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第6話 招かれざる客だった私
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グレイス領の冬は長いが、窓際に差し込む陽射しがわずかに柔らかくなってきたある日、リリアーナは屋敷の中庭で小花を見つけた。雪を割って顔を出した小さな緑の芽が、冷たい風の中で揺れている。彼女は思わずしゃがみ込み、指先でそっと触れた。
「まだ冷たいのに……がんばっているのね。」
自分の姿と重なったような気がした。どんなに冷たく凍てついた土の中でも、生きようとする力がある。それが小さな花の強さであり、今の自分に必要なものでもあった。
「リリアーナ様?」
振り返るとセラーナが駆け寄ってきた。
「宰相閣下がお呼びです。執務室へお越しくださいとのことです。」
「わかりました。」
呼ばれるたびに緊張するのにも、少しずつ慣れてきた。アランの冷静な態度にも、もう怯えることはない。むしろ、彼の声を聞くと少し安心する自分がいた。
執務室の扉を開けると、アランが書類を整理していた。その机の上には見慣れない紋章の押された封書が置かれている。
「お呼びでしょうか、アラン様。」
「ちょうどいい。君にも伝えておかねばならぬことがある。」
彼の灰色の瞳が真っ直ぐに彼女を射抜いた。
「王都から客が来る。三日後に。」
「客……ですか?」
「そうだ。表向きは私の政務の打ち合わせだが、実際は君の様子を見に来るつもりだろう。」
一瞬、喉が乾いた。
「王都の方々が、ここに……?」
「王太子の側近たちだ。セラ・アルミア嬢の親族も含まれる。」
リリアーナの顔から血の気が引くのが、自分でもわかった。
「私を……再び責めに来るのでしょうか。」
「おそらく、監視だ。君が“復讐を企てていないか”など、くだらぬ理由をつけてな。」
リリアーナは拳を握った。「そんなこと……」
「安心しろ。」アランが静かに続けた。「この屋敷の主は私だ。誰にも君を傷つけさせはしない。」
その言葉に、不安はすぐ溶け出すように消えていく。彼がいるだけで、どんな嵐の前でも恐れずにいられる気がした。
三日後。
グレイス領を囲む街道に、黒塗りの馬車が列をなした。アランの執務室からその様子を見下ろしながら、リリアーナは深呼吸をした。
客人を迎える場に同席することは望んでいなかったが、彼は「隠れて怯えるより、堂々と立っていた方がよい」と言った。
「そう……ですよね。逃げてばかりでは、きっとまた同じことを繰り返す。」
広間の扉が開かれる。
入ってきたのは、華やかな服を纏った二人の貴族と、その従者たち。中央に立つ女性の顔を見て、リリアーナは息を呑んだ。
セラ・アルミア――。
あの日、自分を陥れた当人が、まるで何事もなかったように微笑んでいる。
「まあ、リリアーナ様。お元気そうで何よりですわ。」
完璧に作られた笑顔。それが酷く冷たく見えた。
「セラ嬢。ずいぶん遠くまでご足労だったな。」アランの声がわずかに低くなる。
「宰相閣下、お招きありがとうございます。王都では陛下も心配なさっていましたのよ?元公爵令嬢が突然姿を消されたのですもの。」
「姿を消したのではない。王族の不当な命令を避けさせた。それだけだ。」
明瞭な言葉に場の空気が揺れる。
セラは一瞬だけ口角を引きつらせたが、すぐに笑みを戻した。
「まあ……閣下とて、王家のご決定には逆らえないでしょう?」
「王命は正しくあるべきだ。誤った命に従う理由はない。」
アランの一言で、セラの視線が一瞬鋭さを帯びた。
リリアーナは胸の内で鼓動を抑えきれない。自分のためにここまで言葉を尽くしてくれる人がいる。その事実が、涙が出るほど嬉しかった。
「リリアーナ様も、こちらにいて楽しくお過ごしのようですね。」
セラの声には棘があった。
「ええ、おかげさまで。閣下の領では皆さま親切にしてくださいます。」
「……まあ、平穏なのは何よりですわ。もっとも、王都では“逃亡令嬢”の噂で賑わっておりますけれど。」
「噂など、真実を覆い隠せませんわ。」
リリアーナが静かに微笑みを返すと、セラは僅かに顔色を変えた。以前なら怯えて黙り込んだ彼女が、今日は違う。堂々と立っている。
やがて用件が済み、セラら一行が去った後、アランは深くため息をついた。
「……思った通りだな。他にも探りを入れてくるだろう。」
「やはり、まだ私を……」
「いや、むしろ焦っている。王太子側は、罪をでっち上げた形跡を隠すことに必死なんだ。」
アランは立ち上がり、窓際に歩み寄った。
「君が静かにここで生きているだけで、あいつらには都合が悪い。だからこそ、君を刺激して“反逆者”に仕立てたい。」
「ひどい……」
「だが、私はその手に乗らない。君もだ。」
「はい。」
彼の声には確信があった。力強く、それでいて優しい。
その夜、屋敷の廊下は静まり返っていた。窓の外では月光が雪に反射し、銀色の光が差し込んでいる。
リリアーナは自室で、あの対面のことを思い返していた。
セラの瞳に映った自分は、もはや“哀れな捨てられ令嬢”ではなかった。
初めて人の背を借りず、己の足で立った気がした。
ふと、扉がノックされた。
「起きているか。」低い声。アランだ。
「はい、どうぞ。」
彼は部屋に入ると、ひとつの文書を手にしていた。
「王都から正式な命令が出た。“リリアーナ・エヴァンスに対する監視は不要とする”。陛下の直筆だ。」
「そんな……どうして急に?」
「王太子の不正を、誰かが陛下に報告したのだろう。」
「誰が?」
「まだ分からない。だが――」
アランがそこで言葉を止め、彼女の目を見つめた。
「君の潔白に同意する者が、王都の中にもいるということだ。」
リリアーナの胸が震えた。こんな奇跡のようなことがあるなんて思わなかった。
「……アラン様。」
「どうした。」
「もし私がここにいなかったら、このような真実を知ることも、信じて下さる方と出会うこともなかった。」
「運命など、後から意味をつけるものだ。」
「でも、出会えてよかったと思っています。」
アランは黙った。だがその静けさの中に、確かな温もりがあった。
「……君は本当に不思議な人だ。私にそう思わせた者はほとんどいない。」
リリアーナは微笑んで答える。「それでも、私は感謝しています。あの日、馬車の中であなたに会えたことを。」
その一言に、アランの目がかすかに揺れた。それが照明の光のせいか、それとも心の震えなのか、彼女には分からなかった。
「今日はもう遅い。休め。」
「はい。おやすみなさい、アラン様。」
「……ああ。おやすみ、リリアーナ。」
扉が閉まり、静寂が戻る。
だが、リリアーナの心は静かではなかった。王都の影が再び迫りつつあるのを感じながら、それでも今は、確かに守られているという安心があった。
そして、その温もりをくれた人のことを想いながら、ゆっくりと目を閉じた。
(続く)
「まだ冷たいのに……がんばっているのね。」
自分の姿と重なったような気がした。どんなに冷たく凍てついた土の中でも、生きようとする力がある。それが小さな花の強さであり、今の自分に必要なものでもあった。
「リリアーナ様?」
振り返るとセラーナが駆け寄ってきた。
「宰相閣下がお呼びです。執務室へお越しくださいとのことです。」
「わかりました。」
呼ばれるたびに緊張するのにも、少しずつ慣れてきた。アランの冷静な態度にも、もう怯えることはない。むしろ、彼の声を聞くと少し安心する自分がいた。
執務室の扉を開けると、アランが書類を整理していた。その机の上には見慣れない紋章の押された封書が置かれている。
「お呼びでしょうか、アラン様。」
「ちょうどいい。君にも伝えておかねばならぬことがある。」
彼の灰色の瞳が真っ直ぐに彼女を射抜いた。
「王都から客が来る。三日後に。」
「客……ですか?」
「そうだ。表向きは私の政務の打ち合わせだが、実際は君の様子を見に来るつもりだろう。」
一瞬、喉が乾いた。
「王都の方々が、ここに……?」
「王太子の側近たちだ。セラ・アルミア嬢の親族も含まれる。」
リリアーナの顔から血の気が引くのが、自分でもわかった。
「私を……再び責めに来るのでしょうか。」
「おそらく、監視だ。君が“復讐を企てていないか”など、くだらぬ理由をつけてな。」
リリアーナは拳を握った。「そんなこと……」
「安心しろ。」アランが静かに続けた。「この屋敷の主は私だ。誰にも君を傷つけさせはしない。」
その言葉に、不安はすぐ溶け出すように消えていく。彼がいるだけで、どんな嵐の前でも恐れずにいられる気がした。
三日後。
グレイス領を囲む街道に、黒塗りの馬車が列をなした。アランの執務室からその様子を見下ろしながら、リリアーナは深呼吸をした。
客人を迎える場に同席することは望んでいなかったが、彼は「隠れて怯えるより、堂々と立っていた方がよい」と言った。
「そう……ですよね。逃げてばかりでは、きっとまた同じことを繰り返す。」
広間の扉が開かれる。
入ってきたのは、華やかな服を纏った二人の貴族と、その従者たち。中央に立つ女性の顔を見て、リリアーナは息を呑んだ。
セラ・アルミア――。
あの日、自分を陥れた当人が、まるで何事もなかったように微笑んでいる。
「まあ、リリアーナ様。お元気そうで何よりですわ。」
完璧に作られた笑顔。それが酷く冷たく見えた。
「セラ嬢。ずいぶん遠くまでご足労だったな。」アランの声がわずかに低くなる。
「宰相閣下、お招きありがとうございます。王都では陛下も心配なさっていましたのよ?元公爵令嬢が突然姿を消されたのですもの。」
「姿を消したのではない。王族の不当な命令を避けさせた。それだけだ。」
明瞭な言葉に場の空気が揺れる。
セラは一瞬だけ口角を引きつらせたが、すぐに笑みを戻した。
「まあ……閣下とて、王家のご決定には逆らえないでしょう?」
「王命は正しくあるべきだ。誤った命に従う理由はない。」
アランの一言で、セラの視線が一瞬鋭さを帯びた。
リリアーナは胸の内で鼓動を抑えきれない。自分のためにここまで言葉を尽くしてくれる人がいる。その事実が、涙が出るほど嬉しかった。
「リリアーナ様も、こちらにいて楽しくお過ごしのようですね。」
セラの声には棘があった。
「ええ、おかげさまで。閣下の領では皆さま親切にしてくださいます。」
「……まあ、平穏なのは何よりですわ。もっとも、王都では“逃亡令嬢”の噂で賑わっておりますけれど。」
「噂など、真実を覆い隠せませんわ。」
リリアーナが静かに微笑みを返すと、セラは僅かに顔色を変えた。以前なら怯えて黙り込んだ彼女が、今日は違う。堂々と立っている。
やがて用件が済み、セラら一行が去った後、アランは深くため息をついた。
「……思った通りだな。他にも探りを入れてくるだろう。」
「やはり、まだ私を……」
「いや、むしろ焦っている。王太子側は、罪をでっち上げた形跡を隠すことに必死なんだ。」
アランは立ち上がり、窓際に歩み寄った。
「君が静かにここで生きているだけで、あいつらには都合が悪い。だからこそ、君を刺激して“反逆者”に仕立てたい。」
「ひどい……」
「だが、私はその手に乗らない。君もだ。」
「はい。」
彼の声には確信があった。力強く、それでいて優しい。
その夜、屋敷の廊下は静まり返っていた。窓の外では月光が雪に反射し、銀色の光が差し込んでいる。
リリアーナは自室で、あの対面のことを思い返していた。
セラの瞳に映った自分は、もはや“哀れな捨てられ令嬢”ではなかった。
初めて人の背を借りず、己の足で立った気がした。
ふと、扉がノックされた。
「起きているか。」低い声。アランだ。
「はい、どうぞ。」
彼は部屋に入ると、ひとつの文書を手にしていた。
「王都から正式な命令が出た。“リリアーナ・エヴァンスに対する監視は不要とする”。陛下の直筆だ。」
「そんな……どうして急に?」
「王太子の不正を、誰かが陛下に報告したのだろう。」
「誰が?」
「まだ分からない。だが――」
アランがそこで言葉を止め、彼女の目を見つめた。
「君の潔白に同意する者が、王都の中にもいるということだ。」
リリアーナの胸が震えた。こんな奇跡のようなことがあるなんて思わなかった。
「……アラン様。」
「どうした。」
「もし私がここにいなかったら、このような真実を知ることも、信じて下さる方と出会うこともなかった。」
「運命など、後から意味をつけるものだ。」
「でも、出会えてよかったと思っています。」
アランは黙った。だがその静けさの中に、確かな温もりがあった。
「……君は本当に不思議な人だ。私にそう思わせた者はほとんどいない。」
リリアーナは微笑んで答える。「それでも、私は感謝しています。あの日、馬車の中であなたに会えたことを。」
その一言に、アランの目がかすかに揺れた。それが照明の光のせいか、それとも心の震えなのか、彼女には分からなかった。
「今日はもう遅い。休め。」
「はい。おやすみなさい、アラン様。」
「……ああ。おやすみ、リリアーナ。」
扉が閉まり、静寂が戻る。
だが、リリアーナの心は静かではなかった。王都の影が再び迫りつつあるのを感じながら、それでも今は、確かに守られているという安心があった。
そして、その温もりをくれた人のことを想いながら、ゆっくりと目を閉じた。
(続く)
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