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3巻
3-1
しおりを挟むプロローグ
アストリア国王城。地下牢にて。
本来玉座に座っているべき者が幽閉されていた。
「……アレク。考え直すのだ」
アストリアの現国王であるグレイ・ファン・アヴァドーラは牢の中から呼びかける。
牢の外で彼に相対するのはアレク・ファン・アヴァドーラ。この国の第一王子である。
「もう手遅れですよ父上。この国は止まりません」
「なぜこのような真似をした? 相談してくれたら別のやり方で協力だって出来たはずだ」
「協力? ははっ、面白いことを言いますね」
アレクの弟、第二王子のニートが行方不明になって一か月が経った。
アストリア国南方にある都市、ヴィンリス。国立魔術学院高等部に通うニートは、クラスメイトと共にその地で合宿していた。ヴィンリスにはダンジョンがあり、攻略を通して心身を鍛えていたのだ。
しかし、あろうことか魔物暴走が発生し、ニートはダンジョンに取り残された冒険者を救出しに一人深層へと向かい、そして帰ってこなかった。
アレクは彼の訃報から部屋に閉じこもり、絶望の底に沈んでいた。
過去の完全無欠だった彼からは想像もつかない状態だったのだ。
しかし、ある日を境に目に輝きを取り戻した。いや、その表現には語弊がある。
何かに取り憑かれたかのように行動的になったと言うべきだろう。
「父上には野心がない。イスカル国を支配下に置いた時点で満足したでしょう?」
「それは……」
「父上の願いはこの国を存続させること。それ以上の願いは一切なかった」
大陸を統治する五つの大国のうち、東端のアストリア国は国土が狭く、強い軍も持たない。三英傑と呼ばれる、文字通り一騎当千の英雄を配下にすることで、他国も下手に手を出せないという均衡状態を作っていた。
グレイの願いは、そんな弱小国家であるアストリア国を滅亡させないようにすること。その願いは、二か月ほど前に、北の隣国・イスカル国を支配下に置いた時点で達成されていた。
占領政策は順調に進んでおり、他の三国も慎重に事の成り行きを見守っている。これなら余程のことがない限り、滅亡することはない。
「だから僕が叶えますよ。五大国統一を」
アレクはにやりと口角を吊り上げる。
「そのために国民を強制的に徴兵するのが正しいと思うのか?」
グレイはアレクに向けて、初めて威圧のある声を放つ。
グレイが地下牢に幽閉されている理由。それはアレクとの政治方針の違いだった。
ちなみに彼の母であるシャーロットは別の施設に幽閉されている。と言っても地下牢のような場所ではなく、住み心地も王城とはあまり変わらない場所だ。
「徴兵令に何か問題でも?」
「……っ!」
「そもそも今までのやり方が生温かったんですよ。発明の国? ただ戦いから逃げる言い訳に過ぎません」
アストリア国は別名、発明の国と呼ばれ、かなり文明が発展しており、戦闘職の八割は魔術師という、魔術に特化した国であった。彼らは普段は学者や冒険者として仕事をしていて、自分の好きなことを追求している者が大半だ。有事の際には戦ってくれるが、国に仕えているわけではないので、融通も利かない。
アレクはその魔術師たちを強制的に徴兵し、さらには戦闘職ですらない一般市民すら戦争の兵士に仕立て上げた。
「まずは隣の邪魔なテラロッサから滅ぼします。もうイスカルの時のような面倒な工作は無しです。三英傑を最初から投入して一気に武力で滅亡させます」
「力で制圧してその後に何が残るというのだ」
「さぁ? 何が残るんでしょうね?」
「……は?」
グレイは思わず唖然としてしまった。
今までの聡明なアレクからは考えられないような行き当たりばったりの発言だったためだ。
「別に僕はその過程にも残る結果にも興味はありません。欲しいのは五大国統一という事実のみ」
「何がそこまでお前を突き動かす?」
アレクの行動原理はニートのみ。そのニートはもういない。
そのため、グレイは不思議で仕方がなかった。
どうしてこれほど急にアレクが行動的になったのか。緻密な計画で動いているわけでもなく、さりとて自暴自棄になっているわけでもない。
するとアレクは少し考えた末にゆっくりと口を開いた。
「……約束してくれたんですよ」
「約束?」
「えぇ、世界を統一すれば『神の御業』について教えてくれると」
「なっ!?」
グレイは目を見開いて驚く。
普通なら正気を疑うところだが、グレイには心当たりがあった。
「まさか……影の王がそう言ったのか?」
アストリア国の三英傑の一人、影の王。
他の二人――勇者や賢者と比べると謎に包まれた人物で、彼の正体は王族ですら正確に把握出来ていない。
「えぇ、流石は『転生の儀式』の術者ですね」
『転生の儀式』。アレクを地球からこの世界に転生させた禁忌の儀式だ。
その儀式を主導したのが影の王であり、代々二百年ごとに行われてきたこれまでの儀式も先代の影の王達が主導してきた。
影の王は他の賢者や勇者と違って、ある一族が肩書を引き継いでいる。
「ニートを生き返らせる気か……!」
「えぇ、そのためには僕は手段を選びません。この大陸が血の海になろうと知ったことじゃない」
「そんなこと不可能だ! あやつの戯言に過ぎない!」
「僕を転生させるほどの秘術を使う人間ですよ? 戯言と決めつけるのは早計です」
「仮にだ、ニートが生き返ったとして、地獄に変わり果てた世界を見て喜ぶと思うのか?」
「たとえ地獄でもニートなら天国に変えてくれる。何と言ったって僕の弟は英雄ですから」
グレイは眉間を指で押さえて黙り込む。
妄信的なアレクに、もう何も言い返そうとはしなかった。
どれだけ説得しようと、どれだけ言葉を重ねようと、息子の耳に自身の言葉は届かないと理解してしまったから。
「また様子を見に来ますね」
アレクはそう言い残して地下牢を後にした。
王城に戻ると、彼を待っていたのは深刻そうな顔をした少女だった。
「お兄様……」
アレクとニートの妹であるアーシャだ。
彼女は表情を曇らせながらもアレクに尋ねる。
「本当にこれがニート兄様の望んだことなのでしょうか」
「…………」
黙り込むアレク。
しかし、すぐにパッと明るい顔つきになる。
「あぁ、ニートだって望んでいるはずだよ」
「でも……」
「アーシャは気にしなくていい。問題は大人に任せておけばいいんだから」
徴兵令を出したアレクだが、学生や子供は免除されていた。
しかし子供たちも大人が徴兵されたという事実は知っている。安心していられるわけがなかった。
けれど今のアレクにはそこまで気にかける余裕はない。
「大丈夫……僕が何としてでも救ってみせるから……」
アレクはぼそりと、この場にはいない者へと小さく呟いたのだった。
一章 もう一人の引きこもり
お久しぶりです、アストリア第二王子ことニート・ファン・アヴァドーラです。
いや、もしかしたら「元」と付けた方が正しいかもしれません。
「はぁ、本当にこのままでいいのかな」
俺はベッドの上でダラダラしながら情けない声を上げた。
「いいんじゃないかなぁ」
隣のベッドには俺と同じくダラダラとしているテトがいた。
テトと言っても、アストリアで見慣れた獣の状態ではなく、人型の容姿をしているが。
現在、俺はテトと共に魔大陸にある小さな村に泊めてもらって、ぐうたらな生活をしていた。
何故このような状況になっているのか説明するには、一か月ほど遡る必要がある。
夏休みに行われたヴィンリス戦闘合宿の最終日。
俺は隣国テラロッサの第二王子であるルカにダンジョン内で最下層に突き落とされ、何の因果か魔大陸に転移した。
そして転移してすぐに人型となったテトに打ち明けられた。
『ようこそ魔大陸へ。元魔王として君を歓迎するよ』
ここからはテトによる情報になる。
魔大陸とは、五大国の西端に広がる大森林を越えた、その先に広がる地のことを指す。人族が大森林を抜けたという話は今までになく、まさか森の向こうに人が住んでいるなど、五大国に暮らす者は誰も想像していないだろう。
そして、その地には人族とは異なる、二本の角が生えた『魔族』という種族が、『魔国』という名前の生活圏を築いていた。
魔大陸にやってきて、最初に俺が考えたことはただ一つ。
――早く家に帰りたい。
早く家に帰ってぐうたらしたい、という気持ちはもちろんある。
しかし、それ以上に、他国のスパイであるルカの存在や、自分が生きているということを家族に知らせたかった。
けれどそれは叶わなかった。
『転移魔術が……使えない?』
そう、魔大陸では転移魔術が使えなかった。転移魔術だけではない。魔術そのものが使えなかったのだ。
ヴィンリスのダンジョンの中層以降で起きた現象と同じである。
徒歩で大森林を抜けて五大国に帰る場合、テトがざっくり計算したところによると、五年以上の歳月が必要らしい。そんなの、引きこもりの俺には無理だ。
こうして帰る手段を失った俺は、渋々テトと一緒に行動することになったわけなのだ。
そして俺たちは、転移した場所から一番近くにあった小さな村で生活をしている。
「それにしてもテトが元魔王だったなんてな」
「証拠だって見せただろぉ」
テトは面倒くさそうに俺に向けて手の甲を見せてくる。
そこにはうっすらと紋様のようなものがあった。これが王族の証らしい。
今こうしてぐうたら生活が出来ているのも、この村の長に対して、テトが王族であることを証明したためだ。
俺たちは現在、衣食住を無償で提供してもらっている。
何故俺まで、と思うかもしれないが、護衛という体でテトが話を通してくれた。
ちなみに、俺が魔族という種族を知らなかったように、魔族側も人族の存在、それこそ大森林の奥に五大国があることを知らない。
そのため俺は、角のない可哀そうな魔族という扱いになっていた。
「ってかテトは、魔王に戻らなくていいのか?」
「何回その話するんだよぉ。ボクが玉座に帰ったところでいいことないし、それに戻ることすら出来ないよぉ」
「そもそもなんで『元』魔王なんだ?」
テトからは元魔王ということ以外何も聞かされていなかった。どうして元なのか、どうしてアストリアの路地裏で傷だらけになっていたのか。
テトは俺の質問に対して少し考えた末に口にする。
「話せば長くなるんだけど……話さないとダメ?」
「うん、ダメ」
実は俺たちはこの一か月、ダラダラするだけで何もしていない。俺もテトから大まかに魔大陸の情報を聞いただけで、何か行動したわけではない。
いつもならだらしない俺を叱ってくれる人がいる。
しかし目の前にいるのは、さらにダラダラしているテト。
流石の引きこもりの俺も、このままでは危ないと気づいてしまった。ここから少しずつでも進まなければならない。
「ボクの父は、ボクが十歳の頃に早くに亡くなってねぇ。だから僕は十歳で魔王になったんだぁ」
テトは気だるげな口調で話を続ける。
「でも十歳の子供には、政治や魔王の務めなんて何も分からない。だから宰相に全て任せてたんだぁ」
「宰相?」
「うん、ボクの代わりに仕事をやってくれる人。だからボクはやることがなくなって、こんなぐうたらな性格になったんだよねぇ」
テトの気持ちも大いに分かる。
もし俺が十歳の頃に、父がいなくなって国王になれと言われても無理な話だ。
「でもねぇ、半年ぐらい前かなぁ。最近になってその宰相にも呆れられちゃってねぇ。魔王城から追放されちゃったんだぁ」
俺も父から半強制的に学院に通わされたが、家から追い出されることはなかった。かなり厳しい教育のようにも思うのだが、魔族にとっては普通のことなのだろうか。
それは後で聞くとして、まだ一つ疑問は残っている。
「テトはなんでアストリアにいたんだ?」
「んーっとね、魔王城から追放されてダラダラしてたら一瞬で金を使い果たしちゃって……どうしようかと思ってたら、声をかけてくれたおじさんがいたんだよぉ」
「おじさん?」
「楽して稼げる仕事に興味ないかって声をかけてくれてさぁ。ついてったら色々事件に巻き込まれちゃってぇ」
「そらそうなるわ」
思わずツッコミを入れてしまう。
世間知らずな俺でも分かる、そんな甘い誘惑に乗ってはいけないことなんて。
「で、逃亡生活していて、気づいたらアストリアに飛ばされてて、ニートに保護してもらったんだよねぇ」
「テトが狼みたいな姿になってたのはなんだったんだ?」
「それは魔力が原因かなぁ」
「魔力?」
「魔大陸の魔力と五大国のある大陸の魔力は性質が異なるんだよねぇ。どうやらその性質が原因でボクはあっちでは獣化しちゃうらしい」
「へぇ……それは不便だな」
「ちなみにニートがここで魔術を使えないのも、それが原因だねぇ。ほらっ」
そう言って、テトは目の前で小さな炎を発生させた。それは明らかに、俺が今使えなくて困っていた魔術によるものだった。
「なるほど……じゃあダンジョン内で魔術が使えなかったのも……」
「ダンジョンの最下層には、魔大陸につながる転移門があるからねぇ。そこから魔大陸の魔力が溢れ出てダンジョン内に充満してたんだと思うよぉ」
テトの説明で納得がいった。
上層では魔術が使えるのに、階層を降りていくにつれて魔術が使えなくなった理由。それは、あちら側の魔力の濃度が薄くなっていたためらしい。
「じゃあテトが転移魔術を覚えてくれたら、俺は帰れるんじゃないのか?」
「無理だねぇ。そんな化け物みたいな魔術、ボクには使えないよぉ」
「慣れたら意外と簡単だと思うんだけどな?」
「……はぁ、そもそもキミが化け物だったねぇ」
「え? なんて?」
「いいや、転移魔術なんて術式が複雑すぎて見てるだけで頭が痛いし、仮に覚えられたとしても、使えるようになるまで十年以上の月日はかかるねぇ」
「そんな……」
一瞬、希望の火が見えたと思ったが、すぐに掻き消されてしまった。
俺はもうアストリアには帰れないのだろうか。
そんなことを考えていると、テトが思いついたように口にする。
「まぁでも、帰る手段なら一つはあるねぇ」
「本当⁉」
「まぁ難しいけどねぇ」
「教えてくれ! どうすれば帰れるんだ⁉」
俺はテトの両肩をがっしりと掴んで離さない。
「もともとダンジョンの転移門は、千年以上前の人魔大戦争で使われていたものなんだ」
「人魔大戦争?」
「まぁ昔は人族と魔族が戦争してたってこと。転移門はその時の、敵陣に乗り込む手段みたいなものだねぇ。別の転移門に移ることも出来るし、想像した場所に転移することも出来る」
そのような歴史は聞いたこともなかったが、似たような話は、昔の英雄の伝記小説で読んだ覚えがある。まさかあれは空想ではなく、史実だったのだろうか。
「でも戦争は終結した。だから魔大陸にある転移門はほぼ破壊されたんだぁ」
「ほぼ?」
「そう、一つだけ、確実に残ってるんだよねぇ」
「どこにあるんだ?」
「魔王城」
テトは俺の瞳を見てきっぱりと言い放った。
「「…………」」
気まずい沈黙が流れる。
テトが難しいと言っていた理由も分かった。
魔王城なんて、王族でなければ入ることすら不可能なんだから。
しかし、だ。今の俺の目の前には何故か元魔王がいる。
「テトが魔王城に戻れば使えるんじゃないのか?」
「それが難しいんだよねぇ。一度追放したボクを迎え入れてくれるとは思えない」
俺はテトがどのような名目で追放されたのかを知らない。
ただ単に「頭を冷やせ」ということなのか、宰相が野心を抱いて反逆したのか。
テトの話を聞く限り、後者に近いような気がする。
「多分今頃、宰相が魔王の代わりとなる地位に就任してるだろうし、別にボクは、宰相が王になればいいと思ってるからねぇ」
テトは不貞腐れるわけでも悔しそうにするわけでもなく、本心からそう口にしているように見えた。
ここまで話を聞いて、テトと俺は境遇が似てるなと改めて思った。
俺も王位などには興味がない。兄であるアレクがアストリアの次期国王になるのも納得がいく。逆に自分が王になれと言われたら、困ってしまうだろう。
それはともかく、魔王城が無理でも、転移門はもう一つあるはずだ。テトがアストリアに飛ばされたのも、きっと魔国のどこかにある転移門を踏んだに違いない。
俺のその推理にテトは感心していたが、確証がないから、と首を横に振った。
「でもボクはニートが帰るのに協力したいとは思ってるよぉ。キミやシャーロットさんには助けてもらった恩があるからねぇ」
シャーロットとは俺の母上のことだ。母上は俺が学院に行っている間、テトの面倒を見てくれたりしていた。
「なら情報収集ぐらいは始めないとな」
何をするにしろ、情報は必要だ。
テトが魔大陸に詳しいと言っても、それは半年以上前の情報に過ぎない。
情報の重要性はテトも理解しているようで、体をゆっくりと起こす。
「そうだねぇ」
俺たちは重い腰をようやく上げたのだった。
まず手始めに、この村で一番の情報通であろう村長から話を聞くことにした。
村長の家に招かれた俺たちは、客室で彼の正面に座る。
村長という役職の割に、見た目は中年ぐらいだ。年齢が若いのか、あるいは、魔族と人族では歳の取り方が違うのか。
初めに聞いたのは、元魔王であるテトの現在の立ち位置について。
「元魔王様なら、現在は重要指名手配犯として二億の懸賞金がかかっています」
「「はい?」」
一つ目の情報から、俺たちは唖然としてしまった。
「えっと……ボクを捕まえたら二億貰えるってことぉ?」
「そうなりますな」
村長は淡々と口にした。
「なぁテト。俺が君を捕まえて、その報酬で転移門を使わせてもらうって作戦はどう?」
「ダメに決まってるだろぉ⁉ ボク殺されちゃうよぉ!」
魔大陸に来てから初めて、テトが大声を上げた。
思わず茶化してしまったが、無理もない。久しぶりに地元に帰ってきたら、重要指名手配犯として懸賞金がかけられているのだ。
俺なら泣いてしまうかもしれない。
「ならなんで村長はボクを捕まえなかったの? なんで匿うようなことをしたの?」
テトは不思議そうに村長に尋ねる。
確かにテトの言う通りだ。この一か月、テトを捕まえる隙なんていくらでもあった。
自分たちで捕まえなくとも、街まで行って警邏の兵士に通報するとか、いくらでも手段はあったはずだ。
正直に言うと、この村はたいして栄えてもいなければ裕福そうにも見えない。二億なんて大金、喉から手が出るほど欲しいだろう。
なのにこの村の人たちは俺たちに優しくしてくれた。無償で衣食住を提供してくれたのだ。
「先代の魔王様には感謝してもしきれませんから……」
「父に感謝?」
「はい。魔大陸はお父上の代までカースト制度がありました。身分が高い者が偉い。身分の低い者には人権がない。そんな世界でした」
村長はまるでその時代を生きていたかのようにしみじみと語る。
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