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「工事中止ですって!? どういうことよ!」
現場事務所に入ってきた私は、ヘルメットを机に叩きつけた(もちろん、リボンでデコレーションした特注ヘルメットだ)。
ドワーフの現場監督、ガンツが困り果てた顔で頭を掻く。
「いやぁ、タリー様。あっしも長年、土木工事をやってきやしたがね。あんな『頑固な先客』は初めてでして……」
「先客? 地権者のこと? この土地は全てキースのものですわよ」
私が隣のキースを見ると、彼も首を傾げている。
「地獄谷に人は住んでいないはずだが」
「人じゃねえんです。……行ってみれば分かりやす」
ガンツに案内され、私たちは再び湯気の立ち上る源泉地帯へと向かった。
◇
「キーッ! キキッ!」
「ウホッ! ウホホッ!」
現場に近づくと、騒がしい鳴き声が聞こえてきた。
「……猿?」
私が目を凝らすと、岩場の一番いい場所に、真っ白な毛並みをした巨大な猿の集団が陣取っていた。
彼らは気持ちよさそうに温泉に浸かり、近づこうとする作業員たちに向かって、雪玉や硬い木の実を投げつけている。
「あれは『スノーモンキー』……いや、魔獣『ブリザード・エイプ』の群れだ」
キースが険しい顔で剣の柄に手をかけた。
「凶暴な性格で、縄張り意識が強い。……まさか、ここを巣にしていたとはな」
「凶暴? 随分とくつろいでいますわよ」
猿たちは温泉で顔を赤くし、互いに毛づくろいをしている。中には、子猿を抱いて背中を流している母猿もいる。
「なんてこと……。一番景色のいい『特等席』を占領されていますわ!」
私が地団駄を踏むと、群れの中心にいた一際大きなボス猿がこちらに気づいた。
身長は2メートル近い。筋肉隆々の体に、古傷のある強面。
「グルルル……!」
ボス猿が立ち上がり、威嚇のポーズを取る。
「危ない、下がってろタリー! 俺が排除する!」
キースが抜刀し、殺気を放つ。
しかし。
「待ちなさい!」
私は扇子でキースの剣を押さえた。
「排除? そんな野蛮なことしてはダメよ」
「だが、あいつらがいる限り工事が進まん。それに、客を襲う危険がある」
「見てごらんなさい、あの恍惚とした表情を」
私は温泉に浸かる猿たちを指差した。
「彼らは『温泉の良さ』を理解している、極めて感性の高い生き物よ。いわば、このリゾートの最初の顧客(ファン)第一号ですわ!」
「……顧客?」
キースとガンツがポカンとする。
「追い出すなんてもったいない! 彼らを『観光資源』として利用するのよ!」
私は扇子をバサリと開き、ボス猿に向かって歩き出した。
「おい、タリー!?」
「大丈夫。私に任せて」
私はにっこりと笑い、懐からあるものを取り出した。
それは、最高級の猪毛で作られたヘアブラシと、アロマオイル入りの高級シャンプー。
「ごきげんよう、森の王様。随分といい湯加減のようね」
「ウガァッ!」
ボス猿が牙を剥き、巨大な拳を振り上げる。
私がさらに一歩近づくと、ボス猿は躊躇なく殴りかかってきた――かに見えた。
ヒュン!
私はダンスのステップで軽やかにその拳を躱し、素早くボス猿の背後に回り込んだ。
「毛並みがボサボサよ。王様なら、身だしなみも整えなくちゃ」
私はすかさず、ボス猿の背中にシャンプーをぶっかけ、ブラシでゴシゴシと磨き始めた。
「ウ、ウオッ!?」
ボス猿が驚いて硬直する。
「ここが痒いんじゃなくて? それともここ?」
私は絶妙な力加減で、凝り固まった肩甲骨周りをブラッシングする。
公爵令嬢たるもの、愛犬のケアも嗜みの一つ。魔獣だろうと何だろうと、ツボは同じはずだ。
「ウ……ウウッ……」
ボス猿の唸り声が変わった。
怒りから、戸惑いへ。そして――。
「ウットリ……」
ボス猿は膝から崩れ落ち、気持ちよさそうに目を細めた。
「ほーら、いい香りでしょう? ローズの香りよ」
私はさらに念入りにマッサージを加える。
周囲の子分猿たちも、それを見て「次は俺も頼む」と言わんばかりに列を作り始めた。
「な、なんだあの光景は……」
キースが呆然としている。
「姐さん……すげぇ……」
ガンツが尊敬の眼差しで見ている。
十分後。
そこには、ツヤツヤの毛並みになり、完全に私の下僕と化したボス猿の姿があった。
「分かったわね? ここを使わせてあげる代わりに、貴方たちには働いてもらうわよ」
「ウホッ!(イエス、マム!)」
ボス猿が敬礼のようなポーズをとる。
私は振り返り、キースたちに宣言した。
「交渉成立よ! 計画変更ですわ!」
「変更?」
「ええ。人間用の大浴場の隣に、『お猿専用露天風呂』を作ります。そして、彼らが温泉に浸かる愛らしい(?)姿を、ガラス越しに見学できるようにするの!」
私はピーンと指を立てた。
「名付けて『スノーモンキー・パラダイス』! 世界でここだけ、野生の魔獣と混浴気分が味わえる温泉よ! これはバカ売れ間違いなしですわ!」
「……たくましいな、あんたは」
キースが深くため息をつき、それから優しく笑った。
「魔獣すら手懐けるとは。……俺が惚れただけのことはある」
「あら、貴方もブラッシングして欲しくて?」
「……後で頼む」
こうして、最大の障害だった魔獣たちは、最強の「客寄せパンダ(猿)」へと生まれ変わった。
ガンツたち作業員も、猿たちと仲良くなり(餌付けに成功し)、工事は急ピッチで進んだ。
そして数ヶ月後。
ついに、灰色の雪原に巨大なガラスのドームが出現することになる。
だが、オープン直前。
またしても私の元に、厄介な知らせが舞い込んだ。
「タリー様! 大変です! 王都から視察団が来るそうです!」
「視察団?」
「ええ。しかも、その中には……あの『伝説の舞台女優』が含まれているとか!」
私の眉がピクリと動く。
女優? 私の劇場で、私が主役以外の舞台なんて認めませんわよ?
(さあ、次はどんなライバルが現れますの?)
私は完成したばかりの露天風呂(猿付き)に浸かりながら、不敵な笑みを浮かべた。
現場事務所に入ってきた私は、ヘルメットを机に叩きつけた(もちろん、リボンでデコレーションした特注ヘルメットだ)。
ドワーフの現場監督、ガンツが困り果てた顔で頭を掻く。
「いやぁ、タリー様。あっしも長年、土木工事をやってきやしたがね。あんな『頑固な先客』は初めてでして……」
「先客? 地権者のこと? この土地は全てキースのものですわよ」
私が隣のキースを見ると、彼も首を傾げている。
「地獄谷に人は住んでいないはずだが」
「人じゃねえんです。……行ってみれば分かりやす」
ガンツに案内され、私たちは再び湯気の立ち上る源泉地帯へと向かった。
◇
「キーッ! キキッ!」
「ウホッ! ウホホッ!」
現場に近づくと、騒がしい鳴き声が聞こえてきた。
「……猿?」
私が目を凝らすと、岩場の一番いい場所に、真っ白な毛並みをした巨大な猿の集団が陣取っていた。
彼らは気持ちよさそうに温泉に浸かり、近づこうとする作業員たちに向かって、雪玉や硬い木の実を投げつけている。
「あれは『スノーモンキー』……いや、魔獣『ブリザード・エイプ』の群れだ」
キースが険しい顔で剣の柄に手をかけた。
「凶暴な性格で、縄張り意識が強い。……まさか、ここを巣にしていたとはな」
「凶暴? 随分とくつろいでいますわよ」
猿たちは温泉で顔を赤くし、互いに毛づくろいをしている。中には、子猿を抱いて背中を流している母猿もいる。
「なんてこと……。一番景色のいい『特等席』を占領されていますわ!」
私が地団駄を踏むと、群れの中心にいた一際大きなボス猿がこちらに気づいた。
身長は2メートル近い。筋肉隆々の体に、古傷のある強面。
「グルルル……!」
ボス猿が立ち上がり、威嚇のポーズを取る。
「危ない、下がってろタリー! 俺が排除する!」
キースが抜刀し、殺気を放つ。
しかし。
「待ちなさい!」
私は扇子でキースの剣を押さえた。
「排除? そんな野蛮なことしてはダメよ」
「だが、あいつらがいる限り工事が進まん。それに、客を襲う危険がある」
「見てごらんなさい、あの恍惚とした表情を」
私は温泉に浸かる猿たちを指差した。
「彼らは『温泉の良さ』を理解している、極めて感性の高い生き物よ。いわば、このリゾートの最初の顧客(ファン)第一号ですわ!」
「……顧客?」
キースとガンツがポカンとする。
「追い出すなんてもったいない! 彼らを『観光資源』として利用するのよ!」
私は扇子をバサリと開き、ボス猿に向かって歩き出した。
「おい、タリー!?」
「大丈夫。私に任せて」
私はにっこりと笑い、懐からあるものを取り出した。
それは、最高級の猪毛で作られたヘアブラシと、アロマオイル入りの高級シャンプー。
「ごきげんよう、森の王様。随分といい湯加減のようね」
「ウガァッ!」
ボス猿が牙を剥き、巨大な拳を振り上げる。
私がさらに一歩近づくと、ボス猿は躊躇なく殴りかかってきた――かに見えた。
ヒュン!
私はダンスのステップで軽やかにその拳を躱し、素早くボス猿の背後に回り込んだ。
「毛並みがボサボサよ。王様なら、身だしなみも整えなくちゃ」
私はすかさず、ボス猿の背中にシャンプーをぶっかけ、ブラシでゴシゴシと磨き始めた。
「ウ、ウオッ!?」
ボス猿が驚いて硬直する。
「ここが痒いんじゃなくて? それともここ?」
私は絶妙な力加減で、凝り固まった肩甲骨周りをブラッシングする。
公爵令嬢たるもの、愛犬のケアも嗜みの一つ。魔獣だろうと何だろうと、ツボは同じはずだ。
「ウ……ウウッ……」
ボス猿の唸り声が変わった。
怒りから、戸惑いへ。そして――。
「ウットリ……」
ボス猿は膝から崩れ落ち、気持ちよさそうに目を細めた。
「ほーら、いい香りでしょう? ローズの香りよ」
私はさらに念入りにマッサージを加える。
周囲の子分猿たちも、それを見て「次は俺も頼む」と言わんばかりに列を作り始めた。
「な、なんだあの光景は……」
キースが呆然としている。
「姐さん……すげぇ……」
ガンツが尊敬の眼差しで見ている。
十分後。
そこには、ツヤツヤの毛並みになり、完全に私の下僕と化したボス猿の姿があった。
「分かったわね? ここを使わせてあげる代わりに、貴方たちには働いてもらうわよ」
「ウホッ!(イエス、マム!)」
ボス猿が敬礼のようなポーズをとる。
私は振り返り、キースたちに宣言した。
「交渉成立よ! 計画変更ですわ!」
「変更?」
「ええ。人間用の大浴場の隣に、『お猿専用露天風呂』を作ります。そして、彼らが温泉に浸かる愛らしい(?)姿を、ガラス越しに見学できるようにするの!」
私はピーンと指を立てた。
「名付けて『スノーモンキー・パラダイス』! 世界でここだけ、野生の魔獣と混浴気分が味わえる温泉よ! これはバカ売れ間違いなしですわ!」
「……たくましいな、あんたは」
キースが深くため息をつき、それから優しく笑った。
「魔獣すら手懐けるとは。……俺が惚れただけのことはある」
「あら、貴方もブラッシングして欲しくて?」
「……後で頼む」
こうして、最大の障害だった魔獣たちは、最強の「客寄せパンダ(猿)」へと生まれ変わった。
ガンツたち作業員も、猿たちと仲良くなり(餌付けに成功し)、工事は急ピッチで進んだ。
そして数ヶ月後。
ついに、灰色の雪原に巨大なガラスのドームが出現することになる。
だが、オープン直前。
またしても私の元に、厄介な知らせが舞い込んだ。
「タリー様! 大変です! 王都から視察団が来るそうです!」
「視察団?」
「ええ。しかも、その中には……あの『伝説の舞台女優』が含まれているとか!」
私の眉がピクリと動く。
女優? 私の劇場で、私が主役以外の舞台なんて認めませんわよ?
(さあ、次はどんなライバルが現れますの?)
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