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第四章.救えない
8.臨時報告会
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「ではこれより! 臨時報告会を始めたいと思います! わーパチパチパチ!」
「『……』」
奇しくも私たちだけでなく、ガイウス中尉たちの方からも報告したい事があると言われて臨時報告会を開いたれど……なぜシーラ少尉が仕切っているのかしら? お玉をマイクに見立ててまで。
「皆さん元気ないですね? シーラはもちろん元気ですよ! 無敵ですからね!」
「「……」」
そんな元気いっぱいなシーラ少尉とは対照的に、上官二人のテンションは低い……ガイウス中尉は気まずげに視線を逸らし、ヴェロニカ大尉は耳まで真っ赤にしながら頑なに顔を上げようせず、ずっと床を見詰め続けている。……かくいう私も、どうすれば良いのか分からない。だって──
「それに、こーんな可愛いヴェロニカも見れたでありますからな! こんなに寒いというのにミニスカートを履くヴェロニカは最高でありました!」
──シーラ少尉が潜入捜査の一環で、ウェイトレスをしていたヴェロニカ大尉の写真をデカデカと自身の背後の壁に貼り付けているんですもの……確かに可愛いとは思ったけれど、これはあんまりだわ! 他の写真はないのかしら!
「もうヴェロニカったらー、可愛い服が着たいのであれば素直になれば良いのに~、いつも堅苦しい服ばっかり着てるのは詰まらないでありますよ!」
「……」
そう言ってニコニコと笑うシーラ少尉に向かって、今まで黙っていたヴェロニカ大尉が静かに立ち上がると真後ろに立ち……いや、台を置いてからそこに登ってシーラ少尉の頭に──
「こういう格好をすると、本当に幼女──痛い! 痛いであります! シーラは無敵なので効きませんけどねー!」
「ならもっとやってやろうじゃないか!」
「うひゃー!」
──ぐりぐり拳骨をお見舞いする。…………なんだろう、仲の良い姉妹にしか見えない。姉にじゃれてる妹にしか見えなくて微笑ましくさえある……ヴェロニカ大尉には悪いかしら? でも可愛いし……。
「今回は他のチームと合同なんだから、仕切るのは一番上の私だろ?」
「? だったら一番背の高いガイウス中尉がするべきなのです! ヴェロニカはこの中で一番下──痛いであります!」
あ、やっぱり身長のことは気にしていらっしゃったのね……うっかり言及しないように気を付けないといけないわね。
「はぁ~、とにかく臨時報告会を始める。まずはアリシアから」
「え~! シーラが報告したいであります!」
名指しで指名されたので立ち上がろうとするとシーラ少尉が頬を膨らませ、不満を露わにする。それはまるで小さい子がなんでもしたがる姿に重ねて見えるほど。
「話が進まんからお前は黙っとれ!」
「痛い! でもシーラは無敵──モガっ! ……もぐもぐ」
とりあえずシーラ少尉の口にバゲットを突っ込んで黙らせてから、纏めた報告書を手に立ち上がる……なぜかヴェロニカ大尉が『おぉ』みたいな顔をしているのを見て、その苦労が偲ばれる。
「私たちは『ウィーゼライヒ市』での収容区襲撃犯だと思われる魔法使いを尾行致しましたところ、別の出入口を発見致しました」
「……ほう?」
まぁ飲食店以外にもあるだろうなと、片眉を上げるヴェロニカ大尉とまったく表情を変えないガイウス中尉という上官二人に挟まれながら報告を続ける。
「直に確認していても、はっきりと注視しなけらば見失ってしまいそうな程に存在が希薄な扉の前で男性と、件の魔法使いが言い争っていました」
「そうそう! シーラはあの男の子をぶっ殺──モガっ! ……もぐもぐ」
物騒な事を口走りそうになったシーラ少尉の口に追加のバゲットを突っ込みながら、どうやらその出入り口からなにかを運び込んでいること、子どもの魔法使いは雇われであり、〝咎人〟と呼ばれている事などを伝える。
「──咎人、だと?」
「何か気になる点でもあるのか?」
〝咎人〟という言葉に反応して考え込むガイウス中尉にヴェロニカ大尉が尋ねるけれど……直ぐには口を開かない。
「……いや、昔相対した手強い敵がそう呼ばれていてな」
「先輩が手強い等と言うなど……それは危険では?」
「いや、そいつは大人の女性だった……小さい男の子ではない」
ガイウス中尉の様なベテランが手強いという相手……魔法使い側にも『大樹』や『未来視』のような名を与える習慣があるとしても、同じ名を違う人物に与えるかしら?
「……もしかしたら〝咎人〟とは、奴らの独特の倫理観を冒した者の証かも知れんが……まぁ警戒はしておいてくれ」
「あぁ」
「了解です」
あぁなるほど、罪人や被告人だったり、もしくはガナン文化圏での被差別階級の出身の可能性もあるわけね……なんにせよ、警戒は必要と。
「全部ぶっ潰せは解決で──モガっ! ……もぐもぐ」
「……まぁあれだ、こちらの報告内容に移るが、ヴェロニカ大尉の調査の結果、奴らは子ども達を運び込み、同時になにやら凄惨な実験等もしているらしい」
「子ども、ですか?」
「あぁ」
シーラ少尉の口に再度バゲットを突っ込みながら、ガイウス中尉の言葉を反芻する。……子どもを使っての実験も嫌だけれど、それ以上に──
「──『供物』にされそうですね」
「あぁその通りだ、奴らを追い詰めれば追い詰めるほど手段を選ばなくなるだろう」
これは任務が順調に行けば行くほどに、彼らからの反撃は手痛い物となる……特に生きた人を『対価』とした魔法など、本当に何が起こるか分からない。
「失礼します。少々よろしいでしょうか?」
「なんだ?」
そうやって四人で話し合っていると、暫く本部との連絡のために席を外していたリコリス少尉が戻ってくるなり、そう口にする。
「『機士』の方々が五日後を目処に到着されるそうです」
「そうか、とうとう……」
まるでこの世の終わりの様な顔で天井を仰ぎ見るヴェロニカ大尉に、本当に機士の方々は大丈夫なのかしら? という不安が湧き上がってくる。
「……そう不安な顔をしなくても大丈夫だ」
私の様子を見てガイウス中尉が口を開く……そんなに顔に出ていたかしら? 自分の頬を少し抓ってみる。
「彼らは追跡や面制圧、大人数での連携に長けている。……本来なら魔物等を囲んでリンチするのが役割だが、今回はその能力を包囲に利用する」
「……なるほど、他の出入り口から逃げ出しても捕らえる為ですね」
「そうだ」
私達が見つけた他にも、ヴェロニカ大尉が言うには何処からか、子ども達を運び込むための出入り口の存在があるらしい……それらを全て網羅する事は不可能でも、ある程度の逃走を防ぐ事はできるという事らしい。
「ふむ、では奴らがこの場に到着するまでに更なる調査と敵拠点の解明を進めよう……幸いに、前任者が結構な詳細を調べ上げてくれていたしな」
「そうだな、これ以上の子どもの犠牲者は帝国政府としては看過できないだろう」
…………そうね、何の罪もないのかは知らないけれど、子ども達を実験に使ったり、命の危険に晒したり……レナリア人やガナン人とか関係なく許せる事ではない。
「でもなぁ、俺アイツら苦手なんだよな……」
「……言うな」
「……やはり、何かあるんですか?」
丁度バゲットを食べ終えたシーラ少尉の口に食パン一斤を押し込みながら、ガイウス中尉とヴェロニカ大尉が微妙な顔をしている理由を尋ねる。
「いや、その……だな……」
「アイツら、テンション高いんだよなぁ……」
「はぁ……?」
シーラ少尉……みたいなのが増えるって事かしら? それならば……まぁ、確かに辛そうではあるわね。私も気を引き締めないといけないわ。
「まぁ会えば分かるさ」
「シーラとは絶対に会わせたくなかったんだがなぁ……」
「……」
二人がそこまで言う『機士』に会うのが今から怖くて仕方がない……この任務、大丈夫なのよ、ね? とりあえず私はこの不安を解消するためにシーラ少尉の頭を撫でる。
「ふぁ~」
やだこの子可愛い。
▼▼▼▼▼▼▼
「『……』」
奇しくも私たちだけでなく、ガイウス中尉たちの方からも報告したい事があると言われて臨時報告会を開いたれど……なぜシーラ少尉が仕切っているのかしら? お玉をマイクに見立ててまで。
「皆さん元気ないですね? シーラはもちろん元気ですよ! 無敵ですからね!」
「「……」」
そんな元気いっぱいなシーラ少尉とは対照的に、上官二人のテンションは低い……ガイウス中尉は気まずげに視線を逸らし、ヴェロニカ大尉は耳まで真っ赤にしながら頑なに顔を上げようせず、ずっと床を見詰め続けている。……かくいう私も、どうすれば良いのか分からない。だって──
「それに、こーんな可愛いヴェロニカも見れたでありますからな! こんなに寒いというのにミニスカートを履くヴェロニカは最高でありました!」
──シーラ少尉が潜入捜査の一環で、ウェイトレスをしていたヴェロニカ大尉の写真をデカデカと自身の背後の壁に貼り付けているんですもの……確かに可愛いとは思ったけれど、これはあんまりだわ! 他の写真はないのかしら!
「もうヴェロニカったらー、可愛い服が着たいのであれば素直になれば良いのに~、いつも堅苦しい服ばっかり着てるのは詰まらないでありますよ!」
「……」
そう言ってニコニコと笑うシーラ少尉に向かって、今まで黙っていたヴェロニカ大尉が静かに立ち上がると真後ろに立ち……いや、台を置いてからそこに登ってシーラ少尉の頭に──
「こういう格好をすると、本当に幼女──痛い! 痛いであります! シーラは無敵なので効きませんけどねー!」
「ならもっとやってやろうじゃないか!」
「うひゃー!」
──ぐりぐり拳骨をお見舞いする。…………なんだろう、仲の良い姉妹にしか見えない。姉にじゃれてる妹にしか見えなくて微笑ましくさえある……ヴェロニカ大尉には悪いかしら? でも可愛いし……。
「今回は他のチームと合同なんだから、仕切るのは一番上の私だろ?」
「? だったら一番背の高いガイウス中尉がするべきなのです! ヴェロニカはこの中で一番下──痛いであります!」
あ、やっぱり身長のことは気にしていらっしゃったのね……うっかり言及しないように気を付けないといけないわね。
「はぁ~、とにかく臨時報告会を始める。まずはアリシアから」
「え~! シーラが報告したいであります!」
名指しで指名されたので立ち上がろうとするとシーラ少尉が頬を膨らませ、不満を露わにする。それはまるで小さい子がなんでもしたがる姿に重ねて見えるほど。
「話が進まんからお前は黙っとれ!」
「痛い! でもシーラは無敵──モガっ! ……もぐもぐ」
とりあえずシーラ少尉の口にバゲットを突っ込んで黙らせてから、纏めた報告書を手に立ち上がる……なぜかヴェロニカ大尉が『おぉ』みたいな顔をしているのを見て、その苦労が偲ばれる。
「私たちは『ウィーゼライヒ市』での収容区襲撃犯だと思われる魔法使いを尾行致しましたところ、別の出入口を発見致しました」
「……ほう?」
まぁ飲食店以外にもあるだろうなと、片眉を上げるヴェロニカ大尉とまったく表情を変えないガイウス中尉という上官二人に挟まれながら報告を続ける。
「直に確認していても、はっきりと注視しなけらば見失ってしまいそうな程に存在が希薄な扉の前で男性と、件の魔法使いが言い争っていました」
「そうそう! シーラはあの男の子をぶっ殺──モガっ! ……もぐもぐ」
物騒な事を口走りそうになったシーラ少尉の口に追加のバゲットを突っ込みながら、どうやらその出入り口からなにかを運び込んでいること、子どもの魔法使いは雇われであり、〝咎人〟と呼ばれている事などを伝える。
「──咎人、だと?」
「何か気になる点でもあるのか?」
〝咎人〟という言葉に反応して考え込むガイウス中尉にヴェロニカ大尉が尋ねるけれど……直ぐには口を開かない。
「……いや、昔相対した手強い敵がそう呼ばれていてな」
「先輩が手強い等と言うなど……それは危険では?」
「いや、そいつは大人の女性だった……小さい男の子ではない」
ガイウス中尉の様なベテランが手強いという相手……魔法使い側にも『大樹』や『未来視』のような名を与える習慣があるとしても、同じ名を違う人物に与えるかしら?
「……もしかしたら〝咎人〟とは、奴らの独特の倫理観を冒した者の証かも知れんが……まぁ警戒はしておいてくれ」
「あぁ」
「了解です」
あぁなるほど、罪人や被告人だったり、もしくはガナン文化圏での被差別階級の出身の可能性もあるわけね……なんにせよ、警戒は必要と。
「全部ぶっ潰せは解決で──モガっ! ……もぐもぐ」
「……まぁあれだ、こちらの報告内容に移るが、ヴェロニカ大尉の調査の結果、奴らは子ども達を運び込み、同時になにやら凄惨な実験等もしているらしい」
「子ども、ですか?」
「あぁ」
シーラ少尉の口に再度バゲットを突っ込みながら、ガイウス中尉の言葉を反芻する。……子どもを使っての実験も嫌だけれど、それ以上に──
「──『供物』にされそうですね」
「あぁその通りだ、奴らを追い詰めれば追い詰めるほど手段を選ばなくなるだろう」
これは任務が順調に行けば行くほどに、彼らからの反撃は手痛い物となる……特に生きた人を『対価』とした魔法など、本当に何が起こるか分からない。
「失礼します。少々よろしいでしょうか?」
「なんだ?」
そうやって四人で話し合っていると、暫く本部との連絡のために席を外していたリコリス少尉が戻ってくるなり、そう口にする。
「『機士』の方々が五日後を目処に到着されるそうです」
「そうか、とうとう……」
まるでこの世の終わりの様な顔で天井を仰ぎ見るヴェロニカ大尉に、本当に機士の方々は大丈夫なのかしら? という不安が湧き上がってくる。
「……そう不安な顔をしなくても大丈夫だ」
私の様子を見てガイウス中尉が口を開く……そんなに顔に出ていたかしら? 自分の頬を少し抓ってみる。
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「……なるほど、他の出入り口から逃げ出しても捕らえる為ですね」
「そうだ」
私達が見つけた他にも、ヴェロニカ大尉が言うには何処からか、子ども達を運び込むための出入り口の存在があるらしい……それらを全て網羅する事は不可能でも、ある程度の逃走を防ぐ事はできるという事らしい。
「ふむ、では奴らがこの場に到着するまでに更なる調査と敵拠点の解明を進めよう……幸いに、前任者が結構な詳細を調べ上げてくれていたしな」
「そうだな、これ以上の子どもの犠牲者は帝国政府としては看過できないだろう」
…………そうね、何の罪もないのかは知らないけれど、子ども達を実験に使ったり、命の危険に晒したり……レナリア人やガナン人とか関係なく許せる事ではない。
「でもなぁ、俺アイツら苦手なんだよな……」
「……言うな」
「……やはり、何かあるんですか?」
丁度バゲットを食べ終えたシーラ少尉の口に食パン一斤を押し込みながら、ガイウス中尉とヴェロニカ大尉が微妙な顔をしている理由を尋ねる。
「いや、その……だな……」
「アイツら、テンション高いんだよなぁ……」
「はぁ……?」
シーラ少尉……みたいなのが増えるって事かしら? それならば……まぁ、確かに辛そうではあるわね。私も気を引き締めないといけないわ。
「まぁ会えば分かるさ」
「シーラとは絶対に会わせたくなかったんだがなぁ……」
「……」
二人がそこまで言う『機士』に会うのが今から怖くて仕方がない……この任務、大丈夫なのよ、ね? とりあえず私はこの不安を解消するためにシーラ少尉の頭を撫でる。
「ふぁ~」
やだこの子可愛い。
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