5 / 10
犯しい彼氏
しおりを挟む
僕の名前は、沼原灯。
僕は、家族にも嫌がられるほど、物への執着が激しい。
小学生にして、将来を共にする伴侶を見つけたその時から、僕の中で何かが変わった。
それは、今も続いている。
毎日、そこのないような欲に呑まれていくのを感じている。
「僕が?大丈夫だよ。母さん」
電話口の母さんの声は、いつも震えている。
長男である僕のこの、おかしな感情を恐れているのだ。
僕が優羽と過ごしているのも知っている。
僕の執着も、
この異常さも、
家族には、知らせてあるはずだ。
僕の内面なんて僕自体が分かるはずがない。
優羽に対する感情は、膨らむばかり。
もし、離れていくなら。
僕は、きっと、生きていけない。
そして、本当に彼の中に刻み込もうとするだろう。
隣で眠る優羽の寝顔を見て、微笑む。
ずっと、見ていても飽きない。
愛しすぎて仕方がない。
さて、
僕は、彼にも秘密にしていることがある。
それは、部屋の中に仕掛けられたカメラ。
ではない。
これは、彼も知っている。見つけられたら電源を切られているか、何か障害物を置かれている。
僕が隠しているのは、この隠し部屋。
通称・優羽部屋。
この部屋には、優羽の写真やビデオ、彼も知らない彼の資料がたくさんある。
これが、バレたらどうなるのかな。
少し、考える。
何だかんだで許してくれる優羽。もしかしたら、気味悪いと思われても、僕のことだから仕方がないと言うのかな。
もしかしたら、もうバレてるのかも。
そんなことを考えながら、僕は優羽の顔を撫でる。
優羽は、目を覚ました。
「おはよう」
なんて、言うと。
「まだ、朝じねぇし」
なんて、真面目に答える。
時計は、21時。
まだ、夜ご飯も食べていなかったことを思い出し、優羽は僕に文句を言う。
それが、金曜日の決まり事。
それから、彼は、仕方なさそうに言うのだ。
「コンビニ行くぞ」
ほら、いつも通り。
「それから、寝顔を撮るなよ」
と、やっぱり僕のことを良く分かっている。
僕は、家族にも嫌がられるほど、物への執着が激しい。
小学生にして、将来を共にする伴侶を見つけたその時から、僕の中で何かが変わった。
それは、今も続いている。
毎日、そこのないような欲に呑まれていくのを感じている。
「僕が?大丈夫だよ。母さん」
電話口の母さんの声は、いつも震えている。
長男である僕のこの、おかしな感情を恐れているのだ。
僕が優羽と過ごしているのも知っている。
僕の執着も、
この異常さも、
家族には、知らせてあるはずだ。
僕の内面なんて僕自体が分かるはずがない。
優羽に対する感情は、膨らむばかり。
もし、離れていくなら。
僕は、きっと、生きていけない。
そして、本当に彼の中に刻み込もうとするだろう。
隣で眠る優羽の寝顔を見て、微笑む。
ずっと、見ていても飽きない。
愛しすぎて仕方がない。
さて、
僕は、彼にも秘密にしていることがある。
それは、部屋の中に仕掛けられたカメラ。
ではない。
これは、彼も知っている。見つけられたら電源を切られているか、何か障害物を置かれている。
僕が隠しているのは、この隠し部屋。
通称・優羽部屋。
この部屋には、優羽の写真やビデオ、彼も知らない彼の資料がたくさんある。
これが、バレたらどうなるのかな。
少し、考える。
何だかんだで許してくれる優羽。もしかしたら、気味悪いと思われても、僕のことだから仕方がないと言うのかな。
もしかしたら、もうバレてるのかも。
そんなことを考えながら、僕は優羽の顔を撫でる。
優羽は、目を覚ました。
「おはよう」
なんて、言うと。
「まだ、朝じねぇし」
なんて、真面目に答える。
時計は、21時。
まだ、夜ご飯も食べていなかったことを思い出し、優羽は僕に文句を言う。
それが、金曜日の決まり事。
それから、彼は、仕方なさそうに言うのだ。
「コンビニ行くぞ」
ほら、いつも通り。
「それから、寝顔を撮るなよ」
と、やっぱり僕のことを良く分かっている。
10
あなたにおすすめの小説
偽物勇者は愛を乞う
きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。
六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。
偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。
時間を戻した後に~妹に全てを奪われたので諦めて無表情伯爵に嫁ぎました~
なりた
BL
悪女リリア・エルレルトには秘密がある。
一つは男であること。
そして、ある一定の未来を知っていること。
エルレルト家の人形として生きてきたアルバートは義妹リリアの策略によって火炙りの刑に処された。
意識を失い目を開けると自称魔女(男)に膝枕されていて…?
魔女はアルバートに『時間を戻す』提案をし、彼はそれを受け入れるが…。
なんと目覚めたのは断罪される2か月前!?
引くに引けない時期に戻されたことを嘆くも、あの忌まわしきイベントを回避するために奔走する。
でも回避した先は変態おじ伯爵と婚姻⁉
まぁどうせ出ていくからいっか!
北方の堅物伯爵×行動力の塊系主人公(途中まで女性)
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
僕はただの妖精だから執着しないで
ふわりんしず。
BL
BLゲームの世界に迷い込んだ桜
役割は…ストーリーにもあまり出てこないただの妖精。主人公、攻略対象者の恋をこっそり応援するはずが…気付いたら皆に執着されてました。
お願いそっとしてて下さい。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
多分短編予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる