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君がためをしからざりし命さへ
side Searashi
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車に乗せた西覇は、窓の外を眺めたまま視線すら合わせてはくれない。
そんな簡単には、解れるような関係でもないことは分かっている。
昨日の今日でと西覇は言ったが、時間を置いてしまって昨日のことを、なかったことにされたくなかったのは俺の方だ。
身体からでももう離れなれなくしたいなんて、情熱的な言葉を言われて、期待しない方がおかしいだろ。
「僕のこと、信用しないほうが良いですよ」
車を駐車場に停めると、西覇は俺を横目で見やりさらっとした黒髪をかきあげながら呟く。
「最初に裏切ったのは、俺だぜ。オマエのことは全部受け入れる」
車のドアを開いて外に出ると、西覇が降りるのを待ってから、先にマンションの入り口に向かう。
「貴方をクスリ漬けにして、オヤジの闇のルートを使って人身売買するかもしれないですよ」
隣に追いついてきた彼は耳元で囁いて俺の腰をグッと抱きよせる。
エレベーターへと腰を掴んで導きながら、耳の穴へぬるりと舌先が滑り込む。
「それとも、僕のゲイ仲間に一晩いくらかで乱行させましょうか」
指先で股間を辿りながら、クチャクチャと耳をしゃぶってくる。
たとえ、それでも。
許されるなら、かまわない。
エレベーターの扉が閉まってから、俺は言葉を返す。
「オマエの好きにして構わない」
俺の言葉に、西覇は指の動きを止めて眉をキュッと寄せて俺を見返す。
「先輩。その答えは、…………不正解ですよ」
昔、俺に勉強を教えてくれた時のように、優しい口調でダメ出しをする。
エレベーターを降りると、するっと西覇は俺の財布を抜きとって、カードキーを挿し込み部屋の扉を開く。
「正解、わかりますか?」
見つめる目は、あの頃のようにすごく熱い。
夕食に誘ったというのに、すっかり俺はカレに欲情していた。
開いた玄関に入ると、西覇は俺のベルトを引き抜いて、後ろ手にぐるぐると巻きつける。
「先輩が、どうされたいのか、聞かせて」
俺がどうされたいのか。俺の言葉にカリ首をくちくちと指先で刺激しながら、西覇は笑う。
「及第点あげてもいいかな。オレはオレのモノを誰にも触らせたくはない」
その言葉だけで、身体の軸からジンジンと熱をもちカウパーが後から後から溢れて内股を濡らす。
「ッはぁ、ハァ、ッセイ、ハ……っ」
昨日とは違い弄ぶような動きではなく、意思をもって攻める動きに腰が揺らぐ。
西覇も俺に欲情しているのだと、空気で分かる。
「成春さん。期待しすぎ。ちんこもうぐちゃぐちゃですよ」
濡れた手で、尻をさぐりアナルに指を押し当てる。
名前を呼ばれただけでぞくりと身体がわななく。
「オレにハメられたくて仕方ないってやらしい顔してる」
ジンジン全身が熱をもってしまい、西覇のいうとおりはしたなく求めている。
まだ、玄関に入ったばかりなのに。
靴箱に体を寄り掛けて、体を支えるので精一杯だ。
「っ、う、ック、セイハ、セイハっ、俺、セイハがほしい」
「成春さん、オレが触れたらいつでも欲情して、穴を差し出して」
舌をくちゃくちゃさしこみながら、耳元で洗脳するように西覇は囁く。
俺は、言葉に誘われるように腰を突き出して、当てられた指を自ら飲み込むように挟みこみ、腰を揺らす。
「もっと、奥まで咥えられるよね。きもちいいよ?」
俺をためすように、囁き指を二本に増やされ、俺は脚を開いて尻を突き出して、自ら奥までくわえ、
「っひ、あ、ああ、あ、セイハ、あう、ック」
玄関の床へと劣情を撒き散らし、あさましい姿を晒す。
「無理矢理じゃなくても、オレを求めてもらえて嬉しいです。オレは貴方に欲しいと言われたいんです。わかりますか」
俺をグッと抱きよせる力は、記憶よりずっと力強い。
俺を真摯に見つめるその眼は、昔見た西覇の眼で、何も変わらない。
「セイハ、ほし、い。セイハの、入れてくれ」
覚えているのは、一度だけ。
また、抱いて欲しいとずっと願っていた。
そのためなら、何をしてもかまわないと思っていた。
だけど……。
いまは、セイハのだけが欲しい。
セイハだけのモノになりたい。
「良くできました」
どうしたいのか。
下着ごとスラックスを降ろされて、すっかり勃起している箇所に指を這わされる。
「俺をオマエのモノにして、西覇…………オマエしか要らない」
そんな簡単には、解れるような関係でもないことは分かっている。
昨日の今日でと西覇は言ったが、時間を置いてしまって昨日のことを、なかったことにされたくなかったのは俺の方だ。
身体からでももう離れなれなくしたいなんて、情熱的な言葉を言われて、期待しない方がおかしいだろ。
「僕のこと、信用しないほうが良いですよ」
車を駐車場に停めると、西覇は俺を横目で見やりさらっとした黒髪をかきあげながら呟く。
「最初に裏切ったのは、俺だぜ。オマエのことは全部受け入れる」
車のドアを開いて外に出ると、西覇が降りるのを待ってから、先にマンションの入り口に向かう。
「貴方をクスリ漬けにして、オヤジの闇のルートを使って人身売買するかもしれないですよ」
隣に追いついてきた彼は耳元で囁いて俺の腰をグッと抱きよせる。
エレベーターへと腰を掴んで導きながら、耳の穴へぬるりと舌先が滑り込む。
「それとも、僕のゲイ仲間に一晩いくらかで乱行させましょうか」
指先で股間を辿りながら、クチャクチャと耳をしゃぶってくる。
たとえ、それでも。
許されるなら、かまわない。
エレベーターの扉が閉まってから、俺は言葉を返す。
「オマエの好きにして構わない」
俺の言葉に、西覇は指の動きを止めて眉をキュッと寄せて俺を見返す。
「先輩。その答えは、…………不正解ですよ」
昔、俺に勉強を教えてくれた時のように、優しい口調でダメ出しをする。
エレベーターを降りると、するっと西覇は俺の財布を抜きとって、カードキーを挿し込み部屋の扉を開く。
「正解、わかりますか?」
見つめる目は、あの頃のようにすごく熱い。
夕食に誘ったというのに、すっかり俺はカレに欲情していた。
開いた玄関に入ると、西覇は俺のベルトを引き抜いて、後ろ手にぐるぐると巻きつける。
「先輩が、どうされたいのか、聞かせて」
俺がどうされたいのか。俺の言葉にカリ首をくちくちと指先で刺激しながら、西覇は笑う。
「及第点あげてもいいかな。オレはオレのモノを誰にも触らせたくはない」
その言葉だけで、身体の軸からジンジンと熱をもちカウパーが後から後から溢れて内股を濡らす。
「ッはぁ、ハァ、ッセイ、ハ……っ」
昨日とは違い弄ぶような動きではなく、意思をもって攻める動きに腰が揺らぐ。
西覇も俺に欲情しているのだと、空気で分かる。
「成春さん。期待しすぎ。ちんこもうぐちゃぐちゃですよ」
濡れた手で、尻をさぐりアナルに指を押し当てる。
名前を呼ばれただけでぞくりと身体がわななく。
「オレにハメられたくて仕方ないってやらしい顔してる」
ジンジン全身が熱をもってしまい、西覇のいうとおりはしたなく求めている。
まだ、玄関に入ったばかりなのに。
靴箱に体を寄り掛けて、体を支えるので精一杯だ。
「っ、う、ック、セイハ、セイハっ、俺、セイハがほしい」
「成春さん、オレが触れたらいつでも欲情して、穴を差し出して」
舌をくちゃくちゃさしこみながら、耳元で洗脳するように西覇は囁く。
俺は、言葉に誘われるように腰を突き出して、当てられた指を自ら飲み込むように挟みこみ、腰を揺らす。
「もっと、奥まで咥えられるよね。きもちいいよ?」
俺をためすように、囁き指を二本に増やされ、俺は脚を開いて尻を突き出して、自ら奥までくわえ、
「っひ、あ、ああ、あ、セイハ、あう、ック」
玄関の床へと劣情を撒き散らし、あさましい姿を晒す。
「無理矢理じゃなくても、オレを求めてもらえて嬉しいです。オレは貴方に欲しいと言われたいんです。わかりますか」
俺をグッと抱きよせる力は、記憶よりずっと力強い。
俺を真摯に見つめるその眼は、昔見た西覇の眼で、何も変わらない。
「セイハ、ほし、い。セイハの、入れてくれ」
覚えているのは、一度だけ。
また、抱いて欲しいとずっと願っていた。
そのためなら、何をしてもかまわないと思っていた。
だけど……。
いまは、セイハのだけが欲しい。
セイハだけのモノになりたい。
「良くできました」
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