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34話 エピローグ終章
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結婚して五年が経った。
僕は相変わらず辺境伯夫人とクロイツ子爵領の当主を兼任している。
この日はクロイツからの帰路で、二カ月ぶりにグラフィカ辺境伯邸へ戻ってきたところだ。
見慣れた門へ馬車が入って行く。
何度も往復した道なのに、帰ってくるたびに幸せな気持ちになる。
「ただいま」と言える場所がある喜びが、じんわり心に広がった。
いつも通り長い旅路ではあったけれど、改良を加えた四頭立ての馬車はあまり揺れを感じさせず、クッション性能も完璧で思った以上によく眠れた。
仕事用でもあり、家族を運ぶ大事な足でもあるから、つい真剣に手を入れてしまった成果だ。
寝癖やよだれがついていないか、窓に映る自分の姿を確認した。
僕専用に誂えられた、守護の魔法が込められた金色の魔糸で刺繍が施されている白い錬金術師のローブにしわはない。
長い銀色の髪はきれいに三つ編みに結われて跳ねもなく前へ流され、ローブの白とよく馴染んでいた。
「よし、完璧」
それでも手櫛で髪を整え、服を正す。
久しぶりに会う愛しい家族へみっともないところは見せたくない。
荷台にはたくさんの土産と、故郷の錬金術師たちが作ってくれた薬がぎっしり詰まっている。
クロイツとグラフィカを繋ぐ荷物であり、絆でもある。
玄関の前まで進むと、執事長と使用人たちが外で整列して出迎えてくれていた。
馬車が止まり、執事長が外からドアを開けてくれる。
執事長が声をかけるより先に、前へ歩み出たオリバーが微笑みながら手を差し出し声をかけた。
「アッシュ、お帰り」
「オリバー。ただいま帰りました」
差し出されるオリバーの手を取って馬車を降りる。
指先に伝わる感触が温かくて、帰って来たという実感が染みる。
「ママー!」
「エリオット、ただいま!」
屋敷から飛び出してきたのは、オリバーをそのまま小さくしたような四歳の息子エリオット。
何度見ても、オリバー似の金髪と瞳にきゅんとしてしまう。
「さっきまで昼寝をしていたのではないのか?」
「ママがかえってきたとおもったから!」
繋いでいたナイアの手を放して、僕に抱っこをせがむように飛びついてきた。
「いい子にしてた?」
「きのう、トムじいのところにいったのです!」
「元気だった?」
「はい!」
トムさんは今も現役で店を続けていて、今ではエリオットの師匠のような存在だ。
グラフィカへ帰った僕を見て、よかったと泣いてくれたトムさん。
そしてオリバーと結婚すると言えば喜んでくれた。
僕の部屋はそのままにしてあって、たまに行って泊まったりもしている。
交流しているうちにエリオットが錬金術に興味を持った。
「ママ! ぼく、トムじいにおそわって、ちゅうわざいを、つくれたのです!」
早く見せたくて仕方がないというように、手に持っていた薄い緑色の液体が入った小瓶を見せてくれる。
僕はそれを持たせてもらい、中身を確認した。
透明度の高い薄い黄色の液体。かなりいい品質だ。
錬金術には欠かせない基本中の基本である中和剤をこの年齢で完璧につくれるなんて……!
「え、本当!? 凄くない? ねぇ、オリバー。うちの子天才かも」
「……君は同じ歳で高品質の傷薬を作ったと聞いたが?」
オリバーは僕を抱きしめようとして出来なかった腕をそのままにしながら、不思議そうに首を傾げる。
僕には前世ブーストがあったからね。
何の知識も経験もない四歳がこれを作ったんだよ!?
うちの子すごい!
「エリオットはエリオットで天才なんです!」
「奥様はとても親ば……、エリオット様を溺愛していらっしゃいますね」
今、親ばかって言おうとしたな、ナイア……。
ふふん、親ばかと言われても構わない。だってうちのエリオットはこんなに可愛くて凄いんだ。
「奥様に見せるんだと昨日からずっと片時も離さず持ち歩いていらっしゃいました」
「そうなのか。ナイア、いつもエリオットの面倒を見てくれてありがとう」
「いいえ」
丁寧に礼をして顔を上げると、ナイアは敬愛の込められた視線で僕を見て微笑む。
「ママ、ぼくもっとれんきんじゅつしたい!」
「次は傷薬の作り方を教えてあげる」
「ほんと!? うれしい、いつ? いま?」
「よーし、今から……」
エリオットと連れ立って行こうとしたのをオリバーが止める。
「ダメだ。帰ったばかりだろう?」
オリバーは僕の腰を抱き、エリオットを抱えあげる。
家族三人でくっつく形になって、それが幸せの温かさを思い出させた。
「本当に君たちは錬金術ばかりだ。ちゃんと俺も構ってくれ」
拗ねたように口を尖らせているオリバーが可愛くて、思わず笑ってしまう。
プライドの高かったこの人がこんな風に素直に堂々と甘えるようになるだなんて、昔の僕が知ったらきっと目を剥いて驚くだろう。
僕とエリオットは顔を見合わせる。
「ごめんなさい、ぱぱ」
「オリバーが一番ですよ」
両側から頬へキスをすると、僕たちへそれぞれキスを返してくれる。
愛情深いこの人を選んでよかったと思う。
僕たちは連れ立って屋敷に入って行く。
その傍らでナイアの指示で使用人たちが、邪魔にならないように馬車から荷物を運び出してくれる。
この日常が、たまらなく愛おしい。
「くいんと、すれいは、元気だった?」
「うん、元気だったよ。エリオットにお土産くれたから後で出してあげる」
「わぁい!」
弾む声を聞きながら、ふと自分の今の立場を思う。
僕は結婚してから、一年のうち数カ月をクロイツ領で過ごす。
家族を伴う時もあれば、僕一人で行くこともある。
去年家族でクロイツ領へ一緒に行ったエリオットは、あちらの錬金協会を任せているクインとスレイにすごく懐いた。
……精神年齢が近いからだと、僕は密かに思っている。特にクイン。
二人は両想いになった騎士たちと結婚してクロイツ領に住んでいる。
配偶者となった騎士は今では向こうの騎士団の陣頭指揮をとってくれていた。
伯父に荒らされてしまった領地だが、元通り以上に整ったことを思うと、胸がいっぱいになる。
クロイツの子供たちは、将来錬金術師と騎士、どちらになるかで本気で迷うらしい。
グラフィカにやってきた錬金術師は半分残り、半分はクロイツ領へ帰って行った。
今では業務提携をして定期的に交流もしている。
グラフィカでも錬金術師になりたい弟子志望がたくさん錬金協会で学んでいる。
今や国内の薬は、グラフィカとクロイツ。二つの拠点から国中へ届けられているんだ。
かつて「どちらか一つしか選べない」と大切な片方を手放そうとしたのに、今は両方を抱えたまま、ちゃんと歩けている。
「ぼくねー、おおきくなったらママみたいなれんきんじゅつしになる!」
「待て、エリオット! 騎士は? パパみたいな騎士、格好いいだろ!?」
エリオットの宣言にオリバー様が慌てて騎士を推す。
「んーパパはかっこういいけど……。ぼくはれんきんじゅつしがいい!」
「そ、そうか……」
がくりと肩を落とすオリバーに、つい笑ってしまう。
エリオットは剣の鍛錬も始まってはいるけれど、どうにも僕に似て錬金術が好きらしい。
「オリバー……」
「なんだ」
そっと寄り添うと、「慰めてくれ」と言わんばかりに抱きしめられる。
この甘え方も、すっかり慣れた。
「もう一人、作りませんか? 今度の子は、剣が好きになるかもしれませんよ?」
「!? そうだな、そうしよう」
僕の提案に、途端に元気になる。
分かりやすくて、本当に可愛い人だ。
でも、格好いいのも知っている。
「今夜どうだい?」
「ええ、もちろん。そのつもりです」
「そうか」
何年経っても、こうして僕を真正面から欲しがってくれる。
そのたびに、「あの時、手放さなくてよかった」と何度も噛みしめてしまう。
エリオットの笑い声。
オリバーの腕の温もり。
故郷と今の家を繋ぐ仕事。
グラフィカの薬畑を渡る優しい春風に吹かれながら、かつての自分に囁く。
『ちゃんと、全部抱えたまま笑っていられる未来があるよ』と。
大切な人たちと共にある今を、何一つ手放さずに済んだこの幸福を、僕はこれからも何度でも噛みしめていくんだろう。
僕は相変わらず辺境伯夫人とクロイツ子爵領の当主を兼任している。
この日はクロイツからの帰路で、二カ月ぶりにグラフィカ辺境伯邸へ戻ってきたところだ。
見慣れた門へ馬車が入って行く。
何度も往復した道なのに、帰ってくるたびに幸せな気持ちになる。
「ただいま」と言える場所がある喜びが、じんわり心に広がった。
いつも通り長い旅路ではあったけれど、改良を加えた四頭立ての馬車はあまり揺れを感じさせず、クッション性能も完璧で思った以上によく眠れた。
仕事用でもあり、家族を運ぶ大事な足でもあるから、つい真剣に手を入れてしまった成果だ。
寝癖やよだれがついていないか、窓に映る自分の姿を確認した。
僕専用に誂えられた、守護の魔法が込められた金色の魔糸で刺繍が施されている白い錬金術師のローブにしわはない。
長い銀色の髪はきれいに三つ編みに結われて跳ねもなく前へ流され、ローブの白とよく馴染んでいた。
「よし、完璧」
それでも手櫛で髪を整え、服を正す。
久しぶりに会う愛しい家族へみっともないところは見せたくない。
荷台にはたくさんの土産と、故郷の錬金術師たちが作ってくれた薬がぎっしり詰まっている。
クロイツとグラフィカを繋ぐ荷物であり、絆でもある。
玄関の前まで進むと、執事長と使用人たちが外で整列して出迎えてくれていた。
馬車が止まり、執事長が外からドアを開けてくれる。
執事長が声をかけるより先に、前へ歩み出たオリバーが微笑みながら手を差し出し声をかけた。
「アッシュ、お帰り」
「オリバー。ただいま帰りました」
差し出されるオリバーの手を取って馬車を降りる。
指先に伝わる感触が温かくて、帰って来たという実感が染みる。
「ママー!」
「エリオット、ただいま!」
屋敷から飛び出してきたのは、オリバーをそのまま小さくしたような四歳の息子エリオット。
何度見ても、オリバー似の金髪と瞳にきゅんとしてしまう。
「さっきまで昼寝をしていたのではないのか?」
「ママがかえってきたとおもったから!」
繋いでいたナイアの手を放して、僕に抱っこをせがむように飛びついてきた。
「いい子にしてた?」
「きのう、トムじいのところにいったのです!」
「元気だった?」
「はい!」
トムさんは今も現役で店を続けていて、今ではエリオットの師匠のような存在だ。
グラフィカへ帰った僕を見て、よかったと泣いてくれたトムさん。
そしてオリバーと結婚すると言えば喜んでくれた。
僕の部屋はそのままにしてあって、たまに行って泊まったりもしている。
交流しているうちにエリオットが錬金術に興味を持った。
「ママ! ぼく、トムじいにおそわって、ちゅうわざいを、つくれたのです!」
早く見せたくて仕方がないというように、手に持っていた薄い緑色の液体が入った小瓶を見せてくれる。
僕はそれを持たせてもらい、中身を確認した。
透明度の高い薄い黄色の液体。かなりいい品質だ。
錬金術には欠かせない基本中の基本である中和剤をこの年齢で完璧につくれるなんて……!
「え、本当!? 凄くない? ねぇ、オリバー。うちの子天才かも」
「……君は同じ歳で高品質の傷薬を作ったと聞いたが?」
オリバーは僕を抱きしめようとして出来なかった腕をそのままにしながら、不思議そうに首を傾げる。
僕には前世ブーストがあったからね。
何の知識も経験もない四歳がこれを作ったんだよ!?
うちの子すごい!
「エリオットはエリオットで天才なんです!」
「奥様はとても親ば……、エリオット様を溺愛していらっしゃいますね」
今、親ばかって言おうとしたな、ナイア……。
ふふん、親ばかと言われても構わない。だってうちのエリオットはこんなに可愛くて凄いんだ。
「奥様に見せるんだと昨日からずっと片時も離さず持ち歩いていらっしゃいました」
「そうなのか。ナイア、いつもエリオットの面倒を見てくれてありがとう」
「いいえ」
丁寧に礼をして顔を上げると、ナイアは敬愛の込められた視線で僕を見て微笑む。
「ママ、ぼくもっとれんきんじゅつしたい!」
「次は傷薬の作り方を教えてあげる」
「ほんと!? うれしい、いつ? いま?」
「よーし、今から……」
エリオットと連れ立って行こうとしたのをオリバーが止める。
「ダメだ。帰ったばかりだろう?」
オリバーは僕の腰を抱き、エリオットを抱えあげる。
家族三人でくっつく形になって、それが幸せの温かさを思い出させた。
「本当に君たちは錬金術ばかりだ。ちゃんと俺も構ってくれ」
拗ねたように口を尖らせているオリバーが可愛くて、思わず笑ってしまう。
プライドの高かったこの人がこんな風に素直に堂々と甘えるようになるだなんて、昔の僕が知ったらきっと目を剥いて驚くだろう。
僕とエリオットは顔を見合わせる。
「ごめんなさい、ぱぱ」
「オリバーが一番ですよ」
両側から頬へキスをすると、僕たちへそれぞれキスを返してくれる。
愛情深いこの人を選んでよかったと思う。
僕たちは連れ立って屋敷に入って行く。
その傍らでナイアの指示で使用人たちが、邪魔にならないように馬車から荷物を運び出してくれる。
この日常が、たまらなく愛おしい。
「くいんと、すれいは、元気だった?」
「うん、元気だったよ。エリオットにお土産くれたから後で出してあげる」
「わぁい!」
弾む声を聞きながら、ふと自分の今の立場を思う。
僕は結婚してから、一年のうち数カ月をクロイツ領で過ごす。
家族を伴う時もあれば、僕一人で行くこともある。
去年家族でクロイツ領へ一緒に行ったエリオットは、あちらの錬金協会を任せているクインとスレイにすごく懐いた。
……精神年齢が近いからだと、僕は密かに思っている。特にクイン。
二人は両想いになった騎士たちと結婚してクロイツ領に住んでいる。
配偶者となった騎士は今では向こうの騎士団の陣頭指揮をとってくれていた。
伯父に荒らされてしまった領地だが、元通り以上に整ったことを思うと、胸がいっぱいになる。
クロイツの子供たちは、将来錬金術師と騎士、どちらになるかで本気で迷うらしい。
グラフィカにやってきた錬金術師は半分残り、半分はクロイツ領へ帰って行った。
今では業務提携をして定期的に交流もしている。
グラフィカでも錬金術師になりたい弟子志望がたくさん錬金協会で学んでいる。
今や国内の薬は、グラフィカとクロイツ。二つの拠点から国中へ届けられているんだ。
かつて「どちらか一つしか選べない」と大切な片方を手放そうとしたのに、今は両方を抱えたまま、ちゃんと歩けている。
「ぼくねー、おおきくなったらママみたいなれんきんじゅつしになる!」
「待て、エリオット! 騎士は? パパみたいな騎士、格好いいだろ!?」
エリオットの宣言にオリバー様が慌てて騎士を推す。
「んーパパはかっこういいけど……。ぼくはれんきんじゅつしがいい!」
「そ、そうか……」
がくりと肩を落とすオリバーに、つい笑ってしまう。
エリオットは剣の鍛錬も始まってはいるけれど、どうにも僕に似て錬金術が好きらしい。
「オリバー……」
「なんだ」
そっと寄り添うと、「慰めてくれ」と言わんばかりに抱きしめられる。
この甘え方も、すっかり慣れた。
「もう一人、作りませんか? 今度の子は、剣が好きになるかもしれませんよ?」
「!? そうだな、そうしよう」
僕の提案に、途端に元気になる。
分かりやすくて、本当に可愛い人だ。
でも、格好いいのも知っている。
「今夜どうだい?」
「ええ、もちろん。そのつもりです」
「そうか」
何年経っても、こうして僕を真正面から欲しがってくれる。
そのたびに、「あの時、手放さなくてよかった」と何度も噛みしめてしまう。
エリオットの笑い声。
オリバーの腕の温もり。
故郷と今の家を繋ぐ仕事。
グラフィカの薬畑を渡る優しい春風に吹かれながら、かつての自分に囁く。
『ちゃんと、全部抱えたまま笑っていられる未来があるよ』と。
大切な人たちと共にある今を、何一つ手放さずに済んだこの幸福を、僕はこれからも何度でも噛みしめていくんだろう。
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***********************
ATTENTION
***********************
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とても楽しんでくださったことがわかる感想、本当に嬉しいです。
長い話を最後までお付き合いくださりありがとうございました。