25 / 28
25
しおりを挟む
あれから、三年が経った。
大聖堂でのド派手な結婚式を経て、名実ともにミランド公爵夫人となった私、モナ・バーンズ(現ミランド)。
この三年間、私は文字通り「馬車馬」のように働いた。
公爵領の産業改革、カイル殿下が残した王家の負債整理、そしてリリナ様の実家の破産管財人としての業務。
すべてを完璧にこなし、公爵家の総資産は結婚前の三倍に膨れ上がっていた。
「……ふぅ」
公爵邸の執務室。
私は積み上がった決算書の山に、最後の一枚となる承認印を押した。
パタン。
小気味良い音が響く。
「……終わった」
私はペンを置き、大きく伸びをした。
窓の外には、豊かに実った麦畑と、整備された街道が広がっている。
かつて「氷の公爵領」と恐れられた寒々しい土地は、今や大陸有数の穀倉地帯へと変貌を遂げていた。
「完璧ね。……どこからどう見ても、完全なる黒字経営だわ」
私は満足げに頷いた。
私の使命(ミッション)は達成された。
経営状態は盤石。
アレクシス様の精神状態も安定している(むしろ溺愛が加熱してウザいくらいだ)。
これ以上、私が現場で指揮を執る必要はない。
「……そろそろ、潮時かしら」
私は手帳を開いた。
そこに挟んであった、アレクシス様との「永久就職契約書(結婚証明書)」のコピーを眺める。
その裏面に、私が密かに書き込んでいた「中期経営計画」の文字。
『第一フェーズ:財政再建(期間三年)』。
今日が、その三年の期日だった。
「よし。……アレクシス様に報告しなきゃ」
私は決意を固め、立ち上がった。
この「契約」の節目を、しっかりと伝えなければならない。
◇
その夜。
夕食後のティータイム。
アレクシス様は、ソファで上機嫌に紅茶を飲んでいた。
「モナ。今度の休暇だが、南の島へ行こうか。君が開発したリゾートホテル、視察も兼ねて」
「旦那様」
私はその言葉を遮り、対面のソファに座った。
手には、一枚の書類を持っている。
「ん? どうした、そんなに改まって」
アレクシス様が微笑む。
三年経っても、その美貌は衰えるどころか、色気を増している。
相変わらずの「優良資産」ぶりだ。
私は心を鬼にして(ビジネスモードにして)、書類をテーブルに差し出した。
「……こちらをご覧ください」
「なんだ? 新しい事業計画か?」
アレクシス様がのんきに書類を手に取る。
そこに書かれたタイトルを見た瞬間。
カチャン。
彼の手からティーカップが滑り落ち、ソーサーの上で音を立てた。
「……モ、モナ?」
アレクシス様の顔から、血の気が引いていく。
書類のタイトルは、こうだ。
『公爵夫人としての業務完了報告書、および契約内容の変更通知』。
「……これは、どういう意味だ?」
アレクシス様の声が震えている。
「文字通りです。……旦那様、三年前にお約束した『財政再建』の目標は、本日をもってすべて達成されました」
私は淡々と説明した。
「領地は黒字化し、王家との関係も改善し、貴方のトラウマも克服されました。……私の『管理者』としての役目は、これにて終了です」
「しゅ、終了……?」
アレクシス様が立ち上がる。
部屋の温度が、急激に下がり始めた。
「待て。……終了とは、どういうことだ? まさか……出て行くつもりか?」
「え?」
「目標を達成したら、契約満了……そういうつもりだったのか!?」
アレクシス様が私に詰め寄る。
その瞳には、絶望とパニックが渦巻いている。
「嫌だ! 認めないぞ! 永久契約だと言ったはずだ! 神の前で誓ったじゃないか!」
「ええ、誓いましたよ?」
「なら、なぜ『終了』なんて言葉が出る!? 俺に……俺に飽きたのか? もう稼げない男だと思ったのか!?」
「いいえ。稼ぐ力は依然としてSランクです」
「ならなぜだ! 金か? 金が足りないなら、王城をもう一つ強奪してきてもいい!」
「やめてください。国際問題になります」
アレクシス様は錯乱している。
完全に「離婚届」を突きつけられた夫の反応だ。
(……あれ? 何か勘違いしている?)
私は首を傾げた。
私はただ、「現場指揮官としての業務」を終了し、「次のフェーズ」へ移行したいだけなのだが。
「旦那様、落ち着いてください。私は公爵家を出て行くとは言っていません」
「嘘だ! 『業務完了』と書いている!」
「ええ。これまでの『激務』は完了です。……これからは、少しペースを落として……」
「ペースを落とす? つまり、俺への愛(管理)を減らすということか!?」
「違います! 話を聞いてください!」
「聞きたくない! 君がいなくなる未来なんて、想像しただけで世界を凍らせたくなる!」
バリバリバリ!
部屋の窓ガラスに霜が張り付き、観葉植物が一瞬で氷のオブジェに変わった。
「だ、旦那様! 制御して!」
「できない! 心が寒いんだ!」
アレクシス様はその場に膝をつき、子供のように頭を抱えた。
「モナ……行かないでくれ……。君のためなら何でもする。奴隷にでもなる。だから、俺を捨てないでくれぇぇぇ!」
「……はぁ」
私は深いため息をついた。
どうやら、この三年間の平和ボケで、私の説明不足(言葉足らず)と、アレクシス様のネガティブ思考(愛が重い)の相乗効果が発生してしまったらしい。
これは、言葉で説明してもパニックで聞こえていないだろう。
(……仕方ない。実力行使ね)
私は立ち上がり、氷の魔力が吹き荒れる中、アレクシス様に近づいた。
そして、彼の手から書類を奪い取り、裏返した。
「旦那様。……表面だけ読んで絶望しないでください。重要なのは『裏面』の特記事項です」
「う、裏面……?」
アレクシス様が涙目で顔を上げる。
「読んでください。ここです」
私は指差した。
そこには、赤字でこう書かれていた。
『新規プロジェクトの始動に伴い、以下の設備投資(ベビーベッド等)および長期休暇(産休)を申請する』
「……え?」
アレクシス様の思考が停止した。
「べ、ベビー……ベッド……?」
「はい。……計算してみたのですが」
私は自分のお腹に手を当てた。
「現在、私の体内で『新たな資産』が形成されつつあります。……製造期間、あと七ヶ月といったところでしょうか」
「……」
「一人増えるとなると、現在の『仕事人間モード』の契約では対応できません。よって、契約内容を『子育てモード』へ変更したいのです」
「……」
アレクシス様は、ポカンと口を開けて固まっている。
そして、ゆっくりと視線を私のお腹に移した。
「……あ、新たな資産とは……つまり……」
「貴方と私の、子供です」
私はニッコリと笑った。
「おめでとうございます、ボス。……貴方のDNAという、最高の優良物件を継承する『後継者』が出来ましたよ」
「……こ、子供……?」
アレクシス様の目が泳ぐ。
「俺と、モナの……?」
「はい。……嬉しくないですか? 養育費などのコストはかかりますが、将来的なリターンは計り知れませんよ」
「……う、うわぁぁぁぁぁ!!」
突然、アレクシス様が絶叫した。
悲鳴ではない。
歓喜の雄叫びだ。
「子供だ! 俺たちの子供だ!」
彼はガバッと立ち上がり、私を抱きしめようとして……ハッとして止まった。
「だ、ダメだ! 強く抱きしめたら危ない! どうすればいい!? 拝めばいいのか!?」
彼は私の前で平伏し、お腹に向かって手を合わせ始めた。
「あ、ありがとう……! 神よ、モナよ、ありがとう……!」
「……旦那様。大袈裟です」
「大袈裟なものか! 世界で一番の奇跡だ!」
アレクシス様は涙を流しながら、私の手を取ってキスを繰り返した。
「契約変更だ! 即座に承認する! 休暇? 無期限でいい! 設備投資? 国中のベビー用品を買い占めよう!」
「買い占めは独占禁止法に抵触します。必要な分だけで結構です」
「モナ……。愛している。本当に、愛している……」
彼は震える声で何度も繰り返した。
部屋の氷が、彼の歓喜の熱で見る見るうちに溶けていく。
(……やれやれ)
私は苦笑しながら、彼の手を握り返した。
「では、交渉成立ですね?」
「ああ、成立だ! 最高の契約だ!」
こうして、「契約終了」の危機(勘違い)は去った。
だが、ここからが本当の戦いだった。
「氷の公爵」改め、「親バカ公爵」となったアレクシス様の暴走は、私の想定を遥かに超えるものだったからだ。
「モナ! 歩くな! 床が硬い!」
「絨毯敷いてます」
「モナ! 水を飲むな! 俺が魔力で浄化した最高級の聖水しか認めん!」
「味がしません」
「モナ! お腹の子が『パパ』と呼んだ気がする!」
「まだ胎動もありません。幻聴です」
大聖堂でのド派手な結婚式を経て、名実ともにミランド公爵夫人となった私、モナ・バーンズ(現ミランド)。
この三年間、私は文字通り「馬車馬」のように働いた。
公爵領の産業改革、カイル殿下が残した王家の負債整理、そしてリリナ様の実家の破産管財人としての業務。
すべてを完璧にこなし、公爵家の総資産は結婚前の三倍に膨れ上がっていた。
「……ふぅ」
公爵邸の執務室。
私は積み上がった決算書の山に、最後の一枚となる承認印を押した。
パタン。
小気味良い音が響く。
「……終わった」
私はペンを置き、大きく伸びをした。
窓の外には、豊かに実った麦畑と、整備された街道が広がっている。
かつて「氷の公爵領」と恐れられた寒々しい土地は、今や大陸有数の穀倉地帯へと変貌を遂げていた。
「完璧ね。……どこからどう見ても、完全なる黒字経営だわ」
私は満足げに頷いた。
私の使命(ミッション)は達成された。
経営状態は盤石。
アレクシス様の精神状態も安定している(むしろ溺愛が加熱してウザいくらいだ)。
これ以上、私が現場で指揮を執る必要はない。
「……そろそろ、潮時かしら」
私は手帳を開いた。
そこに挟んであった、アレクシス様との「永久就職契約書(結婚証明書)」のコピーを眺める。
その裏面に、私が密かに書き込んでいた「中期経営計画」の文字。
『第一フェーズ:財政再建(期間三年)』。
今日が、その三年の期日だった。
「よし。……アレクシス様に報告しなきゃ」
私は決意を固め、立ち上がった。
この「契約」の節目を、しっかりと伝えなければならない。
◇
その夜。
夕食後のティータイム。
アレクシス様は、ソファで上機嫌に紅茶を飲んでいた。
「モナ。今度の休暇だが、南の島へ行こうか。君が開発したリゾートホテル、視察も兼ねて」
「旦那様」
私はその言葉を遮り、対面のソファに座った。
手には、一枚の書類を持っている。
「ん? どうした、そんなに改まって」
アレクシス様が微笑む。
三年経っても、その美貌は衰えるどころか、色気を増している。
相変わらずの「優良資産」ぶりだ。
私は心を鬼にして(ビジネスモードにして)、書類をテーブルに差し出した。
「……こちらをご覧ください」
「なんだ? 新しい事業計画か?」
アレクシス様がのんきに書類を手に取る。
そこに書かれたタイトルを見た瞬間。
カチャン。
彼の手からティーカップが滑り落ち、ソーサーの上で音を立てた。
「……モ、モナ?」
アレクシス様の顔から、血の気が引いていく。
書類のタイトルは、こうだ。
『公爵夫人としての業務完了報告書、および契約内容の変更通知』。
「……これは、どういう意味だ?」
アレクシス様の声が震えている。
「文字通りです。……旦那様、三年前にお約束した『財政再建』の目標は、本日をもってすべて達成されました」
私は淡々と説明した。
「領地は黒字化し、王家との関係も改善し、貴方のトラウマも克服されました。……私の『管理者』としての役目は、これにて終了です」
「しゅ、終了……?」
アレクシス様が立ち上がる。
部屋の温度が、急激に下がり始めた。
「待て。……終了とは、どういうことだ? まさか……出て行くつもりか?」
「え?」
「目標を達成したら、契約満了……そういうつもりだったのか!?」
アレクシス様が私に詰め寄る。
その瞳には、絶望とパニックが渦巻いている。
「嫌だ! 認めないぞ! 永久契約だと言ったはずだ! 神の前で誓ったじゃないか!」
「ええ、誓いましたよ?」
「なら、なぜ『終了』なんて言葉が出る!? 俺に……俺に飽きたのか? もう稼げない男だと思ったのか!?」
「いいえ。稼ぐ力は依然としてSランクです」
「ならなぜだ! 金か? 金が足りないなら、王城をもう一つ強奪してきてもいい!」
「やめてください。国際問題になります」
アレクシス様は錯乱している。
完全に「離婚届」を突きつけられた夫の反応だ。
(……あれ? 何か勘違いしている?)
私は首を傾げた。
私はただ、「現場指揮官としての業務」を終了し、「次のフェーズ」へ移行したいだけなのだが。
「旦那様、落ち着いてください。私は公爵家を出て行くとは言っていません」
「嘘だ! 『業務完了』と書いている!」
「ええ。これまでの『激務』は完了です。……これからは、少しペースを落として……」
「ペースを落とす? つまり、俺への愛(管理)を減らすということか!?」
「違います! 話を聞いてください!」
「聞きたくない! 君がいなくなる未来なんて、想像しただけで世界を凍らせたくなる!」
バリバリバリ!
部屋の窓ガラスに霜が張り付き、観葉植物が一瞬で氷のオブジェに変わった。
「だ、旦那様! 制御して!」
「できない! 心が寒いんだ!」
アレクシス様はその場に膝をつき、子供のように頭を抱えた。
「モナ……行かないでくれ……。君のためなら何でもする。奴隷にでもなる。だから、俺を捨てないでくれぇぇぇ!」
「……はぁ」
私は深いため息をついた。
どうやら、この三年間の平和ボケで、私の説明不足(言葉足らず)と、アレクシス様のネガティブ思考(愛が重い)の相乗効果が発生してしまったらしい。
これは、言葉で説明してもパニックで聞こえていないだろう。
(……仕方ない。実力行使ね)
私は立ち上がり、氷の魔力が吹き荒れる中、アレクシス様に近づいた。
そして、彼の手から書類を奪い取り、裏返した。
「旦那様。……表面だけ読んで絶望しないでください。重要なのは『裏面』の特記事項です」
「う、裏面……?」
アレクシス様が涙目で顔を上げる。
「読んでください。ここです」
私は指差した。
そこには、赤字でこう書かれていた。
『新規プロジェクトの始動に伴い、以下の設備投資(ベビーベッド等)および長期休暇(産休)を申請する』
「……え?」
アレクシス様の思考が停止した。
「べ、ベビー……ベッド……?」
「はい。……計算してみたのですが」
私は自分のお腹に手を当てた。
「現在、私の体内で『新たな資産』が形成されつつあります。……製造期間、あと七ヶ月といったところでしょうか」
「……」
「一人増えるとなると、現在の『仕事人間モード』の契約では対応できません。よって、契約内容を『子育てモード』へ変更したいのです」
「……」
アレクシス様は、ポカンと口を開けて固まっている。
そして、ゆっくりと視線を私のお腹に移した。
「……あ、新たな資産とは……つまり……」
「貴方と私の、子供です」
私はニッコリと笑った。
「おめでとうございます、ボス。……貴方のDNAという、最高の優良物件を継承する『後継者』が出来ましたよ」
「……こ、子供……?」
アレクシス様の目が泳ぐ。
「俺と、モナの……?」
「はい。……嬉しくないですか? 養育費などのコストはかかりますが、将来的なリターンは計り知れませんよ」
「……う、うわぁぁぁぁぁ!!」
突然、アレクシス様が絶叫した。
悲鳴ではない。
歓喜の雄叫びだ。
「子供だ! 俺たちの子供だ!」
彼はガバッと立ち上がり、私を抱きしめようとして……ハッとして止まった。
「だ、ダメだ! 強く抱きしめたら危ない! どうすればいい!? 拝めばいいのか!?」
彼は私の前で平伏し、お腹に向かって手を合わせ始めた。
「あ、ありがとう……! 神よ、モナよ、ありがとう……!」
「……旦那様。大袈裟です」
「大袈裟なものか! 世界で一番の奇跡だ!」
アレクシス様は涙を流しながら、私の手を取ってキスを繰り返した。
「契約変更だ! 即座に承認する! 休暇? 無期限でいい! 設備投資? 国中のベビー用品を買い占めよう!」
「買い占めは独占禁止法に抵触します。必要な分だけで結構です」
「モナ……。愛している。本当に、愛している……」
彼は震える声で何度も繰り返した。
部屋の氷が、彼の歓喜の熱で見る見るうちに溶けていく。
(……やれやれ)
私は苦笑しながら、彼の手を握り返した。
「では、交渉成立ですね?」
「ああ、成立だ! 最高の契約だ!」
こうして、「契約終了」の危機(勘違い)は去った。
だが、ここからが本当の戦いだった。
「氷の公爵」改め、「親バカ公爵」となったアレクシス様の暴走は、私の想定を遥かに超えるものだったからだ。
「モナ! 歩くな! 床が硬い!」
「絨毯敷いてます」
「モナ! 水を飲むな! 俺が魔力で浄化した最高級の聖水しか認めん!」
「味がしません」
「モナ! お腹の子が『パパ』と呼んだ気がする!」
「まだ胎動もありません。幻聴です」
31
あなたにおすすめの小説
君といるのは疲れると言われたので、婚約者を追いかけるのはやめてみました
水谷繭
恋愛
メイベル・ホワイトは目立たない平凡な少女で、美人な姉といつも比べられてきた。
求婚者の殺到する姉とは反対に、全く縁談のなかったメイベル。
そんなある日、ブラッドという美少年が婚約を持ちかけてくる。姉より自分を選んでくれたブラッドに感謝したメイベルは、彼のために何でもしようとひたすら努力する。
しかしそんな態度を重いと告げられ、君といると疲れると言われてしまう。
ショックを受けたメイベルは、ブラッドばかりの生活を改め、好きだった魔法に打ち込むために魔術院に入ることを決意するが……
◆なろうにも掲載しています
公爵令嬢の辿る道
ヤマナ
恋愛
公爵令嬢エリーナ・ラナ・ユースクリフは、迎えた5度目の生に絶望した。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
六十五話以降、タイトルの頭に『※』が付いているお話は、流血表現やグロ表現がございますので、閲覧の際はお気を付けください。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
【完結】冤罪で殺された王太子の婚約者は100年後に生まれ変わりました。今世では愛し愛される相手を見つけたいと思っています。
金峯蓮華
恋愛
どうやら私は階段から突き落とされ落下する間に前世の記憶を思い出していたらしい。
前世は冤罪を着せられて殺害されたのだった。それにしても酷い。その後あの国はどうなったのだろう?
私の願い通り滅びたのだろうか?
前世で冤罪を着せられ殺害された王太子の婚約者だった令嬢が生まれ変わった今世で愛し愛される相手とめぐりあい幸せになるお話。
緩い世界観の緩いお話しです。
ご都合主義です。
*タイトル変更しました。すみません。
『外見しか見なかったあなたへ。私はもう、選ぶ側です』
鷹 綾
恋愛
「お前のようなガキは嫌いだ」
幼く見える容姿を理由に、婚約者ライオネルから一方的に婚約を破棄された
公爵令嬢シルフィーネ・エルフィンベルク。
その夜、嫉妬に狂った伯爵令嬢に突き落とされ、
彼女は一年もの間、意識不明の重体に陥る――。
目を覚ました彼女は、大人びた美貌を手に入れていた。
だが、中身は何ひとつ変わっていない。
にもかかわらず、
かつて彼女を「幼すぎる」と切り捨てた元婚約者は態度を一変させ、
「やり直したい」とすり寄ってくる。
「見かけが変わっても、中身は同じです。
それでもあなたは、私の外見しか見ていなかったのですね?」
静かにそう告げ、シルフィーネは過去を見限る。
やがて彼女に興味を示したのは、
隣国ノルディアの王太子エドワルド。
彼が見ていたのは、美貌ではなく――
対話し、考え、異論を述べる彼女の“在り方”だった。
これは、
外見で価値を決められた令嬢が、
「選ばれる人生」をやめ、
自分の意思で未来を選び直す物語。
静かなざまぁと、
対等な関係から始まる大人の恋。
そして――
自分の人生を、自分の言葉で生きるための物語。
---
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十周年。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる