俺たちの××

怜悧(サトシ)

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三学期編

※ハッピーバースデー →side T

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いっぱいいっぱいのこともあり、タンデムして康史に掴まって乗ってきたが、まだマンションに着く前の公園でいきなり下ろされた。
つか、俺はもういっぱいいっぱい欲情しきってるって言ったし、散歩なんかできる余裕はないんだが。
自己申告なんか、無意味なんだろうな。
「ヤス、早く、帰ろうぜ、なあ…………本気、やべえから、おれ」
先にバイクから降りた康史の袖を懇願するように掴むと、康史は意味ありげに、ちらちらと俺の下半身へと視線を落として意地悪な表情で、ニコリと笑う。

俺のがパンパンに腫れちまってるのはスキニーは薄いし充分分かってるはずだ。

「だからさ、俺も、限界になっちゃった。なあ、トール、ここで、ちょっとヤッてこう?」
康史は綺麗な顔で笑みを作ると、まだバイクから降りていない俺の腕を誘うように引く。
「クールダウンしてもいいけど、さがるかわからないしな」

ち、ょ、ッと待て。

確かに、木に囲まれた公園だけど、一応はここ外だぞ。
ま、屋上でしたこともあったが、屋上は登ってこなきゃ、人の気配なんかねーだろ。公園は、やっぱり夜でも気配があるし。
と、思ったが、俺もこのまま放置されるのも限界なのもあり、バイクを降りてすごすごと康史の後ろについていく。

「あ、先客いるね。ここハッテンバだからなあ」
茂みの中に同性同士のカップルらしい姿が見える。
そういう場所なのも、わかるけど、外は抵抗がまだある。

「…………ヤス、やっぱり部屋帰ってから、で、いーだろ?」
下半身はパンパンだが、やっぱりここでってのは気がひけて俺は康史の腕を引いて帰るぞとばかりに視線を公園の外に向けて首を横に振る。
「トールが煽るから、悪いんだぞ。オレが部屋まで我慢できなくなったのは、トールのせいだからね。まぁ、人いてもいいか」
よくねーだろっ、と言いかける俺の腕をグッと引くと、康史は俺の肩を近くの木へ押し付ける。
木にドンとするのは、木ドンか?
どうでもいいことを考えてると、康史は顔を近づけて、
「責任、とれよな」
つか、責任とか言われてもいいがかりだろと、にらみ下ろすが、康史は有無を言わせず唇をくっつけて舌先で撫でるように中に入ってくる。

全身の力が抜けて抗うことも出来ずに、舌を受け入れてしまい、康史の手がベルトにかかりスキニーパンツと下着が下ろされる。

まだ、剃られてからちょぼちょぼしか生えてない股間が外の風にあたりスースする。

「トールだって、こんなにグチャグチャにしちまってたら、部屋まで我慢できねーだろ?」

玉袋を撫でられて、声を堪えようと全身をこわばらせたところにいきなり指をアナルへグッと差し込まれ、俺はたまらずビシャッビシャッと精を放つ。
「ーッーあ、あ、あ……っ、や、ま、って……ッて」

あー、もー、全身と脳みそが痺れてくらくらしてくる。

抵抗しようなんて、気にもならなくなるって指の動きにずるずると木に身体をもたれて脚を開いて迎えいれてしまっていた。

「もう、イッちゃったの?やらしいな、トールは外のが興奮して感じるんじゃないの?」

脚からパンツと下着をひっこぬかれ、2本目の指をゆるゆる押し込まれるとそこから身体中が熱くなってきてたまらなくなり、腰がゆらゆら自然に揺れてしまう。

「ッ、ヤス、ッや、ハッ、ううっン……ッは」

もっとほしいと体が訴えるのに、指は刺激を焦らすように俺の腰の動きから逃げて、浅いところでにちにちと刺激を繰り返す。

「ヤバイね。ギャラリー来ちまったぜ。なあ、見られるのたまんないだろ?トール」

指の動きに、頭を木に擦り付けながら、霞む視界に映る木の影あたりから行為を覗く人影が見える。
「や、……ッ、やめ……ッ……っく、はあ……ッも、……ッや……ッ」
静かな虫の声しか聞こえない公園に、俺の声だけが響いて、羞恥心に唇を噛み締める。
「いつもより、中、熱くなってる。こうやって、外で犯されるの好きなんだろ。素直になれよ、トール」
グチュグチュと指が二本交互に掻き回して、ペニスからはだらだらと精子の残りと汁が溢れてとまらない。
人の気配が増えているのが、わかってしまう。
これは見られているのだ。
知らない奴らに、男をほしがる姿を覗かれている。
身体が羞恥心で熱くなって、奥から疼く。たまらなくなってくる。

「ーーッ、く、ン……ッく、ハァ、あ、はっあ……ッう」

声をこらえようと、口元に腕をもってこうとすると、康史に手をつかまれ、その手を自分のペニスに触れさせられる。
「トール、ほら、見られて興奮して、けつまんこ熱くしてトロトロにしてんだろ?なあ?ちがうの、言えよ?」

手を添えられて、ペニスをぐちゃぐちゃとら自慰するように擦らされる。
「や、ッ、やす……っ、や……っ、めって……っく、ふく……ッ」
奥歯を噛み締めながら、首を横に振ると、康史は、俺の脚を肩にかけてわざとらしく人に見えるような体勢をとらせる。
「ちゃんと言わないと、ずっとこのままだよ?見られて、おまんこ興奮してグチャグチャに濡らしてるって、言えよ。トール」
指がぐぷぐぷと奥まで入り込み、疼く場所の近くに触れては浅いところをかき混ぜる。
「あ、ああ、ッう、くて……ッ、み、られて……おまんこ熱い…………こうふん……して……、あ、あアッ、いく、いく……ッ、見られて、イッちま、う」
グチャグチャと激しく抉られ、俺は精子を飛ばし康史の言葉に服従して言葉にする。

人影の気配に興奮しながら、俺は全身を震わせて達した。
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