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「くっ……! なんだ、このふざけた湯加減は……!」
湯煙が立ち込める大浴場『天国(ヘヴン)』。
ドーラン子爵は、岩造りの露天風呂に肩まで浸かりながら、悔しそうに唸った。
「ぬるすぎず、熱すぎず……絶妙に肌に吸い付くような、この感触……! けしからん! 実にけしからんぞ!」
「子爵様、この硫黄の香りもたまりませんなぁ……」
「うむ。王都のスパなど泥水に思えてくるわ……あ、いや! 騙されるな! これはきっと、幻術か何かだ!」
ドーランはバシャリとお湯を叩いた。
「冷静になれ! 我々は不正の証拠を見つけに来たのだ! ほら、見ろ! あの岩の隙間にカビが生えているかもしれん!」
彼は血眼になって岩肌をチェックしたが、そこには塵ひとつなかった。
スライムのプルンたちが、毎日二十四時間体制で舐めとって掃除しているからだ。
「くそっ! 清潔すぎる! 減点要素がない!」
「子爵様、あちらをご覧ください! 『打たせ湯』なるものがありますぞ!」
「なに!? 修行用の滝か!? ……試してやる!」
数分後。
「あぁぁぁ……そこぉぉ……腰に効くぅぅぅ……ッ!」
滝に打たれながら、ドーランの情けない声が大浴場に響き渡った。
◇ ◇ ◇
風呂上がり。
彼らを待ち受けていたのは、リゾート内の高級レストラン『グラトニー(暴食)』でのディナーだった。
「……ふん。風呂はまあ、及第点としておこう。だが、食事はどうかな?」
ドーランはバスローブ姿(レンタル料・金貨一枚)で席につき、テーブルに肘をついた。
「こんな辺境の地だ。出せるものなど、干し肉や硬いパン程度だろう? 王都の美食に慣れた我々の舌を満足させられると思ったら大間違いだぞ」
「失礼いたします。本日のメインディッシュでございます」
ウェイターの格好をした騎士が、銀のクロッシュ(ドーム型の蓋)を恭しく開けた。
ふわぁっ……と、芳醇な香りが広がる。
そこに鎮座していたのは、見事なサシが入った厚切りのステーキだった。
ジュウジュウと音を立てる鉄板の上で、特製ソースが踊っている。
「なっ……なんだこの肉は!?」
「こちらは、近隣で狩猟された『キング・バッファロー』のシャトーブリアンでございます。付け合わせは、荒野の地熱で蒸し上げた『ホクホク根菜』です」
「キ、キング・バッファローだと!? Aランクの魔物ではないか! そんな高級食材、王都でも滅多にお目にかかれんぞ!」
「当リゾートでは、新鮮な素材を現地調達(狩りたて)しておりますので。さあ、冷めないうちにどうぞ」
ドーランは震える手でナイフを入れた。
肉は抵抗なく、まるでバターのように切れた。
一切れを口に運ぶ。
その瞬間、彼らの目が見開かれた。
「う、うまいッ!!」
「なんだこれは! 噛む必要がない! 口の中で溶けたぞ!」
「このソースも絶品だ! ピリッとした辛味が食欲をそそる!」
「ワインだ! ワインを持ってこい! 一番高いやつだ!」
「かしこまりました。ヴィンテージ物の『ロマネ・バルバトス』を開けさせていただきます。一本、金貨三十枚になりますが」
「構わん! 経費だ! 持ってこい!」
宴が始まった。
当初の「粗探し」という目的はどこへやら。
彼らは次々と運ばれてくる料理に舌鼓を打ち、高級ワインを水のように飲み干していく。
その様子を、私とリュカは二階の管理室からマジックミラー越しに眺めていた。
「……凄まじい食いっぷりだな」
リュカが呆れたように言った。
「あれで『不正の調査』だと? ただの豪遊じゃないか」
「計算通りです。人間、満腹状態では攻撃性が低下しますからね」
私は手元の電卓(魔導式)を叩いた。
「宿泊費、飲食費、オプションのマッサージ代……現時点で、一人あたり金貨二百枚の売上です。目標達成率一二〇パーセント」
「王太子の予算が底をつくんじゃないか?」
「それが狙いです。……さて、仕上げといきましょうか」
私は壁の通信機に向かって指示を出した。
「フェーズ3へ移行。カジノエリア、オープン」
◇ ◇ ◇
「ほほう! カジノまであるとはな!」
ディナーを終え、千鳥足になったドーランたちが吸い込まれたのは、地下に作られた大人の社交場だった。
ルーレット、ポーカー、ブラックジャック。
煌びやかな照明の下、ディーラー(訓練された元盗賊の騎士たち)がカードを配っている。
「ふん、賭け事か。私はこういうのは得意でな」
ドーランは鼻を鳴らし、チップを購入した。
「少しばかり、リゾートの運営費を巻き上げてやるとするか!」
一時間後。
「なぜだぁぁぁッ!!」
ドーランの絶叫が響いた。
「また負けた! あと一枚でストレートフラッシュだったのに!」
「お客樣、惜しかったですねぇ。次はきっと勝てますよ」
ディーラーが巧みな話術で煽る。
「くそっ! チップ追加だ! 倍プッシュだ!」
「子爵様、もう予算が……!」
「うるさい! 負けたまま帰れるか! 借用書を書く!」
熱狂の渦。
彼らは完全に、ギャンブルの沼にハマっていた。
もちろん、イカサマはしていない。
ただ、確率論に基づき、胴元(私)が絶対に勝つように設計されているだけだ。
さらに、会場に流しているBGMには、微弱な精神高揚の魔法を織り交ぜてある。
「……シスイ。お前、本当に悪魔だな」
横で見ていたリュカが、ドン引きしていた。
「彼らから搾り取った金は、領地の道路整備と孤児院の支援に充てられます。これぞ『富の再分配』です」
「聞こえはいいが、やってることはえげつないぞ」
その時、一人の男がフラフラとカジノから出てきた。
ドーランだ。
彼はチップをすべてスり、放心状態で壁にもたれかかっていた。
私はすかさず、冷たい水を持って近づいた。
「お楽しみいただけましたか、子爵様?」
「あ、あぁ……シスイか……。すまん、負けてしまった……」
ドーランは力なく笑った。
その顔には、来た時のような敵意や傲慢さは消え失せ、ある種の憑き物が落ちたような安らぎ(と絶望)が漂っていた。
「ここは……恐ろしい場所だ。極楽だと思っていたが、気づけば身ぐるみ剥がされている……」
「それが『リゾート』というものです。楽しんだ分だけ、対価を支払う。公平な取引でしょう?」
「……ああ、そうだな。公平だ。王都の泥沼のような権力争いより、よほど分かりやすい」
ドーランは水を一気に飲み干し、ふぅ、と息を吐いた。
「シスイ・ランカスター。……君の勝ちだ」
「あら、勝負などしておりませんが?」
「ふん、とぼけるな。……報告書には、こう書いておくよ。『当該施設は極めて危険な中毒性を有する。王族の立ち入りは推奨しない。ただし、税収源としては極めて優秀である』とな」
それは、実質的な「公認」だった。
彼なりの、精一杯の降伏宣言。
「賢明なご判断に感謝します。……あ、ちなみに」
私は一枚の紙を差し出した。
「これ、今夜の請求書です。カジノの借用分も含めて」
ドーランは紙を受け取り、その桁数を見て――白目を剥いて気絶した。
「あらあら。……トンカツ、お客様を客室へ運んで差し上げて。朝食は消化に良いお粥にしてね」
「ブヒィッ!」
気絶したドーランが運ばれていくのを見送りながら、私は小さくガッツポーズをした。
「第一関門、クリアね」
「……お前、今の男の言葉、聞いたか?」
リュカが隣に立った。
「はい? 税収源として優秀、という部分ですか?」
「違う。『王族の立ち入りは推奨しない』だ」
リュカの表情が引き締まる。
「奴らが帰って報告すれば、王太子はどう思う? 『危険』と言われれば、逆に興味を持つのがあの馬鹿王子だ」
「ええ。その通りです」
私はニヤリと笑った。
「ドーラン子爵が『地獄だった』と報告すれば、王子は満足して来なかったかもしれない。でも、『危険なほど魅力的な場所』と聞けば、プライドの高い彼は必ず来る」
「……まさか、そこまで計算していたのか?」
「当然です。真のターゲットは、あくまで元婚約者殿と、その隣の聖女様ですから」
私は夜空を見上げた。
王都の方角には、赤黒い月が浮かんでいる。
「さあ、いらっしゃいジュリアン殿下。あなたのために、特別室(スイート)よりもさらに上の、『地獄(インフェルノ)』コースをご用意して待っていますわ」
リュカは私の横顔を見て、小さく溜息をついた後、愛おしそうに頭を撫でた。
「……敵に回さなくて本当によかったよ、お前は」
「ふふ。味方でいる限り、私は最高のパートナーですよ?」
こうして、視察団は骨の髄までしゃぶり尽くされ、数日後にふらふらの状態で帰路につくことになる。
彼らの懐は寒くなったが、その表情がどこか晴れやかだったのは、このリゾートの魔法のおかげだろうか。
そして、物語はいよいよ最終局面へ。
リゾートの評判を聞きつけた「ラスボス」たちが、動き出す。
湯煙が立ち込める大浴場『天国(ヘヴン)』。
ドーラン子爵は、岩造りの露天風呂に肩まで浸かりながら、悔しそうに唸った。
「ぬるすぎず、熱すぎず……絶妙に肌に吸い付くような、この感触……! けしからん! 実にけしからんぞ!」
「子爵様、この硫黄の香りもたまりませんなぁ……」
「うむ。王都のスパなど泥水に思えてくるわ……あ、いや! 騙されるな! これはきっと、幻術か何かだ!」
ドーランはバシャリとお湯を叩いた。
「冷静になれ! 我々は不正の証拠を見つけに来たのだ! ほら、見ろ! あの岩の隙間にカビが生えているかもしれん!」
彼は血眼になって岩肌をチェックしたが、そこには塵ひとつなかった。
スライムのプルンたちが、毎日二十四時間体制で舐めとって掃除しているからだ。
「くそっ! 清潔すぎる! 減点要素がない!」
「子爵様、あちらをご覧ください! 『打たせ湯』なるものがありますぞ!」
「なに!? 修行用の滝か!? ……試してやる!」
数分後。
「あぁぁぁ……そこぉぉ……腰に効くぅぅぅ……ッ!」
滝に打たれながら、ドーランの情けない声が大浴場に響き渡った。
◇ ◇ ◇
風呂上がり。
彼らを待ち受けていたのは、リゾート内の高級レストラン『グラトニー(暴食)』でのディナーだった。
「……ふん。風呂はまあ、及第点としておこう。だが、食事はどうかな?」
ドーランはバスローブ姿(レンタル料・金貨一枚)で席につき、テーブルに肘をついた。
「こんな辺境の地だ。出せるものなど、干し肉や硬いパン程度だろう? 王都の美食に慣れた我々の舌を満足させられると思ったら大間違いだぞ」
「失礼いたします。本日のメインディッシュでございます」
ウェイターの格好をした騎士が、銀のクロッシュ(ドーム型の蓋)を恭しく開けた。
ふわぁっ……と、芳醇な香りが広がる。
そこに鎮座していたのは、見事なサシが入った厚切りのステーキだった。
ジュウジュウと音を立てる鉄板の上で、特製ソースが踊っている。
「なっ……なんだこの肉は!?」
「こちらは、近隣で狩猟された『キング・バッファロー』のシャトーブリアンでございます。付け合わせは、荒野の地熱で蒸し上げた『ホクホク根菜』です」
「キ、キング・バッファローだと!? Aランクの魔物ではないか! そんな高級食材、王都でも滅多にお目にかかれんぞ!」
「当リゾートでは、新鮮な素材を現地調達(狩りたて)しておりますので。さあ、冷めないうちにどうぞ」
ドーランは震える手でナイフを入れた。
肉は抵抗なく、まるでバターのように切れた。
一切れを口に運ぶ。
その瞬間、彼らの目が見開かれた。
「う、うまいッ!!」
「なんだこれは! 噛む必要がない! 口の中で溶けたぞ!」
「このソースも絶品だ! ピリッとした辛味が食欲をそそる!」
「ワインだ! ワインを持ってこい! 一番高いやつだ!」
「かしこまりました。ヴィンテージ物の『ロマネ・バルバトス』を開けさせていただきます。一本、金貨三十枚になりますが」
「構わん! 経費だ! 持ってこい!」
宴が始まった。
当初の「粗探し」という目的はどこへやら。
彼らは次々と運ばれてくる料理に舌鼓を打ち、高級ワインを水のように飲み干していく。
その様子を、私とリュカは二階の管理室からマジックミラー越しに眺めていた。
「……凄まじい食いっぷりだな」
リュカが呆れたように言った。
「あれで『不正の調査』だと? ただの豪遊じゃないか」
「計算通りです。人間、満腹状態では攻撃性が低下しますからね」
私は手元の電卓(魔導式)を叩いた。
「宿泊費、飲食費、オプションのマッサージ代……現時点で、一人あたり金貨二百枚の売上です。目標達成率一二〇パーセント」
「王太子の予算が底をつくんじゃないか?」
「それが狙いです。……さて、仕上げといきましょうか」
私は壁の通信機に向かって指示を出した。
「フェーズ3へ移行。カジノエリア、オープン」
◇ ◇ ◇
「ほほう! カジノまであるとはな!」
ディナーを終え、千鳥足になったドーランたちが吸い込まれたのは、地下に作られた大人の社交場だった。
ルーレット、ポーカー、ブラックジャック。
煌びやかな照明の下、ディーラー(訓練された元盗賊の騎士たち)がカードを配っている。
「ふん、賭け事か。私はこういうのは得意でな」
ドーランは鼻を鳴らし、チップを購入した。
「少しばかり、リゾートの運営費を巻き上げてやるとするか!」
一時間後。
「なぜだぁぁぁッ!!」
ドーランの絶叫が響いた。
「また負けた! あと一枚でストレートフラッシュだったのに!」
「お客樣、惜しかったですねぇ。次はきっと勝てますよ」
ディーラーが巧みな話術で煽る。
「くそっ! チップ追加だ! 倍プッシュだ!」
「子爵様、もう予算が……!」
「うるさい! 負けたまま帰れるか! 借用書を書く!」
熱狂の渦。
彼らは完全に、ギャンブルの沼にハマっていた。
もちろん、イカサマはしていない。
ただ、確率論に基づき、胴元(私)が絶対に勝つように設計されているだけだ。
さらに、会場に流しているBGMには、微弱な精神高揚の魔法を織り交ぜてある。
「……シスイ。お前、本当に悪魔だな」
横で見ていたリュカが、ドン引きしていた。
「彼らから搾り取った金は、領地の道路整備と孤児院の支援に充てられます。これぞ『富の再分配』です」
「聞こえはいいが、やってることはえげつないぞ」
その時、一人の男がフラフラとカジノから出てきた。
ドーランだ。
彼はチップをすべてスり、放心状態で壁にもたれかかっていた。
私はすかさず、冷たい水を持って近づいた。
「お楽しみいただけましたか、子爵様?」
「あ、あぁ……シスイか……。すまん、負けてしまった……」
ドーランは力なく笑った。
その顔には、来た時のような敵意や傲慢さは消え失せ、ある種の憑き物が落ちたような安らぎ(と絶望)が漂っていた。
「ここは……恐ろしい場所だ。極楽だと思っていたが、気づけば身ぐるみ剥がされている……」
「それが『リゾート』というものです。楽しんだ分だけ、対価を支払う。公平な取引でしょう?」
「……ああ、そうだな。公平だ。王都の泥沼のような権力争いより、よほど分かりやすい」
ドーランは水を一気に飲み干し、ふぅ、と息を吐いた。
「シスイ・ランカスター。……君の勝ちだ」
「あら、勝負などしておりませんが?」
「ふん、とぼけるな。……報告書には、こう書いておくよ。『当該施設は極めて危険な中毒性を有する。王族の立ち入りは推奨しない。ただし、税収源としては極めて優秀である』とな」
それは、実質的な「公認」だった。
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「賢明なご判断に感謝します。……あ、ちなみに」
私は一枚の紙を差し出した。
「これ、今夜の請求書です。カジノの借用分も含めて」
ドーランは紙を受け取り、その桁数を見て――白目を剥いて気絶した。
「あらあら。……トンカツ、お客様を客室へ運んで差し上げて。朝食は消化に良いお粥にしてね」
「ブヒィッ!」
気絶したドーランが運ばれていくのを見送りながら、私は小さくガッツポーズをした。
「第一関門、クリアね」
「……お前、今の男の言葉、聞いたか?」
リュカが隣に立った。
「はい? 税収源として優秀、という部分ですか?」
「違う。『王族の立ち入りは推奨しない』だ」
リュカの表情が引き締まる。
「奴らが帰って報告すれば、王太子はどう思う? 『危険』と言われれば、逆に興味を持つのがあの馬鹿王子だ」
「ええ。その通りです」
私はニヤリと笑った。
「ドーラン子爵が『地獄だった』と報告すれば、王子は満足して来なかったかもしれない。でも、『危険なほど魅力的な場所』と聞けば、プライドの高い彼は必ず来る」
「……まさか、そこまで計算していたのか?」
「当然です。真のターゲットは、あくまで元婚約者殿と、その隣の聖女様ですから」
私は夜空を見上げた。
王都の方角には、赤黒い月が浮かんでいる。
「さあ、いらっしゃいジュリアン殿下。あなたのために、特別室(スイート)よりもさらに上の、『地獄(インフェルノ)』コースをご用意して待っていますわ」
リュカは私の横顔を見て、小さく溜息をついた後、愛おしそうに頭を撫でた。
「……敵に回さなくて本当によかったよ、お前は」
「ふふ。味方でいる限り、私は最高のパートナーですよ?」
こうして、視察団は骨の髄までしゃぶり尽くされ、数日後にふらふらの状態で帰路につくことになる。
彼らの懐は寒くなったが、その表情がどこか晴れやかだったのは、このリゾートの魔法のおかげだろうか。
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