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トレルリ神民国~『普通』を体験してみよう~
常設依頼に挑戦しようっ その2
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加護結界の効力が弱い場所に差し掛かると、途端に雑草や雑木が増えてくる。そこからほの五メートルも進めば、あっという間に森の中だ。
わたし達みたいに徒歩で森に向かっているのは、騎獣をもっていない十二~十七歳くらいのお兄さんばかりだ。正確にはお姉さんもいるけど、比率的には八対二くらいだと思う。
基本的に兄弟や幼馴染といった気心の知れた相手と一緒に行動しているっぽくて、人数もちょっと多め。三人~六人くらいで行動してるグループばかりだ。
クリナムさんとピエリスさんがいることで四人になるから、人数的には多からず少なからず。にぃにとわたしの二人きりで森に入るよりも、ずっと目立たなそうだ。
わたし達は、他のグループが森へ入っていく場所よりさらに奥へと進んでから森の中に足を踏み入れた。
「食べ物にしろ薬草にしろ、道から近い場所は取り尽くされてる可能性が高いから、少し奥に入るよ」
「うにうに」
「ガルゥ、生き物の気配がしたら教えて」
「がぅっ」
加護を授かる前には村の外での採集に参加できなかったわたしなので、素直に頷く。それから、わたしもにぃにがしたのと同じお願いを借り物のガルゥにしておくことにした。小さく吠えて、シッポをブンブン振りながらやる気を見せてくれるのが可愛くて、思わず背中をワシワシ撫でる。
「よろしくね」
「わふっ」
『まかせてっ』と目をキラキラさせるのが、また可愛い。
――わたしも、ガルゥが欲しくなっちゃうね。
ガルゥならランクも高くないし、狩りのお供としても一般的だ。
今回みたいに他人の目を気にして動く場合にも、フォレルーポのミントの部下としても使えるし、検討する価値はあると思う。
ミントの部下にするならガルゥの上位種にあたるルーポでもいいんだけど、アッチはCランクだから使いづらいときもあるかもしれない。
――あとで考えよう。
今は、薬草や食用植物の採集と食肉調達のお仕事が優先だ。
ちなみに、薬草で買い取り上限数が多かったのは『シケツ草』と『ネンチャク草』。
『シケツ草』は、言わずとしれたキズぐすりの材料だ。干してから粉にしたものを酒精の強いお酒と混ぜると、粘度の強い軟膏になる。スリ傷程度なら一晩で治っちゃうけど、ちょっぴり臭いのが難点だよね。
『ネンチャク草』接着剤の素材で、割といろいろなものに使われている。
キズぐすりを塗ったあとで包帯に塗り付けると傷口が化膿しづらくなるし、水に濡れると接着力が弱くなるので、ナニかを一時的に固定させたいときに使うものらしい。
買い取り上限数がソコソコで、値段が高いのは『イトクイ茸』。
コレは、『ヌメ足病』という病気を治すためのお薬の材料だ。
魔神様から以前にいただいたレシピの本に、『靴を履くときには、必ず清潔な靴下を履くこと』って書いてあったから……多分、『ヌメ足病』の予防法? なんじゃないかと思ってる。
罹ると、足がヌメッとして臭くなって、さらにはとっても痒くなるそうだ。なので、わたしはちゃんと靴下をはくようにしてる。
と、話がずれた。
この『イトクイ茸』は、アルキノコと同じように食料を求めて移動する。だから、見つけられたらラッキーらしい。
食用植物で買い取り上限数が多いのは、香草の類。
生でサラダに入れてよし、干したものをスープの香り付けや臭み消しに使ってよし、なんならお茶にしても良い。モノによっては、弱いながらも薬効があるから、買い取り上限数が多いのは納得だ。
難点は、買取価格が安いことだね。
春しか採れない野草は値段もソコソコ良いけれど、好き嫌いが分かれるせいか買い取り数はあまり多くない。コッチは、気が向いたら――もしくは、群生地が見つかったらでいいかなと思う。
食肉調達に関しては、にぃにの担当なので適当にやってくれる……と信じてる。
確か、一つ目うさぎのウノピョンや、擬態ネズミのフォレトーポ(ランチュウの原種)、葉根まで美味しい葉菜鳥のカヴォジャーノあたりがGランク。
マジックバッグが使用禁止だってことを考えると、小型のウノピョンやカヴォジャーノなら二~三匹。中型のフォレトーポは一匹が持ち帰れる限度……かな?
――ま、持ち帰れなそうだったら、ダメ元で交渉するしかないかな。
聖域で過ごさせている従魔のご飯にするのなら、文句は言われない気がする。
多分、『普通』の人がどの程度苦労してるのかを体験させるのが、縛りプレイの目的ナンじゃないかと思うので。
もし、ダメだと言われたら必要な分だけ解体して埋めていくしかないけど……やっぱり、それはもったいないと思うのだ。
わたし達みたいに徒歩で森に向かっているのは、騎獣をもっていない十二~十七歳くらいのお兄さんばかりだ。正確にはお姉さんもいるけど、比率的には八対二くらいだと思う。
基本的に兄弟や幼馴染といった気心の知れた相手と一緒に行動しているっぽくて、人数もちょっと多め。三人~六人くらいで行動してるグループばかりだ。
クリナムさんとピエリスさんがいることで四人になるから、人数的には多からず少なからず。にぃにとわたしの二人きりで森に入るよりも、ずっと目立たなそうだ。
わたし達は、他のグループが森へ入っていく場所よりさらに奥へと進んでから森の中に足を踏み入れた。
「食べ物にしろ薬草にしろ、道から近い場所は取り尽くされてる可能性が高いから、少し奥に入るよ」
「うにうに」
「ガルゥ、生き物の気配がしたら教えて」
「がぅっ」
加護を授かる前には村の外での採集に参加できなかったわたしなので、素直に頷く。それから、わたしもにぃにがしたのと同じお願いを借り物のガルゥにしておくことにした。小さく吠えて、シッポをブンブン振りながらやる気を見せてくれるのが可愛くて、思わず背中をワシワシ撫でる。
「よろしくね」
「わふっ」
『まかせてっ』と目をキラキラさせるのが、また可愛い。
――わたしも、ガルゥが欲しくなっちゃうね。
ガルゥならランクも高くないし、狩りのお供としても一般的だ。
今回みたいに他人の目を気にして動く場合にも、フォレルーポのミントの部下としても使えるし、検討する価値はあると思う。
ミントの部下にするならガルゥの上位種にあたるルーポでもいいんだけど、アッチはCランクだから使いづらいときもあるかもしれない。
――あとで考えよう。
今は、薬草や食用植物の採集と食肉調達のお仕事が優先だ。
ちなみに、薬草で買い取り上限数が多かったのは『シケツ草』と『ネンチャク草』。
『シケツ草』は、言わずとしれたキズぐすりの材料だ。干してから粉にしたものを酒精の強いお酒と混ぜると、粘度の強い軟膏になる。スリ傷程度なら一晩で治っちゃうけど、ちょっぴり臭いのが難点だよね。
『ネンチャク草』接着剤の素材で、割といろいろなものに使われている。
キズぐすりを塗ったあとで包帯に塗り付けると傷口が化膿しづらくなるし、水に濡れると接着力が弱くなるので、ナニかを一時的に固定させたいときに使うものらしい。
買い取り上限数がソコソコで、値段が高いのは『イトクイ茸』。
コレは、『ヌメ足病』という病気を治すためのお薬の材料だ。
魔神様から以前にいただいたレシピの本に、『靴を履くときには、必ず清潔な靴下を履くこと』って書いてあったから……多分、『ヌメ足病』の予防法? なんじゃないかと思ってる。
罹ると、足がヌメッとして臭くなって、さらにはとっても痒くなるそうだ。なので、わたしはちゃんと靴下をはくようにしてる。
と、話がずれた。
この『イトクイ茸』は、アルキノコと同じように食料を求めて移動する。だから、見つけられたらラッキーらしい。
食用植物で買い取り上限数が多いのは、香草の類。
生でサラダに入れてよし、干したものをスープの香り付けや臭み消しに使ってよし、なんならお茶にしても良い。モノによっては、弱いながらも薬効があるから、買い取り上限数が多いのは納得だ。
難点は、買取価格が安いことだね。
春しか採れない野草は値段もソコソコ良いけれど、好き嫌いが分かれるせいか買い取り数はあまり多くない。コッチは、気が向いたら――もしくは、群生地が見つかったらでいいかなと思う。
食肉調達に関しては、にぃにの担当なので適当にやってくれる……と信じてる。
確か、一つ目うさぎのウノピョンや、擬態ネズミのフォレトーポ(ランチュウの原種)、葉根まで美味しい葉菜鳥のカヴォジャーノあたりがGランク。
マジックバッグが使用禁止だってことを考えると、小型のウノピョンやカヴォジャーノなら二~三匹。中型のフォレトーポは一匹が持ち帰れる限度……かな?
――ま、持ち帰れなそうだったら、ダメ元で交渉するしかないかな。
聖域で過ごさせている従魔のご飯にするのなら、文句は言われない気がする。
多分、『普通』の人がどの程度苦労してるのかを体験させるのが、縛りプレイの目的ナンじゃないかと思うので。
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