酔った彼女がエロすぎて手に負えない

こうしき

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前編

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 幼い頃からずっとこいつが好きだった。

 俺達が出会ったのは三歳のゴールデンウィークだった。俺の住む戸建ての隣に建った新築の、庭の広い一軒家に越してきたのが彼女──ほたると、その両親だった。ほたるの母と俺の母は大層気が合ったようで、引っ越しが落ち着いてからは家族ぐるみの付き合いが増えていった。

 所謂幼馴染みという関係のまま、小中校と同じ学校に進み高校は別々の道に進んだ。こいつが俺のことを異性として全く見ていなかったのはわかっていた──けれど俺は違った。俺はガキの頃からずっとほたるが好きだった。穏やかで冷静なくせして、時々見せる可愛らしい一面も──他人のために本気で怒れる優しい所も──全て。

 中学に上がる頃には、こいつと二人きりで勉強をしたりゲームをしている間、気が気じゃなかった。制服の裾から伸びる細い足だって、透き通るようなうなじにだって、柔らかそうな唇にだって、触れたくて触れたくて仕方がなかった。勿論、その先のことだって。何度こいつを押し倒してやろうと考えたことか。

 結局告白も出来ぬままほたるは高校で彼氏を作り、それから各々県外の大学へと進学し四年が経った────現在。地元に就職したほたると偶然飲み会で再会した俺は、酔ったフリをしてほたるの良心につけ込み、彼女を騙して自宅へと招き……結果的に付き合うところまで漕ぎ着けていた。





「飲みすぎだ、ほたる」
「まだ平気、大丈夫」

 職場で嫌なことがあったのだと言い、ほたるの飲酒ペースはいつもより早い。あまり酒が強くない癖に酒好きなほたるは、酔いが回ると脱ぎ上戸になる。それがわかっているので外ではあまり飲まぬよう忠告しているのだが、相手が俺となれば話は別。脱衣大歓迎だ。勿論、こんな居酒屋の中で脱がれては困るが、帰りの車の中でならまあ、良いだろう。車内でセックスをするのも、季節的には少し冷えるが悪くない。ヤれば温まるのだ、風邪を引いてしまうことは……まあ、心配ないだろう。

「とおや? なにニヤニヤしてるの?」
「別に」
「絶対エッチなこと考えてたでしょ!」
「ああ……まあな」
「もうっ、否定しないんだ」

 ほたるは幼い頃から俺のことを「とおや」と呼ぶ。舌足らずだった幼少の彼女は俺のことを「桃哉とうや」と呼べず、とおやくん、と呼んでいたその名残だ。彼女だけが俺のことを特別な名前で呼んでくれる。それが嬉しくて堪らなかった。

「もー!どんなこと考えてたのよ」
「また車内セックスしたいなって」
「いっ……嫌よ、もう、絶対いや!」

 以前一度だけ俺の車の中でほたると交わった。深夜に俺のマンションの駐車場でのことだ。不動産会社勤めの権限を駆使して個別に駐車できる屋根付きの良い場所を利用しているし、俺の車の前には縦列でほたるの車が止めてあったから、誰の視線も届かない筈で。それなのにほたるはひどく恥ずかしがって──あれはなかなかに新鮮だった。
 思い出したのか、ほたるは照れを隠すために一気にグラスを煽り、新しい酒を注文している。小さな唇を突き出して俺を睨み付け、抗議をしているようだ。

「狭いし不衛生だし……恥ずかしいし」
「狭くはないだろ、俺の車は」
「そうだけど……ベッドとかソファのほうが広いもん」
「ソファより俺の車のほうが広いぞ?」
「そ……そうかもしれないけど! 人が来るかもって思ったら……」
「そのスリルが良いんじゃん」
「もう、ばかっ!」

 運ばれてきた冷酒を、ほるはごくごくと飲み干す。途中で一度刺身を摘まんで飲みこみ、残りの冷酒も全て飲み干した。

「大丈夫かお前……そんなに飲んで」
「平気。今日は」
「今日は?」
「お酒に強い気がするー」
「はあ……酔ってんじゃねえか」
「どこか行く? 帰る?」

 会計を済ませて時計を見ると、二十時前。俺のマンションにほたるを連れ込むか、ほたるのアパートに向かうか、微妙な距離だった。

「ホテル行くか」
「とおやエッチする気、満々だ~」
「はいはい」

 俺達は会えばほたるが出来ない状態の時を除いて、必ず身体を重ねた。どうやらほたるは言葉には出さないがセックスが好きなようだったし、俺だって長年好きだった女とようやく付き合えたんだ──そりゃあ、毎日だってヤりたいに決まっていた。





「ほら、しっかりしろよ」
「大丈夫だもん」
「どこが……」

 酔ってヒールを脱いだほたるは、ラブホテルの廊下を素足でフラフラと進む。部屋に到着するや否や、羽織っていたカーディガンを脱ぎそのままベッドに倒れ込んでしまった。

「おいほたる、寝るよ」
「起きてるってば~」
「シャワーは?」
「浴びるよお。ほらおいでー、とおやおいでぇ」

 その場で下着姿になったほたるは、俺の手を引き風呂場へと向かう。同じように下着姿になった俺にほたるは抱きつき、背に腕を這わせながら唇を重ねた。

「んッ……んぅッ……とおや……」
「ほたる、風呂」
「うん……いや、ちゅーしたままが、いい……」
「ったく……」

 唇を重ねたまま浴室に踏み入る。ほたるの細い指が俺の股間に伸び、下着の上からそろりと性器に触れた。

「んッ……ほたる……そんなにッ……触ったらお前ッ……!」
「おっきくなっちゃう?」

 ぴったりと張り付いたボクサーの太股側から、ほたるが手が侵入する。腹側じゃなくてそこかよ!と突っ込みたいのを堪え、されるがまま彼女に身を委ねた。爪先が陰嚢を引っ掻き、びくんと腰が震える。反対の裾から侵入した反対側の手が陰毛を掻い潜り、亀頭に触れた。

「あッ……あ……ほたるッ……!」
「出てるー、とおや、なんか出てるー」
「やめッ……ちょ……」

 先走りで僅かに濡れた俺の陰茎を、ほたるがぬちッぬちッと細い指でしごく。下から俺を見上げるほたるの顔には、「自分のものも触って欲しい」と書いてあった。

「あぁッ……!」
「お前も……びしょびしょじゃねえか」

 ショーツを引き下げ、ほたるのマンコに指を這わし、捏ねる。甘い声でほたるが喘ぎ、俺の肩にしがみついた。

「びしょびしょじゃッ……ないもんッ」
「どこが。ほら、見てみろよこれ、とろとろだぜ?」
「違うもん!」
「こんくらいでぐっしょり濡れるなんて、ほんっとお前、欲しがりだよな」
「違うもんっ! 欲しがりなんて……」
「じゃあ、これ何だよ?」

 透明な愛液がべったりとまとまり付いた指をほたるの目の前に掲げると、目を見開いた彼女はなんとシャワーの蛇口を捻ってしまった。頭からお湯を被り、身に付けていた下着もろともずぶ濡れになってしまった。

「うわっ!」
「見てないもんっ! わたし、そんなに濡れてないもんっ!」
「お前な! 下着! びしょびしょなんだけど!」
「あ……わああっ! いいじゃん、ちゅーしよ!」
「良くねえわ! ノーブラノーパンで帰るつもりかお前っ!」
「乾くって~大丈夫」

 下着姿でずぶ濡れだというのに、酒が回っているせいかほたるは非常に楽しそうだ。この笑顔を乱し、早く快感で歪めてやりたい。逸る気持ちを抑えることが出来ず、自分のものと彼女の下着を取り払うと、ボディタオルでごしごしと彼女の身体を洗ってやった。

「わたしも洗ってあげよっか?」
「いい。余計なことされそうだからな」
「ケチー。湯船にお湯溜めて浸かる?」
「いや、早くヤりたいからいい」

 自分の身体も手早く洗い、ほたるの腕を引いて風呂場を出る。ありがたいことにドライヤーが二台あったので、さっさと髪を乾かすと全裸のまま足早にベッドへと向かった。

「何か飲むか?」

 早くヤりたい気持ちを一旦抑え、ドリンクのメニューを開く。きっと冷蔵庫の中に無料のミネラルウォーターか何か入っているだろうが、水を飲む気分じゃあない。無性に炭酸が飲みたいのだ。

「わたしお酒飲もっかなあ」
「もうやめとけ。明日に響くぞ」
「そっかあ、ならねえ、うーん……ミックスジュースがいい!」

 ここまで酔っている状態のほたるに、これ以上酒を飲ませる訳にはいかないだろう。俺は明日休みだが、ほたるは仕事だ。やることをやってさっさと家に送ってやらねば。

「なに考えてたの?」
「別に……ッ、つーか、お前……」
「なあに?」

 メニューを手に立ったままの俺の足元に屈み込み、ほたるは陰茎の先端から根元にかけて、ちゅうちゅうと吸い付いていた。腰から下の力が抜け、立っていることがキツい──……けれど、ベッドまでまだ距離がある。仕方なしに傍にあった備え付けのハイテーブルに肘を突き、うつ伏せるように上半身を前倒すと、ほたるは机の下に潜り込み俺の性器を弄くり回した。

「ッはぁ……はぁッ……あッ……あぁ……うぅ……」

 ほたるはフェラも手コキも上手い。ほたる以外にそれをされたことはないが、これだけ気持ちが良いのだ──上手い方なのだと思う。彼女自信も「フェラが好き」と言っていたし、好き故に上達したものなのかもしれない。

「ああぁッ……あ、うあッ……う、うッ……はぁ……!」
「とおや、前見て」
「前……?」

 じゅるッ──じゅるッ──と陰茎を吸い上げる合間にほたるがいたずらっぽく呟く。言われるかままま顔を上げると、正面には窓。その窓が半分ほど開いていた。

「なッ……なんで開いて……」
「とおやの可愛い声、お外に聴こえちゃうかも~」
「アホかッ!」
「わたし一人で独占するの勿体ないもーん」

 言うとほたるは机の下からするりと抜け出し、窓を全開に。俺の背中にぴたりと張り付くと、後ろから両手で性器を包み込んだ。右手は陰茎を、左手は陰嚢を好き放題攻める。

「あぁッ……う、うッあ、ほたる、やめろッ……!」
「気持ち良いのにやめるの?」
「ふ……う゛、あ゛ッ……出るッ……出るッ!出るから、だめだって、あ゛ッ……あッ……!!」

 下半身がどくんと脈打った後、一瞬の解放感。窓の外に俺の喘ぎ悶える声が落ちていった。

「わあ、出たあ。白ーい!」
「お前ッ……なあ……」
「せーえき! せーえきだあ」
「くそが……」

 崩れそうになる足に何とか力を込め、フラフラとベッドに向かい腰掛ける。ベッドサイドの受話器をとると、コール音が二度、三度と続いた。込み合っているのか、フロントになかなか繋がらない。その間に何故かコンドームを手にしたほたるがそろりと近寄ってくる。──こいつ、まさか。

「チッ……繋がんねえな……」

 精液で汚れたままの俺の陰茎を、ほたるがそっと咥えた。掃除をするようにゆっくり……ゆっくりと吸い上げ、口内で転がす。先程イッたばかりだというのに、自分でも呆れてしまうくらい俺の下半身は元気で、ほたるの口から解放された頃には勃起寸前の状態。手で優しくしごかれたせいで、あっという間にガチガチの陰茎が出来上がり、ほたるの指の間から顔を覗かせていた。

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