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長編版
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声のした方へと目を向けて、伸ばした手を引っ込める。
「アンリエッタさん……」
「殿下。殿下はこの女に騙されています! この間、お手紙を渡しましたでしょう!? この女は殿下の婚約者に相応しくありません!!」
相応しくない。騙されている。と立て続けに投げつけられた罵倒に言葉をなくし、立ち尽くす。
そんな私を、鋭い目をした亜麻色の髪の少女は真っ直ぐに睨みつけて、会場中に響くほど大きな声を張り上げた。
「皆さん聞いてください! リシュフィ様は殿下を裏切っています! ここに証拠が」
アンリエッタさんが取り出したのは、無地の洋封筒だった。
中身は手紙のようで、文字がびっしりと書き込まれているそれの署名に書かれた名前は──リシュフィ・レストリド。私の名前だ。
裏切りの証拠と言うのは、私が書いた……手紙?
そもそも裏切りとは、なに? 何が起きているの?
殿下の側妃となる少女は私が殿下を裏切ったと宣言した。国内の貴族令息令息の集う、王立学園の卒業パーティーの会場で。
何をもって裏切りと判断されたのかわからないが、こんなことをされては、私は二度と社交界に顔を出せなくなってしまう。
いったい、私の何が殿下を裏切ったのか。
それを知りたくて手紙の内容に目を向けた瞬間、隣から聞いたことがないほどの怒声がした。
「どうしてお前がそれを持っている!!!」
ビリビリと震えるほどの怒りに、会場がシンと静まり返った。
それを気にも留めていないのか、殿下は大股でアンリエッタ嬢へと歩み寄り、その腕を掴んだ。
あの日以来避けていた光景に、殿下の怒りは心の中から吹き飛んで、胸を締め付けるほどの恐怖が沸き上がる。
そんな私を他所にアンリエッタ嬢を引きずるようにして殿下が体を向けたのは会場の出入り口だ。
それを確認して私の中の恐怖が増す中、殿下の大きな一歩分、距離が空いた。
殿下が、行ってしまう。アンリエッタさんと。……私を置いて。
「──行かないでください!!!」
叫ぶと同時に、殿下の空いた腕にしがみつく。
もう婚約は破棄すると殿下から伝えられている。それなのにこんなことをして、王太子殿下の歩みを腕ずくで止めてしまうなんて。
「置いて行かないでください……お願いします……っ」
そう思うのに、しがみついた腕を離すことはどうしてもできない。
足を止めた殿下は顔をさっと赤くして、視線をさ迷わせた。
私と、アンリエッタ嬢へと。
──いえ。私に向けられた視線は、アンリエッタ嬢へと移動する時、かなり下がっているように見える。視線の先は──アンリエッタ嬢の手元の、手紙?
私と殿下の視線が同時に手紙へと向いた瞬間、ひょいと手紙がアンリエッタ嬢の手から拾い上げられていった。
「そこはリシュフィ嬢を取られるところですよ。殿下。何を迷うことがありますか。こんなものは後からいくらでも回収できます」
手紙を手に取った声の主は、笑い混じりに殿下を窘めた。
未だしがみついたままの殿下の腕が、びくりと震えた。空いたもう片方の手が声の主へと伸びる。
「……アシュレイ。その手紙をこちらに寄越せ」
「その前に中を検めさせていただきます。リシュフィ嬢が殿下を裏切った証拠、だそうですから」
「寄越せと言っているのが分からないのか!」
再び怒声を上げた殿下はアシュレイ様から手紙を奪おうと足を踏み出したが、はっとして私へと目を向けた。私が腕にしがみついていることを思い出したらしい。
ほんの一瞬見つめ合う形になった私達はアシュレイ様の隣で静かに佇んでいたエレシアの咳払いで我に返る。
慌てて目を向ければアシュレイ様の鳶色の瞳は殿下のお顔へと向けられて一瞬大きく見開かれ、すぐに優しく細められた。
「殿下。僕は貴方様のなんですか」
問われた殿下はすぐにご友人へと伸ばしていた手を引いた。
「……無二の友人で、最も信用できる者だ」
口角を上げて頷いたアシュレイ様は私の署名が入った手紙を取り出し、落ち着いた口調で内容を読み上げた。
「……今日もあなた様のお姿を遠巻きに見つめておりました。わたくしにはこうするしかありません。あなた様の視線を独り占めすることも、そのお手に触れることも、あなた様の温かさを感じることもわたくしには出来ません」
な。
「ただこうしてペンを取り、あなた様への想いを綴るこの時間だけが、わたくしにとって最も幸せで、満ち足りた時間となるのです」
な。
「愛しています。ただあなた様だけを、どこにいようともわたくしの心はずっとあなた様だけのものです」
な……っ!!
「ああ、殿──」
「わ、わ、わ、わたくしはそんな手紙を──っ殿下に、書いた覚えはありません!!!!」
「え?」
「は?」
「ん?」
顔中に血が集まったように熱くなったが、この誤解だけは解かなければならない。だってこれ、完全なラブレターだ!!
「た、確かに殿下へお気持ちを伝えようとはしましたわよ! け、けどそんにゃっ、ラ、ラ、ラブレターを書くなんて考えてもみなかったというか、そもそも気持ちを自覚したのだってつい先日のことだし、いや確かに今世ではちょっとポエミーな気分に浸りたいお年頃ではあるのだけど、どうせ伝えるなら私は言葉で直接伝えたい派と言うか、いや確かに殿下が子供達に優しく話しかけられる姿を見たときはこの方は良い父親になるんだろうなぁとかちょっと考えちゃったりしたけどそれだって婚約者なら一度は考えるものだろうし、殿下の子供なら利発で可愛らしく失礼な悪ガキになりそうだから矯正してやろうとかそんなこと考えなかったとまでは言わな──むぐっ」
誤解を解く私の口が温かい何かに塞がれた。
鼻! 鼻まで塞がないでください死んじゃう!!
「……殿下。お止めするのが遅くありませんか。聞きたかったのですか」
「少し黙っていろアシュレイ……っ」
暴れる私の口を力ずくで塞いだ殿下の体温がぐんぐんと上がっていく。
「わ、わ、訳が分からん……! こ、これはお前が書いたものではないのか!?」
「むぐ……っ書いておりません! わたくしは直接言葉で伝えたい派です! ですから破棄もいつも直接お願いしておりましたでしょう!」
「そうだったな!!」
いつもの調子で怒鳴られる横で、アシュレイ様とエレシアの呆れた会話が聞こえてきた。
「証拠だなんだと悩んでいたことが阿呆らしくなってまいりました」
「僕も同じことを考えていたよ。やっぱり僕達は気が合うね、エレシア。愛しているよ」
「…………」
エレシアからの返事はなかった。
「お二人とも落ち着いてください。リシュフィ嬢。まだこのラブレターには続きがあるのですよ」
アシュレイ様が手を叩いて頭を抱える殿下の注意を引く。続き?
「ですから、わたくしは書いていませんったら!!」
「そうですか。ですが、リシュフィ嬢以外には書けない文章がこの後にありましてねぇ」
私以外書けない……?
目を瞬いた私に、アシュレイ様は可笑しそうに目を眇めて手紙をこちらへと向けた。
そこに書かれている文章を読んで、背筋が凍りついた。
「──ああ、殿下との婚約などなくなってしまえば良いのに。そうすれば、わたくしは大手を振ってあなた様と並ぶことが出来るのに」
何度読んでも、手紙にはそう書いてあって、最後には紛れもなくリシュフィ・レストリドの署名が入っている。
呆然とアシュレイ様へと目を向ければ、先ほど可笑しそうな目と感じたそれに篭る言い様のない冷たさを悟った。
「ね。リシュフィ嬢以外には書けないお手紙でしょう?」
声に篭る、静かな怒りも。
「アンリエッタさん……」
「殿下。殿下はこの女に騙されています! この間、お手紙を渡しましたでしょう!? この女は殿下の婚約者に相応しくありません!!」
相応しくない。騙されている。と立て続けに投げつけられた罵倒に言葉をなくし、立ち尽くす。
そんな私を、鋭い目をした亜麻色の髪の少女は真っ直ぐに睨みつけて、会場中に響くほど大きな声を張り上げた。
「皆さん聞いてください! リシュフィ様は殿下を裏切っています! ここに証拠が」
アンリエッタさんが取り出したのは、無地の洋封筒だった。
中身は手紙のようで、文字がびっしりと書き込まれているそれの署名に書かれた名前は──リシュフィ・レストリド。私の名前だ。
裏切りの証拠と言うのは、私が書いた……手紙?
そもそも裏切りとは、なに? 何が起きているの?
殿下の側妃となる少女は私が殿下を裏切ったと宣言した。国内の貴族令息令息の集う、王立学園の卒業パーティーの会場で。
何をもって裏切りと判断されたのかわからないが、こんなことをされては、私は二度と社交界に顔を出せなくなってしまう。
いったい、私の何が殿下を裏切ったのか。
それを知りたくて手紙の内容に目を向けた瞬間、隣から聞いたことがないほどの怒声がした。
「どうしてお前がそれを持っている!!!」
ビリビリと震えるほどの怒りに、会場がシンと静まり返った。
それを気にも留めていないのか、殿下は大股でアンリエッタ嬢へと歩み寄り、その腕を掴んだ。
あの日以来避けていた光景に、殿下の怒りは心の中から吹き飛んで、胸を締め付けるほどの恐怖が沸き上がる。
そんな私を他所にアンリエッタ嬢を引きずるようにして殿下が体を向けたのは会場の出入り口だ。
それを確認して私の中の恐怖が増す中、殿下の大きな一歩分、距離が空いた。
殿下が、行ってしまう。アンリエッタさんと。……私を置いて。
「──行かないでください!!!」
叫ぶと同時に、殿下の空いた腕にしがみつく。
もう婚約は破棄すると殿下から伝えられている。それなのにこんなことをして、王太子殿下の歩みを腕ずくで止めてしまうなんて。
「置いて行かないでください……お願いします……っ」
そう思うのに、しがみついた腕を離すことはどうしてもできない。
足を止めた殿下は顔をさっと赤くして、視線をさ迷わせた。
私と、アンリエッタ嬢へと。
──いえ。私に向けられた視線は、アンリエッタ嬢へと移動する時、かなり下がっているように見える。視線の先は──アンリエッタ嬢の手元の、手紙?
私と殿下の視線が同時に手紙へと向いた瞬間、ひょいと手紙がアンリエッタ嬢の手から拾い上げられていった。
「そこはリシュフィ嬢を取られるところですよ。殿下。何を迷うことがありますか。こんなものは後からいくらでも回収できます」
手紙を手に取った声の主は、笑い混じりに殿下を窘めた。
未だしがみついたままの殿下の腕が、びくりと震えた。空いたもう片方の手が声の主へと伸びる。
「……アシュレイ。その手紙をこちらに寄越せ」
「その前に中を検めさせていただきます。リシュフィ嬢が殿下を裏切った証拠、だそうですから」
「寄越せと言っているのが分からないのか!」
再び怒声を上げた殿下はアシュレイ様から手紙を奪おうと足を踏み出したが、はっとして私へと目を向けた。私が腕にしがみついていることを思い出したらしい。
ほんの一瞬見つめ合う形になった私達はアシュレイ様の隣で静かに佇んでいたエレシアの咳払いで我に返る。
慌てて目を向ければアシュレイ様の鳶色の瞳は殿下のお顔へと向けられて一瞬大きく見開かれ、すぐに優しく細められた。
「殿下。僕は貴方様のなんですか」
問われた殿下はすぐにご友人へと伸ばしていた手を引いた。
「……無二の友人で、最も信用できる者だ」
口角を上げて頷いたアシュレイ様は私の署名が入った手紙を取り出し、落ち着いた口調で内容を読み上げた。
「……今日もあなた様のお姿を遠巻きに見つめておりました。わたくしにはこうするしかありません。あなた様の視線を独り占めすることも、そのお手に触れることも、あなた様の温かさを感じることもわたくしには出来ません」
な。
「ただこうしてペンを取り、あなた様への想いを綴るこの時間だけが、わたくしにとって最も幸せで、満ち足りた時間となるのです」
な。
「愛しています。ただあなた様だけを、どこにいようともわたくしの心はずっとあなた様だけのものです」
な……っ!!
「ああ、殿──」
「わ、わ、わ、わたくしはそんな手紙を──っ殿下に、書いた覚えはありません!!!!」
「え?」
「は?」
「ん?」
顔中に血が集まったように熱くなったが、この誤解だけは解かなければならない。だってこれ、完全なラブレターだ!!
「た、確かに殿下へお気持ちを伝えようとはしましたわよ! け、けどそんにゃっ、ラ、ラ、ラブレターを書くなんて考えてもみなかったというか、そもそも気持ちを自覚したのだってつい先日のことだし、いや確かに今世ではちょっとポエミーな気分に浸りたいお年頃ではあるのだけど、どうせ伝えるなら私は言葉で直接伝えたい派と言うか、いや確かに殿下が子供達に優しく話しかけられる姿を見たときはこの方は良い父親になるんだろうなぁとかちょっと考えちゃったりしたけどそれだって婚約者なら一度は考えるものだろうし、殿下の子供なら利発で可愛らしく失礼な悪ガキになりそうだから矯正してやろうとかそんなこと考えなかったとまでは言わな──むぐっ」
誤解を解く私の口が温かい何かに塞がれた。
鼻! 鼻まで塞がないでください死んじゃう!!
「……殿下。お止めするのが遅くありませんか。聞きたかったのですか」
「少し黙っていろアシュレイ……っ」
暴れる私の口を力ずくで塞いだ殿下の体温がぐんぐんと上がっていく。
「わ、わ、訳が分からん……! こ、これはお前が書いたものではないのか!?」
「むぐ……っ書いておりません! わたくしは直接言葉で伝えたい派です! ですから破棄もいつも直接お願いしておりましたでしょう!」
「そうだったな!!」
いつもの調子で怒鳴られる横で、アシュレイ様とエレシアの呆れた会話が聞こえてきた。
「証拠だなんだと悩んでいたことが阿呆らしくなってまいりました」
「僕も同じことを考えていたよ。やっぱり僕達は気が合うね、エレシア。愛しているよ」
「…………」
エレシアからの返事はなかった。
「お二人とも落ち着いてください。リシュフィ嬢。まだこのラブレターには続きがあるのですよ」
アシュレイ様が手を叩いて頭を抱える殿下の注意を引く。続き?
「ですから、わたくしは書いていませんったら!!」
「そうですか。ですが、リシュフィ嬢以外には書けない文章がこの後にありましてねぇ」
私以外書けない……?
目を瞬いた私に、アシュレイ様は可笑しそうに目を眇めて手紙をこちらへと向けた。
そこに書かれている文章を読んで、背筋が凍りついた。
「──ああ、殿下との婚約などなくなってしまえば良いのに。そうすれば、わたくしは大手を振ってあなた様と並ぶことが出来るのに」
何度読んでも、手紙にはそう書いてあって、最後には紛れもなくリシュフィ・レストリドの署名が入っている。
呆然とアシュレイ様へと目を向ければ、先ほど可笑しそうな目と感じたそれに篭る言い様のない冷たさを悟った。
「ね。リシュフィ嬢以外には書けないお手紙でしょう?」
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