ターンオーバー

TeX

文字の大きさ
16 / 48
その3

3−1

しおりを挟む
 信夫さんの家を出て、久しぶりに我が府営住宅に帰った翌日、さっそく洋子さんが訪ねてきた。

「真知子さん?あなた、ずいぶん変わったわねえ。えらい明るくなったんと違う?」

「洋子さんのおかげです。楽しかったわ、本当に楽しかった。ショウちゃんもずっといてくれてね」

「ショウちゃんも?それじゃ・・・」

「洋子さんのことは話しにたくさん出てきましたよ。三人で何して遊んだんですか?」

「キャッ、恥ずかしい。聞かないで!」
 洋子さんはそう言うと、私の顔を手で覆い隠した。
 私はその手を握って、そっと顔から離すと、洋子さんは戸惑ったような顔をして私を見ていた。

「えへへ。からかっただけですよ」と私。

 洋子さんはすぐに笑顔を取り戻し、
「それでビジネスは?いつスタートするの?」と聞いてきた。

「ええ、今日の午後八時に堺東駅前のバス停で待ち合わせです」

「やったわね。でも警察には気をつけてね。最初に受け取っちゃ駄目。ちゃんとサービスして、その人のことをよくよく観察して、間違いないと思ったらお金を請求するのよ」

「そうなんですか、知らなかった」

「これが違法行為だってのは知ってるわね。警察の敵になるんだからね」

 そうか。やっぱり私は世間知らずのお馬鹿さんだね。

「とにかく皆さんに何かお礼ができるまで一生懸命に頑張りますわ」

 洋子さんが帰ると、私は食卓の椅子にもたれて、信夫さんとショウちゃんのことを思った。今頃あの人たちは男同士で抱き合ってるんだわ。お互いの口を吸いあい、舌をからませ合い、肉茄子を頬ばり合い、そして信夫さんはショウちゃんのお尻の奥に隠れている小さな穴に肉茄子をねじ込むの。

 そこに洋子さんが混じっているのを想像する。洋子さんは裸になるとむちむちなの。自分のTシャツと短パンを汗まみれにして、母の身体を濡れタオルて拭きあげているのをを何度も見てるから、彼女が飽満なのは知っている。
 洋子さんはきっと淫乱なんだろうな。信夫さんとショウちゃん、私といるより楽しいんだろうな、と想うとジェラシーを感じる。

 そこに私が混じったら、どんなことになるかしら。

 私は洋子さんの身体に抱きついて、離れないかもしれないな。

 ぽっちゃりさん二人が抱きついてるのは暑苦しく見えるかな。

 男二人が私たちの背中にくっついてきて、ひとつの塊になるかも知れない。

 私は洋子さんとショウちゃんに抱きつかれ、暑くって背中と胸の谷間から汗が流れてくる。

 熱いわ・・・違う、暑いのよ。

 股ぐらに手を差し込み、あそこに指を入れると、びっしょり濡れている。

 洋子さんの唇にむしゃぶりつく私。

 熱いの。暑くて熱くて、どこもかもびっしょり体液まみれ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...