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魔王様は疲れました
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皆さん。こんにちは。魔王です。
俺はあの魔族の王に君臨する魔王なんだ。
ということはどういうことか分かるか?
世界で一番強い魔族ということなんだよ。
正直に言う。もう疲れました。常識が何なのかよくわからなくなりました。
俺も昔は『強すぎ!』『規格外』など白い目で見られていた。
まぁ俺は他の魔族たちより何百倍も強いということだ。
しかし、あれは一年前だ。
二十年ほど前に妻子にも見捨てられ、俺はただ茫然としていた。
いや、意外と魔王もすることがないんすよね?
なんでテレビやマンガをだらだらと消費…………おっとこの話はまた今度。
まぁ簡単に言えば暇人だったんだ。
そんな時に幹部の一人が急に魔力のつながりが消えた。
ヤバくね? だって幹部レベルの敵が現れたってことだろ?
正直、ドラのことはさておき、楽しみにしていた。
どんな奴が魔王である俺に歯向かったのか。
だから、魔王城で待ってたんだよ。
さて、君たちなら現実だと理解できるだろうか?
『あなたがマオウさんですか? 今日からお世話になります』
いやぁ。俺、夢見てるのかと思いましたね。
いや、勇者ならわかるよ? 勇者ならね?
だけど魔王城に入ってきたのは子供だったんだぞ?
しかも俺の配下と仲良くなってて⁉ あの最弱魔物のゴブリンを緑人族に進化させてて⁉ 人間が魔族と契約⁉ で、更には魔王に父親代わりしろだと⁉
常識って何なんだろうね? 本当に。
まぁ俺もそのおかげでこの一年間、満喫ライフを送れてるんだけどね。
念願のお父さん呼びも最近してくれるようになったし!
しかし、その満喫ライフは今崩れ落ちた。
ここでしっかり説明しておこう。
皆さん知っている通り、この魔族の大陸は南北で勢力が分裂している。
俺が統治している『ディルガイナ』
妻子が統治している『ビルべニア』
そしてその東の端にあるのが魔獣の国『ストレイド』
この国はまぁ簡単に言えば日本の三権分立のような状態で互いに牽制し合っていた。
そうだったんだ。今までは。
ああああああああああぁぁぁぁぁ⁉
俺が魔王になって数百年。その間、全く微動だにしなかった勢力図をアレンが一瞬で変えちまったんだぞ⁉
叫ぶのも当たり前だろうが!
本当に待ってほしい。俺が契約している近衛兵は何人いると思う?
答えは千人だ。
国民には自由権を尊重しているため俺の配下ということにはなっていない。
ちなみにあのラークが所持していた魔石が正式にアレンに譲渡された。
ということは? 鳥類の魔族全員がアレンの配下になるということだ。
鳥類の魔族の総数はなんと、約一万。
おわかりいただけただろうか?
なんで俺より配下が多いんだよぉぉぉぉ!
テイマーって何なの⁉ 化け物の別の名称なの⁉
俺は最弱テイマーです⁉ 絶対違うよね⁉ 強すぎて逆に分からなかったとかのあのチートキャラだよね⁉
ふぅ。一度落ち着こうか。
俺だってそれなりにチートキャラのはずなんだぞ?
なのに、なのに…………
なんで俺より魔力量多くなってんだよ!
ラークに言われてこっそりのぞいてみたらアレンの魔力量が気持ち悪いことになっていた。
計測器がゼロというのもどうせ限界突破だろ。
ちなみに俺のもとに来た一年前は俺の百分の一もなかった。
数値で表すのなら十万といったところか。
正直、幹部レベルでも俺の魔力には遠く及ばない。
俺の魔力を測定石で表すのなら約一千万だ。
ちなみに元『影の蝙蝠族』、今は暗黒蝶の
リーシャは魔族の中でもとてつもなく魔力量を持っているのにもかかわらず二五〇万だ。
で、皆さんの気になるアレンの魔力量は…………
二千万だ。
もう、悲しくなっちゃうよな。本当に。
学校に行く前は俺より断然魔力量が少なかった。
まだ予想ではあるが、アレンは…………
『契約した者の魔力量も自分の魔力に上乗せする』
あ~怖い怖い。
なので俺は契約を現段階は禁じた。
アレンは無自覚のようだが、あれは余裕で一国を滅ぼせる力だ。
だから、俺はどうにかあの子をまっすぐな道に進ませてあげなければならない。
道を踏み外さないように。
と、今回の俺の心境報告はこれぐらいにしておこう。
俺の言いたいことは一つだ。
頼むから俺の威厳を保たたせてください。
**********************
HOTランキング9位に入ってました!
皆様がこうして読んでくださっているおかげです!
本当にありがとうございます!
俺はあの魔族の王に君臨する魔王なんだ。
ということはどういうことか分かるか?
世界で一番強い魔族ということなんだよ。
正直に言う。もう疲れました。常識が何なのかよくわからなくなりました。
俺も昔は『強すぎ!』『規格外』など白い目で見られていた。
まぁ俺は他の魔族たちより何百倍も強いということだ。
しかし、あれは一年前だ。
二十年ほど前に妻子にも見捨てられ、俺はただ茫然としていた。
いや、意外と魔王もすることがないんすよね?
なんでテレビやマンガをだらだらと消費…………おっとこの話はまた今度。
まぁ簡単に言えば暇人だったんだ。
そんな時に幹部の一人が急に魔力のつながりが消えた。
ヤバくね? だって幹部レベルの敵が現れたってことだろ?
正直、ドラのことはさておき、楽しみにしていた。
どんな奴が魔王である俺に歯向かったのか。
だから、魔王城で待ってたんだよ。
さて、君たちなら現実だと理解できるだろうか?
『あなたがマオウさんですか? 今日からお世話になります』
いやぁ。俺、夢見てるのかと思いましたね。
いや、勇者ならわかるよ? 勇者ならね?
だけど魔王城に入ってきたのは子供だったんだぞ?
しかも俺の配下と仲良くなってて⁉ あの最弱魔物のゴブリンを緑人族に進化させてて⁉ 人間が魔族と契約⁉ で、更には魔王に父親代わりしろだと⁉
常識って何なんだろうね? 本当に。
まぁ俺もそのおかげでこの一年間、満喫ライフを送れてるんだけどね。
念願のお父さん呼びも最近してくれるようになったし!
しかし、その満喫ライフは今崩れ落ちた。
ここでしっかり説明しておこう。
皆さん知っている通り、この魔族の大陸は南北で勢力が分裂している。
俺が統治している『ディルガイナ』
妻子が統治している『ビルべニア』
そしてその東の端にあるのが魔獣の国『ストレイド』
この国はまぁ簡単に言えば日本の三権分立のような状態で互いに牽制し合っていた。
そうだったんだ。今までは。
ああああああああああぁぁぁぁぁ⁉
俺が魔王になって数百年。その間、全く微動だにしなかった勢力図をアレンが一瞬で変えちまったんだぞ⁉
叫ぶのも当たり前だろうが!
本当に待ってほしい。俺が契約している近衛兵は何人いると思う?
答えは千人だ。
国民には自由権を尊重しているため俺の配下ということにはなっていない。
ちなみにあのラークが所持していた魔石が正式にアレンに譲渡された。
ということは? 鳥類の魔族全員がアレンの配下になるということだ。
鳥類の魔族の総数はなんと、約一万。
おわかりいただけただろうか?
なんで俺より配下が多いんだよぉぉぉぉ!
テイマーって何なの⁉ 化け物の別の名称なの⁉
俺は最弱テイマーです⁉ 絶対違うよね⁉ 強すぎて逆に分からなかったとかのあのチートキャラだよね⁉
ふぅ。一度落ち着こうか。
俺だってそれなりにチートキャラのはずなんだぞ?
なのに、なのに…………
なんで俺より魔力量多くなってんだよ!
ラークに言われてこっそりのぞいてみたらアレンの魔力量が気持ち悪いことになっていた。
計測器がゼロというのもどうせ限界突破だろ。
ちなみに俺のもとに来た一年前は俺の百分の一もなかった。
数値で表すのなら十万といったところか。
正直、幹部レベルでも俺の魔力には遠く及ばない。
俺の魔力を測定石で表すのなら約一千万だ。
ちなみに元『影の蝙蝠族』、今は暗黒蝶の
リーシャは魔族の中でもとてつもなく魔力量を持っているのにもかかわらず二五〇万だ。
で、皆さんの気になるアレンの魔力量は…………
二千万だ。
もう、悲しくなっちゃうよな。本当に。
学校に行く前は俺より断然魔力量が少なかった。
まだ予想ではあるが、アレンは…………
『契約した者の魔力量も自分の魔力に上乗せする』
あ~怖い怖い。
なので俺は契約を現段階は禁じた。
アレンは無自覚のようだが、あれは余裕で一国を滅ぼせる力だ。
だから、俺はどうにかあの子をまっすぐな道に進ませてあげなければならない。
道を踏み外さないように。
と、今回の俺の心境報告はこれぐらいにしておこう。
俺の言いたいことは一つだ。
頼むから俺の威厳を保たたせてください。
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