俺たちの××

怜悧(サトシ)

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二学期編

※エンゲージピアス →side Y

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湧き上がるような熱から醒めて、抱いている東流をはっとして見下ろすと、全身を体液に濡らして喉仏を動かし見開いたままの目は焦点を失いすでに正気を失っていた。
東流は、体をおこりのようにガクガクと身震いを繰り返して、オレの背中にしがみついている。
既に萎えているペニスには、馬蹄型のピアスがキラキラと輝いている。
このピアスが刺さったままでは、東流は雄としての快感を得ることができない。
欲情してペニスを膨らませれば、ピアスが引き攣って痛みを感じるか、痛みを快感にすり替えるかしかなくなる。


東流の様子に慌てて、その大きな体を抱き寄せて、宥めるように背中をゆっくりとさする。
あんなに誓ったのに、この肉体を前にすると欲望をとめられなくなってしまう。
ペニスにピアスを刺した苦悶の表情に興奮が煽られて、激しく犯し尽くした。

「トール、トール……大丈夫か……」

耳元で囁くも痙攣はとまらず、快感にとらわれきった表情で、虚空を眺めている。
「……ッン……あ、あ、あ……ッ」
すっかりぶっ壊れたような表情も、必死にオレに縋りついてくる腕も、それでも何もかもがすべて愛しくてたまらない。

「トール、好きだよ。……大好きだからな」

あやすように告げるとひくっひくっとまぶたが動き、緩慢な様子でオレへと視点をあわせようとする。
ようやく焦点を結んだ視界で俺を食い入るように見つめ返してくる。
涎を飲み込めずに開いたままの唇が可愛らしい。

汚れてだらしのない顔がたまらない。

ぐっと甘えるように凭れかかる体が、まだ痙攣を繰り返しているのがわかる。

「……ああ、あふ…っん………やす……おれ、あたま、からだ……とけひゃって……」

どこに触れても感じてしまうのか、濡れた甘い声は呂律がまわっていない。
「ああ………どっろどろだな。トールはぐちゃぐちゃでどろどろですけべで、やらしくてたまんねえよ」
ずるりとらペニスを引っこ抜くと、どろっとオレの子種があふれ出して、ものほしそうにくぱくぱっとトールの体は求めている。
すべての東流の様子がオレの求めるものそのものでたまらなくなる。

「トール、すごく可愛いすぎてとめられなくてごめんな」

「……ぬか、ないで……とめ、ないで、いい…………とめん…な……。もっと……ほし……から……おまえ、の……だか……ら」

オレにすべてを任せて、肉を引き抜くのを嫌がるように腰を捩るが、体を預けてくるトールが心底たまらないくらい愛しい感じた。

「ああ……トールはオレのものだよ」
囁くように告げると、脚を横に開いて腰を上げて鼻を頬に擦りつける。
「なか、まら……じくじくして……もっ、と、ちんぽれ……グチュグチュ……されたい」
まだ媚薬の効果が切れないのか、切なそうに開いたアナルに、オレはまだ回復しない欲肉の代わりに、グロテスクなディルドをゆっくりと納めていく。
「ーーッう……ンンン、い、や、やすの……が、いい」
「もう少し待って……」
オレに犯されてぐちゃぐちゃになった体を、無防備に預ける東流を抱きかかえて、角度を変えて玩具を動かしてやる。
「すけべで、やらしい顔……トール、何度でも犯してあげるからね」
「……ッンンンあ、あ、いい……おぐ……ッ、おぐっ……」
「ココ?おちんちんじゃないから、そこまでとどかないかな」
囁くように言うと、東流は腰を揺らして中に求めるようにグイグイと押し付けてくる。
無意識だろうけど……とても淫猥な仕草にオレの欲望は煽られて、すっかり硬く準備が出来る。
ずるりとディルドを抜き取ると、一気に奥まで肉で壁を掻き分けるように動かして貫く。
「ーーッああ、ッああ…………うぐッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
オレは東流が完全に意識を飛ばすまで、奥を穿ち続けて、その体のいたるところに唇をおしあてて、所有の証を残しつづけた。
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