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番外編
艶本 3※
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一度目の情事の後、レイヴンはアリシアを広げた足の間に座らせ、背中から抱き締めていた。
街へ行った日、こうして情事の合間に話をした。その時、2人の間に大きな行き違いがあるとわかった。
それ以来レイヴンは情事の合間にこうして話をする時間を作ることにしている。
話をするといっても実際はレイヴンがうなじや耳元へ口づけながら、「気持ち良かった?」「嫌なことはない?」と訊くのをアリシアが恥じらいながら頷く程度である。
だけど今日は違った。
レイヴン程ではなくてもアリシアもよく人を見ている。
レイヴンの様子がおかしいことに気がついていた。
「レイヴン様、どうかされましたか?」
体をねじり、レイヴンを見上げてアリシアが訊く。
アリシアに見つめられてレイヴンの心臓がドクンと大きく音を立てた。
アリシアが心配そうな顔でレイヴンを見つめている。
こうなると「なんでもない」といった誤魔化しは効かない。それにレイヴンもできれば…試してみたい。
「…アリシアに、お願いがある」
長く逡巡した後、レイヴンは切り出した。
話を聞いたアリシアは顔を赤くしていた。背中を向けていても耳や首筋まで赤くなっているのでレイヴンにもそれがわかる。ただ、後ろから抱き締めるレイヴンも赤い。
レイヴンが希望しているのは対面座位である。
行為としては極普通のもので、取り立てて騒ぐようなものではない。だけどこれにはひとつ大きな問題があった。
いつもしている正常位であればレイヴンが挿入するが、対面座位ではアリシアがレイヴンに跨り、自分で挿入れていかなければならない、ということだ。
「…嫌かな?」
レイヴンが訊く。
レイヴンはアリシアが嫌だと言えば諦めるだろう。
だけど腰の辺りには期待で硬くなったレイヴンのものが当たっている。
覚悟を決めるしかない、とアリシアは思った。
「……嫌では、ありません」
「アリシア!!」
アリシアが蚊の鳴くような声で答える。
パッと顔を輝かせたレイヴンは、アリシアをぎゅっと抱き締めた。
「好きだよ、アリシア。愛している…」
ちゅっちゅっと音を立てながら、レイヴンは首筋や背中へ口づけていく。前にまわした手はアリシアの胸や腹を優しく撫でている。
そうすると緊張で硬くなっていたアリシアの体から力が抜けていく。レイヴンの愛撫に慣れた身体は、快感を拾い始めていた。
「アリシア、こっちを向いて…?」
アリシアから甘い声が聞こえ出した頃、レイヴンが囁いた。
アリシアの体が跳ねる。
だけど先ほどの話を受け入れるには、レイヴンと向かい合わなければならない。
アリシアはおずおずと体の向きを変えた。
「あのっ!レイヴン様…っ」
レイヴンと向き合ったアリシアはそのまま固まっていた。
このあと、どうすればいいのかわからない。
座ろうと思えば脚を広げてレイヴンを跨ぐことになる。
自ら脚を開くなんて、考えただけで恥ずかしくて倒れてしまいそうだ。
それに、レイヴンのそそり立ったものが見えている。
「アリシア、そのまま僕の首に腕をまわして?」
レイヴンの声に、アリシアはハッとしてレイヴンの顔を見た。
レイヴンは愛し気にアリシアを見つめている。
アリシアはホッとして膝立ちのままレイヴンの首に腕をまわした。
「あっ!あんっ、うぅん…っ!
レイヴンがアリシアの背中を撫でながら胸に口づける。
片手で乳房を揉みしだき、硬くなった先端をつまむ。指先に力を入れて擦るようにすると、一際大きな声が漏れた。
「あああぁんっ」
膝立ちのアリシアの体が揺れる。
とぷっと愛液が溢れて太ももを伝っていく。その感触にも感じてしまい、アリシアの体が揺れる。
「今日は一度してるから大丈夫だと思うけど…。挿入るようにほぐすね」
レイヴンの気遣うよう声が聞こえる。
余裕のないアリシアは、レイヴンの首にしがみついてただただ頷いた。
レイヴンの指が秘所をさぐっていく。指が動く度にアリシアは「んっ」「んっ」とかみ殺した声を上げる。
小刻みに揺れる腰が可愛い。
レイヴンはアリシアを支えるように引き寄せて背中を撫でた。
「ああっ!」
レイヴンが指で花びらを広げるようにして入り口を擦ると、アリシアが大きな声を上げて体を揺らした。
溢れ出た愛液が太腿を伝っていく。
「レイヴン様ぁ…」
アリシアがレイヴンの名前を読んだ。レイヴンがアリシアの顔を見る。
愛液には先程レイヴンが放った精も混ざっていて白く濁っている。
それをレイヴンに見られているのは酷く恥ずかしい。
アリシアは涙目だ。
「アリシアっ!」
レイヴンが両手をまわし、アリシアをぎゅっと抱き締める。
可愛い!
可愛い!!
可愛い!!!
レイヴンはもう、それしか考えることができなかった。
「可愛い、アリシア。可愛い…」
囁きながらレイヴンは慎重にアリシアの中を探っていく。
蜜壺はすっかり濡れていて、指を3本に増やしても痛みを与えることはなさそうだ。
アリシアはいつもとは違う角度で良いところを擦られ、声を抑えることができない。
今にも膝が崩れ落ちそうなアリシアは、震えながらレイヴンにしがみついていた。
「あっあっあああっ!!!」
良いところを擦られ続けたアリシアが気をやりそうになった途端、レイヴンの指が抜かれた。
「あぁっ……?!」
高みに達する手前で引き戻されたアリシアは、呆然とレイヴンを見つめる。
行き場のない熱が体の中で渦巻き、秘所が刺激を求めて疼いている。
アリシアは堪らず両脚を擦り合わせていた。
アリシアが達する直前に止めたのはわざとだ。
アリシアはこれから初めて自分でレイヴンを受け入れる。できるだけ理性が残っていない方が抵抗なく受け入れられると思ったのだ。
「アリシア、脚を広げて僕に跨って?」
アリシアの体がびくんっと揺れる。
そそり立つレイヴンのものが先走りを垂らして濡れている。
あれが欲しい、とアリシアは強く思った。
アリシアは上手く動かない体でレイヴンに跨った。
レイヴンの熱いものが入り口に押し当てられる。
それだけでピリリとした快感が背中を駆け抜けた。
街へ行った日、こうして情事の合間に話をした。その時、2人の間に大きな行き違いがあるとわかった。
それ以来レイヴンは情事の合間にこうして話をする時間を作ることにしている。
話をするといっても実際はレイヴンがうなじや耳元へ口づけながら、「気持ち良かった?」「嫌なことはない?」と訊くのをアリシアが恥じらいながら頷く程度である。
だけど今日は違った。
レイヴン程ではなくてもアリシアもよく人を見ている。
レイヴンの様子がおかしいことに気がついていた。
「レイヴン様、どうかされましたか?」
体をねじり、レイヴンを見上げてアリシアが訊く。
アリシアに見つめられてレイヴンの心臓がドクンと大きく音を立てた。
アリシアが心配そうな顔でレイヴンを見つめている。
こうなると「なんでもない」といった誤魔化しは効かない。それにレイヴンもできれば…試してみたい。
「…アリシアに、お願いがある」
長く逡巡した後、レイヴンは切り出した。
話を聞いたアリシアは顔を赤くしていた。背中を向けていても耳や首筋まで赤くなっているのでレイヴンにもそれがわかる。ただ、後ろから抱き締めるレイヴンも赤い。
レイヴンが希望しているのは対面座位である。
行為としては極普通のもので、取り立てて騒ぐようなものではない。だけどこれにはひとつ大きな問題があった。
いつもしている正常位であればレイヴンが挿入するが、対面座位ではアリシアがレイヴンに跨り、自分で挿入れていかなければならない、ということだ。
「…嫌かな?」
レイヴンが訊く。
レイヴンはアリシアが嫌だと言えば諦めるだろう。
だけど腰の辺りには期待で硬くなったレイヴンのものが当たっている。
覚悟を決めるしかない、とアリシアは思った。
「……嫌では、ありません」
「アリシア!!」
アリシアが蚊の鳴くような声で答える。
パッと顔を輝かせたレイヴンは、アリシアをぎゅっと抱き締めた。
「好きだよ、アリシア。愛している…」
ちゅっちゅっと音を立てながら、レイヴンは首筋や背中へ口づけていく。前にまわした手はアリシアの胸や腹を優しく撫でている。
そうすると緊張で硬くなっていたアリシアの体から力が抜けていく。レイヴンの愛撫に慣れた身体は、快感を拾い始めていた。
「アリシア、こっちを向いて…?」
アリシアから甘い声が聞こえ出した頃、レイヴンが囁いた。
アリシアの体が跳ねる。
だけど先ほどの話を受け入れるには、レイヴンと向かい合わなければならない。
アリシアはおずおずと体の向きを変えた。
「あのっ!レイヴン様…っ」
レイヴンと向き合ったアリシアはそのまま固まっていた。
このあと、どうすればいいのかわからない。
座ろうと思えば脚を広げてレイヴンを跨ぐことになる。
自ら脚を開くなんて、考えただけで恥ずかしくて倒れてしまいそうだ。
それに、レイヴンのそそり立ったものが見えている。
「アリシア、そのまま僕の首に腕をまわして?」
レイヴンの声に、アリシアはハッとしてレイヴンの顔を見た。
レイヴンは愛し気にアリシアを見つめている。
アリシアはホッとして膝立ちのままレイヴンの首に腕をまわした。
「あっ!あんっ、うぅん…っ!
レイヴンがアリシアの背中を撫でながら胸に口づける。
片手で乳房を揉みしだき、硬くなった先端をつまむ。指先に力を入れて擦るようにすると、一際大きな声が漏れた。
「あああぁんっ」
膝立ちのアリシアの体が揺れる。
とぷっと愛液が溢れて太ももを伝っていく。その感触にも感じてしまい、アリシアの体が揺れる。
「今日は一度してるから大丈夫だと思うけど…。挿入るようにほぐすね」
レイヴンの気遣うよう声が聞こえる。
余裕のないアリシアは、レイヴンの首にしがみついてただただ頷いた。
レイヴンの指が秘所をさぐっていく。指が動く度にアリシアは「んっ」「んっ」とかみ殺した声を上げる。
小刻みに揺れる腰が可愛い。
レイヴンはアリシアを支えるように引き寄せて背中を撫でた。
「ああっ!」
レイヴンが指で花びらを広げるようにして入り口を擦ると、アリシアが大きな声を上げて体を揺らした。
溢れ出た愛液が太腿を伝っていく。
「レイヴン様ぁ…」
アリシアがレイヴンの名前を読んだ。レイヴンがアリシアの顔を見る。
愛液には先程レイヴンが放った精も混ざっていて白く濁っている。
それをレイヴンに見られているのは酷く恥ずかしい。
アリシアは涙目だ。
「アリシアっ!」
レイヴンが両手をまわし、アリシアをぎゅっと抱き締める。
可愛い!
可愛い!!
可愛い!!!
レイヴンはもう、それしか考えることができなかった。
「可愛い、アリシア。可愛い…」
囁きながらレイヴンは慎重にアリシアの中を探っていく。
蜜壺はすっかり濡れていて、指を3本に増やしても痛みを与えることはなさそうだ。
アリシアはいつもとは違う角度で良いところを擦られ、声を抑えることができない。
今にも膝が崩れ落ちそうなアリシアは、震えながらレイヴンにしがみついていた。
「あっあっあああっ!!!」
良いところを擦られ続けたアリシアが気をやりそうになった途端、レイヴンの指が抜かれた。
「あぁっ……?!」
高みに達する手前で引き戻されたアリシアは、呆然とレイヴンを見つめる。
行き場のない熱が体の中で渦巻き、秘所が刺激を求めて疼いている。
アリシアは堪らず両脚を擦り合わせていた。
アリシアが達する直前に止めたのはわざとだ。
アリシアはこれから初めて自分でレイヴンを受け入れる。できるだけ理性が残っていない方が抵抗なく受け入れられると思ったのだ。
「アリシア、脚を広げて僕に跨って?」
アリシアの体がびくんっと揺れる。
そそり立つレイヴンのものが先走りを垂らして濡れている。
あれが欲しい、とアリシアは強く思った。
アリシアは上手く動かない体でレイヴンに跨った。
レイヴンの熱いものが入り口に押し当てられる。
それだけでピリリとした快感が背中を駆け抜けた。
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