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しおりを挟む駄目だ。勇者に怒った所で媚薬の件は何も解決しない。
とにかく今勇者は1発出したのだから正常な状態に少しは戻っているはずだ。
意識がある内に一緒にお茶を確認して貰おう。
「ほらっ、私が先程お前に出したお茶の残りだ!!これを見れば分かる通り色もピンク色じゃないし、変な物は一切入ってはいないんだ。何なら私が飲んて証明する」
「ハアハア……丁度喉が渇いていた。アリスありがとう!!」
私が残りのお茶を勇者に見せると、勇者は何を思ったのかそのお茶をまた全部飲み干してしまった。
「あっこらっ!!また全部飲んでしまったのか!!」
「ぐああああーーー胸がああーー胸が苦しいいいーーぎゃあああーー!!アリスゥーーまた俺に媚薬のお茶なんて卑怯な真似を!!責任とれー!!」
「いやっだから違うって!!」
お茶を飲み干した勇者はまた苦しみ出してしまった。かろうじて意識が保てているのか、持っていた湯呑みは丁寧に鍋の側に置いてくれた。
そしてまた勇者のペニスがギンギンにイキリ勃っている。しかし……勇者の状態異常を見るとやはり私のお茶が原因なのか……?
いや、しかしだ。本当に媚薬なんか入れていないが……本当に勇者の言っている通り私のせいなのか……?
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