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-親-
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タッタッタッ
(ここまでくれば大丈夫だよね)
私は、校門を出て、人のいないところまで走った。
すると、後ろからこえがした。
「あれ?草野じゃん。お前もこっち?」
振り返るとそこには黒木君がいた。
「黒木君...写真はいいの?」
ここにいるという事は写真とか取らないでまっすぐにここに来たって事。
「あー俺、親いないから。草野は?」
黒木君の返答にビックリした。私も同じだからだ。
「そうなんだ。ゴメンね。私も親いないんだ。」
黒木君は驚いた表情をした。
そして、俯いた。
「ごめん。親、来てくれなかったんだな。」
黒木君は勘違いしていた。
「私の親は来てくれなかったんじゃなくて来れないの。もういないから。」
黒木君はさらに驚いた。
「そうなんだ。こんな事聞いて悪かったな。」
だんだん空気が暗くなってく。
私はその空気を壊したくて
「方向おなじなんだよね。一緒に帰らない?」
と聞くと
「うん」
と返してくれた。
黒木君と一緒に帰る事になり、歩き出した。
「俺の親、二人ともいないって言ったじゃん。実は、二人ともいるにはいるんだけど会った事ないんだ。親が高校生の時に俺産んじゃって施設に預けられた。で、義理の親が出来たんだけど両方死んだ。だから親がいないわけじゃないんだ。」
黒木君は真剣な話をし始めた。
黒木君は私よりも辛い思いをしているんだと思った。そして、それを会って間もない私に打ち明けてくれた。だから私も黒木君に言う。
「そうなんだ...私はね、中学生の時に親が離婚して母親に連れて行かれたの。でも、母親は離婚してすぐに失踪しちゃって。でも、毎月お金だけ送金されてくるの。でも、それから1度もあってないんだ。」
黒木君は悲しげな表情をした。私よりもずっと辛い思いをして来たのに...
黒木君はいい人だと思う。
「それで、昨日飼ってた猫が死んじゃって...親がいない私にとって心の支えだったから」
いつの間に全て喋ってた。藍の事は忘れるって決めたのに...
「辛かったな。」
黒木君は私を慰めてくれた。そして、私はいつの間にか泣いていた。自然と涙が溢れてきた。
「っ...ゴメンね黒木君」
私は黒木君を見れなかった。勝手に自分の話をして、勝手に泣き出して...そんな自分が恥ずかしかった。
その時だった。体が暖かい何かに包まれた。
「へ?」
私は黒木君に抱かれていた。黒木君は石鹸のいい匂いがして心が落ち着いた。そして、何だか懐かしい気になった。
「あ、悪い!つい...」
黒木君は私に謝って私から手を離した。
そしてまた歩き始めた...
無言の時間が続いた。
そして、私は家に着いた。
「あ、私の家ここだから。またね!」
黒木君に別れを告げると彼は驚いた。
「え!?お前ん家ここなの!?俺ん家こっちなんだけど」
黒木君は指をさした。指の先を見ると...
そこは私の家の隣だった。引っ越しのあいさつに来た時も返事なかったし、今まであった事もない。
「...嘘でしょ?こんな漫画みたいな事あるわけないよね。あはは」
私は黒木君の言った事が嘘だと信じて聞いた。
「いや、ホント。」
私は驚いた。というか驚きすぎて声が出なかった。黒木君は私に言った。
「じゃあこれから一緒に行かない?家近いし、まだ学校の行き道ちゃんと分かんないから。」
黒木君に誘われた。クラスの女子も憧れるイケメン男子の黒木君に。普通なら断る所だ。だって面倒ごとは嫌いだから。平凡な日常を過ごせればいいと思っていたから。でも、ことわれなかった。
「うん!じゃあ明日の7時に迎えに行くね!」
何だか藍に言われてるみたいで。これが今までの日常と同じみたいで。
「OK。じゃあ、また明日な」
黒木君に手を振って家に入った。
(嘘でしょーーー!?黒木君と隣の家とか!何これ少女漫画じゃん!)
家に入った途端、本心を抑えていた何かが切れた。そして、私はある事を思い出した。
ダッシュで階段を駆け上がる。そして、自分の部屋に行った。窓を開けると、黒木君の部屋の窓が見えた。その瞬間だった。彼の部屋のカーテンがシャッと開いた。そして、私と眼があった。私は顔が熱くなり、ついついへたり込み、壁に隠れた。彼も同じようだった。
(嘘でしょー!?ホントに少女漫画じゃん!?)
(ここまでくれば大丈夫だよね)
私は、校門を出て、人のいないところまで走った。
すると、後ろからこえがした。
「あれ?草野じゃん。お前もこっち?」
振り返るとそこには黒木君がいた。
「黒木君...写真はいいの?」
ここにいるという事は写真とか取らないでまっすぐにここに来たって事。
「あー俺、親いないから。草野は?」
黒木君の返答にビックリした。私も同じだからだ。
「そうなんだ。ゴメンね。私も親いないんだ。」
黒木君は驚いた表情をした。
そして、俯いた。
「ごめん。親、来てくれなかったんだな。」
黒木君は勘違いしていた。
「私の親は来てくれなかったんじゃなくて来れないの。もういないから。」
黒木君はさらに驚いた。
「そうなんだ。こんな事聞いて悪かったな。」
だんだん空気が暗くなってく。
私はその空気を壊したくて
「方向おなじなんだよね。一緒に帰らない?」
と聞くと
「うん」
と返してくれた。
黒木君と一緒に帰る事になり、歩き出した。
「俺の親、二人ともいないって言ったじゃん。実は、二人ともいるにはいるんだけど会った事ないんだ。親が高校生の時に俺産んじゃって施設に預けられた。で、義理の親が出来たんだけど両方死んだ。だから親がいないわけじゃないんだ。」
黒木君は真剣な話をし始めた。
黒木君は私よりも辛い思いをしているんだと思った。そして、それを会って間もない私に打ち明けてくれた。だから私も黒木君に言う。
「そうなんだ...私はね、中学生の時に親が離婚して母親に連れて行かれたの。でも、母親は離婚してすぐに失踪しちゃって。でも、毎月お金だけ送金されてくるの。でも、それから1度もあってないんだ。」
黒木君は悲しげな表情をした。私よりもずっと辛い思いをして来たのに...
黒木君はいい人だと思う。
「それで、昨日飼ってた猫が死んじゃって...親がいない私にとって心の支えだったから」
いつの間に全て喋ってた。藍の事は忘れるって決めたのに...
「辛かったな。」
黒木君は私を慰めてくれた。そして、私はいつの間にか泣いていた。自然と涙が溢れてきた。
「っ...ゴメンね黒木君」
私は黒木君を見れなかった。勝手に自分の話をして、勝手に泣き出して...そんな自分が恥ずかしかった。
その時だった。体が暖かい何かに包まれた。
「へ?」
私は黒木君に抱かれていた。黒木君は石鹸のいい匂いがして心が落ち着いた。そして、何だか懐かしい気になった。
「あ、悪い!つい...」
黒木君は私に謝って私から手を離した。
そしてまた歩き始めた...
無言の時間が続いた。
そして、私は家に着いた。
「あ、私の家ここだから。またね!」
黒木君に別れを告げると彼は驚いた。
「え!?お前ん家ここなの!?俺ん家こっちなんだけど」
黒木君は指をさした。指の先を見ると...
そこは私の家の隣だった。引っ越しのあいさつに来た時も返事なかったし、今まであった事もない。
「...嘘でしょ?こんな漫画みたいな事あるわけないよね。あはは」
私は黒木君の言った事が嘘だと信じて聞いた。
「いや、ホント。」
私は驚いた。というか驚きすぎて声が出なかった。黒木君は私に言った。
「じゃあこれから一緒に行かない?家近いし、まだ学校の行き道ちゃんと分かんないから。」
黒木君に誘われた。クラスの女子も憧れるイケメン男子の黒木君に。普通なら断る所だ。だって面倒ごとは嫌いだから。平凡な日常を過ごせればいいと思っていたから。でも、ことわれなかった。
「うん!じゃあ明日の7時に迎えに行くね!」
何だか藍に言われてるみたいで。これが今までの日常と同じみたいで。
「OK。じゃあ、また明日な」
黒木君に手を振って家に入った。
(嘘でしょーーー!?黒木君と隣の家とか!何これ少女漫画じゃん!)
家に入った途端、本心を抑えていた何かが切れた。そして、私はある事を思い出した。
ダッシュで階段を駆け上がる。そして、自分の部屋に行った。窓を開けると、黒木君の部屋の窓が見えた。その瞬間だった。彼の部屋のカーテンがシャッと開いた。そして、私と眼があった。私は顔が熱くなり、ついついへたり込み、壁に隠れた。彼も同じようだった。
(嘘でしょー!?ホントに少女漫画じゃん!?)
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