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234.最終話
しおりを挟むテスラさんと結婚して、王国へと移住した俺達は、国に雇われて魔術師の指導や騎士団の指導を引き受けてながら生活していた。因みに基本的にずっとテスラさんと一緒にいられるので、毎日楽しく過ごしている。
そして今回、結婚後初めての発情期がやってくる。正直ティアウェルが可愛過ぎて子供っていいなーと思ってる。だから避妊しないで発情期を過ごす事に決めた。発情期とはいえ、確実に子供が出来るというわけでも無いからね。
やってきた発情期に一緒に部屋にこもる。俺はテスラさんそっちのけでテスラさんの服を集めて、巣を作るのに必死だ。テスラさんの匂いが濃いもの程中心に集めて、巣に入ると一番濃く匂いを感じられるようにしている。
うん!いい出来だ!
「もうそろそろ迎え入れてくれるか?ナルア」
「ん…来て…テスラさん」
「…甘い…良い香りだ。もう限界だったんだ…ナルアに触れたくて」
「テスラさん…んん…好き…ぎゅってして」
「ああ」
「んふふ…あ…ちゅっ…」
「ふふっ可愛いな。」
発情期になってふわふわとする意識の中で番が側にいてくれるのが嬉しくて堪らない。自然と笑みが溢れるし、幸福感が押し寄せてくる。テスラさんの香りがふんわりと俺を包み込んでくれる。
巣の中心に入り込んで、俺はテスラさんの膝の上に乗っかっていた。触れ合う場所から熱が伝播している。テスラさんの指先が俺の服の間から差し込まれて、触れられたところが気持ちいい。下から撫で上げられて、胸にたどり着いた指が優しく胸を撫でる。
敏感になった胸に触れられれば、ピリピリとした快感が走る。もうすでに下半身が濡れている感じがする。早く…もっと触ってほしい。服が邪魔くさい。
「ん…服…邪魔…」
「ああ、脱がせるぞ」
「うん…あぁ…あっ」
「ふふっ指がかするだけでも感じるんだな。愛らしい…」
「もうっ…テスラさん…」
俺はテスラさんに手早く脱がされて、テスラさんも自身の服を素早く脱ぎ捨てた。そのまま二人で巣の中に倒れ込む。胸や腹、下半身にも触れられて、気持ち良くて…頭が快感に塗りつぶされ、何も考えられなくなっていく。ただ与えられる快感に従順に従う。
全部気持ちが良い…頭真っ白…。多分何度もイかされてるんだけど、もう気持ちいいことしかわからない。
「…ナルア…ナルア」
「ん…ふぅ…テスラ…しゃん?」
「ああ…もう挿れるぞ?」
「あ…うん…えへへ!テスラさん…」
「…愛してる…ナルア」
「ん…ああああっ!!あ…んぅ…はっ…」
「くっ…ナルア…そう締め付けるな…」
初めての生での触れ合いに、今までにない強い快感が走る。腰が反って快楽に身体が跳ねる。尻尾を絡めあって、お互いを貪るように抱き合う。
その後はよく覚えてない。お互いぐちゃぐちゃになるまでシたのは確かだろうけど…。腰痛い…しぬぅ…
「ナルア…大丈夫か?ポーションだ」
「うん…ありがとう」
ゴクゴクとポーションを飲み干せば、痛みが引いていく。そしてゆっくり起き上がるとテスラさんに抱き上げられる。ご飯を用意してくれたらしい。美味しいご飯を食べて満足した。
俺はこの世界に転生してきて、素敵な人と出会うことができた。テスラさんと一緒ならこれからも幸せを積み上げていけると信じられる。男の身でありながら命を宿す事ができるなんて、前世からすれば到底信じられる事ではなかった。けれど今…俺の腹の中には確かに命が宿っている。
愛しい人との命がここにある。その事実がとても嬉しくて、幸せだ。きっと可愛い子だろう。どんなふうに育つのかとても楽しみだ。
「ねぇ…テスラさん?」
「ん?なんだ?ナルア」
「んふふ!…あのね…赤ちゃん出来たよ」
「な!そ、そうか!…ナルアありがとう…」
涙ぐむテスラさんの顔には確かな笑みが浮かんでいた。俺も頬が緩む。
_________
長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。この作品を読んでくださった皆様に感謝を。
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