俺たちの××

怜悧(サトシ)

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三学期編

※監禁生活 →side T

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腹が張っていてたまらない。

昨夜入れられたままのお湯が下腹部でたぷたぷしていて、重たくてたまらない。
今何時だろうかと視線をあげると、朝日が少しカーテンの隙間から見える。
「…………やす、や、すっ…………な、あ、ヤス……っ、トイレいきてえ…………よ」
手枷がついたままなので、俺は頭を乗せてぐりぐりと康史の頭らへんをつつく。
腹はぐるぐるしてるし、膀胱も痛い。
康史は薄目を開いて俺をみやると、軽く目を擦り頭に手のひらを置く。
「…………トール、いくよ」
康史は起きあがると、俺の首輪にリードをつけて、四つん這いでくるんだよと、囁いてチェーンを引っ張っていく。
手枷はついたままなので、バランス悪い体勢で床を這いずり、浴室につれてこられる。
「はい、していいよ」
と言われてアナルプラグを抜かれるが、ついつい肛門に力をいれて閉じてしまう。
「したくないの?せっかく連れてきてあげたのに」
見られる羞恥と、ここが浴室だという意識に排泄する気持ちになれずに、康史を見上げる。
「…………ヤス、トイレいきてえ……」
「だめ。トールは、ここでオレにみられながらするの。それが罰なんだから、ちゃんとしなさい」
苦しさに脂汗が額に浮き出る。
少しいきむと、アナが開きかけては、躊躇してまた閉じる。
「でねえ……よ」
「…………したくないなら、また蓋するよ?」
弱音を吐いても許してくれず、俺は下腹部に力を込める。
生暖かい液体がドロッと内股を伝い、堰が切れたようにごぷっごぷっと溢れ出る感覚に、俺は呻き声をあげる。
クスリと笑い、康史はペニスにささっていたプジーを引き抜くと、俺は全身が弛緩してしまい、真っ白になるような感覚で体内の中身を吐き出した。



康史はまだ、ヨビコーから帰ってこない。

朝、丁寧に俺の首輪のチェーンを居間の柱にくくりつけて、何かあったら電話してとスマホだけを目の前に置いていった。
電話してっていったって、俺の両手は枷ついたまんまなんだけどな。
まあ、何かあったらこんな鎖くらいは引きちぎれることくらいわかってるんだろうけど。
朝から洗浄とか言って、散々腹の中身を吐き出させられ、また湯入れられて洗われたので正直ぐったりしている。
なのに、なんでちんこは元気なんだろうなァ………。
昼間に来たときは、排泄と食事だけさせて、急いで予備校に戻っていったので、そっちは放置のままだ。

あーくそ…………、セックスしてえ……。

なんだかんだ、康史は意思が固いから、やらねえって言ったらやらねえんだろうなとは思う。
ハァハァと繰り返す呼吸が熱くてどうしようもねえのに、考えることはそんなことばっかだ。
やりたくてたまんない。
そんなこと、康史と付き合う前は思ったこともなかった。
ナズとも、そりゃ付き合ってたし、そういうこともあったけど、数えるほどしかしてないし、したいとは思わなかった。

その前に、膀胱炎になったらどうすんだって話しだけどな。
怖ェから、そんなに水モン飲んでねえけど……。
目の前には、スープ皿があり手を使わないでも飲めるように水がおいてある。
まるで、犬扱いだもんなァ……。
まあ、捨てられるよりはいいんだろうけどなァ。

早く帰ってこねえかな……、腹がいてえ……。
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