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VX-4000D: ヴァイパーD
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日和神聖帝国
体長高: 153cm
総重量: 97kg
総出力: 200kw
推定総開発費用: 530億円
VX-4000D: ヴァイパーDは第一次大陸最南端戦争初期に開発された初期生産型クグツの1機種である。
第一次大陸最南端戦争初期、日和神聖帝国が総力を挙げて開発を進め、幾多の失敗を経てついに完成した量産型クグツであり、日和神聖帝国軍の主力兵器として大量に生産配備された。その生産数にして実に100万機を超えるとされ全大陸最南端戦争を通して最大の生産数として記録が残されている。
この機体は戦争真っただ中における初期生産型であるにもかかわらず、量産性を重視した比較的シンプルで余裕のある設計により多くの派生型を生み出すこととなった。
基本ベースとしてナワタ人の体をベースに各種補強が行われ、小型融合炉を1基搭載、またヴェリティウム・アルカナイト合金製の強化外骨格と四肢の機械化が施され、融合炉による大出力と超高速戦闘に耐えうる持久力を与えられていた。また頭部にはラビットイヤーアンテナを搭載し周囲の味方との連携や指令などを即座に受信、遂行することが可能だった。
現在の新型クグツにみられる大型融合炉での高出力モデルに対して、融合炉の中では小型で低出力なものを採用しており、総出力は200kwにとどまっている。また装備する融合砲(フュージョンキャノン)も比較的小型なもので、威力より携帯性が重視されていた。ただし、この規模の融合砲(フュージョンキャノン)でも陸上兵器の主砲クラスの破壊力に匹敵すると試算されており、総重量は97㎏と現在の新型クグツと比べても低重量であり超高速戦闘において当時としては十分なスペックを誇っていたとされる。
実際のところ、このVX-4000D: ヴァイパーDと同時期に開発されたJWL-10000G: ジュエル Gの大隊によって第一次軍事侵攻時の南端国家群は実に戦力の60%を消耗しており、劣勢であった日和神聖帝国を一時的に勝利へと導くことに成功している。
VX-4000D: ヴァイパーDはこの後激化する大陸最南端戦争各戦場に投入され、敵味方共に新型クグツが次々と投入される中、改修やマイナーチェンジを繰り返しながら戦争終結まで中核戦力として活躍し続けるのである。
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