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19.ランディーの望み
しおりを挟むしまった、また寝てしまった。
気がつくと私はマルクの腕の中で眠っていた。
「マルク、マルク、」
「ランディー様、目が覚めましたか?」
「すまない。私はまた寝てしまったようだ。」
「久しぶりなのだから仕方ないですよ。」
「そうか。マルクは優しいな。」
また寝てしまったのに、マルクは全く私のことを責めたりしない。離れていてもずっと私のことを気にしていてくれたんだな。今もこうして修行の合間に付き合ってくれるのだから。
「もう一度挑戦してもいいか?」
「いいですよ。今度は激しく攻めてあげますね。」
「その、お手柔らかに・・・。」
私はうつ伏せにさせられると、マルクが見えないからいつくるのかとドキドキしていた。
「ひぐぅ、、あっ、あっ、、まっ、待って、、あっ、だめ、、マルク、マルク、、はげし、、マルク、、」
マルクは助走でもつけたのかと思うほどの勢いで私を奥まで貫くと、そのまま激しく腰を打ちつけた。パンパンと肌が打ちつけ合う乾いた音が響いて、耳からも激しさが伝わってくる。
背を反らし、ビクビクと震えながら快感だけに飲み込まれていく。
あぁ、また意識が・・・。
「まだ寝かしませんよ。」
そう言われて私の意識は戻ってきた。マルクのものが引き抜かれると、マルクは今度は仰向けに寝た。私はどうすればいいんだ?
「ランディー様、俺を跨いで上に乗ってください。」
「え?」
「俺のものを自分で挿れられますか?」
「やってみる。これは初めてだな。こんな方法もあるのか。勉強になる。」
私はマルクを跨いで、マルクのものを掴むと自分の中にグプッと挿れた。まだ先しか入っていないが、これは私が自ら腰を沈めるんだよな?
「んぅ、、はぁ、、ぁ、、」
ゆっくりと腰を沈めていく私のことを、下からマルクがジッと見ている。
「マルク、、入った。」
「ではランディー様がお好きなように動いてみてください。気持ちいいところを自分で探すんですよ。できますか?」
「分かった。やってみる。」
これでいいのか分からないが、私はゆっくりと上下に動き始めた。
「、、ぁ、、ぁ、、マルク、」
私が動いている姿をジッと見られているのが恥ずかしい。恥ずかしいけど、気持ちいい。
少し体を後ろに反らせると、いつもマルクが攻めてくる場所に当たって気持ちいい。
「マルク、、ぁ、、ぁ、、」
「扱いてあげますね。」
「ぁぁああ、、マルク、、ぁああ、、だめ、だめ、、あぁ、、マルク、、イクっ、、」
「ダメと言いながらしっかり腰が動いていましたよ。素晴らしいです。」
クッタリとマルクの胸に倒れ込んだ私を、マルクは優しく抱きしめて髪を撫でてくれた。
少し冷たいマルクの肌が気持ちいい。
「上手くできていたのか自信がない。」
「上手でしたよ。」
「そうか。それならよかった。」
「ほら起き上がって。俺が支えていますから、もう一度やってみましょう。」
「そうだな。忘れないうちに反復練習が必要だな。」
怠い体を起こして、またゆっくりと上下に動いてみる。激しくはできないが、自分の好きなスピードでできるのはいいな。
そんなことを思っていると、マルクはゆっくり動いている私を下から突き上げた。
「ひぁ、、あっ、あっ、あっ、、だめ、まっ、、待って、、マルク、マルク、、やぁ、、マルク、、」
そのままマルクはわたしの腰を掴んで下から激しく突き上げてきた。激しく揺さぶられて、嫌々と頭を振ると、どんどん髪が乱れていく。
「俺の上で乱れるランディー様はとても美しいですよ。下から突き上げられるのも好きですか?」
「やぁ、、マルク、、マルク、あっ、あっ、あっ、、だめだめ、、やだぁ、、もぅ、、だめぇ、、」
気持ちいいところばかり攻められて、イクと思ったら精ではなくブシューっとおしっこみたいなのが出た。マルクの上で粗相してしまうなんて・・・。
「うぅ、、ごめ、、マルク、、ごめ、、ひっく、、ごめ、、」
私が泣き出したものだから、マルクはその激しい突上げを止めて上体を起こし、そして私を抱きしめてくれた。
「私はマルクの上で粗相を・・・。」
「大丈夫ですよ。気持ちいいと出てしまうものですから。おしっこじゃないから大丈夫です。」
「そうなのか?」
「えぇ。」
その後は、抱きしめられたままずっとマルクに下から突き上げられていた。
「マルク、無知でごめん。色々教えてくれてありがとう。んん、、ぁ、、あぁ、、マルク、マルク、、気持ちいい、、マルク、、」
そして私はまたマルクの腕の中で寝てしまっていた。どうも誰かの腕に抱えられていると、私は寝てしまうことが多いように思う。そんなの子供どころか赤ちゃんではないか。恥ずかしい・・・。
と、そんなことより今は何時だ?
窓の外は暗い。まずい。勝手に屋敷の外に出たなんて怒られるかもしれない。
もう子供ではないが、父上も兄上も、私が外に出るだけで心配するし、過保護というか、敷地の中だけという約束も破ってしまった。
「マルク、今は夜か?」
「そうですね。」
「夜に森の中など歩いたりできないよな?」
「えぇ、夜行性の魔物も出ますし、地面が見えないので転ぶ程度ならいいですが、崖から転落したりする危険もあります。」
「そうだよな。私は敷地の外には出てはいけないことになっていたんだ。それを破ってしまった。しかも、夜になって私がいないとなれば、みんなが心配していると思う。」
「俺が子供に託して手紙を渡した時は外に出ていましたよね?」
「あの時は出られたんだが、あの後しばらくは屋敷の建物からも出してもらえなくなった。最近やっと敷地内ならということで外に出られるようになったんだ。」
「ランディー様は閉じ込められているのですか?」
「まぁ、そんな意図はないと思うが、悪く言えばそうだな。」
「逃げましょう。」
「え?」
「俺は強いからランディー様を守ることができます。それともずっと不自由な暮らしを強いられて生きていくのですか?帝国の友人たちにも会いに行きたいでしょう?」
「会いたい。彼らに会いたい。もうすぐ卒業なんだ。本当は一緒に卒業したかった。」
思ってはいても、ずっと口に出せなかった。一緒に卒業したかったという言葉。
「では行きましょう。少し休学していただけです。ランディー様ならすぐに勉強も取り返せます。」
「勉強はしていた。戻れるのか?私は、学園に戻れるのか?」
「俺が連れて行きますよ。ちゃんと帝国まで。」
マルクの言葉に胸が熱くなる。戻ってもいいなんてそんなこと、誰も言ってくれなかった。私の本当の気持ちを知っているのは、マルクだけだ。
「行く。帝国に行きたい。みんなと一緒に卒業したい。」
「ではさっそく明日発ちましょう。」
「嬉しい。マルク、本当にありがとう。」
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