3 / 14
第一章 転生と『はじまりの都市』アフィリシティ
第3話 食事
しおりを挟む
「もったいないと思いませんか!?」
ひとまず危険な森を抜けたところで、エリスはすごい勢いで俺に詰め寄った。
俺の服の胸元を掴み、身長差を必死に埋めて顔を近づけてくる。
ちょっ、近いって。
「その力は本当に桁違いなんです! 今すぐ冒険者協会に登録しましょうよ!」
「だから興味ないって」
「どうしてなんですかっ!」
「えー、だってさ」
俺は思っていることを正直に話す。
この世界をあちこちゆるっと旅してまわりたいこととか、そのためにあんま有名にはなりたくないこととか。
それを聞いたエリスは、俺の服から手を離すと頭を抱えた。
「もったいない……。とんでもない逸材だというのに……」
「ごめんて。でも、そういうわけだから」
エリスは大きくため息をつくと、自分に気持ちを切り替えさせるかのように言った。
「とりあえず、街まで行きましょうか」
「そうしよう」
「ここから近いのか?」
「はい。もう少しで見えてきますよ」
森を抜けた先の道は、ちょっとした上り坂になっている。
2人で並んで歩き、坂の頂点まで来たところで、エリスが前方を指差した。
「あそこです。この大陸の中心都市、アフィリシティです」
「おお~。遠目からでも、かなり大きく見えるな」
「当然ですよ。だってアフィリシティは、ただ大陸のど真ん中にあるだけではなく、交易や政治など全ての中心となる都市ですから」
エリスは得意気に解説して胸を張った。
実際、遠くからでも城壁がとんでもなく高いことが分かる。
近づくにつれて道を歩く人も増え、門のところではさかんに人々が出入りしていた。
「すごい賑やかだな」
「ここはいつもこんな感じです。イベントがある時期になれば、人の数はこんなものじゃないですよ」
「うへぇ……これより増えるのか……」
現時点ですら、シーズン最中の有名観光地くらいの賑わいを見せている。
これを超えてくる時期があるなんて、すごいもんだな。
でもこの賑わいを知らない地で感じると、すでにちょっと旅行に来た感じがして楽しい。
様々な服装の多様な人たちがいるのもまた、異国情緒を盛り上げる。
「とりあえずご飯でもいかがですか? 食事をしながら、この大陸のことを教えて差し上げますけど」
「それは本当にありがたい。でも俺、お金は一切持ってないぞ?」
「仕方ありませんね。奢ってあげます」
「うお~。神様仏様エリス様ぁ~」
「何ですかそれ」
怪訝そうな表情を浮かべるエリス。
いまいち伝わらなかったか。
でも彼女、本当に優しい。
俺を起こしてくれただけでなく、街に連れてきてご飯まで食べさせてくれるとはな。
「助け合いは大事ですよ~」
そう言ってはにかむエリスに連れられ、俺たちはレストランにやってきた。
端の方の席に、エリスと向かい合って座る。
メニューを開いてみると、『鶏肉のパイ包み焼き』とか『牛肉のスパイシーソテー』とか『本日の彩りサラダ』とか分かりやすい料理名が書かれている。
わけの分からないメニューが並んでたらどうしようかと思ったけど、これならイメージもつきやすいし食べたいものが食べられるな。
安心安心。まあ、横に書かれてる金額が高いのか安いのかは、奢られる側の俺には分からないんだけど。
「私は『たっぷりチーズのポテトグラタン』にします。ドリンクは……ぶどうジュースにしておきますかね~。お昼からワインは罪悪感が……」
「昼酒の罪悪感は分からないでもないな。俺は『鶏肉と玉ねぎのレモンパスタ』にしようっと。ドリンクは同じので」
「分かりました。店員さ~ん!」
エリスは制服姿の店員さんを呼ぶと、てきぱき注文を済ませる。
あとは料理が来るのを待つだけだ。
「それではそれでは、私がこの大陸について教えてあげましょう」
「お願いします、エリス先生」
どうやらこの待ち時間を利用して、この世界のことを教えてくれるみたいだ。
これから暮らす場所のことだから、ちゃんと聞いておかないとな。
「この大陸――名前はメード大陸といいます。一般的には、メードは省いて“大陸”とだけ言われることが多いんですけどね。その中心にあるのが、ここアフィリシティです。この都市を取り囲むように、大陸にはいくつもの国が形成されています」
「具体的にはどんな国があるんだ?」
「そうですね……この都市から一番近くにあるのは、エメラという国です。通称は《宝石の国》」
「《宝石の国》……。なんかすごそうな名前だな」
「エメラではたくさんの鉱石が取れるんです。この大陸で産出される鉱石のうち、8割がエメラで取れるものなんですよ。それに伴って、エメラには工夫や加工する職人、宝石商などがたくさん住んでいます。例えばほら」
エリスが髪をかき上げて、左耳をアピールしてくる。
そこには青い宝石のついたピアスが光っていた。
小さな宝石ではあるが、とてもきれいな光を放っている。
「これもエメラで産出され、エメラで加工されたものです。以前に行った時に買ったんですよ。ちょっと高かったんですけど、自分へのご褒美です」
「ああ、すごくきれいだな」
「そうでしょそうでしょ~」
エリスは嬉しそうに笑うと、軽く自分の耳たぶを触った。
え、何このかわいい生き物。
「エメラが《宝石の国》であるように、この大陸の国々はどこも独自の特色を持っています。それが全て集まってくるのが、ここアフィリシティというわけです」
「だからこんなに、人の服装とか売ってるものとかも多種多様なんだな」
「その通りです。そういう意味で言うと、この大陸はあちこち旅行するには楽しい場所だと思います」
いや、絶対に楽しいに決まってる。
各地のきれいな景色や美味しいグルメを味わって、それを写真に収めて……って、さすがにこの世界にカメラはないか。
「ん?」
俺はふと、今まで気づかなかった違和感を覚えた。
ポケットに何か入っている。
取り出してみると……え!? スマホ!?
「なななな何で!?」
驚きのあまり、大きい声が出てしまう。
スマホがある!
てっきり異世界だから、こういった類のものは持ち込めないとばかり思っていた。
服装も社畜の制服であるスーツから変わってたし。
もしかしてこれも、一種のチートってやつか?
「それ、何ですか?」
「これはスマホって言うんだけど……」
ホームボタンを押してみると……おおっ、起動する。
でも電波がない。
SNSもゲームも、軒並み圏外で使用不可だ。
まあ、そう上手くはいかないよな。
でもこのスマホがあれば……
「エリス、ちょっとこっち見て」
俺はカメラを起動して、レンズをエリスに向けた。
そしてきょとんとしている彼女をパシャリ。
取れた写真を、エリスに見せてあげる。
「スマホっていうのは、その時の瞬間をこうやって写真ってのに残しておけるんだ」
「えっ!? すごい! すごいです! これ、さっきの私ですよね!?」
「そうだよ」
エリスもテンションが上がり、思わず声が大きくなる。
スマホとしての大半の機能は使えないけど、でもカメラは使えるみたいだ。
おかげさまで景色や料理を写真に取れる。
思い出を残しておけるってわけだ。
「お待たせしました~」
そうこうしているうちに、料理がやってきた。
異世界に来て初めての食事。
記念すべき一食を、早速カメラで撮影しておく。
そしてフォークとスプーンを握った。
「美味しそうだな~」
「ええ。ここの料理はどれも本当に美味しいですよ」
レモンの爽やかな香りと、きれいに焼き目がついた鶏肉と玉ねぎに食欲を刺激される。
お腹ペコペコの俺は、たまらずパスタを巻いて口に運んだ。
「うまっ……」
鶏肉の脂をレモンが程よく中和して、そこに玉ねぎの甘味がのっかってくる。
まろやかでありながら、さっぱりも兼ね備えたパスタだ。
麺の茹で加減も、ちょっと固めで俺好み。
ああ、こんなに美味しいご飯を食べたのはいつぶりだろう。
いっつも仕事から帰ったら作る気力なんてなくて、出来合いの決まりきったコンビニ飯だったからなぁ。
こんなに温かくて美味しい料理、涙が出てきそうだ。
「ちょ、ちょっと、何で泣いてるんですか」
エリスに言われて気付く。
涙が出そうどころか、俺は泣いていた。
辛い境遇があったからこそとはいえ、これは幸せの涙だ。
「美味すぎて感動したのかも」
「変な人ですね。確かに美味しいですけど」
くすっと笑ったエリスと一緒に、俺は異世界の食事を堪能したのだった。
ひとまず危険な森を抜けたところで、エリスはすごい勢いで俺に詰め寄った。
俺の服の胸元を掴み、身長差を必死に埋めて顔を近づけてくる。
ちょっ、近いって。
「その力は本当に桁違いなんです! 今すぐ冒険者協会に登録しましょうよ!」
「だから興味ないって」
「どうしてなんですかっ!」
「えー、だってさ」
俺は思っていることを正直に話す。
この世界をあちこちゆるっと旅してまわりたいこととか、そのためにあんま有名にはなりたくないこととか。
それを聞いたエリスは、俺の服から手を離すと頭を抱えた。
「もったいない……。とんでもない逸材だというのに……」
「ごめんて。でも、そういうわけだから」
エリスは大きくため息をつくと、自分に気持ちを切り替えさせるかのように言った。
「とりあえず、街まで行きましょうか」
「そうしよう」
「ここから近いのか?」
「はい。もう少しで見えてきますよ」
森を抜けた先の道は、ちょっとした上り坂になっている。
2人で並んで歩き、坂の頂点まで来たところで、エリスが前方を指差した。
「あそこです。この大陸の中心都市、アフィリシティです」
「おお~。遠目からでも、かなり大きく見えるな」
「当然ですよ。だってアフィリシティは、ただ大陸のど真ん中にあるだけではなく、交易や政治など全ての中心となる都市ですから」
エリスは得意気に解説して胸を張った。
実際、遠くからでも城壁がとんでもなく高いことが分かる。
近づくにつれて道を歩く人も増え、門のところではさかんに人々が出入りしていた。
「すごい賑やかだな」
「ここはいつもこんな感じです。イベントがある時期になれば、人の数はこんなものじゃないですよ」
「うへぇ……これより増えるのか……」
現時点ですら、シーズン最中の有名観光地くらいの賑わいを見せている。
これを超えてくる時期があるなんて、すごいもんだな。
でもこの賑わいを知らない地で感じると、すでにちょっと旅行に来た感じがして楽しい。
様々な服装の多様な人たちがいるのもまた、異国情緒を盛り上げる。
「とりあえずご飯でもいかがですか? 食事をしながら、この大陸のことを教えて差し上げますけど」
「それは本当にありがたい。でも俺、お金は一切持ってないぞ?」
「仕方ありませんね。奢ってあげます」
「うお~。神様仏様エリス様ぁ~」
「何ですかそれ」
怪訝そうな表情を浮かべるエリス。
いまいち伝わらなかったか。
でも彼女、本当に優しい。
俺を起こしてくれただけでなく、街に連れてきてご飯まで食べさせてくれるとはな。
「助け合いは大事ですよ~」
そう言ってはにかむエリスに連れられ、俺たちはレストランにやってきた。
端の方の席に、エリスと向かい合って座る。
メニューを開いてみると、『鶏肉のパイ包み焼き』とか『牛肉のスパイシーソテー』とか『本日の彩りサラダ』とか分かりやすい料理名が書かれている。
わけの分からないメニューが並んでたらどうしようかと思ったけど、これならイメージもつきやすいし食べたいものが食べられるな。
安心安心。まあ、横に書かれてる金額が高いのか安いのかは、奢られる側の俺には分からないんだけど。
「私は『たっぷりチーズのポテトグラタン』にします。ドリンクは……ぶどうジュースにしておきますかね~。お昼からワインは罪悪感が……」
「昼酒の罪悪感は分からないでもないな。俺は『鶏肉と玉ねぎのレモンパスタ』にしようっと。ドリンクは同じので」
「分かりました。店員さ~ん!」
エリスは制服姿の店員さんを呼ぶと、てきぱき注文を済ませる。
あとは料理が来るのを待つだけだ。
「それではそれでは、私がこの大陸について教えてあげましょう」
「お願いします、エリス先生」
どうやらこの待ち時間を利用して、この世界のことを教えてくれるみたいだ。
これから暮らす場所のことだから、ちゃんと聞いておかないとな。
「この大陸――名前はメード大陸といいます。一般的には、メードは省いて“大陸”とだけ言われることが多いんですけどね。その中心にあるのが、ここアフィリシティです。この都市を取り囲むように、大陸にはいくつもの国が形成されています」
「具体的にはどんな国があるんだ?」
「そうですね……この都市から一番近くにあるのは、エメラという国です。通称は《宝石の国》」
「《宝石の国》……。なんかすごそうな名前だな」
「エメラではたくさんの鉱石が取れるんです。この大陸で産出される鉱石のうち、8割がエメラで取れるものなんですよ。それに伴って、エメラには工夫や加工する職人、宝石商などがたくさん住んでいます。例えばほら」
エリスが髪をかき上げて、左耳をアピールしてくる。
そこには青い宝石のついたピアスが光っていた。
小さな宝石ではあるが、とてもきれいな光を放っている。
「これもエメラで産出され、エメラで加工されたものです。以前に行った時に買ったんですよ。ちょっと高かったんですけど、自分へのご褒美です」
「ああ、すごくきれいだな」
「そうでしょそうでしょ~」
エリスは嬉しそうに笑うと、軽く自分の耳たぶを触った。
え、何このかわいい生き物。
「エメラが《宝石の国》であるように、この大陸の国々はどこも独自の特色を持っています。それが全て集まってくるのが、ここアフィリシティというわけです」
「だからこんなに、人の服装とか売ってるものとかも多種多様なんだな」
「その通りです。そういう意味で言うと、この大陸はあちこち旅行するには楽しい場所だと思います」
いや、絶対に楽しいに決まってる。
各地のきれいな景色や美味しいグルメを味わって、それを写真に収めて……って、さすがにこの世界にカメラはないか。
「ん?」
俺はふと、今まで気づかなかった違和感を覚えた。
ポケットに何か入っている。
取り出してみると……え!? スマホ!?
「なななな何で!?」
驚きのあまり、大きい声が出てしまう。
スマホがある!
てっきり異世界だから、こういった類のものは持ち込めないとばかり思っていた。
服装も社畜の制服であるスーツから変わってたし。
もしかしてこれも、一種のチートってやつか?
「それ、何ですか?」
「これはスマホって言うんだけど……」
ホームボタンを押してみると……おおっ、起動する。
でも電波がない。
SNSもゲームも、軒並み圏外で使用不可だ。
まあ、そう上手くはいかないよな。
でもこのスマホがあれば……
「エリス、ちょっとこっち見て」
俺はカメラを起動して、レンズをエリスに向けた。
そしてきょとんとしている彼女をパシャリ。
取れた写真を、エリスに見せてあげる。
「スマホっていうのは、その時の瞬間をこうやって写真ってのに残しておけるんだ」
「えっ!? すごい! すごいです! これ、さっきの私ですよね!?」
「そうだよ」
エリスもテンションが上がり、思わず声が大きくなる。
スマホとしての大半の機能は使えないけど、でもカメラは使えるみたいだ。
おかげさまで景色や料理を写真に取れる。
思い出を残しておけるってわけだ。
「お待たせしました~」
そうこうしているうちに、料理がやってきた。
異世界に来て初めての食事。
記念すべき一食を、早速カメラで撮影しておく。
そしてフォークとスプーンを握った。
「美味しそうだな~」
「ええ。ここの料理はどれも本当に美味しいですよ」
レモンの爽やかな香りと、きれいに焼き目がついた鶏肉と玉ねぎに食欲を刺激される。
お腹ペコペコの俺は、たまらずパスタを巻いて口に運んだ。
「うまっ……」
鶏肉の脂をレモンが程よく中和して、そこに玉ねぎの甘味がのっかってくる。
まろやかでありながら、さっぱりも兼ね備えたパスタだ。
麺の茹で加減も、ちょっと固めで俺好み。
ああ、こんなに美味しいご飯を食べたのはいつぶりだろう。
いっつも仕事から帰ったら作る気力なんてなくて、出来合いの決まりきったコンビニ飯だったからなぁ。
こんなに温かくて美味しい料理、涙が出てきそうだ。
「ちょ、ちょっと、何で泣いてるんですか」
エリスに言われて気付く。
涙が出そうどころか、俺は泣いていた。
辛い境遇があったからこそとはいえ、これは幸せの涙だ。
「美味すぎて感動したのかも」
「変な人ですね。確かに美味しいですけど」
くすっと笑ったエリスと一緒に、俺は異世界の食事を堪能したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
貞操逆転世界の「内助の功」~掃除と料理を極めた俺が、脳筋幼馴染を女王にするまで~
ありゃくね
ファンタジー
前世の記憶が目覚めたそこは、男女の貞操が逆転した異世界だった。
彼が繰り出すのは、現代知識を活かした「お掃除アイテム」、そして胃袋を掴む「絶品手料理」。 ただ快適に暮らしたいだけのマシロの行動は、男に飢えた女騎士たちを狂わせ、国の常識さえも変える一大革命へと繋がっていく。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる