私の婚約者の苦手なもの

jun

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イレーネ視点



ロナルド様達が出て行った。



なんなの!
バレるはずなんてないのに!


でも殿下は私を疑っていた。


ロナルド様は、美しい顔で眉間に皺を寄せ、
怖いくらい私を睨んでいた。


私を質問攻めした女はもっと怖い顔で睨んでいた。


そして、

リリーナ・ワソニック


一人、訳がわからないって顔をしている。


少しだけ可愛いだけの女が、年がら年中ロナルド様とイチャイチャしている。
ロナルド様もウンザリだろう。
なのにこの女は毎日毎日、嫌がるロナルド様とイチャイチャしている。


いい加減にしなさいよ!


だから、ロナルド様がいない時に揶揄いに行ったのに、気味の悪い虫に気を取られ、あの女の前で逃げるようなことになった。
許せない!


そんな時、私の取り巻きの一人に休学している子の休んでいる理由を教えてもらった。


その子はある香水を使った為に興奮状態になり近くにいた生徒に怪我をさせた…らしい。

香水を使うだけで、なぜ興奮するのかは分からないらしいが、香水が原因だから停学ではなく休学なのだとか。


いい事を聞いたと思った。


その香水を手に入れて使えば、あの女を襲ってもバレないし、停学にもならない。

こんな都合の良い話、なかなかない。


下校途中、香水を買おうと思っても、何故かどこにも売ってない。

諦めて帰ろうとしたところ、露店で売っているのを見つけた。

一つだけだったが手に入って良かった。



よし、明日はコレをつけて登校しよう。




次の日、
登校すれば緊急集会があるので講堂に集合とのことで、講堂に行き、香水の説明を聞いた。
ようやく手に入れたのに回収されてしまうとは…。


今しかないと思い、あの女を探して遠くから様子を伺っていた。


離れた所で調査書を記入し、あの女の近くに行き、調査書を渡した後腕を掴んで引き寄せ首を噛んでやった。

絶対放さないつもりだったのに、顔を誰かに殴られて放してしまった。


クソ!ま、傷物に出来ただろう。


その後は抑え込まれ、注射を打たれ意識をなくした。




うるさくて目が覚めたら、あの女とロナルド様がいた!

女がこっちに来ようとして、ロナルド様に止められていた。
そしてロナルド様が来ようとしていたところを止めた奴がいた。


止めた女は医師を呼べとロナルド様を部屋から追い出した。


余計なことを。


その女は恐ろしい程の殺気を出しながら質問してくる。


鬱陶しい!


そんな時、医師とルイジェルド殿下を連れたロナルド様が戻ってきた。



ルイジェルド殿下に疑われている。


早くここから出てあの女をロナルド様から離さなければ!



医師に頭が痛いと言って薬をもらった瞬間、ベッドサイドの上に置いてある水差しで医師を殴った。



あの女のところに行かなきゃ!
早く早く早く早く早く早く早く早く…



ドアの外に警護するものもおらず、とりあえずあの女の教室へ向かう。



早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く…



走っていると遠くにあの女がいた。


見つけたわ…。











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