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第2章 銀の褌
しおりを挟む※フィクションです。現実の性被害者はPTSD等の症状で日常生活を送れなくなります
あの美術部の夜から、三代からの連絡が来ることは無かった。LINEを交換したので、やれノーパンで来いだの、超ミニをはけだの、テレビ電話でオナニーをしろだの命令が来ると思ったが、三代からの連絡は一向に無かった。
変化があったのは、三代は陽子の事をあまり見なくなったという事だ。それまではじっとりとした目線を向けていたのだが、最近は感情の伺えない無表情で、黙々と授業を受けている。目線を向けても、その目を見返してくる事もない。
あれは現実ではなく悪い夢だったのかとも思いかけるが、あの日美術室で陽子の恥態を目撃した美幸を含む計5名の生徒は、陽子の前だと気まずそうになり目も合わせないので、どうやらあれは現実だったと分かる。
放課後の美術部でも、三代らに襲われる事もなかった。またいきなり拘束されたりするやもと身構えてるが、特に何もなく、三代は部に姿を出しても、特に何をするでも無かった。帰りに何かアプローチがあるかと思っても、そういう事もない。
そんなある日、陽子のスマホに三代からのラインが届いた。
[そろそろ焦れてきてるな?]
そんな訳がない。陽子は腹を立てながら返信をする。
[なんの事ですか?]
[シラを切るのか? あの滑稽な尻文字動画をばらまくぞ?w]
[だから本当に、何の事なのか分かりません]
[私をいつもじろじろ見てるじゃないか?授業の時も、美術部の時も。またされたいんだろ?]
[違います。貴方が動画をどうするか、心配なのです]
[動画はまくわけないだろ? 弱みとして持ってるんだから。個人で楽しんでるよ。あの尻文字が間抜けで兎に角最高なんだw いい大人があんな風に尻を振ってw本当に笑えるよ]
[やめてください。何の用なのですか?]
[またまた白々しいな。先生がお望みの命令をしてやろうと思ったんだ]
[望んでません]
[次の土日、空いてる時間はあるか? 都合はそっちに合わせてやる]
[時間をつくらないと、動画をまくのでしょう?]
[まあ、そういう事にしといてやるかw そうだよ。これは脅しだから、必ず時間を作ってもらう]
[なら、土曜日の午後で……]
[よし、なら土曜日の13時に私専用のアパートの部屋に来い。地図を後から送る]
[分かりました]
とうとう三代からの連絡が来た。なんのことはない、陽子の不安がる様子などを楽しんでいたのだ。
今週の土曜日に、三代の居るアパートの部屋に行かなくてはならない。そこでは一体どんな辱しめがあるのだろうか?
金曜日。学校に行くと再度三代は陽子の事を見つめる様になっていた。陽子を手籠めにしてしまう前の、暗い、じっとりとした目だ。
その目線を感じると、陽子は蛇に睨まれた蛙の様にすくんでしまう。三代はあの日撮影した自分の屈辱的な動画を愉しんでみながら、私を更に辱しめる手段を考えているのだろう。
どんな事をされるのか、想像するとぞくぞくと寒気がする。不安や緊張、そして不快な昂りを持ちつつ、陽子は教師の仕事はなるべく淡々とこなしていった。どんな状態であれ、教師の仕事は忙しい。日常にあり得ない様な非日常、筆舌に尽くせない屈辱が起きようと、こなさなくてはならない事は多く、そうして時間は過ぎていくのだった。
[明日だな。楽しみにしてろよ。マゾの先生]
その日の晩、三代からそんなメッセージが届き、メッセージの下には尻文字の時の陽子の尻も露な背中側から撮った写真が数枚連続写真の様に貼られていて、陽子は悔しさと羞恥に身体を震わせた。
土曜日が来た。午前中も予定は空いてたが、その時間はたまっている教師の仕事の消化と授業の予習に充てた。本当は無償で在宅ワークは良くないのだが、そうでもしないと激務はこなせない。
しかし、どんな服装で行けば良いのか。てっきり三代からあれこれ指定されると思ってたのだが、そういう連絡は無かった。
(どうせ脱がさせるのだから、簡単な服でいいだろう。おしゃれするのは馬鹿馬鹿しい)
陽子はとりあえず、袖の無いシンプルなワンピースを着る事にした。下着も、普通のファッションセンターで買ったものだ。ワンピースを脱いだ時にからかわれるのは嫌なので、上下の色は薄いピンクで揃えた。化粧はほどほどにしておく。普段通りでいこう。
[車はあるか? 駐車場使うか?]
午後の準備をしていると。三代からLINEがきた。あんな酷い事をしといて、また、これから酷い事をするであろうに、変な気の使い方をする子だと陽子は思った。
[歩いて10分位だと思うので大丈夫です]
[いや、歩かすの悪いから迎えをやる。私の一応彼氏だ。免許持ってる。彼氏は部屋には入らないから大丈夫。撮影はまたあいつらにやらすし]
なんと、三代には年上の彼氏がいたのか。失礼だが容姿は美人とは言えないのだが、どういう理由で、どういうきっかけでくっついたのか。そしてまた、あの時の男子二人を使って撮影するつもりなのか。
会えば会う程、三代に対しての弱みが増えていく事になる。これではまるで蟻地獄だ。
[大丈夫です]
[いや、もう行かせた。チャイムなったら名前聞け。中田って名乗るから。送ってもらってうちに来い]
悶々と部屋で待っていると、チャイムが鳴った。
魚眼レンズから覗くとドアの外に髪を金色に染めた不良風の男が立っている。
陽子は無言でドアを開けた。男は無言で会釈する。
どことなく違和感のある男だった。見た目は不良っぽいのだが、振るまいにそんな感じはない。どことなくボディーガードの様な佇まいである。
彼氏というのは嘘で、ボディーガードを不良風に変装させているのかも知れない。
「おまたせ」
なんと、三代の彼氏だという中田の後ろに、私服姿の三代が立っていた。中田は大柄な男なので、三代の姿は見えなかった。そして向こうからは、スマホを構えたあの時の男子生徒の一人。可哀想に、休日まで三代の付き人をやらされてるらしい。それとも、女優に似てて美人だと言われる女教師の恥ずかしい姿を見れて、役得とでも思っているのか。全く表情がないので、心情は読み取れない。
三代は陽子のワンピースを着た全身をじろじろ見ながら、「ヨシ」と呟いた。なにが「ヨシ」なのか。
「脱がせやすい服をチョイスするなんてのは良い心がけだよ。やっぱ先生にはマゾの素質があるな」
「これが普段着なんです」
言い返すが三代はそれには答えない。
「先生にはここで着替えてもらうよ。スリリングなドライブを愉しませてやるよ」
三代は恐ろしい事を言う。
「先生、ここでパンツを脱ぎな。ブラも外すんだ」
陽子のアパートの部屋は一階で、道路に面している。道を車や人が通ったら見えてしまう。しかし、陽子は三代に弱みを握られているし、今は中田も居る。従うしかなかった。
陽子はいそいそとワンピースの前空きのボタンを上から腹の辺りまで開けて、ブラの片紐を下ろす。くるりと回してホックを外して、手を伸ばしてきた三代に渡す。渡したら素早くワンピースのボタンを閉めた。ワンピースをたくしあげてパンツは一気に引き下ろして脱いだ。パンツも三代に渡した。
陽子はワンピースの下に何も身に付けてない状態になった。三代は陽子のブラとパンツを陽子の部屋に入ってすぐの所に置いていた。
「次は、下着を変えるから、ワンピースを脱いでもらうよ」
陽子はワンピースの下は裸で車に乗せられると思っていたので耳を疑った。ここで全裸に?
「めんどくせ。中田手伝って」
中田はするっと動いて、一瞬で軽々と陽子を羽交い締めにした。三代は手際よくワンピースのボタンを開けていく。中田は羽交い締めを解くと同時に陽子のワンピースをスルリと奪ってしまった。
陽子は自分の部屋の前で全裸になってしまい、慌てて片手で胸、もう片手で下腹部を隠した。
「大丈夫だよ先生。すぐ下着をつけてやるから」
三代はそう言うと、右手に二つのはでなピンクのニップレス、左手にネックレスの鎖の様な物を、肩掛け鞄から出して手にした。
「胸から手、どけな」
言うと三代は陽子の両乳首にペタペタとピンクのニップレスを貼って乳首だけを隠した。
そして銀の細い鎖を腰にきつめにまきつけ、片方の先端のカニカンを鎖のワッカに噛ませた。
次に三つの鎖のカニカンをそれぞれ、臍の下、下腹部の上辺りのワッカに噛ませて、股の下を潜らせて褌の様にして、三つの鎖の先をバギナと尻の割れ目に強めに食い込ませ、尻の真ん中の上で、腰に巻き付けてる鎖に巻き付けて結びつけた。
股にきつく食い込む、シルバーの褌の出来上がりである。
胸は乳首のみが隠れて、股間には三本の細いシルバーが食い込んでいてヘアが丸出しの、下着とは到底言えない状態で、陽子は部屋の外でほぼ全裸であった。後ろから見たら、全裸にしか見えないだろう。
「駄目だよ先生。パイパンにしてないじゃん」
と三代は言い、鞄からクリームとカミソリを出した。
「三代さんっ!やるなら部屋か車のなかにして!」
「いいよ。ちゃっちゃとやっちゃおう」
言うと三代は屈んで陽子のシルバーの食い込む股間にクリームを塗りつける。そしてカミソリをあてて陰毛をジョリジョリと剃っていく。
陽子は細いシルバーの食い込む尻を道路に向けたまま立ち、後ろからの視線を恐れながら立ち尽くした。シルバーが当たっているバギナがジンジンと痺れ、外だというのに愛液があふれてしまう。嫌な筈なのに、外で裸で胸も尻もほぼ丸見えの状況に、あそこがジンジンとしてしまう。
美術室で生徒達に恥ずかしい姿を見られた時と、この、いつ誰に剥き出しの肉体を見られるか分からない状況は、違った羞恥心と切なさである。
「……だめぇっ!見られちゃう!お尻、見られちゃう」
「先生、ずいぶんマゾっぽくなってきたな」
そう言って三代は、鎖の下のヘアを剃り上げる為に鎖を引っ張る。
「あううぅうっ……」
鎖がバギナにこすれて、屈辱的で恥ずかしい気持ちの中に甘美な快感が広がり、陽子は腰をくねらせながら甘ったるい声と吐息を吐き出す。
「先生はちゃんと“水着”を着てんだから、堂々としてりゃいいよ」
三代は顔を真っ赤にして腰をくねらせている陽子の様子には頓着せず平然とヘアを剃り上げ続ける。
こんな鎖を、さっきは下着とか言ってたのに。都合の良い解釈だ。股を潜っている三本の細いシルバーの、どこが水着だというのだ。しかも離れた道路辺りから見れば、完全に全裸ではないか。逮捕されたらどうしてくれるのだ。
一抹の不安から陽子は首だけを回して後ろを見ると、なんと母子連れがいて、男の子と目が合ってしまった。男の子はきょとんとし、母親は目を剃らしながら男の子の手を引いて歩き去ろうとしていた。
(見られたっ……!)
陽子は美術室の時以上の激しい羞恥心に襲われ、涙が出てきた。羞恥の地獄はそれでは止まらず、後ろからおそらく子供であろう女の子たち数人の喋り声がする。
「なにあれー」「裸だー」
などという声が断片的に耳に入り、全身を固くする。消えてしまいたい程の羞恥心で更に涙を流しても、三代は平然と鎖の下のヘアの剃毛を続けている。三代がまた、鎖を動かす。
鎖が擦れる感覚にバギナが反応し、愛液が溢れ出てきて、内腿までも濡らし始めた。
「おーすげー!」「けつ丸見えー」
今度は男の子数人の声がする。高校に赴任してきた女教師が学校の側の公道近くで尻を晒している。そしてそれを通行人に見られている。そんな不道徳な事があっていいのだろうか。
しかし、嫌な筈なのに、愛液はとめどなく溢れ続ける。
「よし!大分それたな」
陽子の鎖の食い込む下腹部を見ながら、三代は満足そうに微笑んだ。
「こうなったら全部、肛門の回りの毛もそらねーとな。中田、トランクからブルーシート」
まだ外で剃り続けるらしい。家に呼ばれてるのに話が違う。三代はいつまで、自分を衆人環視下で辱しめるつもりなのか。
「三代さん、家に呼んでくれるんじゃなかったの? いつまでこんな所で恥をかかせる気なの?」
「何いってんだ先生! 毛がはみ出てる方が余程恥だろ? 私は先生が恥ずかしくない様に考えてるんだ」
三代は理不尽に逆ギレし、陽子を睨む。
中田が持ってきて敷いたブルーシートに座れと、三代は陽子に命令する。
「尻の穴回りも剃るから、寝転がって両足をあげるんだ」
外でまんぐり返しなんてとんでもないしあり得ない。
「やっぱ外だと仕方ないか」
流石の三代でも、無茶と思ったか。
「中田」
「……!!!!!」
電撃が走る。三代に忠実な中田が、陽子に容赦なくスタンガンを食らわせた。
「……!!痛いっ!」
再度スタンガン。中田は容赦がなかった。
「ごめんな先生。怪我はさせたくねーけど、言うことは容赦なく聞かすからな」
やはり言うことは全て聞くしかない。
陽子はブルーシートに仰向けになり、両足を開いた。鎖の褌など何の意味もなく、陽子は道路沿いで太陽の下、ヌラヌラと濡れて光ったバギナを丸見えにさせていた。
三代は陽子の肛門の周辺にクリームを塗ってヘアの産毛を剃る。
陽子は外で三代にされるがままになりながら、銀の鎖の下の丸見えのバギナから、愛液を更に溢れさせるのだった。
第二章 完
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