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翌朝。
リリアンナは、頭蓋骨の中で小人が工事をしているような激痛と共に目を覚ました。
「……頭が、割れます……」
ベッドから這い出そうとして、彼女は自分が自分の家ではなく、隣のログハウスのソファに寝かされていることに気づいた。
毛布がかけられ、枕元には水と薬が置かれている。
「おや、お目覚めかい? お姫様」
キッチンから、エプロン姿のルーカスが顔を出した。
手には湯気の立つカップを持っている。
「……なんで貴方の家にいるんですか」
「昨夜のことを覚えていないのかい? 君、僕に抱きついて離れなかったんだよ。『ルーカス枕じゃないと眠れない~』って泣いてね」
「嘘をおっしゃい! 捏造です! 私の記憶には『美味しいお酒を飲んで楽しく解散した』という事実しかありません!」
リリアンナは顔を真っ赤にして否定した。
だが、記憶がプッツリと途切れているのは事実だ。
最後の記憶は、確か「もっと可愛げのある令嬢になりたかった」と叫んだあたりで……。
(……ッ!?)
リリアンナは血の気が引いた。
思い出した。
断片的にだが、思い出してしまった。
『ピンクのドレスが着たかったぁぁ!』
『褒めてよバカぁぁ!』
(あああああああッ!! 死にたい! 今すぐ舌を噛んで死んで、来世はミジンコからやり直したい!!)
彼女がソファに突っ伏して悶絶していると、ルーカスがクスクスと笑いながらコーヒーを置いてくれた。
「安心していいよ。昨夜の君は、とても……うん、『素直』で可愛かったから」
「その形容詞をやめてください! 記憶を消去します! 忘れなさい!」
「一生の宝物にするよ」
ルーカスの笑顔が、いつもより三割増しで優しい。
それが余計にリリアンナの羞恥心を煽る。
その時だった。
「師匠ーッ! 大変ですーッ!」
バンッ! とドアが開き、ミナが飛び込んできた。
彼女はなぜか武装(フライパンと麺棒)している。
「敵襲です! 空から怪しい影が接近しています!」
「敵襲? 魔獣ですか?」
「いえ、人間です! しかもボロボロの!」
ミナが指差す先、空の彼方から何かがフラフラと飛んでくるのが見えた。
それは一羽のグリフォン(騎乗用魔獣)だった。
背中には、真っ青な顔をした騎士がしがみついている。
「……あれは、王宮騎士団の伝令兵ですね」
ルーカスが冷静に言った。
その表情から笑みが消え、宰相の顔に戻っている。
「伝令兵?」
「ああ。僕が休暇に入る際、『国が滅びそうになった時だけ連絡を寄越せ』と言っておいたんだ」
「なんて物騒な指示を出しているんですか」
話している間に、グリフォンは庭に着地──というか、墜落気味にドスンと降り立った。
乗っていた騎士が、転げ落ちるように地面に這いつくばる。
「はぁ、はぁ……! さ、宰相閣下……! やっと、見つけました……!」
騎士は涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔を上げ、ルーカスに縋り付いた。
「た、助けてください……! もう限界です……! 王城が……王城が機能不全に陥っています!」
「機能不全? フレデリック殿下がいるだろう?」
「そ、その殿下が原因なのです!」
騎士は絶叫した。
「殿下が! 『宰相の代わりなど簡単だ』と張り切って執務室に入ったのですが、書類の山を見て三十分で発狂しました! 『文字が多い!』と泣き叫んで、重要書類を紙飛行機にして窓から飛ばし始めたのです!」
「……想像通りの地獄絵図ですね」
リリアンナは遠い目をした。
あの王子に政務などできるはずがない。
文字を読むだけで知恵熱を出すタイプなのだから。
「さらに! リリアンナ様がいなくなったことで、社交界のバランスが崩壊しました! 今までリリアンナ様が裏で抑えていた派閥争いが表面化し、お茶会がリアルファイトの場と化しています!」
「あら、それは私のせいではありませんわ。抑えが効かない皆様の民度の問題です」
リリアンナは冷たく突き放した。
「そ、そこをなんとか! このままでは国家運営が停止し、公務員の給与も支払えなくなります! 国が……国がパンクします!」
騎士が土下座をして頼み込む。
しかし、リリアンナの心は動かない。
「お断りします」
「えっ……」
「私は既に退職した身です。王家の不始末を尻拭いする義理はありません。どうぞ、王子によろしくお伝えください。『自分で撒いた種は自分で刈り取れ』と」
リリアンナは踵を返そうとした。
田舎暮らしは気に入っている。
朝の空気は美味しいし、村の人々は(誤解しているが)親切だ。
わざわざストレスフルな王都に戻る理由がない。
「……本当にいいのかい? リリアンナ」
背後から、ルーカスが静かに声をかけた。
「何がです?」
「国がパンクするということは、経済が破綻するということだ」
ルーカスは空を見上げ、独り言のように呟く。
「王立銀行のシステムもダウンするだろうね。そうなれば、預金封鎖……いや、通貨の価値そのものが暴落する。今、君が大事に抱えている金貨や、これから稼ぐはずの猪の売上も、すべてただの金属片と紙切れになるわけだ」
ピタリ。
リリアンナの足が止まった。
「……なんですって?」
「インフレーションだよ。国への信用がなくなれば、通貨価値は地に落ちる。君の老後の資金計画、全崩壊だね」
「…………」
リリアンナはゆっくりと振り返った。
その目には、魔獣すら裸足で逃げ出すような、凄まじい殺気が宿っていた。
「……許しません」
彼女はギリギリと歯ぎしりをした。
「私の……私のスローライフ資金を脅かすとは……! あのバカ王子、どこまで私の邪魔をすれば気が済むのですか!!」
リリアンナの怒りのベクトルが、完全に切り替わった。
彼女にとって、金銭的損失は何よりも許しがたい重罪なのだ。
「ミナ! 準備しなさい!」
「はい師匠! 迎撃ですか? それとも逃亡ですか?」
「出張(カチコミ)です!」
リリアンナは叫んだ。
「王都へ戻ります! 経済破綻を阻止し、私の資産価値を守るために! ついでに王子に延滞料金と迷惑料を追加請求してやりますわ!」
「おおー! 王都凱旋ですね! 燃えてきました!」
ミナがフライパンを掲げて雄叫びを上げる。
その様子を見て、ルーカスは満足げに頷いた。
「交渉成立だね」
彼は伝令兵に向き直る。
「聞いた通りだ。我々は直ちに帰還する。──最速の馬車を用意しろ。なければ、僕が空間魔法で道を作る」
「は、はいぃぃ! ありがとうございますぅぅ!」
騎士が感涙に咽ぶ中、リリアンナは家へと走った。
「荷造りは十分で済ませます! ミナ、ユキチと大根と干し肉を持ってきなさい!」
「大根もですか!?」
「非常食兼、王子を殴るための鈍器です!」
慌ただしく準備が始まる。
昨日までののんびりした空気はどこへやら、現場は戦場のような緊張感に包まれていた。
ルーカスは、テラスからその様子を眺めながら、密かに口元を緩めた。
(……計画通り)
実は、王子の無能さを露呈させ、リリアンナを呼び戻すタイミングを見計らっていたのは彼だ。
彼女が「自分の意思(金のため)」で戻ると言わせるための、完璧なシナリオ。
「さあ、帰ろうか。僕たちの舞台へ」
こうして、わずか二週間のスローライフ(仮)は幕を閉じた。
悪役令嬢リリアンナ、宰相ルーカス、そして筋肉令嬢ミナ。
最強のトラブルメーカートリオが、混乱する王都へと舞い戻る。
リリアンナは、頭蓋骨の中で小人が工事をしているような激痛と共に目を覚ました。
「……頭が、割れます……」
ベッドから這い出そうとして、彼女は自分が自分の家ではなく、隣のログハウスのソファに寝かされていることに気づいた。
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「おや、お目覚めかい? お姫様」
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リリアンナは顔を真っ赤にして否定した。
だが、記憶がプッツリと途切れているのは事実だ。
最後の記憶は、確か「もっと可愛げのある令嬢になりたかった」と叫んだあたりで……。
(……ッ!?)
リリアンナは血の気が引いた。
思い出した。
断片的にだが、思い出してしまった。
『ピンクのドレスが着たかったぁぁ!』
『褒めてよバカぁぁ!』
(あああああああッ!! 死にたい! 今すぐ舌を噛んで死んで、来世はミジンコからやり直したい!!)
彼女がソファに突っ伏して悶絶していると、ルーカスがクスクスと笑いながらコーヒーを置いてくれた。
「安心していいよ。昨夜の君は、とても……うん、『素直』で可愛かったから」
「その形容詞をやめてください! 記憶を消去します! 忘れなさい!」
「一生の宝物にするよ」
ルーカスの笑顔が、いつもより三割増しで優しい。
それが余計にリリアンナの羞恥心を煽る。
その時だった。
「師匠ーッ! 大変ですーッ!」
バンッ! とドアが開き、ミナが飛び込んできた。
彼女はなぜか武装(フライパンと麺棒)している。
「敵襲です! 空から怪しい影が接近しています!」
「敵襲? 魔獣ですか?」
「いえ、人間です! しかもボロボロの!」
ミナが指差す先、空の彼方から何かがフラフラと飛んでくるのが見えた。
それは一羽のグリフォン(騎乗用魔獣)だった。
背中には、真っ青な顔をした騎士がしがみついている。
「……あれは、王宮騎士団の伝令兵ですね」
ルーカスが冷静に言った。
その表情から笑みが消え、宰相の顔に戻っている。
「伝令兵?」
「ああ。僕が休暇に入る際、『国が滅びそうになった時だけ連絡を寄越せ』と言っておいたんだ」
「なんて物騒な指示を出しているんですか」
話している間に、グリフォンは庭に着地──というか、墜落気味にドスンと降り立った。
乗っていた騎士が、転げ落ちるように地面に這いつくばる。
「はぁ、はぁ……! さ、宰相閣下……! やっと、見つけました……!」
騎士は涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔を上げ、ルーカスに縋り付いた。
「た、助けてください……! もう限界です……! 王城が……王城が機能不全に陥っています!」
「機能不全? フレデリック殿下がいるだろう?」
「そ、その殿下が原因なのです!」
騎士は絶叫した。
「殿下が! 『宰相の代わりなど簡単だ』と張り切って執務室に入ったのですが、書類の山を見て三十分で発狂しました! 『文字が多い!』と泣き叫んで、重要書類を紙飛行機にして窓から飛ばし始めたのです!」
「……想像通りの地獄絵図ですね」
リリアンナは遠い目をした。
あの王子に政務などできるはずがない。
文字を読むだけで知恵熱を出すタイプなのだから。
「さらに! リリアンナ様がいなくなったことで、社交界のバランスが崩壊しました! 今までリリアンナ様が裏で抑えていた派閥争いが表面化し、お茶会がリアルファイトの場と化しています!」
「あら、それは私のせいではありませんわ。抑えが効かない皆様の民度の問題です」
リリアンナは冷たく突き放した。
「そ、そこをなんとか! このままでは国家運営が停止し、公務員の給与も支払えなくなります! 国が……国がパンクします!」
騎士が土下座をして頼み込む。
しかし、リリアンナの心は動かない。
「お断りします」
「えっ……」
「私は既に退職した身です。王家の不始末を尻拭いする義理はありません。どうぞ、王子によろしくお伝えください。『自分で撒いた種は自分で刈り取れ』と」
リリアンナは踵を返そうとした。
田舎暮らしは気に入っている。
朝の空気は美味しいし、村の人々は(誤解しているが)親切だ。
わざわざストレスフルな王都に戻る理由がない。
「……本当にいいのかい? リリアンナ」
背後から、ルーカスが静かに声をかけた。
「何がです?」
「国がパンクするということは、経済が破綻するということだ」
ルーカスは空を見上げ、独り言のように呟く。
「王立銀行のシステムもダウンするだろうね。そうなれば、預金封鎖……いや、通貨の価値そのものが暴落する。今、君が大事に抱えている金貨や、これから稼ぐはずの猪の売上も、すべてただの金属片と紙切れになるわけだ」
ピタリ。
リリアンナの足が止まった。
「……なんですって?」
「インフレーションだよ。国への信用がなくなれば、通貨価値は地に落ちる。君の老後の資金計画、全崩壊だね」
「…………」
リリアンナはゆっくりと振り返った。
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「……許しません」
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リリアンナの怒りのベクトルが、完全に切り替わった。
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「ミナ! 準備しなさい!」
「はい師匠! 迎撃ですか? それとも逃亡ですか?」
「出張(カチコミ)です!」
リリアンナは叫んだ。
「王都へ戻ります! 経済破綻を阻止し、私の資産価値を守るために! ついでに王子に延滞料金と迷惑料を追加請求してやりますわ!」
「おおー! 王都凱旋ですね! 燃えてきました!」
ミナがフライパンを掲げて雄叫びを上げる。
その様子を見て、ルーカスは満足げに頷いた。
「交渉成立だね」
彼は伝令兵に向き直る。
「聞いた通りだ。我々は直ちに帰還する。──最速の馬車を用意しろ。なければ、僕が空間魔法で道を作る」
「は、はいぃぃ! ありがとうございますぅぅ!」
騎士が感涙に咽ぶ中、リリアンナは家へと走った。
「荷造りは十分で済ませます! ミナ、ユキチと大根と干し肉を持ってきなさい!」
「大根もですか!?」
「非常食兼、王子を殴るための鈍器です!」
慌ただしく準備が始まる。
昨日までののんびりした空気はどこへやら、現場は戦場のような緊張感に包まれていた。
ルーカスは、テラスからその様子を眺めながら、密かに口元を緩めた。
(……計画通り)
実は、王子の無能さを露呈させ、リリアンナを呼び戻すタイミングを見計らっていたのは彼だ。
彼女が「自分の意思(金のため)」で戻ると言わせるための、完璧なシナリオ。
「さあ、帰ろうか。僕たちの舞台へ」
こうして、わずか二週間のスローライフ(仮)は幕を閉じた。
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