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第3章 車内にて(前編)
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第三章 車内にて
※フィクションです。現実の性被害者はPTSD等の症状で日常生活を送れなくなります
「よしっ!これで完璧にパイパンだ」
そう言って三代は剥き出しで妖しく濡れて光っている陽子のバギナを人差し指でペロンと撫で上げた。
「あんんんんっ!!」
羞恥心で感度があがってるバギナをいきなり触られて、外なのにも関わらず陽子は大きな喘ぎ声を出してしまった。
「ねぇねぇ、何してるの?」
「……!!」
突然、空を見上げる視界のなかに、陽子の顔を覗き込む小学生位の男の子二人と女の子一人の顔が入ってきた。
「裸で何してるの?」
男の子が再度訊ねる。
「この先生は水着を着てて、綺麗に水着が着られる様に私が無駄毛剃りを頼まれたんだよ」
三代は平然と、そんな事を言った。
「無駄毛って?」
今度は女の子が陽子の目をまっすぐに見て、不思議そうに訊いてくる。
「教えてやんなよ」
三代が陽子に答える様に促してきたが、こんな子供達にどう説明しろというのか。まさか子供達が興味を抱いて近づいてきてしまうなんて。
三代は陽子を見ながら無言である。助け船を出してくれない。仕方なく陽子はほぼ全裸でまんぐり返し状態の自分を見つめている子供達が相手に口を開く。
「わ、私の、お腹の下に、毛が生えてないでしょ……? そこのお姉ちゃんに、剃ってもらってたの」
「なんで?」
「そ、それが無駄毛なの。水着の外に出てる毛は無駄毛だから、剃ったのよ」
「ふつーの水着の着ればいーじゃん」
ごもっともである。
「なんで外でやるの?」
ごもっとも。どう説明したらいいのか。
「こ、こういう水着が私は好きなの。あと、外なのは、明るくてよく見えるからよ」
子供達はきょとんとして、陽子の乳首だけ隠れた胸や、ほぼ剥き出しのバギナを見つめている。
子供達の視線と、鎖の感触で、バギナはじんじんと熱くなり、更に愛液があふれてくる。
(だ。駄目……、子供達が見てるのに、愛液まで出しちゃうなんて)
そう思えば思うほど気持ちとは裏腹に、空と子供達にに向けて剥き出しのバギナは妖しく濡れていってしまう。
「もうそろそろいいだろ。これから用事あっからあっち行きな」
三代が子供達を追い払った。子供達はケタケタと笑い合いながら去っていった。
陽子はフラフラになりながら立ち上がった。
三代は陽子の両腕を掴んで、「きをつけ」のポーズをさせ、陰毛を剃り上げた下腹部をまじまじと眺めた。
「よし!剃り残しは無し! これでどこへいっても大丈夫だな」
などと言ってニヤリと笑った。大丈夫なわけがない。どう見ても露出狂である。
「さて、行くか」
陽子は脱がされたワンピースを渡されず、結局銀の鎖の姿のまま、中田の車の所まで歩く事になった。
中田の車は、中古のクラウンだった。中田が運転席で後部座席に三人が座り、陽子は中心に座らされた。車内の後方確認ミラーの下辺りの所に、スマホを据える台があり、男子高生はそこに録画中のスマホを備え付けた。陽子の鎖の褌の部分が、ばっちりと撮れている。
エンジンがかかり車は走り出した。
それと同時に、三代の指が陽子のバギナの上の鎖をなぞる。鎖が陽子のバギナに軽くめり込み、甘い快感が全身を巡っていく。
外の視線に晒され続けた羞恥心で陽子の身体は火照っており、濡れに濡れた陽子のバギナは、愛撫への感度を最高潮にまで上げていた。
しかし三代の指は銀の褌の上を意地悪くなぞるだけである。
焦れに焦れている陽子は自ら脚を開いて腰をくねらせる。バギナからは愛液を更に溢れさせて車のシートを濡らしている。
「先生すげー脚を開くじゃねーか。スマホにエロい姿見せてーのか?やっぱマゾなんだな」
「だっ……だってっ……!」
三代の指に焦らされ続けて甘ったれた声を出してしまう。
三代の指使いは巧みだった。鎖づたいに滑らかに指が動き回り、陽子の焦れる思いを焚き付け続けるのだった。
車はどんどん進み、対向車とすれ違ったり、通行人がいたりもするが、陽子はその事に意識を向ける余裕も無く、三代の焦れる様な愛撫に全身をくねらせ続けていた。
「あんっ!もう……、なんで鎖の所だけ触るの……?」
「こんな外でペッティングしたらマズいだろ? 先生はやっぱ変態マゾでだな」
「んんっ……そうじゃないわ……」
やりとりの間も三代の指は妖しく動き続け、陽子のバギナを熱くする。美術室の美雪のぎこちない指も良かったが、三代の手慣れた指も良かった。嫌な筈、嫌な筈なのに快感を貪ってしまっている。
車が商店街に入って行く。通行人がほどほど居て、車は速度を落とす。速度が落ちているので、車の中の“異変”を目にする通行人も出てくる。
驚きの顔でこちらを見る視線を感じ、陽子は上向き加減だった顔を俯かせる。俯きながら口を閉じ、三代の指攻めを堪える。
脚を閉じて、鎖の上から陽子のバギナを弄り続ける三代の手を挟み込む。
三代は陽子の太ももに挟まれた手を抜くと、銀の褌の腰巻き部分に指をかけて、やや強めに上にひっぱりあげる。
「あっ!!」
銀の鎖が陽子のバギナの割れ目に思い切り食い込み、俯いたまま陽子は大きな喘ぎ声をだしてしまう。
「だめっ……!ひっぱるのは、駄目っ」
鎖を食い込ませる刺激は強すぎて、人の目線の中で乱れたくない陽子は、やめてくれと三代に懇願する。しかし三代は容赦なく陽子のバギナに食い込む鎖を引っ張り続ける。
「やっ……駄目、鎖を食い込ませないでっ……」
「先生は、外で見られてても気持ち良くなれるんだな。やっぱマゾだよ」
こんな場所なのに、三代は尚も鎖を引っ張り続けるのだった。
車は商店街を抜けた。人が少なくなり、陽子は再び両足を拡げて大胆な格好になり、切な気な表情の顔を上に向けた。口は半開きになり、吐息が荒くなっている。
「先生、ずいぶん大胆な格好だしいやらしい顔だな。やっぱ見られると興奮しちゃうんだな」
相変わらず指を鎖の上に滑らして陽子を焦らし続けている三代が、からかう様に言う。
「違う……、今は、見られてないからよ。見られるのは嫌っ……」
「見られると余計にあそこが濡れんじゃん」
三代は陽子のバギナをじっと覗き込む。
「あんっ……そんなに見ないで……」
三代にじっと見られるのが恥ずかしく、甘え声を出しながら陽子は腰をくねらせる。
「水着なんだし別にいいじゃないか」
「全然何も、隠れてないわ……」
「ん?何が?」
三代がねちねちと指を動かしながら同う。
「あそこよ……」
「は?アソコ??」
「だから……」
「だから?」
「バギナ……」
「バギナってなんだよ?」
「みんながまんこって言ってるとこよ……、全然隠れてないのよ……」
「ちゃんと覆われてはいるから大丈夫だって。ホラ」
三代は意地悪そうな顔で微笑んで再度鎖をクイックイッと持ち上げる。鎖が陽子のバギナの割れ目に食い込み、勃起して大きく膨れているクリトリスにも刺激を与える。陽子はたまらず、背中をのけ反らせた。
車が失速していく。三代の鎖責めで意識朦朧な陽子の目に映ったのは、セルフ式のガソリンスタンドだった。
セルフスタンドは6箇所の給油器がある中規模なもので、店員はスタッフルームに居るためなのか見当たらないが、給油している車が二台あった。
中田は財布から3000円を出し、三代に手渡した。
その3000円を三代は陽子に手渡した。給油しろという事だろう。
「それは……無理です」
無駄な抵抗とは思いつつも陽子は断る。
「大事な所は隠れてんだから大丈夫だよ」
と言い陽子の脇腹をツンツンと人差し指でつつく。男子高生は既に車から降りていつの間にかスマホを構えている。
「バギナが、隠れてないです……先生、捕まっちゃう」
「誰も通報しねえよ」
「わからないわ。店員ならするかも」
「強情な先生だなー!」
三代は怒り、陽子の褌を強く引っ張った。
「あんんんん……!あっ!」
銀の鎖が陽子のバギナの割れ目に深く食い込んでいき、陽子は愛液を溢れさせながら呻き声を漏らす。逆らうとこれをやられる。陽子は三代に従うしかなかった。
「そんなに見られるの嫌なら、前掛けつけてやろうか?」
三代が珍しい提案をしてきた。前掛けだけだと胸自体もお尻も丸見えだが、無いよりはましだった。
陽子は鞄から白い布を出した。それはハンカチ程度の布が垂れ下がる前掛けだった。しかしその前掛け部分には黒いインクか墨汁か何かで、「三田陽子」と大きく縦書きしてあった(縦に三田、その左側に縦に陽子)。
「前を隠す代わりに、名前は隠せなくなるぞ?」
「そ、それは要らない……」
「もう遅い!」
<バチン!!>
「きゃあっ!」
三代は中田から受け取ったスタンガンを陽子の脇腹に押し付けて、容赦も躊躇も無く電撃を放った。やはり三代には逆らう事はできない。
車から追いたてられた陽子はきをつけの姿勢で、三代に前掛けをつけられた。褌の食い込むバギナは隠れたが、その代わりに自分の名前を見た人に知られてしまう状態になった。そして前は隠れても、胸やお尻は変わらず丸見えである。外に居るのには、相変わらずあり得ない格好だった。
給油しているおじさんと比較的若い感じの女性が、驚いた様子でこちらを見ている。
陽子は胸でもお尻でもなく、書かれた自分の名前を手で隠しながら、タッチパネルの前に行く。
パネルを操作してレギュラーの3000円を選ぶ。
給油口を見たら空いていなかった。三代に伝えようとコンコンと窓を叩いた。
三代は[はあ?]みたいな顔をして陽子を見る。わざとらしい。
「給油口が、空いてないです」
窓に口を近付けて言う。しかし三代は、耳を陽子の側に向けて[え?]みたいな顔をする。わざとふざけているのだ。
またガソリンスタンドに新しい車が来た。男の運転手は驚いた顔でほぼ裸の陽子を見ている。
「給 油 口
を 空 け て く だ さ い」
三代がふざけているのは分かっているのだが、言葉をくぎってゆっくりと言った。
車から降りたさっきの男性客はまだ、陽子の方を驚いた顔をして見ている。陽子は男と目を合わせない様にし、また、前掛けの名前も見られない様にして再度すがる目で三代を見る。三代は楽しそうに笑っている。陽子が絶望的な気持ちになった所で、漸く給油口がカパッと開いた。
タッチパネル操作が取り消されてしまってたので、陽子は急いでパネルを操作する。男の視線を無視し、ノズルを給油口に突っ込んでガソリンを注入する。屋外で名前や胸や尻を晒しながらの3000円分給油は果てしなく永く感じた。
給油が終わると急いでノズルを戻してレシートを奪う様に取って、後部座席に素早く入ろうとしたが、鍵が閉められていて開かなかった。
後部座席の窓だけが開いてそこから三代がニヤリとしながら陽子を見上げてきた。
「何か面白い事をしたら、中にいれてやるよ」
第3章 完
※フィクションです。現実の性被害者はPTSD等の症状で日常生活を送れなくなります
「よしっ!これで完璧にパイパンだ」
そう言って三代は剥き出しで妖しく濡れて光っている陽子のバギナを人差し指でペロンと撫で上げた。
「あんんんんっ!!」
羞恥心で感度があがってるバギナをいきなり触られて、外なのにも関わらず陽子は大きな喘ぎ声を出してしまった。
「ねぇねぇ、何してるの?」
「……!!」
突然、空を見上げる視界のなかに、陽子の顔を覗き込む小学生位の男の子二人と女の子一人の顔が入ってきた。
「裸で何してるの?」
男の子が再度訊ねる。
「この先生は水着を着てて、綺麗に水着が着られる様に私が無駄毛剃りを頼まれたんだよ」
三代は平然と、そんな事を言った。
「無駄毛って?」
今度は女の子が陽子の目をまっすぐに見て、不思議そうに訊いてくる。
「教えてやんなよ」
三代が陽子に答える様に促してきたが、こんな子供達にどう説明しろというのか。まさか子供達が興味を抱いて近づいてきてしまうなんて。
三代は陽子を見ながら無言である。助け船を出してくれない。仕方なく陽子はほぼ全裸でまんぐり返し状態の自分を見つめている子供達が相手に口を開く。
「わ、私の、お腹の下に、毛が生えてないでしょ……? そこのお姉ちゃんに、剃ってもらってたの」
「なんで?」
「そ、それが無駄毛なの。水着の外に出てる毛は無駄毛だから、剃ったのよ」
「ふつーの水着の着ればいーじゃん」
ごもっともである。
「なんで外でやるの?」
ごもっとも。どう説明したらいいのか。
「こ、こういう水着が私は好きなの。あと、外なのは、明るくてよく見えるからよ」
子供達はきょとんとして、陽子の乳首だけ隠れた胸や、ほぼ剥き出しのバギナを見つめている。
子供達の視線と、鎖の感触で、バギナはじんじんと熱くなり、更に愛液があふれてくる。
(だ。駄目……、子供達が見てるのに、愛液まで出しちゃうなんて)
そう思えば思うほど気持ちとは裏腹に、空と子供達にに向けて剥き出しのバギナは妖しく濡れていってしまう。
「もうそろそろいいだろ。これから用事あっからあっち行きな」
三代が子供達を追い払った。子供達はケタケタと笑い合いながら去っていった。
陽子はフラフラになりながら立ち上がった。
三代は陽子の両腕を掴んで、「きをつけ」のポーズをさせ、陰毛を剃り上げた下腹部をまじまじと眺めた。
「よし!剃り残しは無し! これでどこへいっても大丈夫だな」
などと言ってニヤリと笑った。大丈夫なわけがない。どう見ても露出狂である。
「さて、行くか」
陽子は脱がされたワンピースを渡されず、結局銀の鎖の姿のまま、中田の車の所まで歩く事になった。
中田の車は、中古のクラウンだった。中田が運転席で後部座席に三人が座り、陽子は中心に座らされた。車内の後方確認ミラーの下辺りの所に、スマホを据える台があり、男子高生はそこに録画中のスマホを備え付けた。陽子の鎖の褌の部分が、ばっちりと撮れている。
エンジンがかかり車は走り出した。
それと同時に、三代の指が陽子のバギナの上の鎖をなぞる。鎖が陽子のバギナに軽くめり込み、甘い快感が全身を巡っていく。
外の視線に晒され続けた羞恥心で陽子の身体は火照っており、濡れに濡れた陽子のバギナは、愛撫への感度を最高潮にまで上げていた。
しかし三代の指は銀の褌の上を意地悪くなぞるだけである。
焦れに焦れている陽子は自ら脚を開いて腰をくねらせる。バギナからは愛液を更に溢れさせて車のシートを濡らしている。
「先生すげー脚を開くじゃねーか。スマホにエロい姿見せてーのか?やっぱマゾなんだな」
「だっ……だってっ……!」
三代の指に焦らされ続けて甘ったれた声を出してしまう。
三代の指使いは巧みだった。鎖づたいに滑らかに指が動き回り、陽子の焦れる思いを焚き付け続けるのだった。
車はどんどん進み、対向車とすれ違ったり、通行人がいたりもするが、陽子はその事に意識を向ける余裕も無く、三代の焦れる様な愛撫に全身をくねらせ続けていた。
「あんっ!もう……、なんで鎖の所だけ触るの……?」
「こんな外でペッティングしたらマズいだろ? 先生はやっぱ変態マゾでだな」
「んんっ……そうじゃないわ……」
やりとりの間も三代の指は妖しく動き続け、陽子のバギナを熱くする。美術室の美雪のぎこちない指も良かったが、三代の手慣れた指も良かった。嫌な筈、嫌な筈なのに快感を貪ってしまっている。
車が商店街に入って行く。通行人がほどほど居て、車は速度を落とす。速度が落ちているので、車の中の“異変”を目にする通行人も出てくる。
驚きの顔でこちらを見る視線を感じ、陽子は上向き加減だった顔を俯かせる。俯きながら口を閉じ、三代の指攻めを堪える。
脚を閉じて、鎖の上から陽子のバギナを弄り続ける三代の手を挟み込む。
三代は陽子の太ももに挟まれた手を抜くと、銀の褌の腰巻き部分に指をかけて、やや強めに上にひっぱりあげる。
「あっ!!」
銀の鎖が陽子のバギナの割れ目に思い切り食い込み、俯いたまま陽子は大きな喘ぎ声をだしてしまう。
「だめっ……!ひっぱるのは、駄目っ」
鎖を食い込ませる刺激は強すぎて、人の目線の中で乱れたくない陽子は、やめてくれと三代に懇願する。しかし三代は容赦なく陽子のバギナに食い込む鎖を引っ張り続ける。
「やっ……駄目、鎖を食い込ませないでっ……」
「先生は、外で見られてても気持ち良くなれるんだな。やっぱマゾだよ」
こんな場所なのに、三代は尚も鎖を引っ張り続けるのだった。
車は商店街を抜けた。人が少なくなり、陽子は再び両足を拡げて大胆な格好になり、切な気な表情の顔を上に向けた。口は半開きになり、吐息が荒くなっている。
「先生、ずいぶん大胆な格好だしいやらしい顔だな。やっぱ見られると興奮しちゃうんだな」
相変わらず指を鎖の上に滑らして陽子を焦らし続けている三代が、からかう様に言う。
「違う……、今は、見られてないからよ。見られるのは嫌っ……」
「見られると余計にあそこが濡れんじゃん」
三代は陽子のバギナをじっと覗き込む。
「あんっ……そんなに見ないで……」
三代にじっと見られるのが恥ずかしく、甘え声を出しながら陽子は腰をくねらせる。
「水着なんだし別にいいじゃないか」
「全然何も、隠れてないわ……」
「ん?何が?」
三代がねちねちと指を動かしながら同う。
「あそこよ……」
「は?アソコ??」
「だから……」
「だから?」
「バギナ……」
「バギナってなんだよ?」
「みんながまんこって言ってるとこよ……、全然隠れてないのよ……」
「ちゃんと覆われてはいるから大丈夫だって。ホラ」
三代は意地悪そうな顔で微笑んで再度鎖をクイックイッと持ち上げる。鎖が陽子のバギナの割れ目に食い込み、勃起して大きく膨れているクリトリスにも刺激を与える。陽子はたまらず、背中をのけ反らせた。
車が失速していく。三代の鎖責めで意識朦朧な陽子の目に映ったのは、セルフ式のガソリンスタンドだった。
セルフスタンドは6箇所の給油器がある中規模なもので、店員はスタッフルームに居るためなのか見当たらないが、給油している車が二台あった。
中田は財布から3000円を出し、三代に手渡した。
その3000円を三代は陽子に手渡した。給油しろという事だろう。
「それは……無理です」
無駄な抵抗とは思いつつも陽子は断る。
「大事な所は隠れてんだから大丈夫だよ」
と言い陽子の脇腹をツンツンと人差し指でつつく。男子高生は既に車から降りていつの間にかスマホを構えている。
「バギナが、隠れてないです……先生、捕まっちゃう」
「誰も通報しねえよ」
「わからないわ。店員ならするかも」
「強情な先生だなー!」
三代は怒り、陽子の褌を強く引っ張った。
「あんんんん……!あっ!」
銀の鎖が陽子のバギナの割れ目に深く食い込んでいき、陽子は愛液を溢れさせながら呻き声を漏らす。逆らうとこれをやられる。陽子は三代に従うしかなかった。
「そんなに見られるの嫌なら、前掛けつけてやろうか?」
三代が珍しい提案をしてきた。前掛けだけだと胸自体もお尻も丸見えだが、無いよりはましだった。
陽子は鞄から白い布を出した。それはハンカチ程度の布が垂れ下がる前掛けだった。しかしその前掛け部分には黒いインクか墨汁か何かで、「三田陽子」と大きく縦書きしてあった(縦に三田、その左側に縦に陽子)。
「前を隠す代わりに、名前は隠せなくなるぞ?」
「そ、それは要らない……」
「もう遅い!」
<バチン!!>
「きゃあっ!」
三代は中田から受け取ったスタンガンを陽子の脇腹に押し付けて、容赦も躊躇も無く電撃を放った。やはり三代には逆らう事はできない。
車から追いたてられた陽子はきをつけの姿勢で、三代に前掛けをつけられた。褌の食い込むバギナは隠れたが、その代わりに自分の名前を見た人に知られてしまう状態になった。そして前は隠れても、胸やお尻は変わらず丸見えである。外に居るのには、相変わらずあり得ない格好だった。
給油しているおじさんと比較的若い感じの女性が、驚いた様子でこちらを見ている。
陽子は胸でもお尻でもなく、書かれた自分の名前を手で隠しながら、タッチパネルの前に行く。
パネルを操作してレギュラーの3000円を選ぶ。
給油口を見たら空いていなかった。三代に伝えようとコンコンと窓を叩いた。
三代は[はあ?]みたいな顔をして陽子を見る。わざとらしい。
「給油口が、空いてないです」
窓に口を近付けて言う。しかし三代は、耳を陽子の側に向けて[え?]みたいな顔をする。わざとふざけているのだ。
またガソリンスタンドに新しい車が来た。男の運転手は驚いた顔でほぼ裸の陽子を見ている。
「給 油 口
を 空 け て く だ さ い」
三代がふざけているのは分かっているのだが、言葉をくぎってゆっくりと言った。
車から降りたさっきの男性客はまだ、陽子の方を驚いた顔をして見ている。陽子は男と目を合わせない様にし、また、前掛けの名前も見られない様にして再度すがる目で三代を見る。三代は楽しそうに笑っている。陽子が絶望的な気持ちになった所で、漸く給油口がカパッと開いた。
タッチパネル操作が取り消されてしまってたので、陽子は急いでパネルを操作する。男の視線を無視し、ノズルを給油口に突っ込んでガソリンを注入する。屋外で名前や胸や尻を晒しながらの3000円分給油は果てしなく永く感じた。
給油が終わると急いでノズルを戻してレシートを奪う様に取って、後部座席に素早く入ろうとしたが、鍵が閉められていて開かなかった。
後部座席の窓だけが開いてそこから三代がニヤリとしながら陽子を見上げてきた。
「何か面白い事をしたら、中にいれてやるよ」
第3章 完
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