食が始まったのだが、ターニャは何かを勘付いているようだ。
シュナは今までにない感情に戸惑っていた。
イアンの気持ちを疑ったりするわけではない。自身の何となく煮え切らない気持ちが残っているという状況だ。それが嫉妬と言われるならそうなのかもしれないが、それよりももっと無駄に冷静に悟ったような感覚。
同時にもしかしたらイアンもそうなのかなと感じている。
そんな二人がお互いに共通するのは『異性に困ったことがない』だ。
異性を欲の発散という名目でしか使っていなかった。
それが今唯一を得たことで今までにない感情に困惑気味というわけだ。
そんなもやもやな思いを抱えたままどう解消しようかと考えながら就寝準備を終え、ターニャが小屋に戻っていくのを見送ると、イアンがふわりとシュナを抱き上げた。
「イアン?」
「…んー?」
いつも会話を楽しむイアンが、今夜に限っては言葉少なに寝室に向かっていく。
そして寝室に入るなりシュナを抱き上げたまま、口づけをしてきた。
「っ、い、あ…?んぅ…」
「…」
シュナの言葉に返すことはなく、触れ合うことで何かを知りたいような感覚にシュナもそれに賛成というように口づけに応える。
そのまま寝台に連れて行かれたシュナは口づけされながらあっという間に夜着を脱がされ、くるりと背後に回られ後ろを向かされたまま口づけを続けながら、イアンが胸と同時に下着の上から既に膨らみ始めた陰核をかりかりと引っ掻き始める。
「っ、ぁ、イア、ン…んん、ん」
甘い口づけを続けるイアンはいつもの軽口がなくひたすらシュナを高めていく。
口づけの濃厚さでシュナは感度がいつもより過敏になりあっという間にそれが陰核に連動される。
「ちょ、ま、待っ…イ、アン…っっん!!」
シュナの声をそのまま呑み込むように舌を執拗に絡められ、濡れた下着の横から指を挿し入れられ既にびちょびちょの蜜口から蜜液を掬って陰核にまぶし扱かれる動きに瞬く間に絶頂に押し上げられ達した。
まるで雄のものを扱くような艶めかしいイアンの手淫に翻弄されながらシュナが脚を閉じようとすると、イアンの長い脚が絡みぐいっと脚を開かされた。
「ぇ、ちょ、イ―――――っぁあっ…」
突如激しく陰核を嬲られ指が蜜壺にも指が侵入しシュナの感じる箇所を抉るように動かされ、シュナは口を離し喘いでしまう。
「ぁ、ぁ、…っん、ゃ」
ぬるぬると敏感になった陰核を弄びながら今度は長い指で蜜壺を責め始める動きにシュナは何とか動けない状態を打破したいが、その度に執拗に巧みな手淫で無力化されてしまう。
唇がぽてりとしてしまうくらいに口づけは続き、シュナはひたすら後ろからイアンに責められ、既に抵抗する力は失われていた。
「ん、…何か、さ」
口づけをしながらイアンがぼそりと呟く。
「今まで相手に対して感情なんて動かなかったし、どうでも良くて気にもかけなかったのに…」
「ん、ふ、ぁ、イアン…イア―――ん」
感じ過ぎてイアンが近くで囁く低い声にも身体が反応する度に甘い口づけが落ちてくる。
「あの雄がシュナに触れた時、今までにない感情が、さ。…エリックとかその辺は文句言っても、奪われないってわかるっていうか…」
イアンがゆっくりとシュナの腰を上げ下着をずらして後ろ向きのまま、下履きからガチガチに硬くなった雄を取り出してずぶずぶとシュナの泥濘に埋めていく。
「!ぁぁっ…!い、あ…ひぅっ」
「でもああして目の前で全く知らない雄が近づいた時に…何か激昂したのに無駄に自分の冷めた部分が前に出て、…ん」
シュナの腰を上げながらイアンが下から緩やかに突き上げ始め蜜壁を抉る様を顕著に拾ってしまうシュナは思わず仰け反ってしまう。
「んんぅっ…イアン、い―――ん、ん」
イアンは恐ろしく艶麗な顔でうっとりしながらシュナの口を貪っていく。
「何か…シュナに格好悪い所見せたくないって態度になって。―――それが余計何か…蟠って、上手く説明が、出来ない…っん」
シュナの膝裏を持って抱えるような形で徐々に早くなる律動にシュナはもうイアンしか考えられなくなる。
「ぁ、ぁ、イアン、も、ゃ…ぁあっ…んんんー!」
後ろから摺り上げられるイアンの凶悪な剛直と耳元で乱れた息遣いにシュナはぶるぶると震え、達する直前にイアンに激しく口づけされ嬌声が全て呑み込まれて口も身体も同時に痙攣する。
「ん、ふ、……っ!」
程なくしてイアンの律動が最奥で止まり奥でドクドクと白濁が染み込まれていく。
息を乱しながらもイアンの口づけは止まらない。
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