2 / 8
1.くすぐりプレイを行う前に
しおりを挟む
よい・・・しょっと。
ふう、準備はこれでよろしいでしょうか?
今回は学校の体育などで使われる、いわゆる体操マットを敷いて行います。本格的なくすぐりプレイだと、然るべきウフフな場所で行われることも多々ありますが。今回は初心者向けの導入編という扱いなので、こういう形式を取らせて頂きます。
それではこちらへお座りください。わたしはあなた様の斜め前に座らせて頂きます。それとここはマットの上なので、靴と靴下はお脱ぎになってください。
もちろん、わたしも素足です。それでは早速――。
・・・どうしました?
どうぞ、遠慮なく。好きにヤってください。
・・・何をヤるのか、ですって?
決まっているでしょう。くすぐりプレイです。
どうぞ、遠慮なく。わたしは、そのために生まれてきたのですから。あなた様のお好きなように、体の隅から隅までぐりぐりと――。
どうしたのです?今さら恥ずかしがらなくてもいいのですよ?あなた様のぐり欲を、どうぞわたしにぶつけでくださいな。
・・・あ、もしかして。あなた様は、ぐら寄りなのでしょうか?それでしたら、わたしが攻めに回りましょう。では手始めにこの辺りから――。
えっ?ぐりとか、ぐらとか、意味がよく分からない、ですって?
意味も何も・・・ぐりはぐり、ぐらはぐらですよ。くすぐりプレイと言えば、ぐりとぐら。念のために断っておきますが、青と赤のネズミが出てくる同名の絵本シリーズとは一切無関係ですよ?
定義で言えば。くすぐりプレイにおいては、他人をくすぐるのが好きな人を『ぐり』、くすぐりを受けるのが好きな人を『ぐら』と呼ぶのです。
これは記録によれば、2015年にその筋の専門家の方が生み出した概念です。そしてSNSを中心に、この概念がくすぐりプレイの愛好家達に広まったことで。提唱してから1年も経たない内に、くすぐりプレイにおいての基本用語として定着するようになりました。
今ではそれが転じて、攻め役をぐり、受け役をぐら、と表現されることもありますが・・・。ぐり・ぐらという言葉はあくまでも、くすぐりたい、あるいはくすぐられたい、という欲求を指すものなのです。性的嗜好、あるいはフェチとも呼ばれるものですね。
用語ついでに、もう1つ。少々長くなりますことをご了承ください。
先程も申し上げたように、くすぐりプレイには受け・攻めというものがあります。受け攻めの概念自体はくすぐりプレイ以外でも用いられるものなので、これについての詳しい説明をするつもりはありませんが。
くすぐりプレイにおいては、受け手と攻め手の性別――男性だったらMaleのM、女性だったらFemaleのFを取って、M/FやF/Mと表現します。
これは原則として、攻め手/受け手。同性愛モノでいう攻め手×受け手の×部分が/になった、とでも言えばいいのでしょうか?
・・・なので。M/Fだと男性攻めの女性受け、F/Mだと女性攻めの男性受け。同性同士で行うのならM/MあるいはF/Fとなりますね。
くすぐりプレイは、性別を問わないのですよ。誰もが攻め手になりうるし、誰もが受け手になりうる。中には同性同士でヤるのは変だという意見もあるかもしれませんが、そういう場合は兄弟あるいは姉妹同士のケンカをイメージするといいでしょう。家族以外にも、子供同士でのケンカであれば普通にありえる話です。
それに、ケンカ以外でも。たとえば子供同士の遊びで、罰ゲームと称してくすぐりを受けた、あるいはヤった、という経験はありますか?・・・なるほど、そうですか。
そして、今回の場合。わたしが受けで、あなた様が攻めなので、性別上の表記は――ええ、そうなります。ご理解いただけて何よりです。
なお、補足説明になりますが。くすぐりの受け手は基本的に1人ですが、攻め手の数には制限はありません。
集団で寄ってたかって、あるいはそこまで行かなくとも2人掛かりで1人を攻めて攻めて・・・という事態が、くすぐりにおいては普通に発生します。家庭内だと子供が3人以上いる場合、小学校などでは語るにも恐ろしい人数が想定できます。
そして、そういう場合だと。攻め手が男3人掛かりだったらMMM、仮に受け手を女の子にするとMMM/F、と表記します。他にも、女3人掛かりで男の子をくすぐったらFFF/M、というように。攻め手の数だけ表記しましょう。
この表記法は、どちらかといえばくすぐりを題材とした文章や映像で、その作者が説明を兼ねて記載することが多いですね。視聴する方によっては、受け手の性別は何がいいとか、同性モノがいいとか、あるいは集団攻めが見たい等と、人によって好みが分かれるでしょうし。
・・・そして、この概念が生まれたのは。ハッキリとしたことは、分かりません。一説によれば、1996年か、あるいはもっと昔か。海外で用いられていた表現を、日本に取り入れたのが始まりだそうです。
ここで、1996年、と定義づけている理由としては。日本で最初に、くすぐりをテーマにしたサイトが生まれたのが、その年だからです。
くすぐりプレイの歴史自体は、また別の話になるので今は置いておきますが。
1人の個人が。当時はごく一部のアダルト映像か、海外におけるプレイが主流だったくすぐりプレイの情報を集めるために。同じ趣味を、くすぐりに興味を持つ者を集めるために。そしてそれらを広く発信するために、そのサイトは生まれました。
今の現代では、インターネットというものは当たり前の存在になってはいるものの。その当時、一個人がホームページを作るのに、そしてそれを運営するのに、どれだけの苦労が必要になるか。家族や周囲に対して、どれだけの理解が得られるのか。今の現代の、インターネットが当たり前の時代に生まれた方々には、知る由もないでしょう。
・・・そして。この時代を、俗に『インターネット黎明期』と呼びます。
この時代から、当時はまだ未発達のインターネットに可能性を見出して。自らホームページを作り、自らの趣味を広めたり、それに対する同志を募ったりと。そういう人達が、増えるようになりました。
今となっては、個人でホームページを作るだなんて大した話ではないのかもしれませんが。その当時はまだ、携帯電話にインターネットはおろか、携帯のメール機能すら無かったのです。
そもそも携帯電話を持っている家庭が半分いるかどうか、という次元なのですよ?デスクトップ型パソコンのハードディスクの容量が2~5ギガバイトしかないのですよ?電話回線でシュビンシュビンピー、ってご存知でしょうか?ネットに繋いでいる間は常に電話代が発生する、と言ったら信じます?
・・・そんな、時代から。インターネットの世界で、声を大にして、自らの伝えたいことを、伝えようとした人達がいた。各々がそれ相応の思いを込めて、ネット上に発信した。今から四半世紀も前から、そういう方々がいらっしゃったのです。
そして。くすぐり奴隷という言葉も、その頃に生まれました。今作においては勝手ながらも、1997年に生まれた、と定めさせて頂いております。
これもまた、一個人が生み出し、いつの間にか一部界隈において定着してしまったもの。一見すると訳の分からない言葉ですが、それでも――。
話が長くなりましたね。
・・・それでは、どうぞ。
何度も言わせないでください。好きにしてください。
何故なら、わたしは。あなた様の、くすぐり奴隷なのですから。
ふう、準備はこれでよろしいでしょうか?
今回は学校の体育などで使われる、いわゆる体操マットを敷いて行います。本格的なくすぐりプレイだと、然るべきウフフな場所で行われることも多々ありますが。今回は初心者向けの導入編という扱いなので、こういう形式を取らせて頂きます。
それではこちらへお座りください。わたしはあなた様の斜め前に座らせて頂きます。それとここはマットの上なので、靴と靴下はお脱ぎになってください。
もちろん、わたしも素足です。それでは早速――。
・・・どうしました?
どうぞ、遠慮なく。好きにヤってください。
・・・何をヤるのか、ですって?
決まっているでしょう。くすぐりプレイです。
どうぞ、遠慮なく。わたしは、そのために生まれてきたのですから。あなた様のお好きなように、体の隅から隅までぐりぐりと――。
どうしたのです?今さら恥ずかしがらなくてもいいのですよ?あなた様のぐり欲を、どうぞわたしにぶつけでくださいな。
・・・あ、もしかして。あなた様は、ぐら寄りなのでしょうか?それでしたら、わたしが攻めに回りましょう。では手始めにこの辺りから――。
えっ?ぐりとか、ぐらとか、意味がよく分からない、ですって?
意味も何も・・・ぐりはぐり、ぐらはぐらですよ。くすぐりプレイと言えば、ぐりとぐら。念のために断っておきますが、青と赤のネズミが出てくる同名の絵本シリーズとは一切無関係ですよ?
定義で言えば。くすぐりプレイにおいては、他人をくすぐるのが好きな人を『ぐり』、くすぐりを受けるのが好きな人を『ぐら』と呼ぶのです。
これは記録によれば、2015年にその筋の専門家の方が生み出した概念です。そしてSNSを中心に、この概念がくすぐりプレイの愛好家達に広まったことで。提唱してから1年も経たない内に、くすぐりプレイにおいての基本用語として定着するようになりました。
今ではそれが転じて、攻め役をぐり、受け役をぐら、と表現されることもありますが・・・。ぐり・ぐらという言葉はあくまでも、くすぐりたい、あるいはくすぐられたい、という欲求を指すものなのです。性的嗜好、あるいはフェチとも呼ばれるものですね。
用語ついでに、もう1つ。少々長くなりますことをご了承ください。
先程も申し上げたように、くすぐりプレイには受け・攻めというものがあります。受け攻めの概念自体はくすぐりプレイ以外でも用いられるものなので、これについての詳しい説明をするつもりはありませんが。
くすぐりプレイにおいては、受け手と攻め手の性別――男性だったらMaleのM、女性だったらFemaleのFを取って、M/FやF/Mと表現します。
これは原則として、攻め手/受け手。同性愛モノでいう攻め手×受け手の×部分が/になった、とでも言えばいいのでしょうか?
・・・なので。M/Fだと男性攻めの女性受け、F/Mだと女性攻めの男性受け。同性同士で行うのならM/MあるいはF/Fとなりますね。
くすぐりプレイは、性別を問わないのですよ。誰もが攻め手になりうるし、誰もが受け手になりうる。中には同性同士でヤるのは変だという意見もあるかもしれませんが、そういう場合は兄弟あるいは姉妹同士のケンカをイメージするといいでしょう。家族以外にも、子供同士でのケンカであれば普通にありえる話です。
それに、ケンカ以外でも。たとえば子供同士の遊びで、罰ゲームと称してくすぐりを受けた、あるいはヤった、という経験はありますか?・・・なるほど、そうですか。
そして、今回の場合。わたしが受けで、あなた様が攻めなので、性別上の表記は――ええ、そうなります。ご理解いただけて何よりです。
なお、補足説明になりますが。くすぐりの受け手は基本的に1人ですが、攻め手の数には制限はありません。
集団で寄ってたかって、あるいはそこまで行かなくとも2人掛かりで1人を攻めて攻めて・・・という事態が、くすぐりにおいては普通に発生します。家庭内だと子供が3人以上いる場合、小学校などでは語るにも恐ろしい人数が想定できます。
そして、そういう場合だと。攻め手が男3人掛かりだったらMMM、仮に受け手を女の子にするとMMM/F、と表記します。他にも、女3人掛かりで男の子をくすぐったらFFF/M、というように。攻め手の数だけ表記しましょう。
この表記法は、どちらかといえばくすぐりを題材とした文章や映像で、その作者が説明を兼ねて記載することが多いですね。視聴する方によっては、受け手の性別は何がいいとか、同性モノがいいとか、あるいは集団攻めが見たい等と、人によって好みが分かれるでしょうし。
・・・そして、この概念が生まれたのは。ハッキリとしたことは、分かりません。一説によれば、1996年か、あるいはもっと昔か。海外で用いられていた表現を、日本に取り入れたのが始まりだそうです。
ここで、1996年、と定義づけている理由としては。日本で最初に、くすぐりをテーマにしたサイトが生まれたのが、その年だからです。
くすぐりプレイの歴史自体は、また別の話になるので今は置いておきますが。
1人の個人が。当時はごく一部のアダルト映像か、海外におけるプレイが主流だったくすぐりプレイの情報を集めるために。同じ趣味を、くすぐりに興味を持つ者を集めるために。そしてそれらを広く発信するために、そのサイトは生まれました。
今の現代では、インターネットというものは当たり前の存在になってはいるものの。その当時、一個人がホームページを作るのに、そしてそれを運営するのに、どれだけの苦労が必要になるか。家族や周囲に対して、どれだけの理解が得られるのか。今の現代の、インターネットが当たり前の時代に生まれた方々には、知る由もないでしょう。
・・・そして。この時代を、俗に『インターネット黎明期』と呼びます。
この時代から、当時はまだ未発達のインターネットに可能性を見出して。自らホームページを作り、自らの趣味を広めたり、それに対する同志を募ったりと。そういう人達が、増えるようになりました。
今となっては、個人でホームページを作るだなんて大した話ではないのかもしれませんが。その当時はまだ、携帯電話にインターネットはおろか、携帯のメール機能すら無かったのです。
そもそも携帯電話を持っている家庭が半分いるかどうか、という次元なのですよ?デスクトップ型パソコンのハードディスクの容量が2~5ギガバイトしかないのですよ?電話回線でシュビンシュビンピー、ってご存知でしょうか?ネットに繋いでいる間は常に電話代が発生する、と言ったら信じます?
・・・そんな、時代から。インターネットの世界で、声を大にして、自らの伝えたいことを、伝えようとした人達がいた。各々がそれ相応の思いを込めて、ネット上に発信した。今から四半世紀も前から、そういう方々がいらっしゃったのです。
そして。くすぐり奴隷という言葉も、その頃に生まれました。今作においては勝手ながらも、1997年に生まれた、と定めさせて頂いております。
これもまた、一個人が生み出し、いつの間にか一部界隈において定着してしまったもの。一見すると訳の分からない言葉ですが、それでも――。
話が長くなりましたね。
・・・それでは、どうぞ。
何度も言わせないでください。好きにしてください。
何故なら、わたしは。あなた様の、くすぐり奴隷なのですから。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
👨一人用声劇台本「寝落ち通話」
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
彼女のツイートを心配になった彼氏は彼女に電話をする。
続編「遊園地デート」もあり。
ジャンル:恋愛
所要時間:5分以内
男性一人用の声劇台本になります。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる