2 / 140
序章.美しき想い出
プロローグ
しおりを挟む
まだ日がで始めたばかりの早朝、朝露に濡れ日の出を反射し眩しい綺麗な庭の隅に僕は一人出てきていた。相変わらず自分が下働きとして仕える屋敷は庭まで広大で今でもたまに迷ってしまう、しかしそのおかげでこの時間帯のこの場所でなら誰にも見られる事はない。なぜわざわざこんな早朝にこんな庭の隅に来ているかと言うと……日課の『魔法』の練習だ。
「『我が願いの対価は華一輪』」
本当はいけない事だが庭に植わってる木の花を一輪採りそれを右手で握りつぶす……すると途端に花は枯れ果て、遂には塵となり風に運ばれていき、そして僕の右腕を通してその花の魂が記憶と一緒に流れ込んでくる、いつもの事だ……気をつけなければ僕自身が植物になり日の光を求め彷徨い続けるだけの抜け殻になってしまうと亡き母に口を酸っぱく言われていたがそもそも僕の『魔法』は規模がとても小さい上にそう頻度も高くない……。
「『望むは癒し』」
その花を対価とした『魔法』はちゃんと発動し同じ部屋の下働き仲間のイジワルなディンゴに殴られた痣や切り傷を癒してくれる……まぁ、だから気味悪がられてますます酷くなるのだが……『魔法』の成功と同時に自分の失敗にも気づき小さく舌打ちしてしまう。その失敗を失敗で無くすために即座にこの場を離れようとするが──
「貴方はだぁれ? ここで何をしているの?」
──後ろから聞こえた可愛らしくも凛とした声にそれすら失敗した事を悟る。先程流れてきた花の記憶にたまに彼女……館の主人の一人娘でつまり僕の雇い主が最近ここに朝の散歩に来る事が映像となって流れてきたのだ。内心の動揺を押し隠し必死に言い訳の言葉を考える、今ここでしていた事がバレると不味い最悪殺されてしまう……!!
「……貴方、魔法使いなの? 」
僕の焦りを見抜いた訳ではないのだろうけど彼女は僕の正体を言い当てた、言い当ててしまった……これで僕の居場所はここには無くなるだろう、良くてこの街から追い出され悪くて火刑に処され母と同じ末路を辿るだろう……迂闊だった、母さんはきっと許してはくれない。
「……」
僕が俯いて黙っていると不意に彼女が近づいてくる……今なら相手はまだ油断しきっている、殺す事は容易い…………でもそれをしてしまったらそれこそ母さんに怒られるだろう、僕が諦めの境地に達した時彼女は──
「別に黙っててあげてもいいわよ? 」
──そう、淡く微笑むのだった。
▼▼▼▼▼▼▼
「えぇー? 魔法って誰でも使えるわけじゃないのー? 」
そう言って目の前の彼女……領主の娘は形だけ拗ねてみせる。さっきまで『魔法について教えてくれるなら』という条件で見逃して貰ったけど、残念ながら彼女……より正確に言うなら彼女たちレナリア人は奇跡が使えない......そんな態度を取られても対人経験の乏しい僕にはどうすればいいのかがわからず挙動不審に目を彷徨わせるしか出来ない............。
「ごめんなさい、貴方を困らせたい訳じゃないのよ? 」
そんな僕に彼女は目尻を下げ申し訳なさそうに謝ってくる……そんな顔をさせたい訳じゃないのにこっちが申し訳なくなってくる、こんなんじゃ母になんてからかわれるかわからない。
「いや、こっちこそどうすればいいのかわからなくてごめん......」
「いいのよ、魔法を使えなかったのは残念だけどそんなに悲しんでた訳でも、貴方を困らせたかった訳でもないの」
「ならいいけど……魔法は僕たちガナン人にしか使えない奇跡なんだ」
そう、奇跡は僕たちガナン人と呼ばれる人達にしか扱えない神秘だ。だけども四千年前の大戦でレナリア人に敗北したガナン人は土地を奪われて支配され、隷属を強いられた挙句に悪魔の眷属として忌み嫌われ、一部の例外を除き魔法使いであるガナン人は発見次第即通報され、教会か軍が出張ってくる。......そんな事を領主の娘である彼女が知らないはずはないのに、野良の魔法使いである僕を庇ってまで魔法について知りたかったのか僕にはわからない......。
「......知ってると思うけど魔法使いを匿うのはこの国では罪だ、そこまでしてなんで魔法について知りたかったの? 」
「......空を自由に飛べたら楽しそうだとは思わない?」
「…………」
「…………冗談だから、そんな目で見ないで」
空を自由に飛びたいだなんて言うものだからつい胡乱な目で彼女を見てしまった。
「本当は戦うための力が欲しいのよ!」
「……なんで? 正直、領主の娘である君が持つ必要はないんじゃない?」
なんでお嬢様の彼女が戦うための力なんかを? ……それに魔法で戦うなんて、命知らずだ。
「最近街で魔物が出たみたいなのよ、でもほら、私の領地って辺境にある上に小さいじゃない? 魔物なんて領軍五百名じゃ倒せないし、中央からも遠くて…………」
…………まぁ、確かにたった五百人じゃ魔物なんて倒せない。
「だから領主一族として私が倒そうと思って!」
「それがわからない」
だからってなぜ自分で倒そうと思うんだろう? 魔物はそれこそ僕たち魔法使い以外だと帝都にいる『機士』か『狩人』じゃないと倒せる相手じゃない。
「ふふ、困ってる人がいれば助ける、それが自領の民なら尚更よ!」
…………そんなことを言いながら朝日を反射しながら微笑む彼女に僕は目が離せなかった......そんな場合じゃない、彼女を説得しなければと思うけれど……僕は初めての感覚に翻弄されていた…………けど、嫌じゃない。なんだか心臓がドキドキして苦しいけど不快じゃない、この現象の名前をまだ知らないけど悪い事ではないと何故か確信が持てた。
▼▼▼▼▼▼▼
「『我が願いの対価は華一輪』」
本当はいけない事だが庭に植わってる木の花を一輪採りそれを右手で握りつぶす……すると途端に花は枯れ果て、遂には塵となり風に運ばれていき、そして僕の右腕を通してその花の魂が記憶と一緒に流れ込んでくる、いつもの事だ……気をつけなければ僕自身が植物になり日の光を求め彷徨い続けるだけの抜け殻になってしまうと亡き母に口を酸っぱく言われていたがそもそも僕の『魔法』は規模がとても小さい上にそう頻度も高くない……。
「『望むは癒し』」
その花を対価とした『魔法』はちゃんと発動し同じ部屋の下働き仲間のイジワルなディンゴに殴られた痣や切り傷を癒してくれる……まぁ、だから気味悪がられてますます酷くなるのだが……『魔法』の成功と同時に自分の失敗にも気づき小さく舌打ちしてしまう。その失敗を失敗で無くすために即座にこの場を離れようとするが──
「貴方はだぁれ? ここで何をしているの?」
──後ろから聞こえた可愛らしくも凛とした声にそれすら失敗した事を悟る。先程流れてきた花の記憶にたまに彼女……館の主人の一人娘でつまり僕の雇い主が最近ここに朝の散歩に来る事が映像となって流れてきたのだ。内心の動揺を押し隠し必死に言い訳の言葉を考える、今ここでしていた事がバレると不味い最悪殺されてしまう……!!
「……貴方、魔法使いなの? 」
僕の焦りを見抜いた訳ではないのだろうけど彼女は僕の正体を言い当てた、言い当ててしまった……これで僕の居場所はここには無くなるだろう、良くてこの街から追い出され悪くて火刑に処され母と同じ末路を辿るだろう……迂闊だった、母さんはきっと許してはくれない。
「……」
僕が俯いて黙っていると不意に彼女が近づいてくる……今なら相手はまだ油断しきっている、殺す事は容易い…………でもそれをしてしまったらそれこそ母さんに怒られるだろう、僕が諦めの境地に達した時彼女は──
「別に黙っててあげてもいいわよ? 」
──そう、淡く微笑むのだった。
▼▼▼▼▼▼▼
「えぇー? 魔法って誰でも使えるわけじゃないのー? 」
そう言って目の前の彼女……領主の娘は形だけ拗ねてみせる。さっきまで『魔法について教えてくれるなら』という条件で見逃して貰ったけど、残念ながら彼女……より正確に言うなら彼女たちレナリア人は奇跡が使えない......そんな態度を取られても対人経験の乏しい僕にはどうすればいいのかがわからず挙動不審に目を彷徨わせるしか出来ない............。
「ごめんなさい、貴方を困らせたい訳じゃないのよ? 」
そんな僕に彼女は目尻を下げ申し訳なさそうに謝ってくる……そんな顔をさせたい訳じゃないのにこっちが申し訳なくなってくる、こんなんじゃ母になんてからかわれるかわからない。
「いや、こっちこそどうすればいいのかわからなくてごめん......」
「いいのよ、魔法を使えなかったのは残念だけどそんなに悲しんでた訳でも、貴方を困らせたかった訳でもないの」
「ならいいけど……魔法は僕たちガナン人にしか使えない奇跡なんだ」
そう、奇跡は僕たちガナン人と呼ばれる人達にしか扱えない神秘だ。だけども四千年前の大戦でレナリア人に敗北したガナン人は土地を奪われて支配され、隷属を強いられた挙句に悪魔の眷属として忌み嫌われ、一部の例外を除き魔法使いであるガナン人は発見次第即通報され、教会か軍が出張ってくる。......そんな事を領主の娘である彼女が知らないはずはないのに、野良の魔法使いである僕を庇ってまで魔法について知りたかったのか僕にはわからない......。
「......知ってると思うけど魔法使いを匿うのはこの国では罪だ、そこまでしてなんで魔法について知りたかったの? 」
「......空を自由に飛べたら楽しそうだとは思わない?」
「…………」
「…………冗談だから、そんな目で見ないで」
空を自由に飛びたいだなんて言うものだからつい胡乱な目で彼女を見てしまった。
「本当は戦うための力が欲しいのよ!」
「……なんで? 正直、領主の娘である君が持つ必要はないんじゃない?」
なんでお嬢様の彼女が戦うための力なんかを? ……それに魔法で戦うなんて、命知らずだ。
「最近街で魔物が出たみたいなのよ、でもほら、私の領地って辺境にある上に小さいじゃない? 魔物なんて領軍五百名じゃ倒せないし、中央からも遠くて…………」
…………まぁ、確かにたった五百人じゃ魔物なんて倒せない。
「だから領主一族として私が倒そうと思って!」
「それがわからない」
だからってなぜ自分で倒そうと思うんだろう? 魔物はそれこそ僕たち魔法使い以外だと帝都にいる『機士』か『狩人』じゃないと倒せる相手じゃない。
「ふふ、困ってる人がいれば助ける、それが自領の民なら尚更よ!」
…………そんなことを言いながら朝日を反射しながら微笑む彼女に僕は目が離せなかった......そんな場合じゃない、彼女を説得しなければと思うけれど……僕は初めての感覚に翻弄されていた…………けど、嫌じゃない。なんだか心臓がドキドキして苦しいけど不快じゃない、この現象の名前をまだ知らないけど悪い事ではないと何故か確信が持てた。
▼▼▼▼▼▼▼
0
あなたにおすすめの小説
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる