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18.1度目の誘拐
しおりを挟む「ランディー、どうした?」
ボーっと外を眺めていたら兄上に心配された。
「ランディーもたまには外に出たいよな。家に閉じ込めているなど、退屈だろう。よし、父上に相談してみるか。屋敷の敷地内であれば危険もないだろうしな。」
こうして兄上が父上に掛け合ってくれたおかげで、私は屋敷の敷地内ではあるが、外に出られるようになった。
枯れ葉が舞っている。冷たい風が私の頬を撫でて、久しぶりに季節を感じられた気がする。
あと二月もすれば帝国のみんなは卒業だ。
私も一緒に卒業したかったな。
相変わらず手紙のやり取りは続けているが、やはりみんなに会いたい。寂しい。
私は寒い中でも、毎日庭を散歩した。剣術やなんかは訓練場を使えばいいんだが、そんなところを散歩してもつまらないからな。
こんな時期だから花が満開ということもないんだが、それでも外に出て散歩するのは楽しかった。
塀の脇にある茂みがガサガサと揺れた。
こんなところに動物でも迷い込んだか?蛇だったら怖いが、小さな動物かもしれない。
そう思い、恐る恐る近づいてみる。
次の瞬間、伸びてきた手に引っ張られて私は茂みの中に倒れ込んだ。
後ろから羽交締めのように抱き込まれ、普通ではない状況に、声を出そうとすると、口を塞がれた。必死に逃れようとするも、私の力では全く敵わない。
「んーんー、んー」
「シー」と言われ、怖いのと半分パニックになりながらコクコク頷く。口を塞いでいた手が退けられ、グイッと顔だけ後ろを向かされると、私の口は口で塞がれた。
「んん、、ぁ、、はぁ、、ぁ、、」
「気持ちよくて力が抜けてしまいましたか?」
私はこのキスを知っている。口内を犯すように激しくて、息もできなくなるのに気持ちいい。
「マルク、なんで?こんなことしなくても堂々と入ってこればいいじゃないか。」
「俺はまだ修行の途中なので。」
「そうか。私に会いにきてくれたのか?」
「そうですよ。」
私は相手がよく知ったマルクだったことでホッとした。
「ランディー様に修行の成果をお見せしたいと思いまして。」
「まだみんなには内緒なんだろ?どこで見せてくれるんだ?」
「こちらにいい場所があります。」
「そうか。今から行くか?」
「行きましょう。」
私はこっそり使用人が使う裏口からマルクと共に出た。するとマルクは私を抱え上げてとんでもないスピードで走り出す。
すごい。私を抱えているのにこんなスピードが出せるのか。私が全力で走るより速いな。
そんな風に感心していると、マルクは森に入り、どこかを目指した。
森の中は確かに修行になるよな。この走りだけで、もう十分に修行の成果は確認できている。
「着きました。」
「重くなかったか?マルクはすごいな。十分修行の成果は確認できたよ。」
「そうですか。そう言ってもらえると鍛えてきた甲斐があります。」
そう言うと、森が少し切り開かれた場所に建てられた、マルクが住んでいるであろう小さな家?小屋?に招かれた。
「マルク、キスしたい。」
「いいですよ。」
「、、ぁ、、はぁ、、ぁ、、、」
「また気持ちよくて力が抜けてしまいましたか?」
「気持ちよかった。マルクは?」
「俺も気持ちよかったです。もっと気持ちよくなりたいですか?」
「そうだ。マルクに会ったら鍛えてもらおうと思っていたんだ。まさか兄上に鍛えてもらうわけにはいかないし、いつも誰かしらは私の近くにいるから頼めなくてな。」
「そうでしたか。たぶん俺が一番適任かと。」
「そうだな。だから会いにきてくれるのを待っていた。」
「ランディー様は本当に可愛い。俺はそんなランディー様が大好きですよ。」
「そうか。私もマルクのことは好きだぞ。脱いでいいか?」
「もちろん。」
私はすぐに着衣を脱ぐと、狭くて硬いベッドの上に横になった。
もう冬だというのに、この部屋の中は裸でも寒くない。マルクは首や肩を唇でなぞっていくと、胸の先端にも唇を這わせチュウッと吸った。
「ぁああ、、、」
「久しぶりのここはどうですか?」
「マルク、マルク、、気持ちいい、、」
「可愛いですね。」
私の中心はマルクに胸を弄られただけで勃っていて、そこも触って欲しくてもじもじと足を動かす。
「こちらも吸ってあげますね。」
「ぁあああ、、、マルク、マルク、、ぁ、ぁ、、もう、出てしまう、、」
マルクにジュルジュルと音を立ててそこを吸われると、久々すぎてすぐに出てしまった。
「さぁ、膝を抱えますか?それともうつ伏せがいいですか?」
「マルクの顔が見えた方がいい。」
そう言って私は仰向けのまま膝を抱えた。
トロトロとしたものを尻に塗られると、それだけでビクビクしてしまう。
クプッと入ってくるマルクの指。グニグニと解していく感覚に、これから訪れる快感への期待が高まる。
「あぁ、、マルク、、私は久々なんだ。その、優しくしてほしい。」
「いいですよ。初めは優しくしますね。」
「ありがとう、、ぁぁあああ、、ぁ、、マルク、、マルク、、ぁ、、」
久々に押し寄せる快感に、ガクガクと震えていると、マルクは優しく微笑んでキスをしてくれた。
「んん、、ぁ、、はぁ、、」
「気持ちいいですか?」
「あっ、あっ、、まっ、、や、マルク、マルク、、やぁ、、」
「可愛い。挿れますよ?もっと指でしてほしいですか?」
「マルクの太いのがいい、もう挿れてくれ。」
「ランディー様のおねだり可愛いですね。」
「おねだりなど、、はぅ、、ぁ、、ぁ、、」
マルクは私を気遣うようにゆっくりと入ってくる。馴染ませるように前後に揺れながら、優しい・・・。
「ランディー様が好きな浅いところで一度イッておきますか。こちらを扱きながらされるの好きでしょう?」
「あっ、あっ、、ぁああ、、マルク、マルク、、まっ、待って、ぁ、イッちゃう、、ぁぁあああ、、、」
気持ちいい、もう既に頭がふわふわする。気を抜いたら寝てしまいそうだ。頑張って耐えなければ。
「だいぶ馴染んだので奥までいきますよ。最初はゆっくりしますね。」
「ぁ、、ぁ、、うん、、マルク、マルク、、」
「気持ちいいですね。もうすぐ奥ですよ。」
「んん、、ぁ、、マルク、、優しいの好き、、」
奥までいってもマルクは激しく突いたりはしなかった。ゆっくり優しく揺れているのが気持ちいい。
そんな時に前も扱かれると、トプッと力なく性が吐き出される。
「ランディー様のその蕩けた顔はとても可愛いです。愛しいです。」
「ぁ、、気持ちいい、、マルク、ぁ、、マルク、、」
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