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51.会えるかもしれません。
しおりを挟む遠野さんと話して一週間ちょっと。つまりあの雑誌が発売されたあとだ。仕事があって、夜までかかってしまった。家について、簡単なご飯を食べてお風呂に入る。
最近は少しだけ生活習慣が、改善されてる。皆に心配させてるってわかってるし。
風呂上がり、ふと机にあったスマホに目を落とす。ライトが点滅して、連絡があったことを知らせている。
夜に連絡なんて珍しい。マネージャーかな?明日の仕事とかで伝え忘れでもあったのかな?それくらいの軽い気持ちで、スマホを手にとって内容を確認する。
(彼方:会うの手伝ってやる)
たったそれだけの連絡だった。けれど今この状況で唯一の希望が示されたのだ。遠野さんの協力を得られるとわかって安堵した…。
待ち受けに設定されたリンさんを見て決意を固める。絶対に落としてみせる。自分の中に仄暗い気持ちがあるのを無視して、押し込める。
近くに居てくれないなら、おどしてみようか…。リンさんはなんやかんやで俺に甘い。きっと俺の"お願い"聞いてくれるよね?
あー…駄目だ。リンさん不足で考えがヤバい方に偏る。とりあえず会ってから考えよう。俺やっぱりマネージャーが心配してるみたいにヤバい奴なんだろうな。
(藍月:ありがとうございます!)
(彼方:とりあえずいつがいい?)
(藍月:出来れば早く会いたいです。今週末も空いてます)
(彼方:わかった。シバと話してみて決まったらまた報告するわ。)
(藍月:わかりました。ありがとうございます。)
遠野さんの協力のもと、その後も連絡を取り合って、リンさんに逃げられないように家に行くことにした。
遠野さんが、家に行くと約束して、スマホでついたと連絡し、ドアを開けてもらう。そしてドア前で、俺が待ってそのまま入らせてもらう。
上手くいくかはわからないけど、とりあえず予定は決まった。今週末、この作戦でリンさんに会いに行く。
因みに、遠野さんからリンさんを傷つけたら許さねぇって釘を刺されている。そんな事されなくても、傷つけたりしないつもりだけどね。
リンさんに会う目処が立って少し元気になった俺にマネージャーやもえぎ、理人は安堵したみたいだ。やっぱり心配かけてたからな…。
でも…マネージャー、今後俺が逮捕されたりしないように祈ってて。受け入れてもらえなかったら何するかわかんないかも。
だって暫くあってないからよりストレス溜まっててヤバイんだよ。自分にこんな一面があるなんて…リンさんを好きになるまで知らなかったな。
どうか受け入れてね…リンさん。大好きだから。大事にするから。そんなことを思いながら眠りについた。
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