60 / 137
59
しおりを挟む旅館に荷物をおいて、早速温泉巡りに向かうことにした。浴衣とタオルを持って、部屋を出る。浴衣は絵柄を選ぶことができて、素敵なものがたくさんありすぎて選べなかったので、秋夜さんに決めてもらった。生地は白で薄紫の花が描かれたものを選んでくれた。
代わりに選んでと言われて、とても迷ったけれど、結局シンプルな黒のものを選ばせてもらった。絶対格好いいと思う。着付けてもらうことも出来るようだけど、どうせ温泉巡りに行くので脱いでしまうからそのまま渡してもらった。
3つほどの温泉を予約して貸し切ってくれたようなので、それを順に回っていく。今は一つ目に到着したところだ。ここの温泉は源泉掛け流しで、シンプルながら、とても風情のあるところだ。
「素敵なところですね!」
「だね。香夜が喜んでくれてよかった。」
「そりゃ喜びますよ!こんなに良いお風呂久々ですから!いや、秋夜さんのお部屋のも凄いんですよ!!」
「ふふっいいんだよ。」
「どこから入ります?」
「取り敢えず身体洗わないと」
「あ、そうですね!行きましょ…う…」
「ん?どうした?」
「え…あ…なんでも…なくてですね!!」
「ん?そうは見えないんだけど…」
「そうですかねぇ…?」
「もしかして…俺の裸見て照れてんの?」
「……そうですよ!!」
そうだよ…だってまた夜のこと意識しちゃったよ…。今までは温泉にテンション上がっててあんまり気にしてなかったけど…いざ裸の秋夜さんを目にしたらもう…。意識せずには居られないでしょ!!
「ふふっかわいい。もういっぱい見てるのに。」
「それは…発情期でしたし…」
「あはは!それでも覚えてるんでしょ?」
「まぁそうなんですけど…」
温泉は気持ちよかったし最高だったんだけど、秋夜さんには揶揄われっぱなしだ…。それくらい良いんだけど…それによって俺は夜のことを意識しすぎてそれどころじゃないかも…。
3ヶ所回って温泉を楽しんだけれど、意識が逸れてそれどころじゃなかったよ…。最後の温泉で、秋夜さんに浴衣を着付けてもらって、浴衣で旅館まで歩いて帰る。秋夜さんの浴衣姿は言うまでもなく、最高に似合っててカッコ良かった。
時々秋夜さん目当てに声をかけられそうになって秋夜さんが牽制することが何度かあったものの、無事に旅館に帰り着いた。そして旅館の豪華懐石料理の夕飯を食べて、旅館の温泉にも入った。そして明日の朝は部屋のお風呂を楽しむ予定だ。
まぁ夕飯が終わったということは、もうそういう時間になったということだ。本格的に夜になって、いい雰囲気になる。
うがぁ!!緊張する…
43
あなたにおすすめの小説
優等生αは不良Ωに恋をする
雪兎
BL
学年トップの優等生α・如月理央は、真面目で冷静、誰からも一目置かれる完璧な存在。
そんな彼が、ある日ふとしたきっかけで出会ったのは、喧嘩っ早くて素行不良、クラスでも浮いた存在のΩ・真柴隼人だった。
「うっせーよ。俺に構うな」
冷たくあしらわれても、理央の心はなぜか揺れ続ける。
自分とは正反対の不良Ω——その目の奥に潜む孤独と痛みに、気づいてしまったから。
番なんて信じない。誰かに縛られるつもりもない。
それでも、君が苦しんでいるなら、助けたいと思った。
王道オメガバース×すれ違い×甘酸っぱさ全開!
優等生αと不良Ωが織りなす、じれじれピュアな恋物語。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
隣の番は、俺だけを見ている
雪兎
BL
Ωである高校生の湊(みなと)は、幼いころから体が弱く、友人も少ない。そんな湊の隣に住んでいるのは、幼馴染で幼少期から湊に執着してきたαの律(りつ)。律は湊の護衛のように常にそばにいて、彼に近づく人間を片っ端から遠ざけてしまう。
ある日、湊は学校で軽い発情期の前触れに襲われ、助けてくれたのもやはり律だった。逃れられない幼馴染との関係に戸惑う湊だが、律は静かに囁く。「もう、俺からは逃げられない」――。
執着愛が静かに絡みつく、オメガバース・あまあま系BL。
【キャラクター設定】
■主人公(受け)
名前:湊(みなと)
属性:Ω(オメガ)
年齢:17歳
性格:引っ込み思案でおとなしいが、内面は芯が強い。幼少期から体が弱く、他人に頼ることが多かったため、律に守られるのが当たり前になっている。
特徴:小柄で華奢。淡い茶髪で色白。表情はおだやかだが、感情が表に出やすい。
■相手(攻め)
名前:律(りつ)
属性:α(アルファ)
年齢:18歳
性格:独占欲が非常に強く、湊に対してのみ甘く、他人には冷たい。基本的に無表情だが、湊のこととなると感情的になる。
特徴:長身で整った顔立ち。黒髪でクールな雰囲気。幼少期に湊を助けたことをきっかけに執着心が芽生え、彼を「俺の番」と心に決めている。
俺がモテない理由
秋元智也
BL
平凡な大学生活を送っていた桜井陸。
彼には仲のいい幼馴染の友人がいた。
友人の名は森田誠治という。
周りからもチヤホヤされるほどに顔も良く性格もいい。
困っている人がいると放かってはおけない世話焼きな
性格なのだった。
そんな二人が、いきなり異世界へと来た理由。
それは魔王を倒して欲しいという身勝手な王様の願い
だった。
気づいたら異世界に落とされ、帰りかたもわからない
という。
勇者となった友人、森田誠治と一緒に旅を続けやっと
終わりを迎えたのだった。
そして長い旅の末、魔王を倒した勇者一行。
途中で仲間になった聖女のレイネ。
戦士のモンド・リオールと共に、ゆっくりとした生活
を続けていたのだった。
そこへ、皇帝からの打診があった。
勇者と皇女の結婚の話だった。
どこに行ってもモテまくる友人に呆れるように陸は離
れようとしたのだったが……。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる