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16/見苦しい嫉妬
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あれだけ別れが惜しいと、離れたくないと心の中で駄々をこねていたのに、自宅に着くと案外あっさりと「またね」と手を振ることが出来た。
「ちゃんとご飯食べるんだよ」
「母親みたいなこと言うなよ」
「だって、キッチン殆ど使ってないでしょ? 自炊しなよ」
聞くと、基本ご飯は毎日炊くらしいがそれ以外の調理は気分次第だということだった。男の一人暮らしなんて、そんなものなのかもしれない。よっぽど手料理が食べたいときは、実家に帰っている、とのことだった。
「毎日は無理だけど……時々うちに食べに来る?」
「いいのか?」
「あんまり期待しないでね。今週末は……なにか作るよ」
「……嬉しい」
互いに明日も仕事なので、他愛もない会話もそこそこに別れを告げる。その日からわたしは、週末は何を作ろうかと思案し続けることになる。
*
「真戸乃、ひょっとして何か良いことでもあったの?」
翌日の火曜日。お昼休みに話しかけてきた瑞河さんの探るような目付きに、わたしは少しばかり緊張してしまう。この人の前できっと嘘は吐けない。あれだけの観察眼を持っているのだ、直ぐに本心を見抜かれてしまう。
「良いことがあったように見えますか?」
「見えるね。ふとした拍子にニコニコしてる」
お昼、食堂行くんだろ? と誘われるので、彼女と並んで目的地へと向かう。食堂の入口で見覚えのある後ろ姿を発見し、瑞河さんがその背を軽く叩いた。
「お疲れカニちゃん」
「お疲れ様です! あれ、真戸乃さんも一緒?」
同じ課で同期の蟹澤 楼久くんだ。おっとりとした顔立ちのくせに声が大きく、常に元気な姿しか見たことがない。
「なんすか、二人とも食堂ですか?」
「そ。一緒に食べようぜカニちゃん」
「いいんですか?」
両手に花ですね、なんて口にしながら券売機へと向かう蟹澤くんの背を、再び瑞河さんが景気よく叩く。その後ろについて食券を購入すると、振り向いた瑞河さんがあんぐりと口を開けていた。
「真戸乃弁当じゃないの? 珍しいね」
「はい、ちょっと……昨日は外食して帰りが遅くなって、お弁当作れなくて」
「ほほう?」
まだ早い時間なので食堂はそこまで混んでいない。食券を手に窓際の四人掛けの席に腰を下ろすと、わたしの隣に座った瑞河さんはニヤニヤと口許を歪めてわたしの腰をつついた。
「帰りが遅くなって、だって?」
全てを見透かしたような瑞河さんの瞳。彼女の正面に座った蟹澤くんは、状況が理解出来ずに首を傾げている。
「なになに、なんすか?」
「真戸乃がさあ~、良いことがあったんだって」
「へえ~」
「こりゃあもうさ、どう考えても…………あ、どうも、頂きます」
核心を突かれそうになったところで、三人分の食事が運ばれて来た。愛想と恰幅の良いおばさん二人組が、テーブルに置かれた三人分の食券片手に颯爽と去って行く。
わたしが注文したのは一番安価な「まかない定食」だ。愛車のローン返済に少しでもお金を回すため、節約出来るところは節約している。因みに瑞河さんは「親子丼セット」で蟹澤くんは「生姜焼定食」。
「真戸乃、今日のまかない何?」
「肉豆腐……って、核村?」
背後からわたしの肩を叩いたのは、同期で別課の核村 徹平だった。入社直後の研修期間の間、やたらと絡んできた少し面倒な男だ。
「なら俺もそれにしよーっと」
触れていたわたしの肩から二の腕までするりと手を這わせると、核村は券売機へと向かう。妙に生々しい指の動きに一瞬体が強ばってしまう。いち早くそれに気が付いた瑞河さんが、わたしの両肩を優しく揉んでくれた。
「ありがとうございます……」
「真戸乃の身体に触るとは、けしからん奴だね」
「セクハラだな」
タレのたっぷり絡んだ豚肉を頬張りながら蟹澤くんが核村の背を睨む。食券を購入した彼は、わたしたちの座る席の空席──わたしの正面に腰を下ろした。
「ここ、いいですか?」
瑞河さんに問うた核村は、彼女が何か言い出す前に身を乗りだし、正面に座るわたしの顔をじぃっと見つめた。
「な、なに?」
「別に? 今日も可愛いなって思って」
運ばれてきた食事に手をつけながら、核村はチラチラとわたしに視線を投げる。居心地が悪いったらない。ストレートな彼の言葉に動揺してしまう。
「君、真戸乃のこと見過ぎ。というか何? 誰?」
「すみません、真戸乃と蟹澤の同期で核村っていいます」
瑞河さんに睨まれた核村は、スポーツ刈りの頭をヘコヘコと彼女に下げる。蟹澤くんは呆れて溜め息を吐いている。
「まあ、いいけど。私はこの子達と同じ課の瑞河」
「どうもっす」
涼やかな目元を細めて愛想良く笑う核村を、瑞河さんもそれ以上責め立てることはしなかった。親子丼を頬張り飲み込むと、「そういえば」と顔を上げた。
「真戸乃、結局さぁ~なに良いことあったの?」
「……後じゃ駄目ですか、その話」
「なんで? 折角みんなでご飯食べてるんだし、良いことなら幸せ共有しようよ」
何となく、核村には聞かれたくなかったのだ。彼に対して好意があるわけではないのだけれど、短い付き合いの中から彼が粘着質なタイプだということはなんとなく察していた。あれこれ聞かれるのが面倒というだけの理由なのだが、彼と初対面の瑞河さんにその意は伝わらない。事情を察した蟹澤くんは、どうしたものかと視線を泳がせていた。
「わかった、なら私が当てよう」
顎に手を添えて探偵のようなポーズをとる瑞河さんは、数秒唸った後に口角を上げてわたしを見た。
「……彼氏が出来た?」
「えっと」
「当たり?」
「ちょっと、瑞河さん。真戸乃さん困ってますって」
「なんだいカニちゃん嫉妬? どうなのよ、真戸乃」
わたしが口を開くよりも早く、蟹澤くんがフォローに入る。そのまま核村を見上げた彼の表情が固まった。
「おい核村」
「……彼氏?」
核村の表情が強張っている。椅子から腰を浮かせ、箸を置いた彼の手が伸び、正面に座るわたしの手を思い切り掴んだ。
「本当か真戸乃」
「な、ちょっと……痛いって」
「核村、止めろって」
核村の隣に座る蟹澤くんがその手を無理矢理引き剥がす。睨み合いになりかけた所を、瑞河さんのわざとらしい咳払いが遮った。
「男の嫉妬は見苦しいわ、止めなさいよ」
「……はい」
腰を下ろした核村はまるで反省した様子もなく、わたしをじっと見つめている。それを見た蟹澤くんが柄にもなく怒りを露にし、彼を食堂の外まで引っ張っていった。
「大丈夫ですかね……?」
「カニちゃんが上手くやるでしょうよ。それより何? 核村って子はあんたに惚れてんの?」
「わかんないですけど……けっこう話し掛けては来ますね、彼」
「気を付けなさいよ」
何をどう気を付ければいいのが、わたしにはわからない。課が違うのだから、そんなに顔を会わせることはないし、誰かと一緒にいれば大丈夫だろう。仮に襲われたとしても、核村程度の体格であれば投げ飛ばすことくらい出来る自信もあった。
「で……彼氏って昨日話してた彼?」
「……そうです」
「ふうん、ちゃんと異性として見てあげれた?」
「はい」
「それならよかった。でも、のめり込み過ぎないようにね」
「……はい?」
食事を終えたわたし達は、食器の載った盆を手に立ち上がる。ちょうどその時、話を終えた蟹澤くんと核村に入口の近くですれ違った。わたしに何か言いたげな核村を蟹澤くんが無理矢理引っ張り席に座らせている様は、見ていてなんだか申し訳なくなってしまった。
「気にしなくていいよ、カニちゃんに任せときな」
「でも」
「あんたね、そうやって全部一人で背負い込もうとするの悪い癖だよ。頼る所は頼りなさい」
ちらりと食堂を振り返ると、しかめっ面の二人が顔を付き合わせて食事をしている姿が見えた。蟹澤くんは核村をどう言いくるめたのだろうか。
(後でちゃんとお礼言わなきゃ……)
蟹澤くんがオフィスに戻ってきたのは、わたしと瑞河さんが自課のオフィスに戻ってきておよそ十分後だった。なんだか申し訳なさそうにわたしの所に来た彼は、小さく唸りつつも核村との間に何があったのかを話してくれた。
「核村、完全に真戸乃さんに惚れてる」
核村本人がわたしのことを「好きだ」と直接的に言ったわけではないらしいが、彼の言動から限りなくその可能性が高いように思えたのだと蟹澤くんは話してくれた。
「真戸乃さん、いくら彼氏がいるとはいえ気を付けてね。あいつ、遠くから見つめてるタイプっぽいし、大胆な行動は取りそうにないけど……」
また「気を付けてね」か。どう気を付ければいいのだろう。話しかけられないように、姿を見つけたら避ければいいのか、それとも適当にあしらえばいいのか。
「落ち着くまで、私が出来るだけ一緒に行動するから」
「すみません、こんなことで……」
「いいのよ、気にしないで。もとはといえば私が余計なこと喋っちゃったのが原因だし……そうね、お詫びに今夜私の奢りでご飯行かない?」
顔の前で手を打った瑞河さんの提案に首を横に振る理由のないわたしは、微笑みながら頷く。お酒を飲まないようにしないといけないなと肝に命じたところで、お昼休み終了の時刻となった。
「ちゃんとご飯食べるんだよ」
「母親みたいなこと言うなよ」
「だって、キッチン殆ど使ってないでしょ? 自炊しなよ」
聞くと、基本ご飯は毎日炊くらしいがそれ以外の調理は気分次第だということだった。男の一人暮らしなんて、そんなものなのかもしれない。よっぽど手料理が食べたいときは、実家に帰っている、とのことだった。
「毎日は無理だけど……時々うちに食べに来る?」
「いいのか?」
「あんまり期待しないでね。今週末は……なにか作るよ」
「……嬉しい」
互いに明日も仕事なので、他愛もない会話もそこそこに別れを告げる。その日からわたしは、週末は何を作ろうかと思案し続けることになる。
*
「真戸乃、ひょっとして何か良いことでもあったの?」
翌日の火曜日。お昼休みに話しかけてきた瑞河さんの探るような目付きに、わたしは少しばかり緊張してしまう。この人の前できっと嘘は吐けない。あれだけの観察眼を持っているのだ、直ぐに本心を見抜かれてしまう。
「良いことがあったように見えますか?」
「見えるね。ふとした拍子にニコニコしてる」
お昼、食堂行くんだろ? と誘われるので、彼女と並んで目的地へと向かう。食堂の入口で見覚えのある後ろ姿を発見し、瑞河さんがその背を軽く叩いた。
「お疲れカニちゃん」
「お疲れ様です! あれ、真戸乃さんも一緒?」
同じ課で同期の蟹澤 楼久くんだ。おっとりとした顔立ちのくせに声が大きく、常に元気な姿しか見たことがない。
「なんすか、二人とも食堂ですか?」
「そ。一緒に食べようぜカニちゃん」
「いいんですか?」
両手に花ですね、なんて口にしながら券売機へと向かう蟹澤くんの背を、再び瑞河さんが景気よく叩く。その後ろについて食券を購入すると、振り向いた瑞河さんがあんぐりと口を開けていた。
「真戸乃弁当じゃないの? 珍しいね」
「はい、ちょっと……昨日は外食して帰りが遅くなって、お弁当作れなくて」
「ほほう?」
まだ早い時間なので食堂はそこまで混んでいない。食券を手に窓際の四人掛けの席に腰を下ろすと、わたしの隣に座った瑞河さんはニヤニヤと口許を歪めてわたしの腰をつついた。
「帰りが遅くなって、だって?」
全てを見透かしたような瑞河さんの瞳。彼女の正面に座った蟹澤くんは、状況が理解出来ずに首を傾げている。
「なになに、なんすか?」
「真戸乃がさあ~、良いことがあったんだって」
「へえ~」
「こりゃあもうさ、どう考えても…………あ、どうも、頂きます」
核心を突かれそうになったところで、三人分の食事が運ばれて来た。愛想と恰幅の良いおばさん二人組が、テーブルに置かれた三人分の食券片手に颯爽と去って行く。
わたしが注文したのは一番安価な「まかない定食」だ。愛車のローン返済に少しでもお金を回すため、節約出来るところは節約している。因みに瑞河さんは「親子丼セット」で蟹澤くんは「生姜焼定食」。
「真戸乃、今日のまかない何?」
「肉豆腐……って、核村?」
背後からわたしの肩を叩いたのは、同期で別課の核村 徹平だった。入社直後の研修期間の間、やたらと絡んできた少し面倒な男だ。
「なら俺もそれにしよーっと」
触れていたわたしの肩から二の腕までするりと手を這わせると、核村は券売機へと向かう。妙に生々しい指の動きに一瞬体が強ばってしまう。いち早くそれに気が付いた瑞河さんが、わたしの両肩を優しく揉んでくれた。
「ありがとうございます……」
「真戸乃の身体に触るとは、けしからん奴だね」
「セクハラだな」
タレのたっぷり絡んだ豚肉を頬張りながら蟹澤くんが核村の背を睨む。食券を購入した彼は、わたしたちの座る席の空席──わたしの正面に腰を下ろした。
「ここ、いいですか?」
瑞河さんに問うた核村は、彼女が何か言い出す前に身を乗りだし、正面に座るわたしの顔をじぃっと見つめた。
「な、なに?」
「別に? 今日も可愛いなって思って」
運ばれてきた食事に手をつけながら、核村はチラチラとわたしに視線を投げる。居心地が悪いったらない。ストレートな彼の言葉に動揺してしまう。
「君、真戸乃のこと見過ぎ。というか何? 誰?」
「すみません、真戸乃と蟹澤の同期で核村っていいます」
瑞河さんに睨まれた核村は、スポーツ刈りの頭をヘコヘコと彼女に下げる。蟹澤くんは呆れて溜め息を吐いている。
「まあ、いいけど。私はこの子達と同じ課の瑞河」
「どうもっす」
涼やかな目元を細めて愛想良く笑う核村を、瑞河さんもそれ以上責め立てることはしなかった。親子丼を頬張り飲み込むと、「そういえば」と顔を上げた。
「真戸乃、結局さぁ~なに良いことあったの?」
「……後じゃ駄目ですか、その話」
「なんで? 折角みんなでご飯食べてるんだし、良いことなら幸せ共有しようよ」
何となく、核村には聞かれたくなかったのだ。彼に対して好意があるわけではないのだけれど、短い付き合いの中から彼が粘着質なタイプだということはなんとなく察していた。あれこれ聞かれるのが面倒というだけの理由なのだが、彼と初対面の瑞河さんにその意は伝わらない。事情を察した蟹澤くんは、どうしたものかと視線を泳がせていた。
「わかった、なら私が当てよう」
顎に手を添えて探偵のようなポーズをとる瑞河さんは、数秒唸った後に口角を上げてわたしを見た。
「……彼氏が出来た?」
「えっと」
「当たり?」
「ちょっと、瑞河さん。真戸乃さん困ってますって」
「なんだいカニちゃん嫉妬? どうなのよ、真戸乃」
わたしが口を開くよりも早く、蟹澤くんがフォローに入る。そのまま核村を見上げた彼の表情が固まった。
「おい核村」
「……彼氏?」
核村の表情が強張っている。椅子から腰を浮かせ、箸を置いた彼の手が伸び、正面に座るわたしの手を思い切り掴んだ。
「本当か真戸乃」
「な、ちょっと……痛いって」
「核村、止めろって」
核村の隣に座る蟹澤くんがその手を無理矢理引き剥がす。睨み合いになりかけた所を、瑞河さんのわざとらしい咳払いが遮った。
「男の嫉妬は見苦しいわ、止めなさいよ」
「……はい」
腰を下ろした核村はまるで反省した様子もなく、わたしをじっと見つめている。それを見た蟹澤くんが柄にもなく怒りを露にし、彼を食堂の外まで引っ張っていった。
「大丈夫ですかね……?」
「カニちゃんが上手くやるでしょうよ。それより何? 核村って子はあんたに惚れてんの?」
「わかんないですけど……けっこう話し掛けては来ますね、彼」
「気を付けなさいよ」
何をどう気を付ければいいのが、わたしにはわからない。課が違うのだから、そんなに顔を会わせることはないし、誰かと一緒にいれば大丈夫だろう。仮に襲われたとしても、核村程度の体格であれば投げ飛ばすことくらい出来る自信もあった。
「で……彼氏って昨日話してた彼?」
「……そうです」
「ふうん、ちゃんと異性として見てあげれた?」
「はい」
「それならよかった。でも、のめり込み過ぎないようにね」
「……はい?」
食事を終えたわたし達は、食器の載った盆を手に立ち上がる。ちょうどその時、話を終えた蟹澤くんと核村に入口の近くですれ違った。わたしに何か言いたげな核村を蟹澤くんが無理矢理引っ張り席に座らせている様は、見ていてなんだか申し訳なくなってしまった。
「気にしなくていいよ、カニちゃんに任せときな」
「でも」
「あんたね、そうやって全部一人で背負い込もうとするの悪い癖だよ。頼る所は頼りなさい」
ちらりと食堂を振り返ると、しかめっ面の二人が顔を付き合わせて食事をしている姿が見えた。蟹澤くんは核村をどう言いくるめたのだろうか。
(後でちゃんとお礼言わなきゃ……)
蟹澤くんがオフィスに戻ってきたのは、わたしと瑞河さんが自課のオフィスに戻ってきておよそ十分後だった。なんだか申し訳なさそうにわたしの所に来た彼は、小さく唸りつつも核村との間に何があったのかを話してくれた。
「核村、完全に真戸乃さんに惚れてる」
核村本人がわたしのことを「好きだ」と直接的に言ったわけではないらしいが、彼の言動から限りなくその可能性が高いように思えたのだと蟹澤くんは話してくれた。
「真戸乃さん、いくら彼氏がいるとはいえ気を付けてね。あいつ、遠くから見つめてるタイプっぽいし、大胆な行動は取りそうにないけど……」
また「気を付けてね」か。どう気を付ければいいのだろう。話しかけられないように、姿を見つけたら避ければいいのか、それとも適当にあしらえばいいのか。
「落ち着くまで、私が出来るだけ一緒に行動するから」
「すみません、こんなことで……」
「いいのよ、気にしないで。もとはといえば私が余計なこと喋っちゃったのが原因だし……そうね、お詫びに今夜私の奢りでご飯行かない?」
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