104 / 138
第五章 王宮の花
番外 ダラス・マンデマールの淫らな夢5
「さ、馬に跨ってください」
ダラスは、尻を震わせて這っている王兄を引き起こした。
代わりに自らが敷物の上に寝そべると、すっかり頬を上気させた王兄が、ノロノロと緩慢な動きでダラスを跨いだ。乗馬服の上着の裾から、青く染めた革の拘束具が見える。
「もう、これを取っても良かろう……?」
王兄の手が、ダラスの手を取って足の間に導いた。勃起できぬように嵌められた革の貞操帯だ。
ダラスは首を横に振る。
「それは嵌めたままです。その方が感じやすくなって、お尻で逝きやすくなるのがわかったでしょう」
淫らな肉体を持ちながら性に未熟なままの王兄に、ダラスは様々な悦びを教えてやった。これもそのうちの一つだ。
娼館が男娼を調教するときに用いる手法だが、尻穴での快楽を教え込むにはこれが一番早い。
「さ、貴方様の馬を走らせましょう」
元々矜持の高い王兄は悔しそうに唇を噛んだが、ダラスの促しに逆らわなかった。
先ほど口で大きく育てた怒張の上に尻を構え、自らの手で尻肉を左右に開いて、ゆっくりとその上に腰を下ろしていく。
緩く解れた柔肉に、ダラスの肉棒が呑み込まれて……。
「あぁ……」
根元まで収めると、王兄が熱い溜息を吐いた。
温かい柔肉に包み込まれて、ダラスも満足げに息を吐く。
手つかずの固い蕾が、自身の手の中で淫らに花開いていくのを感じるのは、ダラスの自尊心をこれ以上ないほど満たしてくれた。
「今日は蕩けそうに私を迎え入れてくださいますな。いつもは拒むように硬く口を閉じていらっしゃるのに」
「私がいつ、そなたを拒んだッ……」
悪態を吐きながらも、王兄は腰を揺さぶり始めた。
我慢の効かない貴人にダラスは動きを合わせてやる。
肩のところで切り揃えた髪を揺らして、細身の体が腹の上で規則的に揺れていた。馬ならば常歩と言ったところか。
王宮育ちの王兄は乗馬の経験が浅いらしく、ここへ連れてきた時にはひとりで馬にも乗れなかったが、漸く慣れてきたようだ。――本物の馬にも、忠実な臣下という馬に跨ることにも。
「ああぁ……いい……、馬はいい、ぞ……」
王兄がうっとりした声でそう呟く。
ダラスは敷物の上に体を伸ばして、下から王兄を見上げた。
白金の髪が太陽の光に煌めいて美しい。汗ばんだ白い肌も希少な真珠のように輝いて見える。
北方人と言えば、低能で強情で、縛り付けて尻を出させるしか能がないと思っていたが、この王兄は違う。
教養も気品もあり、その姿は花のように嫋やかで美しいのに、臍から下だけは滅多とないほどの淫蕩な高級娼婦だ。
これ以上の性奴はどこにも居るまい。
「そろそろ駈歩になりますよ」
王兄の息が上がってきた。快感が深くなってきたのだろう。
それを感じ取り、速度を高めて責め立てる前に、ダラスは手を伸ばして王兄の乗馬服の留め具を外していった。
滑らかな白い腹が現れ、青い紐で腰に結び付けた貞操帯が露わになる。
さらに上の方まで釦を開けていくと、王兄が恥ずかしそうに頬を染めた。
白くなだらかな胸の両側に、一対の黄金の輪が光っていた。
大粒の青玉を中央にあしらった金の環が、二つの乳首を飾っていた。
「大きくていやらしい乳首になりましたね」
「あっ……あっ……」
ふっくらと盛り上がった肉粒に触れると、王兄が絶え入りそうな声を上げて悶えた。
王都にいる間に毎夜乳飾りで挟んでやったので、可憐なほど小さかった王兄の乳首は、男の情欲を誘う膨れた肉粒になった。
『そなたの所有物になった証が欲しい』
そう願った王兄のために、ダラスはマンデマールに来た日に王兄の乳首に手ずから穴をあけ、この見事な青玉の環を通してやったのだ。
それでもまだ慎ましかった乳首は、石の重みであれからさらに大きくなったようだ。男を魅了するに十分な色と形になっている。
「走りますよ」
「ぁ、あッ……ッ!」
下から激しく突き上げると、王兄が鼻声を上げて仰け反った。一対の環が振り子のように大きく揺れる。
悶えて浅く腰を浮かせたところを、ダラスは肉の凶器で下から貫いた。
「あひぃ――――ッ!」
娼婦のような声を上げて逃げかかる腰を捕らえ、疾走する馬のごとく下から突き上げる。
白い両腿がダラスの胴をしっかりと挟み込み、手は手綱を握るようにはだけた乗馬服の裾を握りしめた。
「速く! もっと速く走らせて!」
「……ぅあ! ぁああッ……ぁあ――ッ!」
王兄の乗った馬はどんどん速度を上げていく。
青玉をつけた環が激しく揺れて肌を叩いた。乳首が千切れそうなほど伸びて王兄を啼かせる。
貞操帯の隙間から、ダラスの腹の上に透明な液が零れ落ちた。
「ひぃ……ひ、あひぃい!……ダラスッ、この暴れ馬めッ……ぁああああッ」
――国一番の名馬を捉まえて、暴れ馬とは。
王兄の吐いた悪態にダラスは眉を顰める。
王都にいた時は仕えるべき主君であったが、マンデマールにおいては王兄はダラスの愛妾だ。
主人に対する口の利き方というものを、そろそろ教えてやらねばなるまい。
「走りなさい! 種付けしてほしくば、もっと速く!」
馬の尻を鞭打つように、王兄の尻を平手で打つ。
高い悲鳴を上げた王兄は、伸び上がったまま体を硬直させると、貞操帯の先から服従の蜜を垂れ流した。
******
ダラスは、尻を震わせて這っている王兄を引き起こした。
代わりに自らが敷物の上に寝そべると、すっかり頬を上気させた王兄が、ノロノロと緩慢な動きでダラスを跨いだ。乗馬服の上着の裾から、青く染めた革の拘束具が見える。
「もう、これを取っても良かろう……?」
王兄の手が、ダラスの手を取って足の間に導いた。勃起できぬように嵌められた革の貞操帯だ。
ダラスは首を横に振る。
「それは嵌めたままです。その方が感じやすくなって、お尻で逝きやすくなるのがわかったでしょう」
淫らな肉体を持ちながら性に未熟なままの王兄に、ダラスは様々な悦びを教えてやった。これもそのうちの一つだ。
娼館が男娼を調教するときに用いる手法だが、尻穴での快楽を教え込むにはこれが一番早い。
「さ、貴方様の馬を走らせましょう」
元々矜持の高い王兄は悔しそうに唇を噛んだが、ダラスの促しに逆らわなかった。
先ほど口で大きく育てた怒張の上に尻を構え、自らの手で尻肉を左右に開いて、ゆっくりとその上に腰を下ろしていく。
緩く解れた柔肉に、ダラスの肉棒が呑み込まれて……。
「あぁ……」
根元まで収めると、王兄が熱い溜息を吐いた。
温かい柔肉に包み込まれて、ダラスも満足げに息を吐く。
手つかずの固い蕾が、自身の手の中で淫らに花開いていくのを感じるのは、ダラスの自尊心をこれ以上ないほど満たしてくれた。
「今日は蕩けそうに私を迎え入れてくださいますな。いつもは拒むように硬く口を閉じていらっしゃるのに」
「私がいつ、そなたを拒んだッ……」
悪態を吐きながらも、王兄は腰を揺さぶり始めた。
我慢の効かない貴人にダラスは動きを合わせてやる。
肩のところで切り揃えた髪を揺らして、細身の体が腹の上で規則的に揺れていた。馬ならば常歩と言ったところか。
王宮育ちの王兄は乗馬の経験が浅いらしく、ここへ連れてきた時にはひとりで馬にも乗れなかったが、漸く慣れてきたようだ。――本物の馬にも、忠実な臣下という馬に跨ることにも。
「ああぁ……いい……、馬はいい、ぞ……」
王兄がうっとりした声でそう呟く。
ダラスは敷物の上に体を伸ばして、下から王兄を見上げた。
白金の髪が太陽の光に煌めいて美しい。汗ばんだ白い肌も希少な真珠のように輝いて見える。
北方人と言えば、低能で強情で、縛り付けて尻を出させるしか能がないと思っていたが、この王兄は違う。
教養も気品もあり、その姿は花のように嫋やかで美しいのに、臍から下だけは滅多とないほどの淫蕩な高級娼婦だ。
これ以上の性奴はどこにも居るまい。
「そろそろ駈歩になりますよ」
王兄の息が上がってきた。快感が深くなってきたのだろう。
それを感じ取り、速度を高めて責め立てる前に、ダラスは手を伸ばして王兄の乗馬服の留め具を外していった。
滑らかな白い腹が現れ、青い紐で腰に結び付けた貞操帯が露わになる。
さらに上の方まで釦を開けていくと、王兄が恥ずかしそうに頬を染めた。
白くなだらかな胸の両側に、一対の黄金の輪が光っていた。
大粒の青玉を中央にあしらった金の環が、二つの乳首を飾っていた。
「大きくていやらしい乳首になりましたね」
「あっ……あっ……」
ふっくらと盛り上がった肉粒に触れると、王兄が絶え入りそうな声を上げて悶えた。
王都にいる間に毎夜乳飾りで挟んでやったので、可憐なほど小さかった王兄の乳首は、男の情欲を誘う膨れた肉粒になった。
『そなたの所有物になった証が欲しい』
そう願った王兄のために、ダラスはマンデマールに来た日に王兄の乳首に手ずから穴をあけ、この見事な青玉の環を通してやったのだ。
それでもまだ慎ましかった乳首は、石の重みであれからさらに大きくなったようだ。男を魅了するに十分な色と形になっている。
「走りますよ」
「ぁ、あッ……ッ!」
下から激しく突き上げると、王兄が鼻声を上げて仰け反った。一対の環が振り子のように大きく揺れる。
悶えて浅く腰を浮かせたところを、ダラスは肉の凶器で下から貫いた。
「あひぃ――――ッ!」
娼婦のような声を上げて逃げかかる腰を捕らえ、疾走する馬のごとく下から突き上げる。
白い両腿がダラスの胴をしっかりと挟み込み、手は手綱を握るようにはだけた乗馬服の裾を握りしめた。
「速く! もっと速く走らせて!」
「……ぅあ! ぁああッ……ぁあ――ッ!」
王兄の乗った馬はどんどん速度を上げていく。
青玉をつけた環が激しく揺れて肌を叩いた。乳首が千切れそうなほど伸びて王兄を啼かせる。
貞操帯の隙間から、ダラスの腹の上に透明な液が零れ落ちた。
「ひぃ……ひ、あひぃい!……ダラスッ、この暴れ馬めッ……ぁああああッ」
――国一番の名馬を捉まえて、暴れ馬とは。
王兄の吐いた悪態にダラスは眉を顰める。
王都にいた時は仕えるべき主君であったが、マンデマールにおいては王兄はダラスの愛妾だ。
主人に対する口の利き方というものを、そろそろ教えてやらねばなるまい。
「走りなさい! 種付けしてほしくば、もっと速く!」
馬の尻を鞭打つように、王兄の尻を平手で打つ。
高い悲鳴を上げた王兄は、伸び上がったまま体を硬直させると、貞操帯の先から服従の蜜を垂れ流した。
******
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。